カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2021年10月

日記: 10月16日(2021年)

 ローダウン後のバイクの走行感の確認に、近所の道を走り、ついでに近くの峠っぽいところまで行ってきた。

 結果からすると、私レベルの乗り手では、乗り味の差なんてものはちっともさっぱりわかりませんでした。全然変わってない気がする。

 これを良く解釈すれば、ローダウンに合わせた突き出しの調整が上手く、乗り味への影響が抑えられた・・・と思えるかもしれない。そう思っておこう。

 若干感じたのは、視線がちょっとだけ低くなったかも、地を這う感じになったかも、というくらい。実際のところは、多くとも3cmくらいしかポジション高は変わっていないはずなので、さしたる変化はないと思うんだけどね。この辺は心理的な問題かもしれない。

 今回は走ることそのものが目的の、試験的な走行だったので、どこかに立ち寄って休憩するようなこともせずに、ただひたすら1時間半くらい走り回って帰ってきた。

 信号待ちなどでつま先立ちする必要がなくなったおかげで、こういう走り通しのシチュエーションでも、体力的に余裕が増えたような気はするかな。これも気のせいかな。

日記: 10月15日(2021年)

 今年は海を見てないなぁ。

 っていうか、去年も見てないなぁ。

 ってことで、数年ぶりの海を見に、有休を取って江の島までドライブしてきた。

 有休を取って観光地に行く、というと、例の骨折事故を起こした奥多摩ツーリング以来。あの黒い思い出を払拭するためにも、今回はより一層の安全運転を意識して行ってきた。

 ちなみに当初はバイクによる「江の島ツーリング」にする予定だったんだけど、諸般の事情によりミニ(四輪車)に変更。ミニによる「江の島ドライブ」と相成った。

 そのミニは、車検整備明けで調子は良かったものの、ダッシュパネルが外れかけたり、相変わらずビリビリ音がしたり、オーディオのリモコンホルダーが壊れたり、スマホナビが熱暴走で止まったりと、いつも通りに小さいトラブルは山積していた。まぁ、これがミニだわな。

 到着した江の島の人口密度は、平日ということでそこそこどまり。午後の帰り際には、ずいぶんと人が増えていたものの、コロナ禍の中でもそれなりに落ち着いて観光をすることができた。わざわざ有休を取った目論見通りだ。

 観光の白眉だったのは、好天の中のシーキャンドル(灯台)からの絶景と、写真のお昼ご飯かな。

 ちょうど正午近辺に登ったシーキャンドルの展望デッキは、強い風もなく、日当たりはぽかぽかと温かく、そして見渡す限りの青空と青い海。最高の条件がそろっていて、供えられたベンチに座っていると、いつまでもそこにいられそうな気分だった。

 昼食はシーキャンドルから奥津宮までの途中にあった、それなりに有名そうなお店で頂いた。しらすのかき揚げ丼に、単品の焼きはまぐりを2つ。まぁ、見た通りの味。不味いわけがない。うまい。

 帰り際には、有名なたこせんでも買い食いしようかな、とも思ったんだけど、その時間帯になると仲見世も込み合ってきていて、その中でたこせんかじるのも落ち着かないな、と思ったのでそのまま撤退。

 その代わりに、帰り道の厚木PAで、ちょっとお高いソフトクリームを食べて、帰路についた。これも美味かった。

日記: 10月3日(2021年)

 日付が古いけどあまり深い意味はない。

 実際にその日付に写真はアップしたんだけど、文章を作り忘れていたというだけだ。アップした写真のファイル名(タイムスタンプを名前にしている)を変えるのが面倒くさかったので、記事をそれに合わせた次第。

 いきなり話がそれた。本題に入ろう。

 写真のような物体を購入した。

 キーホルダーのなかで鍵類に混ざっている、しゃもじのような、錨のような、ハンマーヘッドシャークのような、プラナリアのような、そんな形状の青い金属片のことだ。

 さて問題です。これはなんでしょう。

 ・・・。

 ・・・。

 はい、時間切れです。

 正解は、ヘルメットホルダーの延長金具、のようなものでした。

 つまりどういうことかって? うーん。

 どういうものか、ということを長々と文章で説明しようとはしたものの、それは難しそうだったのでやめた。

 とはいえ、この金属片が一体どういう仕組みで「延長金具」になるのかは、ちょっと気になるかもしれない。検索すればいろいろでてくるので、どうしても知りたい人は各自調べてもらいたい。ここでは、ヘルメットホルダーまで届かないあごひもをヘルメットホルダーまで届かせる延長金具、と言うに留める。すまぬ。

 で、なんだってこんなものを買ったかというと、まぁ、そのままなんだけど、ヘルメットホルダーにヘルメットのDリングが届かなくなったからだ。

 ヘルメットホルダーというのはバイクに備えられた装備のひとつ。鍵で開閉するフック、という形状のものであり、ヘルメットのあごひものDリングをそのフックにひっかけて、ヘルメットをバイクにセキュアに固定しておくためのものになる。

 しかし昨今のヘルメットは、そもそもヘルメットのあごひもが、Dリングによる接続ではなく、ラチェットによる接続のものが主流になってきている。一応ラチェット式のあごひもにも、ヘルメットホルダー用のDリングが備えられてはいるものの、Dリングの位置が悪いせいで、ヘルメットホルダーまでDリングが物理的に届かない、というケースが少なくない。

