残念な結果になった(?)カーナビを使って、実際に運転してきた。なお、今回購入したカーナビは、ソニーのnav-uシリーズのNV-U2というPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)だ。
で、使用した感想なんだけど・・・こ、これ、良いやーん!
私にとって、カーナビを使って運転すること自体が初めてだったんだけど、これは実に便利なものだな。うーん、世にカーナビが普及するわけだわ。3D世界を俯瞰視点で見ることができるということは、恐ろしく視野の拡大になるものだと実感させられた。カーナビなる文明の機器を使うのが初めてだっただけに、その衝撃は大きい。
ルート検索とか、音声ガイドとかも便利なんだけど、カーナビが利用者の価値観を本質的に変えることは、「地図上の現在位置がわかる」ということだな。地図を見ながら走っていると、しばしば自分がどのくらいの距離を走ったのかをロストしてしまい、現在位置の把握に手間取ることがある。ところがカーナビの場合はそういったことがほぼ起こり得ず、現在自分がどこにいるのか、曲がる予定の交差点までどの程度の猶予があるのかが、瞬時にわかる。これががとても大きいことだと感じた。
思えば、マップのないMMORPGをやっていたときには、「マップなんてなくてもいいぜ!臨場感が大事だぜ!」とか思っていた気がするけど、実際にマップのあるMMORPGが当たり前の時代になると、「マップは必須だぜ!ないとつらいぜ!制作の手抜きだぜ!」となってしまった。どうやらそういったことが、現実社会でも起こりそうな気配だ。
加えて、私の心を大いに揺さぶったのは、このNV-U2をバイクに搭載するという例が多くある、ということだ。自動車用ナビとしてみると、ナビゲーション機能に絞った、最小構成のエコノミークラスのカーナビでしかないんだけど、バイク用ナビとしてみると、必要かつ十分な機能を盛り込んだ、非常に高性能なナビという地位にまで登れるようなのだ。
バイクに搭載するには、ステーや電源を考えないといけないから、実際にバイクに搭載するかは微妙なところだけど、そういう別の利用法があることは、ナビ購入の際に払った代価を納得するのに、大きな説得力になって、私の心を大いに癒したのでした。
カーナビの開発してた頃を思い出し思わず涙がでそうになりました。
>「マップは必須だぜ!ないとつらいぜ!制作の手抜きだぜ!」
マップは最高だぜヒャッホゥ!と付き始めた当初のころは思いましたが、今は当たり前のようについてますね。
なにかで読んだ話ですが、MMOでオートマップ機能がつきはじめてから、平均的に男性より空間把握能力が低い女性
(人類の進化の過程でそうなったので差別的な意味ではないそうです)のプレイヤーが増えたらしいですよ。
そんな仕事をしていたのか!なんか高度そうだ。
マップはそうですねー。あと方位磁石も。
EQではこれらがついてなくて、それがEQJEでついていたときには
EQともあろうものがなんたる堕落かと思ったけど、
やっぱりあれば便利なわけで。
でもEQの頃は3D世界での方向感覚に自信があって、
マップサイトで1回マップを見ていれば、
「大体このくらい方向転換をすればこっちを向いているはずだ」
という体内方位磁石で、結構うまいこと移動できた。
だけど、今やその感覚はすっかりさび付いてしまったなぁ。
このへん、人間の適応力のすごさと、劣化の速さが見える。