カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2006年08月

日記: 8月16日 (2006年)

 ここ2日ほど、事故で痛めた右胸部が痛い。

 静止していると痛くないんだけど、深呼吸をしたり歩いたりして、右胸部が動くと痛い。くしゃみなんかをすると、右胸部から右肩甲骨付近にまで、電撃が走るかの如く痛む。

 痛さの種類としては、首を寝違えたときに近いというか、走っているときの横っ腹の痛みに近いというか、そんな部類のちくちくピンポイント系。2日前までは、ほとんど感じたことのなかった種類の痛みだ。うーん、なんだろうこれは。

 1週間たって、やっと痛みも引いたかと安心していたら、突然の悪化(というか、感覚的には「出現」に近い)。周囲の人間は「アバラでも折れてるんじゃ」とか恐ろしいことをいいよる。でもアバラが折れてたらもっと痛いんじゃないかなぁ。いや、すでに相当痛いけど、とりあえず安静にしていれば痛くはないし。

 このまま痛いままだったら、また病院で見てもらわねばなぁ。あぁ、めんどくさい。

日記: 8月13日 (2006年)

 今まで使っていたヘルメットが、例の事故で使えなくなってしまったので、新しいヘルメットを買ってきたよ。

 しかし、このタイミングで買うかどうかは、正直迷った。

 今までのヘルメットには、もはやシールドがなく、大きな傷がついてもいる。しかし、当面ヘルメットを使えるのは教習所でだけだから、キズモノメットでもなんとかなるかな、なんて思ったりしたのだ。

 でも、傷を見て不信がる指導員に、事故ったことを話せば、嫌味の1つも言われるだろうし、遅かれ早かれいつかは買うものだから、だったら早めでもいいだろう、と思って結局買うことにした。

 なお余談ながら、以前のエントリーで載せたヘルメットの写真に「白いのは車の塗料」とかいうキャプションをつけたんだけど、あれは大ウソでした。あの白いのの正体は、正真正銘、ヘルメットが削れてむき出しになった帽体内部の白い素材だったのだ。頭を地面にぶつけた記憶がなかったから、「白い車にヘルメットを擦ったときについたんだろうな」、と推測で解釈していたんだけど、実際はどうやら、あの白い傷の部分をダイレクトに路面で擦っていたようだ。白と白ってことで、車の塗料だと思い込んでたんだよね。実際は顔面を地面でゴリゴリ紙やすり。うへ、こえええ。フルフェイス万歳。

 ってことで、バイク用品店まで車で向かった。バイク用品店の駐車場には、お盆休みを謳歌するバイクの車列がずらり。くそう、うらやまし・・・いやいや、でもこの炎天下じゃクソ熱そうだな。冷房の効いた車も悪くないぜ! げーししし。

 とか自分を欺きつつ入店。買うヘルメットは、ほぼ決まっていたので、色とサイズだけ適当に考えて、さっさと購入してしまった。買ったのは、SHOEI Z-5。実売価格、約31,000円也。ヘルメット2大メーカーの片割れ、SHOEIの中堅モデルで、今まで使っていたSHOEI Z-4の後継モデルだ。Z-4とZ-5は非常によく似た外見をしていて、正直あまり違いがわからない。色も同じにしたので、今まで使っていたものと瓜二つだ。これ、性能は上がってるのかね。上がっていないで、ただのモデルチェンジだと悲しいんだけども。

 ともあれ、とりあえずバイクやウェアに先駆けて、ヘルメットが蘇った。こうやって、ちょっとずつ揃えていって、テンションをあげていこう。

日記: 8月9日 (2006年)

 保険屋から電話アリ。

 なんでも相手が、こちらに不利、かつ、私には身に覚えのない主張をしているらしい。

 保険屋が弱気だったので、「そんなことはありません。あっちがそういうなら、こっちはこう主張しておいてください」となぜかこちらがアドバイス。頼むよ保険屋。口八丁手八丁で有利に持っていくくらいの、肉食動物性を見せてくれ。こちらは殺されかけているという怒りを、かなり抑えておるのだぞ。

 ま、あんまりゴネられて、長期戦になるのだけは避けたいところだから、スパッといってほしいものだ。

 あ、そうそう。保険屋から言ってくれなかったので、こっちから聞いたところ、ヘルメットやジャケットの代金も、過失割合分は保証されるらしい。ジャケットは買ったばかりだから、値段をつけやすいけど、ヘルメットの請求金額は購入時の価格でいいのかなぁ? 購入時の価格(覚えてない)か、同等の現行品の価格か、中古としての価格なのか。ま、同等の現行品価格で申請しておくか。

 このあたりも、こっちが聞く前に積極的にアドバイスしてほしいんだけどね。どーも、弱腰というか、受身なんだよなぁ、保険屋。

日記: 8月7日 (2006年)

 またまた事故関係の話題。今日は、通院と事故車と保険の処理を行った。

 まず早朝、救急車で運ばれた病院に再び出向いた。

 8:30から受付開始、9:00診察開始とのことだったので、8:30ジャストに病院に到着したのだけど、その時点ですでに整理券を握り締めた患者さんたちが、受付カウンター前に群れを成していた。完璧に出遅れた体勢だ。

 予想以上の混雑振りで、もらえた順番票は整形外科の8番目。こりゃ先が長そうだ、と待つこと2時間、10:30にやっとこさ診察をしてもらうことができた。これだけ待ったのに、診察時間はわずか5分程度。徐々に痛みが引いていること、顕著な頭痛が無いことなどを言っただけで、簡単に問診だけで終わってしまった。レントゲンもCTもなし。そして、これで診察費2,180円かー。こっちが2時間分の報酬をもらいたいくらいだ。くそう。

