カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 5月5日(2024年)

 バイクのハンドルを交換した。

 購入・装着したのは、デイトナの50B

 リンク先の説明の通り、「純正車両のスタイリングは崩したくないが、少しだけポジションを改善して乗りやすくしたい」「純正ハンドルの高さを変えずに50mm水平方向手前に引いて、20mm幅をせまく」という商品だ。

 よく言われる通り、そして納車動画でも述べた通り、BOLTはややハンドルが遠く、スポーツ車のような前傾姿勢になる。それはそれで前傾姿勢を含めた乗車姿勢の格好良さに寄与するので、悪いことばかりではないのだけど、ホビットの私には、やはりややつらい乗車姿勢だったのも事実。

 ってことで、そのつらさの緩和のために、満を持して50Bの導入を試みた次第だ。

 私のハンドル関連のカスタム経験は、グリップヒーターをつけたことまではあっても、ハンドルバー全体の交換は初めてになる。だから、やや作業に不安はあったものの、やってみたらまぁ、なんとかはなったかな。

 不安だった点は、公式アナウンスの「ABS車はブレーキホースエクステンションを使用し、ブレーキホースを延長すれば取付可能」という記載の部分だ。安全装置の要である制動関連をいじるのは、素人に毛の生えた程度の私としては少々怖いものがあった。

 ただこの点については、各所のインプレを見ると、「ホースの取り回しを変えればそのままいける」との意見もあった。

 で、楽観的な私は「そのままでいけるだろ」という都合のいいほうの意見を採用し、ブレーキホースエクステンションを準備せずに作業に挑んだわけなんだけど・・・一応それで装着はできたかな。

 実際にこれで運用上問題がないかは、今後の試走で確認していこう。

 ってなわけでハンドル交換が完了した。

 後日の試走で、乗り心地を確認するのが楽しみだ。

 以下余談。

 実はこの商品の入手には少々紆余曲折があった。

 私がBOLTを購入した去年夏の段階では、この50Bハンドルは、BOLTの定番アイテムながらもすでに絶版で、新品を入手することができない状態だった。BOLTの欠点(?)を解消してくれる魅力的なアイテムだっただけに、そのことは私も非常に残念に思っていた。

 それが嬉しいことに、今年の春に復活再版されたわけなんだけど、実はその1か月前に、どうしても50Bを諦められなかった私は、傷アリの激安中古50Bを、ヤフオクで手に入れてしまっていたのだ

 そこで私は悩むことになった。「すでに入手している傷物を使う」か、「傷のない新品をもう1つ買って使う」かだ。で、結局は「ここで数千円を妥協したら後悔する」と判断して、2つめの新品を買い、それを今回装着したってわけ。

 なので我が家には今、BOLTに付いている50Bのほかに、部屋に転がしてある傷物50Bが、もう1つあったりする。余った傷物50Bをヤフオクで売ったりするのは、もはや相当面倒くさいから、そのうち燃えないゴミだか粗大ごみだかにするしかないかな・・・。

 まぁ、しゃーないわな。

日記: 4月24日(2024年)


 久しぶりの動画公開。

 先日のお花見ツーリングの様子だ。

 ツーリングの詳細は前回の日記で書いてしまったので特に改めて述べることもないかな。ネタとしては二番煎じ感は否めない。

 とはいえ、自分で走った道を動画で見直してみると、走行中には見えていなかった景色が見えたりもするので、それなりに興味深い。走行中の視野の狭さがよくわかる。

 特に道中の店の店名とか看板とかは、走行中に存在までは認識できても、文字までは判別していないことが多い。だから、自分の体験にも関わらず、動画で見直すことにはそこそこの新鮮味がある。

 ・・・とはいえそれも編集中には見飽きてしまい、完成する頃にはすっかり腐臭漂うんだけど。

日記: 4月14日(2024年)

 春が来た!

 ってことで、久しぶりに少しだけ、バイクに乗って遠出をしてきた。と言っても片道1時間半そこそこの距離までだけど。

 今回訪れたのは、埼玉県唯一の村である、東秩父村にある桜の名所、虎山の千本桜(または弐千本桜)だ。

 連日の温暖な気候で、東京ではもう散り始めている今年の桜だけど、虎山の桜はまだのこっていて、むしろこの日はちょうど見ごろ、ということだったので行ってきた次第だ。

 早朝に家を出て、まずたどり着いたのは関越道の高坂SA。

 駐車場にはバイクが何十台も停まっていて、その混雑ぶりには驚いた。よくよく考えると今まで、バイクでは早朝の高坂SAに行ったことがほとんどなかったけど、毎週末こんな感じなのかな。バイクの群れに混ざるのが苦手な私としては、ちょっと居心地が悪かった。

 ちなみにこの時点で、実は私は寒さに閉口していた。昼には夏日になる予報だったから、春秋ジャケの中にロンTというような軽めの服装で出かけたんだけど、早朝は想像以上に寒かったのだ。春の1日の寒暖差をなめていたね。

 「しばらくSAで暖をとらないと、これ以上進むのは危険だ」と判断したので、疲れてもいないうえに、バイカーが多くて居心地も悪い中だというのに、しかし休憩を長めにとることになってしまった。

 その後、やっと少し体が温まり、日が昇って気温も上がってきたところで、目的地に向かっての移動を再開した。

 SAを出てすぐの嵐山小川ICで関越道を降り、下道に入った。

 ここから虎山までの道のりは、遠くの山並みがきれいに映えつつも、走る道は平坦、というのどかな田舎道で気分が良かった。BOLTはクルーザーなので、くねくね道よりも、なだらか道のほうが楽しい。途中で通過した小川町の鄙びた街並みも、旅情を感じられてよかった。

