カテゴリー別アーカイブ: メンテとカスタム:Bolt

日記: 4月13日(2024年)

 簡単なメンテ記録。

 バイクのタイヤの空気圧調整を行った。

 空気圧調整には、2年前に買ったポータブルエアコンプレッサーを使用した。久しぶりで使い方を忘れていたので、思い出すところからスタートだった。

 規定空気圧は、前輪が225kPa、後輪が250kPaとのことなので、それに合わせて作業した。

 前輪は作業開始時の空気圧が190kPa、後輪は240kPaだったので、特に前輪の空気圧がだいぶ下がっていたようだ。

 重いバイクなのでもっと早めに空気圧チェックをしておくべきだった・・・かな。後輪が思った以上に減ってなかったのはよかったけども。

日記: 12月4日(2023年)

 BOLTへの追加装備更新の話。

 先日のプチツーリングの前に、スマホホルダーを換装した。

 今回装着したのは、Kaedearのデビルホーンというモデル

 外観について公式サイトでは、その名の通り「悪魔の角」と表現しているけど、私の印象は、まぁ、クモですな、クモ。スパイダー。あるいは昆虫。そんな、ややグロテスクにも見える、異形のスマホホルダーにこの度換装した。

 これまでは写真右上のスマホホルダーを運用していた。上からスロットに収めて固定するタイプの、シンプルな構造、かつ、オール金属製という、素直さと頑健さとで構成された男気溢れるスマホホルダーで、大変気に入ってはいた。

 だけどスマホを現在のものにした結果、スマホ自体の寸法が大きくなり、そもそもスロットの対応サイズギリギリになってしまったうえに、ストラップホールの位置がホルダーに干渉もするようになったことで、装着の安定性に不安が出てくるようになってしまったのだ。

 というわけで新しいスマホホルダーの導入に踏み切った次第だ。

 今まではスマホホルダーなんて、スマホがちゃんとホールドされて、長持ちすればなんでもいいと思っていたので、どちらかというと見た目と価格とで選んできた。

 しかし今回は珍しく、見た目や価格よりも、性能面に着目することにした。あまり値段に頓着せず、大きなサイズに対応していること、脱着がしやすそうなこと、振動軽減機構がついていることなどを評価し、冒頭で述べたこのモデルをチョイスしたというわけだ。

 価格を気にせず性能で選んだけあって、スマホホルダーの価格なんて、いくら高くともたかが知れているとはいえ、今までの私のスマホホルダー歴では、実際、最高値の部類になりはした。

 でもそのたかが知れている分のお金を、余分に支払っただけあって、装着作業時から各パーツの質感の高さや、マニュアルや備品類の抜け目なさを感じた。なるほど、これが中華製ではない、ちゃんとした品質か。

 実はこのモデルをチョイスした理由のひとつには、Kaedearというメーカーへの興味と応援の気持ちがあったりもした。Kaedearは2019年創業の横浜のバイク用品メーカーらしいんだけど、新進気鋭というような元気の良さを感じる。ここ数年で、良さそうなバイク用品をどんどんリリースしている。国内にこういうメーカーが誕生することは、バイク乗りとしては大変喜ばしい。頑張ってほしい。

 そんな気持ちがあったので、手にした商品の確かな品質にも満足した。

 ってなわけで新しいスマホホルダーに換装した。しっかりとしていて脱落しなそうだし、スマホの付け外しも容易だし、今のところは好印象だ。

 あとは長持ちさえしてくれれば文句はない。樹脂製はその辺に不安があるけど、これはどうかな。

日記: 10月25日(2023年)

 「バイクのパニアケースのお手入れ習慣をつけよう」作戦を発動した。

 これまでの日記で紹介したように、私の新しい愛車にはViking Bagsのパニアケースがついている。

 そして、私が購入したそのケースは、表面を合皮で革張りされたモデルになっている。そのため樹脂製のパニアケースでありながら、外観上は革のサドルバッグの風合いがあって、そこは大変気に入っている。

 ただ、やはり合皮となると、どうしても劣化が心配になる。

 過去に合皮がパリパリに劣化するようなシーンは、何度も見てきた。あまり素材系に詳しくはないから、どういう合皮はパリパリになるとか、そういうことはよくわからないので、このパニアケースの合皮が、過去例のごとく、そのうちパリパリになってしまうのかはわからないんだけど、最悪の事態を想定して、心配は募る。

 そこで、「今からできることはしよう」と考えたすえに、「メンテ用のクリームを定期的に塗る」という結論に達した次第だ。

 写真のような合皮対応の革製品メンテクリームを、パニアケースの底に常に忍ばせておき、ツーリングから帰ってきたらマフラーが冷めてバイクカバーをかけられるようになるまでの待ち時間に塗る、という自分ルールを課すことにした。もともと浮いていた時間を埋めるだけだから、さして負担にはならないだろう。

 とりあえず今日は、初回分を塗り塗り。

 まだちっとも劣化してはいないから、塗ったところで外観上の違いはほとんど起こらない。だけどそれでも、心なしか表面に艶感がでた気はするし、バイクにいいことをしているという自己満足もあるから、悪い気分ではないな。

