カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2006年11月

日記: 11月11日 (2006年)

 実家のケーブルテレビの無料放送枠で、「FASTER」というドキュメンタリーをやっていた。

 内容は、2002年頃に撮影された、MotoGPとその周辺についてを、多角的に取材したものだ。ロバーツ、ロッシ、ビアッジ、ホプキンスら元/現役ライダーたちの談話を交えながら、各々にまつわる事件やMotoGPの2002年シーズンの結果などを収めたものとなっていた。

 私はモータースポーツには別段興味はないんだけど、その番組はレースそのものだけではなく、裏の人間関係や、ライダーの家族の表情、各国のファンの様子、MotoGPの歴史などを深く掘り下げていて、良質のノンフィクション作品のような内容になっていた。命がけのレースに挑む男たちの姿を、ライダーの談話をベースにして淡々と流す。それによって、ダンディズムあふれる演出効果を生み出しながら、レースの厳しさ、怖さ、面白さを、リアリティをもって魅せることに成功していた。おかげで、いったん見始めてしまったところ、最後までノンストップで見続けてしまう羽目になってしまったよ。

 で、その番組のエンドロールで、出演したライダーたちによる「番組を見ているバイク好きに一言」という小コーナーをやっていて、これがまた面白かった。

 「公道は危ないから乗らない」
 「スピードはサーキットで出せ」
 「警察ともめるから乗らない」
 「公道は注意しろ」
 「車はバイクを見ていない」

 オール公道否定。

日記: 11月10日 (2006年)

 相変わらずPSU。

 自分や仲間の都合上、午後9時過ぎにはじめ、午後11時には落ちるという、オンラインゲームの序盤にしてはのんびりしたペースでプレイ中。

 レベルがやっと2桁に到達し、なかなか熱いボス戦なんかも楽しめるようになってきた。

 SFファンタジーという、いわばなんでもありな世界観だけあって、巨大ロボがボスだったかと思えば、ドラゴンがボスだったりして、飽きさせない(いや、ゲームの構造的にはそうもいえないけど)。仲間と協力して、アクション主体で巨大ボスに挑むのは、MMORPGのレイドなどとは、また違った熱さがある。MMORPGのボス戦は、どこか冷静というか、囲碁将棋のような熱さなんだけど、アクションの領域が広がると、スポーツや格闘技のような熱さにやや近づくね。

 ・・・なんだけど、このゲームの更なる問題点を発見してしまった。

 それは、ズバリ、目だ。

 このゲーム、目が疲れるわー。一晩寝ても、目のシバシバ感が取れやしない。万年ドライアイ状態で困る困る。でも、翌日の目よりも、そのときの享楽を取ってしまう私は、まだまだ目玉を酷使し続けるのであった。

日記: 11月9日 (2006年)

 ジーンズって洗います?

 はてなの玉手箱:若者はなぜジーンズを洗わないのか

 私は若者なわけだけど、ジーンズだろうがなんだろうが、すぐ洗っちゃうなぁ。ジーンズの場合、1日で洗うということは確かにまれだけど、長くても3日はいたら洗う。しかも毎日洗わない理由は、色落ちとかじゃなくて、単に面倒くさいのと、衣服のローテーションの都合上、毎日洗う本数を持ち合わせていないからだ。洗えるものなら毎日洗いたい。汚いもの。

 ま、持っているジーンズがせいぜい1万円ちょっとの、ビンテージでもなんでもないものだってのもあるだろうけど、何日も、何週間も、何年間も洗わないなんて・・・ちょっと私には考えられないのでした。

日記: 11月8日 (2006年)

