カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2006年11月

日記: 11月16日 (2006年)

 こないだNHKで大戸屋のドキュメントを放送していて、焼き魚「鯖」定食についていろいろと扱っていた。

 曰く、ノルウェー産の鯖は脂が乗っていてウマイ。
 曰く、健康食ブームでヨーロッパの鯖摂取量が増え、鯖は高騰中。
 曰く、店で焼くまで加工していない(センターで加熱処理をしない)のでウマイ。

 等々と、大戸屋の鯖定食の魅力、秘密を紹介する内容。NHKにしては珍しく、1企業の宣伝番組のようなことをしていた。

 私はまさに、この「価格高騰に伴う値上げ」を境に、大戸屋で鯖定食を食う習慣にピリオドをうち、それ以来大戸屋に行っていなかったんだけど、こんな番組をみたら無性に鯖定食を食らいたくなってしまった。値上げの原因もわかったし、単純な私は番組を見て、まんまと大戸屋への好感度がアップさせられたね。

 ってことで、行ってきた。

 以前はファーストフード的先払い方式だったその店舗は、久々に行ってみると、普通のファミレスのような後払い方式に変わっていた。鯖定食610円也。そうそう、580円が610円になって、行くのをやめたんだったよな。我ながらちっこいぜ。

 オーダー後、相変わらずわりと長めに待たされた後、鯖定食が運ばれてきた。その鯖を一目見て、ワタクシ絶句。

 どう見ても焼きすぎだ。

 その鯖定食の鯖は、皮の側が茶色くカリカリになるまで焼かれていたのだ。おいおいおい、そんな焼き方があってたまるか。口にしてみると案の定、鯖の脂という脂は流れ落ち、身はことごとく干からびて固い。その鯖は、ジューシーさという鯖最大の魅力を捨て去った、今まで大戸屋で食った全ての鯖定食のなかで、最低の鯖に成り果てていた。

 うーん。せっかく番組でいい印象をもって戻ってきたんだから、がっちり心をつかんでくださいよ、大戸屋さ~ん。

日記: 11月15日 (2006年)

 帰宅後、アジアカップ1次予選が今日だと気がつき、TVをつけた。

 スコアは3-1で日本のリード。予想外の大量得点(?)に驚く。敵の調子でも悪かったのか、オシムマジックなのか。

 すでに後半も終わりそうな時間帯で、この得点差か。まぁ気合入れてみることもないかな。・・・と、家事をしながら眺めていると、目を離した隙にPKをもらっているではないか。なんとさらに追加点というわけだ。サウジ相手に4-1かー。なかなかやるではないか。

 はい、トゥーリオ、豪快にミスキック。

 おおぉぉぉおぉい!

 でも、VTRで見た日本の他の得点は、どれもすばらしいものだったね。ドイツWC(今年だったとは思えん)以降、あんまりA代表の試合を見れていないんだけど、オシムジャパン、なかなかやるではないかと素人目にも思えた次第。ジーコジャパンの最後には、次のWCはないんじゃないかと思えたものだけど、やっぱ行って欲しいよな!

 だが、ヨハネスブルク。ヨハネスブルク・・・。

日記: 11月14日 (2006年)

 最近周囲に目に付く、やれ「ちゃんちゃん焼き」を作っただの、やれ「トマトシチュー」を作っただのという料理自慢の人々に対抗すべく、寒空の中誘惑してくるラーメン屋の魅力を振り切って帰宅し、自炊。

 真の料理を見せてやろう。

 1)ご飯を炊いて~
 2)鮭の缶詰をあけて~
 3)缶詰に醤油たらして~
 4)缶詰をテキトーにほぐして~
 5)汁ごとご飯にぶっかけて、食う!

 苦労の甲斐あって、うんめー。

 万雷の拍手を送れ、世の中のコックども。

日記: 11月13日 (2006年)

 世間ではPS3が発売されて、えらい並んでたとか、転売されまくりとか、下位互換が不完全だとか、いろいろなニュースが流れている。

 かくいう私は、過去に何度もいろんな人に言っているように、いわゆる「ゲーム機」というものをこの10年以上持ち合わせておらず、ゲームは全てPCでまかなっており、ゆえに全く持ってPS3などにも興味がなかったりする。最後に所有していたゲーム機はセガサターンで、PS1は友人宅で数回触り、PS2に至っては触れたことすらない。無論Xboxもニンテンドーのなにかも、ノータッチだ。

 そんな私からすると、ぶっちゃけていわゆるTVゲーム機は全部コケればいいなぁ、とか勝手なことを思っていたりする。

 あの、ホントに勝手な言い草なんですけど、PCも含めてゲーム機が複数種類並立してるのって、ゲーム好きとしてはすごく面倒くさいんだよね。現状、私の好むところであるオンラインゲームが、ほとんどPCの一党独裁体制だったから、TVゲーム機に関しては無関心でこれた。でもこの先、仮にTVゲーム機でのオンラインゲームが進歩し、オンラインゲームのハードウェアとして主流になってくると、TVゲーム機にも目を向けなければならなくなる。それは非常にだるい。

