カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2006年07月

日記: 7月29日 (2006年)

 今日は生まれてはじめて行ってきました。

 歯医者に。

 歯医者に行ったことがないのは、私の65536ある自慢の1つ。しかし、さすがにもう長いことまともに歯を診てもらってなかったので、潜在的な歯の病気が怖かったのと、歯石がえらいことになりつつあったので、いい加減診てもらいにいかないとダメだと思ったのだ。

 てなわけで、「こ、こ、こええええ。緊張するううううう!」と思いながら、自宅から徒歩2分の歯科医院に突入。

 こじんまりとしたその歯科医院は、アットホームな雰囲気で落ち着けるところだった。あらかじめ予約をしておいたので、到着後すぐに診察台へ誘導された。床屋椅子のような診察台に座って、問診表を書かされつつ、周囲を眺める。うーん、見慣れない景色だ。

 ―あのですね。

 「はい?」

 ―私、実は歯医者初めてなんですよー。

 「・・・え? 本当ですか、ひゃっはっは」(笑いどころがわからん)

 ―ええ。このコップの意味もわかりません。えー、うがい?

 「ええ、治療の度にこまめにゆすぐんですよ」

 ―なるほど。

 「ちょっと! 先生! XXさん歯医者初めてなんですって!」

 「それは珍しいですね!」

 というように、ほぼ事前に思い描いていたシミュレーションどおりの会話を展開し、初心者の自分をアピールすることに成功した。だからどうなるものでもないんだけど、歯医者慣れ前提で会話が進むのは避けたかったのだ。知らないことを当然のように言われるとあせるからね。

 そして治療開始。

 レントゲンを撮ったあと、延々と歯石削りが始まる。友人らには「すげー痛いぞ」とか脅されていたんだけど、やってみるとそうでもなかった。脅しが大げさだったのか、先生の腕が良かったのか。たまに痛めなこともあったけど、ヘルニア手術に比べたら、月とミトコンドリアですね。屁でもないわ!

 っつーことで、30分くらいかな? がりがりがりがりと歯石を取り続け、とりあえずこの日の治療は終わった。歯石はまだ少し残っているんだけど、一気にとりすぎると歯茎に刺激を与えすぎるとかで、今日は80%くらいでストップしたらしい。

 歯石をとりおえたら、改めて診察をするそうだけど、奥歯に一箇所、「虫歯できかけ状態」がある可能性が高いとか。私は虫歯にならない体質だと思っていたのに、ショックだ。さらに、親知らずが4本とも生えていて、上あごの2本は縦に生えてるんだけど、下あごの2本は真横に生えてるらしい。横に生えた親知らずは、今は実害がないけど、病気の温床になるそうだ。これまたショックだ。

 歯石がなくなり、裏側がざらざらになった前歯を、舌先でいじくりつつ、虫歯と親知らずのダブルパンチでブルーになりながら、歯科医院をあとにした私なのでした。

日記: 7月28日 (2006年)

  評判の高いクロックスのサンダルを買ってみた。モデルはケイマンだ。

 ケイマンといえば、EQプレイヤーとしては「マーのオアシス(Oasis of Marr)」を思い出さざるを得ないわけだけども、実際のところクロックスはクロコダイルで、ケイマンも、あのケイマンだと思われる。上記リンクを見てのとおり、ストラップ部分にはワニのマークがしっかりと。モデル「ロックジョー」はでないのかなぁ。ああ、ワニワニ。

 さて、評判によればクロックスのサンダルは、なんでも独自開発の新素材を使用しているとかで、えらく履き心地がいいらしい。一見すると便所サンダルにしか見えないんだけど、果たしてどんな履き心地なのか。通販で注文した商品が届く間に、私の期待感は頂点を迎えていた。

 そして昨日、DDO日本語版のβクライアントをダウンロードしていると、注文の品が到着した。ケイマンのライトブルーとシーブルーの2足だ。軽い外出の普段履き用と、自宅の室内履き用のつもりである。

 まずは手に取る。ネットでは「軽い軽い」という評判だったけど、そうでもなかった。いや、軽いんだけど、見た目どおりの重さだった。靴と比べれば軽いけど、サンダルと比べればやや軽いという程度。ビーチサンダルにはたぶん及ばない。そのくらい。

 まず特筆すべきは、そのプニプニ感だ。指で押してみると、便所サンダルのような硬質感がなく、かといってウレタンのようにヘナっともしていない。適度な柔軟性と反発性が、押す指に心地よい。

 で、履く。おおおお?

 これは履き心地がいいような・・・気も・・・する・・・けど。うーん、やっぱちょっと歩かないとわからんかな。

 部屋の中で、その場で足踏みをしてみた感じだと、足の裏にかかる圧力が優しく、長時間の立位にも耐えられそうな気はする。いつも履いているスニーカーのadidas COUNTRYと柔らかさはそうは変わらないけど、柔らかさの種類がちょっと違うんだよね。ベッドとウォーターベッドのような違いとでも言おうか。評判の印象を引きずってる面も否めないけど、いい感じだ。

 サイズは、通販サイトには「大きめに作ってあるので、通常の自分のサイズより0.5~1cm小さめが良いかと」とか書いてあったんだけど、本家サイトには「ゆったり履くべく大きめに作ってあるよ」とか書いてあった。サンダルなんてのは、ピッチリしててもダメなんちゃうん? ってことで、試着を出来ない通販で、恐る恐る自分の普段の靴サイズと同じサイズで買った。コレが成功。サイズはちょうど良いゆったり感で、しかも歩いていても、脱げそうになる気配はなかった。やはり信頼すべきは公式か。ストラップを踵にかければ、足をサッカーのシュートの要領で振り回しても、脱げないどころかズレもしなかった。歩行中に脱落する心配は皆無のようだ。

