カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2010年09月

日記: 9月25日(2010年)

 今日午前8時ごろ、無事スイスより帰国した。

 6泊8日の行程でスイスにいる間は毎日快晴という、これ以上ない幸運と好条件に恵まれて、アルプスを堪能してきた。出発2日前の週間天気予報では、毎日雨という予想だったのに、当日になったらケロリと晴れてしまった。本当にラッキーだったと思う。

 旅行内容については、追ってなんらかの形でまとめようと思う。去年のスコットランドの形式に習ってもいいんだけど、やってみたらエントリー(記事)数が多すぎてかなり負担だったんだよなぁ。さりとて日記形式にすると、今度は1日あたりが長くなりすぎるし、やっぱり名所ごとが無難かな。

 今は日本に帰ってきて、洗濯や片付けをしながら、8日ぶんの情報を追跡したり、カメラの画像を保存したりしているところだ。

 やっぱりゲームジャンキーとしては、ゲーム成分の欠乏が深刻で、今なら何をやっても楽しい、というような心理状態。だからFF14の先行組みの動向が大いに気になるんだけど・・・あんまり反応がないな! チョコ「ポ」だのテレ「ポ」だのがどうとか、いろいろと愉快な様子なのは理解したんだけどね。ただ、サーバーについて余計なことを言ったかな、というようなことが少し気がかり。皆さんがそれぞれ楽しんでいただけることを祈っている。

 ってことで、やっとというか、残念ながらというか、日常に帰ってきた。次は目立った休暇は年末までないし、平々凡々とした日常が待っているな。

 おかえり、私。

日記: 9月13日(2010年)

 このところFF14の話ばかりだったけど、実は別にもう1つ、MMORPGじゃないんだけど気になっているゲームが、直近であったりする。

 それはフロントミッションエボルヴだ。

 EVOLVEDの、最初のVはボなのに、最後のVはヴ。むじーわ。エヴォルヴか、エボルブにしろといいたい。というか、エボルブド、じゃないのか。むはー!

 ってことで、これ。フロントミッションシリーズはやったことがないんだけど、ロボゲー好きとしては気になるタイトルだ。マルチプレイが面白いのかどうか、ってのが気になるというか、微妙なにおいがぷんぷんするけど、FF14の合間or保険にいいような気がしている。

 あとはXbox版にすべきか、PC版にすべきかってとこも悩みどころだなぁ。操作性としてはマウスでやりたいのでPC版だけども、安定した対戦相手という意味ではXbox版のほうが発売直後は人がいるような気がしないでもない。うーむ。

 Xbox版の発売は今週なんだよな。さて、どうしたものか。

日記: 9月1日(2010年)

 【はじめに】

 オンラインゲームのオープンβテスト(OBT)について、誰とは言わないがteltelさんが私の認識とは相当違う定義をしていた。そこで、私の思うところを述べたい。ただし以下は、ただウザいだけの反論になりそうなので、誰とは言わないがteltelさんのmixiにレスをするのは避けた。

 【定義】

 さて、運営にとってのOBTとはずばり・・・そりゃぁ「テスト」でしょう。

 はい、そのまんまですね。製品(この場合オンラインゲーム)の出来をテストし、その評価をリターンしてもらって、製品の質向上に役立てる。そしてそれをオープンに行うということは、数あるテスト項目の中でも特に、「オープンにする必要のあるテスト内容」をテストするということになる。言い換えれば、「クローズドではできないテスト」。それを行うことが大目的になる。

 一方プレイヤーは「善意の協力者」という位置づけになる。

 善意の裏には、「純粋に遊びたい」「製品購入の判断基準にしたい」「(ワイプがないゲームなら)いち早く育てたい」などの下心もあるだろうけど、名目上は善意の協力者でしかなく、なんらかのリターンを期待できる立場にはない。制作フロー上のプレイヤーの立場は、「製品の質向上のための評価を得るための手段」という「駒のひとつ」だ。テスターと並列にあるものは、データや記録や解析結果であって、運営と対等な立場なんかではもちろんない(テスターは未来の顧客なので、そういう意味では実は対等以上なのだけど、それは権力の濫用であって、テスト中に客の顔をするテスターを私は唾棄する)。

 以上があたりまえの建前で、そんなことは確認の必要もなかろうと思っていたんだけども、どうもそれすらも怪しいので、私はこう思っているぞという定義をまず述べておいた。これがキレイゴトのラインで、でも不可侵なライン。

