最近買ったうまいものシリーズ。
今回は、
を紹介したい。
ロスティというのは、スイスの定番料理で、細かく切ったジャガイモを寄せ集めて円盤状に焼いただけの料理。食べ物としての特徴は、ほとんどハッシュドポテト(ハッシュブラウン)と同じもので、味も近しい。両者の違いは、調理方法が「焼く」か「揚げる」かくらいのものだ。
この商品はロスティの材料であるジャガイモ片が、大量に味付けされた状態でレトルトになっているというもの。開封して大きめのフライパンに広げ、成形しながら焼き固めるだけで、ロスティができあがる。とても簡単で手間がかからない。
レトルトといえども、料理としての構成がシンプルなだけに、味のほうもはずれがなく、うまい。少し濃いかな、くらいの塩気は遠慮がない感じでいいし、ほんのりと漂う欧州の味には、冷凍ハッシュドポテトにはない趣きがある。調理の際はカリカリに焼くのがコツだ。
この商品、最初はカルディで偶然見かけただけだった。そこでスイス旅行の記憶がよみがえってきて、懐かしさで購入したんだけども、あまり期待はしていなかった。だけど、それを作って食べてみたら、あまりにも簡単かつ美味しかったので、次にカルディに寄ったときには5つもまとめ買いしてしまった次第。
ワンコインで500gもの量をいただけるので、コスパもいい。必要なのはフライパンとヘラだけ。これが備蓄してあると、いざというときにとても助かる。
1つだけ難点というか、ちょっと引っかかるのは名称だろうか。
スイスの旅行誌や、スイス政府観光局の日本語サイトなど、多くのスイス関連シーンでは、この料理は「レシュティ」と呼称されてきたように思う。しかしこの商品は「ロスティ」なのだ。
外国語をカタカナ表記するのに正しいもくそもないとは思うんだけど、なじんでいた単語が突如違う発音になってしまうことに、少々戸惑う私なのでした。
揚げ・・・てない!?
肉・・・でもない!?
イ・・・モっ!?
焼・・・くっ!?