蘇英09: 交通機関

 観光地編のおまけ。交通機関にもいろいろと乗ったので、さばさばと感想を。

 【ブリティッシュ・エアウェイズの国際線】

 最初に期待していたのは客室乗務員。アングロサクソン女性は美女が多い。という思い込みがベース。しかし、実際のところ、肝っ玉カーチャンといった風情のおばちゃんばかりだった。

 機内食は、成田発のものは美味く、ヒースロー発のものは不味かった。ただし、「ヌードルをくれ」といえばカップヌードルをくれるという裏技(ってほどではないが)を使えば、小腹がすいたときに懐かしい味に出会える。

 私の乗った機の装備は、個人TVモニターつきだった。数十種類の映画や音楽を楽しめる。しかし日本語字幕、あるいは吹き替えのある映画は、わずか4,5種類しかなかったので、見たい映画は「英語の英語字幕つき」で必死のリーディングで見た。

 【ブリティッシュ・エアウェイズの国内線】

 左右2列の、合計4列のエアバス。当たり前だけど、表示から、客室乗務員のアナウンスから、機長の挨拶から、何から何まで全部英語。そういうのはちょっと緊張感がある。

 ちょっとボロかったかな?

 【エジンバラ空港の大型タクシー】

 夜の空港から、不案内なエジンバラ中心部への移動に利用。しかし、いったん待ち始めたはよいものの、寒空の下、待てども待てども車が来ない。それで何度も、「待つのをやめて、別の手段を探そうか」と思うんだけども、それまで待った時間を無駄にしたくなくて、ずるずる延々と待ち続けてしまった。

 結局待つこと20分。すっかり疲れ果てたところで乗れたものの、もう二度と利用すまいと誓った。

 【ScotRail】

 スコットランドの国鉄。エジンバラ―スターリング間の移動で利用。この国の鉄道利用のしきたりがわからず、切符を買うのに苦戦し、目的の電車を探すのにも苦戦した。でも、頑張って乗ってみると、ひとつ自分が成長した気分になって良かった。

 内部は日本の特急列車と同じような、4人1組の箱型の席がメインの構成の自由席。欧州人の体格からすると、少し狭いんじゃないかというサイズだったけど、我々にはいいサイズだった。

 列車は電化されておらず、ディーゼル機関車によって牽引されていた。時間通りには運行されていないだろう、という既成概念があったけど、少なくともこの日は定刻どおりの運行だった。

 【ロンドンの地下鉄】

 英国が誇る地下鉄。通称チューブ。世界最古の地下鉄で、開通は1863年だそうだ。これは新撰組の結成と同年だから、なんてことだ、としか言いようがない。

 しかし、その設計の古さのせいか、車内が狭い。しかも愛称チューブのとおり、円筒形のトンネルを、円筒形の車両が通るという設計のため、外縁部に近づくにつれ車内の天井が低くなり、余計に窮屈さが際立ってしまっている。体のでかい現地の人々には、いかにも似つかわしくない構造だ。

 でも、その便利さはなかなかのもの。さして広くないロンドン市内を、くまなくカバーしているので、旅行するにはどこへ行くにも役に立つ。ロンドンで有名なもうひとつの交通機関であるバス(2階建てのものはもう少ないようだけど)に比べて、利用の仕方に難しいところがないのもいい点だ。

 狭い以外の難点は、案外アクシデント等で頻繁に止まったりすることと、地面深くにあってホームまでが垂直方向に遠かったり、逆に地表面に近い駅になるとエスカレーターがなかったりするところかな。

 【徒歩】

 ロンドンは意外と狭い。というか、東京が広いともいえる。また、東京の山の手は坂ばっかりだけども、苦しさを感じるような坂はほとんどない。だからロンドンでは複数の観光名所を、徒歩でカバーできてしまうことが多い。

 逆に言うと、人並み程度には健脚でないと面倒くさいかもしれない。


   

エジンバラ・ウェーバリー駅入口

エジンバラ・ウェーバリー駅改札
   

エジンバラ・ウェーバリー駅構内

スターリング駅構内
   

スターリング駅俯瞰

ロンドン地下鉄駅構内
   

地下鉄グロスターロード駅入口

地下鉄バンク駅入口
   

地下鉄ホルボーン駅入口

地下鉄トッテナム・コートロード駅入口
   

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