 この習慣を忘れないようにしていこう。

日記: 9月29日(2023年)

 晩夏のバイクカスタム最終章。

 パニアケースを設置した。

 これまでに行ってきた、ウィンカーリロケーションや、ヘルメットホルダーリロケーションは、まさにこのためだった。やっと実施できてなによりだ。

 BOLTのユーザーたちの積載対策をウェブで散見すると、その多くは革のサドルバッグをぶら下げているように見受けられる。だいたい、革のサドルバッグ、ファブリックのサドルバッグ、トップケース、の順で見受けられるんじゃないだろうか。

 かく言う私も多数例と同じく、サドルバッグのような振り分け型の積載を志向してはいた。やっぱりBOLTのようなクルーザータイプのバイクには、トップケースよりもパニアケース/サドルバッグがよく似合う(個人の感想です)。

 しかし私には、パニアケース/サドルバッグをつけるにあたって、少しこだわりポイントがあった。

 それは設置位置を高めにしたい、ということだった。見た目のイメージで言うと、YAMAHA純正のワイズギアのサドルバッグのような設置位置だ。これが好ましい。

 汎用品のサドルバッグサポートに、汎用品のサドルバッグをぶら下げる、という最もよくありがちな組み合わせにすると、どうしてもバッグの位置が下の方にぶらーんとなってしまう。これはこれで、ある種のカッコ良さはあるものの、それは私の求める形ではなかった。

 ということで、設置位置にこだわって模索した結果、Viking BagsのBOLT専用パニアケースが、非常にいい感じだった。見た瞬間、そう、これこれ、これが欲しかったのよ、というくらい理想に合致していた。こういう発見はいつだって最高にうれしい。

 そして「見た目が好み」「かぶる人がほとんどいなそう」という点が最初にグッときたポイントではあったものの、もう1点、「カギがかけられる」というところも、かなり良い要素だった。

 長年カギ付きのトップケースに親しんできた身としては、バイクにそれなりにセキュアなボックスがある環境というのは、やはり失い難いものがあった。ちょっとバイクから離れる時に、物を置いていく安心感が違う。

 というわけで、Viking Bagsのパニアケースを購入して、設置したというわけだ。

 設置自体の難易度は、まあ簡単だった。最も面倒くさい工程になるはずのウィンカーのリロケーションを事前に終えていた、というのが大きい。

 車体のフェンダーのボルトを片側あたり2ヶ所外し、ステーをそこに付属のボルトで共締めし、ステーにバッグをさらにボルト4つで締めるだけ。ネジ外し2回に、ネジ締め6回の簡単な作業だった。

 が、そこにはやはりアメリカ品質というか、めんどくさい部分が2つほどあった。

 1つはバッグ側に装着するゴムのグロメットが恐ろしく硬くて、装着にバカ力が必要だったということ。血管が破れるんじゃないかという勢いで、無理矢理ねじ込んだものの、そのはめる作業で手のひらはひりひりと痛くなってしまった。

 もう1つはステーとバッグとをつなぐ付属のボルトが、ギリギリの長さすぎて遊びがなく、工作精度の低さと相まって、設置が困難だった、ということだ。これはもう頑張るのが面倒くさかったので、付属のギリギリサイズのM6×20㎜ボルトの代わりに、余裕ができるM6×30㎜のボルトをホムセンで買ってきて、作業難易度を下げてちゃっちゃとつけてしまった。

 ともあれ、そんなこんなで設置したパニアケースは素晴らしいものだった。利便性はもとより、このビジュアルが、BOLT購入段階で想定していた理想像に限りなく近いのが嬉しい。

 なかなか頻繁には乗れないBOLTだけども、これでまたさらに好きになれたし、旅立ちやすくもなった。

 よいぞよいぞ。

日記: 9月24日(2023年)

 昨日の作業のついでの話。

 ウィンカーリロケーションをするついでに、ヘルメットホルダーのリロケーションキットも導入しておいた。

 理由は2つ。

 1つは、ヘルメットホルダーのリロケーションをするには、ウィンカーリロケーションをする時と同様に、リアフェンダーを外す必要があるため、同時に作業を行ったほうが効率がいい、という点。

 もう1つは、デフォルトのヘルメットホルダーの位置だと、今後サイドバッグやパニアケースを導入した際に、その後ろに隠れてしまう、という点。

 これらから、ウィンカーリロケーションキットの作業のついでに、ヘルメットホルダーもリロケーションしておいたという次第だ。

 ヘルメットホルダーのリロケーションは簡単で、パッセンジャー用のフットペダルにキットを共締めし、そこにヘルメットホルダーを移設するだけだ。間違えようがなく、誰にでもできる作業だろう。

 ヘルメットホルダーの着脱にはトルクスレンチが必要、というのが唯一の注意点だったかな。

 作業を開始するまで、私もそのことを意識してなかったんだけども、長年にわたるミニの整備でだいぶ工具が揃っていた私に隙はなかった。・・・いや、あせったけどね。トルクスレンチなんて、工具箱に入っていることも忘れていたよ。

 ほっ。