 【OBTの意義】

 さて、それを踏まえて、今回のFF14のβテストについて考えてみよう。・・・と言いたいところなんだけども、その前にまず、上記に加えて、OBTを行うことそのものの効用について整理しておきたい。

 最大のメリットはいうまでもなく、上記目的を達成できるということだ。つまり「オープンにする必要のあるテスト内容」をテストできる。また、副次的なメリットとしては、「ゲームの紹介ができる」「客寄せができる」等がある。

 逆にデメリットは何か。これはもう、「商品価値が下がる」につきる。

 そういったことを踏まえて、いよいよ今回のFF14のOBTについて考えてみよう。

 【テスト期間について】

 まず、当初設定された9月1日~20日付近というテスト期間について。

 これはどう考えても長すぎると私は思う。「オープンにする必要のあるテスト内容」というものがなんなのかは、私にはわからないけど、今までのMMORPGの経験からすれば、「そんなものはほとんどない」というのが私の結論だ。せいぜいストレステストを2,3日やれば十分だろう。

 一応副次的な目的のために、サービスやキャンペーンとして、純粋な「無料体験期間」を設けるにしても、まぁ1週間もあれば十分だと思う。それ以上は商品価値が下がるというデメリットだけが増大し、メリットを生みそうにない。もっと言ってしまえば、FF14に関してはすでに話題性、認知度ともに十分すぎるほど足りているので、この副次的な目的は無視してもいいくらいのものだとさえ思う。

 よって、この期間に関しては、副次的な目的に時間を割きすぎている、というスケジュールミスだと感じている。

 【OBT開始時期の延期について】

 続いて、OBT開始時期の延期について。

 これはなんの問題も感じない。テスト運営者がテスターに担保すべき内容は、「テストをさせてやる」であって、テスターが個々に抱いている、善意の裏の思惑までは斟酌すべきではないと思うからだ。

 この場合あえて強い表現にしたけど、斟酌しなくていい、ではなく、斟酌すべきではない、と思っている。ここでテスターにおもねるようなテストをすると、本来のテストの意味を見失ってしまいかねないからだ。「オープンにする必要のあるテスト内容」をテストする目的以外のものを目的にすべきではない。これは上述したように不可侵のラインだ。

 よって、「オープンにする必要のあるテスト内容」をテストするために延期をすることは、正しい行動で共感が持てる。

 【結論】

 ということで、当初のテスト期間は長いと思っていたし、延期は別に腹が立たないし、長すぎるテスト期間が短縮化されてよかったねとすら思う、というのが私のスタンスだ。

 うん、誰とは言わ(中略)elさんとは、相当違うなぁ。

 ついでにいえば、発売時期も延ばせよ、とか、CBT期間が足りないだろ、とかも思っているけど、それはまた別の話だ。

 【おまけ】

 さて、こういうことを言うと、「テスト期間が短いと、改善が十分にされないかもよ?」とか、ただ長く遊びたいだけのくせして、賢しらなことを述べ給うお子様が湧いたりするんだけども、だがね、キミ、いいかね、それはOBTの仕事じゃぁそもそもないのだよ。

 ゲームそのものの内容を磨く作業は、社内テストやCBTにおいて、社員やテスターとの密なコミュニケーションのもとで行われるべきものだ。OBTをやっても、ゲームの質はたいして上がらない。少なくともCBTよりも効率がいいと言うことは絶対にない。

 だからそういう主張をする人は、「CBTに戻すべきだ」という主張をするのが正しいのだけど、それは内心の下心に反するので、結局そういう主張は出てこない。やれやれだ。

 【おまけ2】

 OBT期間が短くなって、「買うかどうか判断できる期間が減る!」と思うことを否定しているわけではない。というか、それは私も思う。

 ただ、そうなったときに「判断できる時間が減るからもっとOBTさせろ!」ってのは筋違いだと思う。判断できる期間を設けてもらえたことこそが幸運なのだ。そんな話。

 【おまけ3】

 じゃあ、面白いかどうかもわからないものに投資しろと言うのか、というのもまた別の話で、テスト期間の長短を述べるのと同列にすべきではないと思う。価格設定や、体験コースの有無について別個論じるべきであって、テストのありようとは無関係。

 【おまけ4】

 つーかね、フリーミアムは難しいよ。テストにかこつけた適当なプランはよしたほうがいい。実はこれが言いたい。