2011年もあとわずか。ってことで、2011年蝿公国的オンラインゲーム大賞を始めよう。
去年の文言をそのまま流用してスタート。
【エントリー】
今年のエントリーは以下の9作8タイトル。
・モンスターハンターポータブル3rd(アクション:PSP)
・バーチャロン・フォース(アクション:Xbox360)
・RIFT(MMORPG:PC)
・スーパーストリートファイターIV AE(対戦格闘:Xbox360)
・スーパーストリートファイターIV AE(対戦格闘:PC)
・Age of Empires Online(MMORTS:PC)
・TERA(MMORPG:PC)
・Battle Field 3(FPS:PC)
・StarWars: The Old Republic(MMORPG:PC)
また、オンラインゲームとは言いがたいけど、それなりにプレイをして、このサイトでも話題にしたものは以下のタイトル。
・Dragon Age(RPG:PC)
・Two World2(RPG:PC)
・Dungeon Defenders(Tower Defence:PC)
・The Elder Scroll V: Skyrim(RPG:PC)
【選出】
以上のエントリータイトルから、ベストな順に選択すると・・・
1st: RIFT
2nd: スーパーストリートファイターIV AE(PC)
と、まぁ受賞に足るのはこの2タイトルかな。2011年は。
【総評】
まず最初に選外について。一応これはオンラインゲームが大賞なので、オンラインゲームではないものは除いた。Two World2に関しては、オンラインモードも遊んだし、楽しかったんだけど、さすがにオンラインゲームとくくるのには抵抗があった。
今年は、去年に比べるとMMORPGの勢いがいい年だった。当たり外れはあったものの、MMORPGの新作、話題作が多く、MMORPG好きの私としてはうれしい限りだ。ノミネートしていない例では、ウィザードリーオンラインなんかも、一応ビッグタイトルとして注目されていたね。
【寸評】
まずはRIFT。なんだかんだで今年はRIFTの年だった。
完全新作の欧米産本格MMORPG自体が久しぶり。RIFTほどの出来のものはさらにさらに久しぶりだ。知ったのが割りと発売直前だったこともあって、「突如超新星現る!」っていう感じだったのも、強烈な印象として残っている。
RIFTのいいところは、「他の作品のいいところや、顧客の意見を、最大限に取り込む」という姿勢に尽きると思う。とても勉強熱心で、学んだことをしっかり消化、改善してゲームに取り込んでいた。リリース時点でRIFTほどかゆいところに手が届いていたMMORPGはなかったのでは、というくらいだ。
これで私がプレイする今後のMMORPGは、発売時点でRIFTを越えていることが要求されるだろう。少なくとも、2011年末の時点で、2012年の大賞有力候補であるリリース直後のSWTORは、RIFTのリリース直後にまるで及んでいない。
次点はスパ4AE。これはPC版という新しい世界を開いたことが大きかった。PC版ならではの気軽なコミュニケーション、大会、程々な実力帯の人口層、などなど、私のスパ4ライフに合致した環境がそろっていた。スト4、スパ4と基本的には孤独に遊んでいただけだったこのゲームが、かなり違う側面、コミュニケーションツールとしての側面を帯びたことで、一気に新鮮さがよみがえった。
PC版そのものの評価もしないといけない。上記はほとんどスパ4のソフトウェアとは関係のない話になってしまった。
PC版のスパ4は、なによりも軽いことが大きなアドバンテージだ。私のようなPCを常時つけている人種にとっては、アイコンをクリックするだけで対戦ができるというのは、かなり気楽だ。ゲームそのものも軽く、画面遷移の速さから、ゲームそのものの遅延まで、すべてがXbox360版よりも一回りクオリティが高い。もちろんこれは、個々のPC環境にもよるもので、私のPCが一般家庭のものよりはだいぶスペックが高い、ということも影響はしている。とはいえ、このサイトを見ているような、PCをゲーム機として利用している人なら、大体似たような感想を抱けるはずだ。それだけに、唯一プレイ人口が少ないことだけが残念だった。
【選外について】
モンスターハンターポータブル3rd。これはまあ、去年のゲームだ。今年の受賞はない。
バーチャロン・フォース。オラタンのときと同じく、馴染む前に挫折した。
Age of Empires Online。ベータのみ参加。オンライン対戦する前に挫折。WebアプリやSNSアプリの育成ゲーム風だった。
TERA。ベータのみ参加。量産型。
Battle Field 3。FPS界は修羅の国だった。猛者ばかりだし、血なまぐさいし。夢がないなぁ。
StarWars: The Old Republic。前述したけど、これは来年評価しよう。
Dragon Age。バルダーズゲートの生まれ変わり。悪くはなかった。
Two World 2。3Dディアブロ。これはおもしろかった。
Dungeon Defenders。TD系と見せかけたレベル上げゲーム。もう少しTD系だと良かった。
The Elder Scroll V: Skyrim。まだあまりプレイしてないけど、初日でDA、TW2を凌駕した感触だった。さすがの貫禄。
【2012に向けて】
本命のSWTOR。他にもThe Secret World(やるかわからない)、アーマードコアV、Mechwarrior Online、スパ4AE2012、Diablo 3と期待できそうなものがいろいろありそうだ。数年前の、「この先なにをしたらいいんだろう」というような、オンラインゲーム界の終息感が最近はなくなってきていてなによりだ。
気が早いけども、2012年もよろしくお願いします。