 続いて帰りの足で、バイク屋へ。

 事故当日に電話をして、車両の引き受けだけしてもらっておいたので、バイクの様子を確認がてら、顔見せに行った。バイク屋の脇に置いてあったバイクを見てみると、思ったほど破損していなかったのに拍子抜け。前回の事故よりも、はるかに軽症に見えた。転倒はしたものの、ほとんど正面衝突だった前回に比べれば、受けた衝撃は相当少なかったようだ。

 ざっと自分で見積もった限りでは、要交換箇所は、右カウル、右ステップ、右ウィンカー、フットブレーキペダル、ってところだけのように見えた。タンクにへこみも無く、なくなったと思っていたミラーも、しっかりくっついていた(ありえない位置に擦り傷があったから、1回外れた気配はあったけど)。これは思ったよりも安く上がるかも、と気分が軽くなった。

 最後に、保険屋。

 電話で連絡をして召喚し、実家で作戦会議を開催した。前回の事故のときの対応が悪かったので、そういうことが無いようにと、あらかじめ電話で厳しめに釘を刺してから呼んだせいか、かなり好感触な保険屋が来た。おかげで非常に円滑に話し合いは進み、事故の様子や今後の対応策を練っていくことができた。

 以上で、やっとこさ本日の仕事が終了。

 気がつけば夕方になっていた。あー! 今頃は気分良くツーリングから戻って、シャワーでも浴びている予定だったのに! こんな諸対応で1日が終わろうとしている。自業自得といわれようとも、その空しさに心で涙する私なのであった。

日記: 8月6日 (2006年)

 前日の事故のショックも癒えたので、警察に出頭し、事情聴取を受けてきた。

 事故の現場の管轄が、高速道路交通警察隊八王子分駐所だったので、八王子インターそばにある分駐所へはるばる出頭してきた。ちょっと自動車の運転は、まだできそうもなかったので、父親に運転をお願いして向かう。助手席に座っていると、事故直後だけあって、私は運転をしていないにも関わらず、なぜかいつもより公道を走っているのが不安だった。うーん、自分が案外ナイーブな人間だと気付かされるね。繊細な私、うへうへ。

 この分駐所が、結構わかりにくいところにあって、父親が道を間違えて、隣接する道路公団の建物に突撃してしまったりもしたんだけど、なんとか定刻までに到着することができた。

 予断ながら、道路公団の事務所前で洗車をしていた、私に道を教えてくれた人が、めちゃくちゃに腰が低く、親切な人だった。道路公団にいいイメージがなかったけど、少しイメージが良くなったよ。道路公団には、末端の構成員(?)のこういったすばらしい対応を、上が踏みにじらないように、活動してほしいね。

 で、テレビドラマそのまんまの、窓ひとつ無い陰気な取調室で、事故状況の説明をした。細かい部分の記憶が、少しあいまいだったので、想像を交えつつ、主観的な感想を述べておいた。ま、特に問題も無く説明完了。お約束どおり、少し説教をされたけど、予想の範囲内だ。この1日で繰り返した自省の時間に比べれば、一瞬に等しい。なお、カツ丼は当然のように出なかった。

 さて、その帰路。

 八王子インターそばにある、少しだけ有名なハンバーグ屋「ジョージ」で、少し遅めの昼食を取ることにした。この店は、なかなか立ち寄る機会がないんだけど、私のお気に入りの店で、オールドアメリカン風(?)の雰囲気も、もちろん料理の味も、なかなか良い店なのだ。ちょっと値が張るけど、オススメ。デートでも家族でもつかえる、気楽な雰囲気が○。

 ただ惜しむらくは、この店は立地が悪い。電車の駅からは、徒歩ではとてもいけないほど遠く、一応国道R16沿いではあるものの、R16が片側1車線になる慢性的渋滞区間に位置するため、アクセスが悪いのが欠点だ。行く前に「ああ、あの混むところにいくのか」という気だるさがある。なので、それを乗り越えるくらいにテンションがあがるか、今回のような「ついで」があったら、是非行ってみましょう、と言う控えめなオススメに留める。

 さて、この店はハンバーグの給仕方法が面白い。配膳される段階では、円筒状に整形されたハンバーグが、高温に熱せられた鉄板の上に乗って出てくる。それをウェイターがその場で縦に半分に切る。つまり円筒状のハンバーグ1本だったものを、半円筒状のハンバーグ2本に切り分けるのだ。そして、焼き加減を聞かれ、レアならそのまま半円筒状、ミディアムなら半円筒状のものを、ナイフの腹で上から潰して伸ばして焼く、ウェルダンならミディアム同様伸ばし、焼いたものを、さらにひっくり返して焼く、といった具合にテーブルで最終調理をして、ようやく配膳完了・食事開始となるのだ。

 私はいつも、2本の半円筒のうち、片方をレアに、片方をミディアムにしてもらっている。レア・ハンバーグを食う機会というのは少ないが・・・うむうむ・・・ウマー。外側は香ばしく、中からはネチョっとした生のひき肉の、不気味な食感が味わえる。この取り合わせが好きなのだ。ウマウマ。

 陰鬱な事故の雰囲気を、うまいメシで微量に吹き飛ばした私は、満腹の腹を抱えながら、父親の助手席で家路に着いたのであった。