 ってなわけで、ファーストインプレッションとしては、履き心地良好、サイズOK、デザインもポップ、と、休日のつっかけや、観光地ではよさそうな好印象なのでした。

日記: 7月27日 (2006年)

 ここ数日、数人の友人がオススメしていた、Civilization IVというゲームを購入し、チマチマとやっていた。

 Civilization IV(以下Civ4)は、「IV」という名が示すとおり、(おそらく)Civilizationシリーズの4作目だ。Civilizationシリーズは、長い歴史を持つ文明育成シミュレーションゲーム(以下SLG)のシリーズ。原始時代から近未来までという、長いスパンにわたって、自己の分身たる文明を成長させ、開発と闘争と協調の末に、地球の覇者たらしめるという、壮大なスケールを持つゲームである。累計4作もの歴史を積み上げているという事実は、すなわちこのゲームの人気と質の高さを示しているといっていいだろう。

 私にとって、Civilizationシリーズは「名前は聞いたことがあるけどやったことがない」というシリーズにあたる。そのため今回が初プレイとなったんだけど、今までやったことがなかった理由をはっきり言えば、いわゆる「SLG(RTSではない)」というジャンルが、あまり私の好みではないからだ。「三国志」も「信長の野望」も「大戦略」も「シムシティ」も、いまひとつはまれなかった私。そんな私が購入を決意したのは、歴史好きという嗜好もさることながら、「Civ4はターン制のAoKって感じかな」という友人の言によるものが大きい。で、まんまとその言葉に引き寄せられて購入し、プレイしてみたわけだけど、はてさて・・・。

 結論からいうと、「Civ4はターン制のAoKって感じ」ではないと感じた。一番大きな違いは、AoKにとってシングルプレイモードは「マルチプレイのおまけ」なんだけど、Civ4にとってマルチプレイモードは「シングルプレイのおまけ」というところ(当たり前)。この違いが一番大きい。

 私の畑であるところのRPGに喩えて言えば、AoKはネヴァーウィンターナイト、Civ4はバルダーズゲート、といったところか(あくまでも、マルチとシングルの関係でいうと、だ)。

 マルチうんぬんを別にすれば、ゲームの根幹部分は確かに似通っている部分もある(Civ開発者とAoE開発者はかぶっていたような気もする)。でも、文明の興亡と攻防という同じ材料を、違うものにフォーカスして料理した結果、互いが互いの代用品にはなりえないくらい、別種のものになっている。

 このあたりも、私の趣味とは違ってしまっている。私の感覚からすると、たぶんSLGは、育成のスパンが中途半端なんだよね。RPGのように「育て続けられる」か、アクションのように「育てない」、またはRTSのように「超短期間育てる」ならいいんだけど、SLGのような「育てては消し、育てては消し」というのが、どうにも空しいのだ。

 そんなわけで、勝手に「のんびり出来るAoK」を期待した私には、マルチ性、ゲーム性両面で、勝手に期待はずれなものになってしまった。

 ただし、このことは決してCiv4の価値を貶めるものではない。Civ4自体をシングル用SLGとしてみれば、壮大なスケールの内容を、実にうまくまとめることに成功した傑作であることは、SLGに疎い私にもわかる。「三国志」や「信長の野望」や「大戦略」や「シムシティ」が好きで、歴史に興味のある向きには、かなりオススメだろう。

 ただ、ま、私としては・・・もう少しやると思うけど、購入額ぶんを楽しむには至らないまま終わりそうだ。残念。

日記: 7月26日 (2006年)

 明日は、eXtreme SoccerとDDO日本語版のβテストの開始日だ。帰る時間によっては、ダウンロードとインストールだけで終わりそうだけど、週末は存分に暇をつぶせそうで、期待が高まる。

 eXtreme Soccerは面白いのかどうなのか、全く事前情報がないので推測しようもない。とりあえず、Online StrikerとFree Styleを足して2で割ったようなイメージを抱きつつ、漠然と楽しみなだけだ。ちなみに例の事件でガンホーという企業に対する信頼度は著しく低下していて、この会社のMMORPGはしばらく出来ないと思っている(ECOは同日スッパリと引退した)。eXtreme SoccerはRMTの介在する余地があまりないであろう、アクション+アイテム課金という組み合わせだから、不正については目くじらを立てなくてもよさそうだけどね。

 一方DDO日本語版は、間違いなく面白いと思う。でも、新鮮味が全くないので、βテスト開始と同時に猛然と遊ぶというほどでもないんだよなー。βテストではせいぜい訳の様子を軽く見てみて、あと勘を取り戻す程度かな、と思ってる。キャラクターワイプがあるからなおさらだ。ただ、初心者の皆さんにまぎれこんで、どたばたやるのに混じったり、旅慣れぬ友人を導いたりするプレイも面白そうだ。この辺は、発売前後の旬の時期しか味わえない、極上の果実であるがゆえに。

 前者はアクションでいつまでも基本無料だし、後者は購入予定かつキャラワイプだから、どっちもあわててやる事はないんだけど、でもきっと今週末は結構ゲームしちゃうんだろうなぁ。夏ツーに向けて洗車&メンテもしないといけないというのに、困った困った。

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