 だから私のメインフィールドであるPC以外のTVゲーム機は全滅して、あらゆるゲーム製作者がPCを志向してくれたら、私一個人だけにとってはすごくありがたいのだ。TVゲーム機メーカーの人にとっては、たまったもんじゃない暴論だとは思うけど。

 てなわけで、有能かつ野心的なソフト屋は、PS3もWiiも無視して、超絶に面白いオンラインゲームを是非PC専用で作ってください。よろしくお願いします。

 でも、超絶面白MMOがPS3とかWiiで出たら、PS3とかWii買います。うへうへ。

日記: 11月12日 (2006年)

 やっと週末が教習所から解放されたし、箱もつけたし。

 ってなわけで、富士山を拝みにツーリングに行ってきた。

 コースは、東京方面―(R20)―大月―(R139)―富士吉田―(R139)―山中湖―(R413)―道志―(R413)―東京方面、という感じ。私がなにも考えないで出かけると、いつもこの方面だ。富士山が好きなんだよねー。見るのが好きで、大雑把な目標として設定しやすい。でも登るのはカンベンな。

 今回は冬装備の確認もかねて発進した。例年真冬は遠出しないから、実は本格的な冬装備ってあまり持ってないんだけど、まだそれでも何とかなる気温だった。最低気温は多分、早朝の大垂水峠(高尾~相模湖間の最高地点)付近だったと思うんだけど、そのふもとにあった温度電光掲示板によれば8度とのこと。高度が少し上がったことを加味しても、6~7度ってとこかな。

 装備の状態はというと、金のかかっている冬用ライディングジャケットは、さすがに全く風を通さず、ばたつきもしない良いものだった。問題なし。

 一方で手袋はダメだ。普通の冬用のあったかい手袋なんだけど、バイク用としては役に立たん。街乗りならいいけど、長く走るとすぐに冷えてしまう。朝だけだったとはいえ、この時期で指先が痛いようでは先はない。

 下半身は、オヤジ御用達の「股引」をはいていたので、全然平気だった。けど、ジーンズでは保温・防風ともにダメダメだから、多分冬本番ではやはり死ぬだろうなぁ。

 などと考えつつ走り続け、大月に到着。寒い時間帯が過ぎ、ぐんぐん気温が上がってきた。相模湖までで感じていた指先の痛みも消え、調子が出てきた。JR大月駅でトイレ休憩をしてから、すぐに発進。大槻にいてもやることはないのだ。R139、いわゆる富士みちを南下して、富士山を目指すぞ。

 R139に入ってしばらくすると、遠くにあるはずなのに、えらい近くにあるように感じられるほどクリアな富士山が、山の向こうに頭を出していた。うほー! 富士山を見て、いやがうえにも興奮が高まる。もっと富士山に近づくべく、黙々とR139を進んで行く。

 R139から富士見バイパスに入ると、とても、とてもきれいな富士山が眼前に広がっていた。今日は風が強くて、しばしば横風にあおられてしまい、運転が大変だった。でも、その風のおかげで富士山の周辺から雲が吹き飛ばされていて、プラス、秋の澄んだ空気もあいまって、すばらしい景観を拝むことができた。ナイス風。

 そのまま富士山に見とれつつ、旧鎌倉往還を通って山中湖へ向かう。途中、道の駅「富士吉田」に立ち寄って、お土産に「ふじやまビール」の1リットル缶を2つほど買い込む。買っておいてなんだけど、私や親父には晩酌という習慣がまるでないので、来年の新年会にでも、みんなで空けよう。

 山中湖の北岸をぐるっとまわる。途中の駐車場で、再び富士山の観覧。

 この駐車場から富士山が見れたの、実は初めてだ。以前ここからの写真だか動画だかを上げたときも書いた気がするけど、ここに来るといつも天気が悪かったんだよな。いやー、ついにここからの富士山が見られて、私はうれしい。

 そして山中湖北岸を進み続けたあと、R413、いわゆる道志みちに入って東京方面を目指す。

 R20やR139に比べて、「峠道」的な性格の強いR413は、割と「飛ばす」ライダーが多い。のんびりと乗用車の後ろについて(といっても制限速度+10~20なのだけど)走っていると、爆音とともに何台ものバイクが、先行車の乗用車ともども私をぶち抜いて行く。当然イエローカットだ。うーむ、あぶないなぁ。

 しかし私はビビリなので、そんな真似はできないし、そもそもする気もないので、適当な速さで進む。

 そして道の駅「どうし」到着。

 ここへ着て、昼飯を食っていないことを思い出した。すると、ちょうどよくうまそうな鮎の塩焼きが売られていた。とびつくように買って食う。500円也。た、高い。しかし、タマゴつきの新鮮な鮎は、恐ろしくうまかった。串に貫かれ、香ばしく焼かれた鮎は、香りよし、味よし、雰囲気よし。ぺろりと頭から尻尾まで完食してしまった。食い終えると、なんとなく山と川のパワーをもらえたように感じられ、元気が出てきた。

 ここでもお土産に、名物のクレソンと、クレソン饅頭を買う。クレソン1束100円。安い! と思う!(実は相場がわからん)。

 で、帰宅。全走行距離160kmくらいかな。富士山も見れたし、鮎もうまかったし、大満足だ。でも、160kmですっかりヘトヘトの私は、ホントに体力年齢がやばいなぁ。