 最近また、腰だの足だのがヤバイ。不摂生、運動不足、および歪んだ姿勢の長時間維持、が主な原因だ。たぶん。懲りないヤツだな、私も。

 そんなバキバキに不調な私の体の中でも、特に最近顕著なのが、右足の付け根・足首の痛みだ。

 くるぶしから足の甲にかけての、足と脚の接合点、要するに足首付近が痛い。階段を下りたり、曲げ伸ばしをすると痛む。

 最初は捻挫か何かだと思って、ちょっとすれば直るだろうとたかをくくっていたんだけど、痛くなってから早二週間。一向に良くなる気配がなく、むしろ悪化している気さえする。それでも軽い怪我的原因であると思いたく、「使い続ける箇所だから、『安静にする』ということができないのが、治癒しない原因ではないか?」と思っているんだけど、万が一また、ヘルニアだの、通風だのといった厄介なものだったら怖いなぁ。

 早めに病院にいくべきかとは思うんだけど、なかなか時間が・・・。

日記: 11月7日 (2006年)その2

 日曜日の話。

 晴海などという場所に、数十年ぶりに行って来た。小学校のときに自衛隊の護衛艦(「ちとせ」だった気がする)に乗ったときの出港が、晴海からだったような気がするから、それ以来の晴海ということになる。じゃなかったら夢工場だ(時系列があいまい)。

 大江戸線を勝どきで降り、晴海通りを晴海方面へ進み、トリトンスクエアを目指す。

 途中、運河にかかる黎明橋には動く歩道が設置されていた。傍らの碑には「どうだ。すげー橋だろ」みたいな事が書いてあったけど、正直言って税金の無駄遣いだと思ってしまった。中央区はさすがに金持ち・・・なのかな。

 橋を渡りおえたところが、目的地のトリトンスクエアだ。

 スクエアの川沿いには、なんだろう・・・花かガラス玉か、そんなカラフルななにかで作った地上絵が、ずらーっと並んでいた。そしてその脇には「観覧車」という名の、工事現場で使用するクレーン車のようなものが停まっていて、クレーンの先端につけた箱に人を乗せ、地上絵を鳥瞰させる、というようなサービスを行っていた。近代的なスクエアと、そこで楽しむ明るい人々の中で、無骨な工事車両がにょきにょきと首を伸ばす様は、強烈な異質さを発散していた。

 その異質さを全面的には許容できない私にとって、その地上絵に、そうまでして観るほどの価値は、とても見出せなかった。だけどその「観覧車」の前には、それなりに長い行列が出来ていたから、むしろ私の感性が非一般的なのかもしれない。ふむ。

 さて、こんなところまで来た一番の目的は、とある会食だ。会食の場は、トリトンスクエア内にある、「クイーンアリス晴海」。「鉄人石鍋シェフ」プロデュースだとかいうフレンチレストランの系列店である。ここで、フレンチを頂いてきた。なかなかの人気店らしく、愚かにも予約をせずに来た客が、「満席です」と追い返されていた。

 頼んだのは、赤の女王コース。4000円也。

 割とリーズナブルだけど、これがディナーになると8000円に化ける。ランチってすばらしい。

 コースの内容は、オードブル、魚料理、肉料理、デザートを、それぞれ幾つかの中から選択するというよくあるシステム。私が選んだのはレギュラーメニューではなく、全て「本日の~」というやつで、伊達鶏のテリーヌ、カサゴのグラタン、鴨のロースト、それにデザート・・・だったかな。どれもみんないい味で、量も十分。正直、あまり期待してなかったんだけど、いい意味で期待を裏切られたよ。

 しかし、食事はともかく、やはり酒が、ワインが高くつくな、こういうところは。ワインリストに5桁が並んでいると泣きたくなる。違いのわからない私は、当然4桁の最安値に近いものを飲むわけだけど、正直なところそれでも値段分の価値を見出せないんだよね。4000円のコースには価値を見出せるんだけど、ワインで損した気分になる私なのであった。

 でも、トータル的に見て、かなり良い店だった。ちょっと給仕のおじ様が、ゲルマン傭兵みたいな怖い雰囲気でイヤだったけど、接客に問題があったわけではないし、味もよし。値段も毎日通うわけではないから、ここ一番という用途ならば全然許容範囲内だ。

 ってなわけで十二分に満足をした私は、そのまま路線バスで東京駅まで「なんちゃってはとバス観光」をして、酔いを醒ましたのであった。