 そんな現状に対応するために、バイク用品として一定の支持を得ているアイテムが、この「ヘルメットホルダーの延長金具」なのだ。

 かく言う私も、ヘルメットを買い換えてからというもの、「ヘルメットホルダーにDリングが届かない」現象に見舞われ、ヘルメットホルダーを使えないバイク生活を強いられていた。

 それでも今まで大した問題にならなかったのは、私の場合だいたいはヘルメットはリアボックスに入れてしまっているからだった。そもそもヘルメットホルダーは、以前からあまり使っていなかったというわけ。

 しかし、それでも数少ない場面では、リアボックスに他の荷物を満載しているせいで、ヘルメットの置き場がない、という困ったことになっていた。そういう場合は仕方がないので、ヘルメットをミラーにひっかけておいたりするのだけど、防犯上の観点から、どうしてもこの手段は気分がよくなかった。

 ってことで、今回このアイテムを購入して、いざというときに備えておくことにした次第だ。

 使う機会がいつ来るのかは、正直わからない。だけど、数百円で安心を買ったと思えば、悪くはないだろう。

日記: 10月2日(2021年)

 ローダウン計画最終章。

 ついにローダウンが完了した!

 ということで、その結果について述べたい。

 まだバイク屋に受け取りに行って、帰ってくる途中に1時間余り乗っただけの感想しかないので、浅いことしか言えないだろうけど、言うなら今なので言おう。

 【作業内容について】

 図示の順番が前後するけど、ローダウンのために行った作業について、Fig.4と5で示す。

 Fig. 5がもともと車体についていたリアサスペンションの部品の一部。これを少し短いFig. 4のパーツに組み替えることで、ローダウンを実施した。サスの分解という作業になるので、プロにお願いした次第。ついでにサスが清掃されたりもしたので、いろいろと、はかどった。

 作業としてはそれに加えて、フロントの突き出し量を15mmほど増やしてもらった。突き出しというのは、要するにハンドルがフロントフォークのどの高さについているか、というようなこと。わからない人は調べてください。

 Fig. 1と2のオレンジの丸で示した箇所が、突き出しの違いなんだけど・・・見にくいな。すまぬ。

 リアサスだけ短くすると、乗車姿勢が標準よりも前高後低になってしまうので、フロントも下げてバランスを維持した、という意味合いだ。

 【結果の見た目】

 Fig. 1と2に、見た目の変化を載せた。Fig. 1が作業前、Fig. 2が作業後だ。

 できるだけ縮尺や構図を合わせて、横から見た時の車高の変化を図示したかったんだけど・・・Afterの写真撮影が思いっきり逆光だったので見にくすぎるな、これ。ごめんなさい。でも一応これで説明を続けたい。

 赤い線は、水平線。フロントフォークのフォークシール部分をつないだ水平線で比べると、この部分は高さが変わっていないことがわかる。

 緑の線は、作業前後の特定の個所をつないだもの。ひとつはフロントのカウルの突起をつないで、もう一つはリアのタンデムグリップの付け根をつないだ。わかりやすいように、赤い水平線で補助線を引いておいたのだけど、いずれの部分も高さが下がっているのがわかる。

 さらに車高の変化を見て取れる個所として、青い丸を描いた。この部分の、リアフェンダーの上部の空間が、作業前後でかなり変わっているのがわかると思う。ここが作業後に狭くなっている分だけ、車高が下がったというわけだ。このせいで少し格好悪くなった気もするけど・・・仕方ない。

 【角度】

 車高を下げたことの、ちょっとした問題のひとつは、サイドスタンドを立てて停車するときの、車体の角度が垂直に近くなってしまった、ということだ。Fig. 3と6で示した。

 これは作業前からわかっていた問題で、もし安全性を損ねるレベルで車体が立ってしまったら、スタンドを切断/溶接して、ショートスタンド化してもらうつもりだった。でも、実際に作業してみたところ、車体の傾きは一応安定しているっぽい範囲に留まっていたので、今回の作業ではそのままにしてもらった次第だ。

 少し運用してみて、やっぱり角度がなくて怖いな、ってなったら、加工してもらうハラ。

 【感想】

 すげええええええ快適。めっちゃ足つく。

 ホビット族の宿命として、バイクはある程度つま先立ちで乗るもんだと思っていたんだけど、やっぱりかかとでしっかりと足がつくのは、安心感が違った。はじめての経験・・・というか、ゼルビスの頃と同じレベルの安心感。素晴らしい。

 精神面で言えば、停車するのが億劫ではなくなったというのが大きい。今まで「止まるのが面倒だから」という理由で、スルーしてきた寄り道や立ち寄りを、これからの旅では、もう少し積極的にできそうだ。

 サスのストロークが短くなったことによる悪影響は、普通の舗装路を走っている中では感じなかった。たぶん、ずっと感じないと思う。ワインディングも走っていないので、走行特性の変化なども、まだわからない。これまた私のライディングレベルでは、たぶん大して感じないと思うけど。

 とにかく、1時間余りの街乗りでは、良い面ばかりを体感した。10年早くやるべきだった。

 【データ類】

 記録的に残しておくデータ。

 FZ6 Fazer S2。元々のシート高795㎜。

 ローダウンキット。TECHNIUM製。ローダウン量30㎜くらいかな。約2万円。

 プリロード最弱。これでも5~10㎜くらいはローダウンしたかな。

 実質シート高。755~760㎜くらい。小型バイクレベルに低い。