 目的地の虎山の千本桜には、8時45分頃についた。

 しかし、駐車場を含め、入場は9時からとのことで、いったん入り口で門前払いを食らってしまった。

 同じように門前払いを食らった自動車を追跡すると、近くの空き地(?)にたどり着いた。そこに複数のオープン待ちと思しき不審車が停車していたので、私もその仲間に入ることにした。

 やがて時刻は9時を回り、不審車チームがいそいそと発進していったので、私も続いて発進し、オープンとほぼ同時の9時過ぎに虎山の千本桜の入り口に到着、今度こそ入場をはたした。

 バイクの駐車場は、砂利、雑草、急坂と、ちょっと運転操作に神経を使う難所ぞろいの空間だった。

 入場時刻が時刻だったので、まだ先客はほとんどいなかったのだけど、数少ない先客の1台は、なんと、おそらく同年式の色違いBOLTだった。こういう場合、うれしいというよりも、なんだか気まずい。でも、一応記念写真を無断で撮っておいた。ふはは。なお、持ち主の姿は視認しなかった。

 散策した虎山の千本桜は、さすがに圧巻だった。これだけの数の桜の木に囲まれる経験はあまりしたことがない。どこを見ても桜、という空間で、春の風情を存分に摂取どころか、過剰摂取できた。

 その特異な風景のせいなのか、コスプレイヤーの方々が撮影に訪れる場所でもあるらしく、この日も何組かのコスプレ軍団と、現場ですれ違うことになった。桜の過剰摂取で、舌が麻痺しているところに、程よい味変となるような、そんな光景でよかった。

 桜見物を終えた後は、すぐ近くにある道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」に立ち寄った。

 駐車場には、今度は年式どころか色まで同じBOLTが止まっていて、今日はBOLTをよく見る日だなと感じられた。

 ここでは名物のイワナの塩焼きを食べた。そのために立ち寄ったようなものだ。イワナ焼のおじさんが、ひたすら恐縮そうに、イワナが500円から600円に値上げしたことを謝していたのが印象的だった。そんなことで謝らなくていいのに。大変おいしいイワナの塩焼きでした。

 その後、ちょっと休憩をしてから、ゆっくりと帰路について、この日のツーリングは終了した。

 ふー、楽しかった。

日記: 4月13日(2024年)

 簡単なメンテ記録。

 バイクのタイヤの空気圧調整を行った。

 空気圧調整には、2年前に買ったポータブルエアコンプレッサーを使用した。久しぶりで使い方を忘れていたので、思い出すところからスタートだった。

 規定空気圧は、前輪が225kPa、後輪が250kPaとのことなので、それに合わせて作業した。

 前輪は作業開始時の空気圧が190kPa、後輪は240kPaだったので、特に前輪の空気圧がだいぶ下がっていたようだ。

 重いバイクなのでもっと早めに空気圧チェックをしておくべきだった・・・かな。後輪が思った以上に減ってなかったのはよかったけども。

日記: 12月4日(2023年)

 BOLTへの追加装備更新の話。

 先日のプチツーリングの前に、スマホホルダーを換装した。

 今回装着したのは、Kaedearのデビルホーンというモデル

 外観について公式サイトでは、その名の通り「悪魔の角」と表現しているけど、私の印象は、まぁ、クモですな、クモ。スパイダー。あるいは昆虫。そんな、ややグロテスクにも見える、異形のスマホホルダーにこの度換装した。

 これまでは写真右上のスマホホルダーを運用していた。上からスロットに収めて固定するタイプの、シンプルな構造、かつ、オール金属製という、素直さと頑健さとで構成された男気溢れるスマホホルダーで、大変気に入ってはいた。

 だけどスマホを現在のものにした結果、スマホ自体の寸法が大きくなり、そもそもスロットの対応サイズギリギリになってしまったうえに、ストラップホールの位置がホルダーに干渉もするようになったことで、装着の安定性に不安が出てくるようになってしまったのだ。

 というわけで新しいスマホホルダーの導入に踏み切った次第だ。

 今まではスマホホルダーなんて、スマホがちゃんとホールドされて、長持ちすればなんでもいいと思っていたので、どちらかというと見た目と価格とで選んできた。

 しかし今回は珍しく、見た目や価格よりも、性能面に着目することにした。あまり値段に頓着せず、大きなサイズに対応していること、脱着がしやすそうなこと、振動軽減機構がついていることなどを評価し、冒頭で述べたこのモデルをチョイスしたというわけだ。

 価格を気にせず性能で選んだけあって、スマホホルダーの価格なんて、いくら高くともたかが知れているとはいえ、今までの私のスマホホルダー歴では、実際、最高値の部類になりはした。

 でもそのたかが知れている分のお金を、余分に支払っただけあって、装着作業時から各パーツの質感の高さや、マニュアルや備品類の抜け目なさを感じた。なるほど、これが中華製ではない、ちゃんとした品質か。

 実はこのモデルをチョイスした理由のひとつには、Kaedearというメーカーへの興味と応援の気持ちがあったりもした。Kaedearは2019年創業の横浜のバイク用品メーカーらしいんだけど、新進気鋭というような元気の良さを感じる。ここ数年で、良さそうなバイク用品をどんどんリリースしている。国内にこういうメーカーが誕生することは、バイク乗りとしては大変喜ばしい。頑張ってほしい。

 そんな気持ちがあったので、手にした商品の確かな品質にも満足した。

 ってなわけで新しいスマホホルダーに換装した。しっかりとしていて脱落しなそうだし、スマホの付け外しも容易だし、今のところは好印象だ。

 あとは長持ちさえしてくれれば文句はない。樹脂製はその辺に不安があるけど、これはどうかな。