日記: 4月19日(2022年)

 はい、工作のお時間です。

 【用意するもの】
 ・縦15㎝×横15㎝×厚さ5mmの銅板
 ・PC用ヒートシンク×8個

 【作り方】
 ・銅板にテキトーに、ヒートシンクを張り付ける

 カチャカチャ。ぺたぺた。ぺたぺた。カチャカチャ。ぺたぺた。ぺたぺた・・・。

 はい、完成~。

 出来上がったものは・・・。

 「銅板に伝わる熱を放出してくれそうな物体」 a.k.a 「汎用スマホスタンド用スマホ冷却装置」だ。

 なぜこんなものを作ったかというと、「自動車でナビ代わりにスマホを使う際のスマホの熱暴走を防止したいから」に他ならない。

 私の愛車のClassic Miniには、もちろんビルトインのカーナビなどはついていない。だから、当然の帰結として、スマホをカーナビ代わりに運用しているんだけども、これがまた非常に熱に弱い。ナビの稼働時間が1時間も超えてくると、熱のためにスマホのディスプレイの光量が下がってしまったり、最悪の場合スマホ自体の動作が停止したりしてしまう。ナビが欲しい時は、大体長距離を走る時なので、困るシチュエーションが多い。特に夏場の日中などにナビを付けながら運転をした日には、たちまち熱暴走だ。

 今使っているスマホも、購入当初はそんなに熱で困るようなことはなかった(※注:写真のスマホは撮影イメージ用の大昔のiPhone 4Sです)。が、購入してから年月が経ち、だんだんとスマホのスペックが時代遅れになってくるにつれ、熱を多く発するようになってきた・・・ような気がしている。

 ということで、それに対抗するためのお手製の冷却パーツを自作してみた次第だ。

 主眼に置いたのは、熱伝導による冷却になる。

 スマホの背面全体を銅板に接触させ、銅板にスマホの熱を移し、その銅板が引き受けた熱を、ヒートシンクで放熱する。そんな青写真。これがどの程度実際に機能するのかは、もっと気温が上がった時期に、スマホナビを稼働させてドライブにでも出てみるまでわからないけど、少なくともないよりはマシ、だと信じている。銅の持つ熱伝導パワーに期待だ。

 またもう一つ期待しているのは、直射日光およびダッシュボードからの輻射熱の遮断効果だ。

 スマホナビをダッシュボード近辺に置くと、日光がスマホに直撃する。私のスマホは黒い色だし、ダッシュボードも黒いし、スマホスタンドも黒いし、となっているため、それはもう効率よく日光を熱に変換してくれる。そこで、そんな大熱源地帯とスマホとの間に、このメタリックな銅板を挟み込んでやれば、熱の影響を多少は軽減できるのではないか、という算段だ。

 ただこれは逆に「日光で銅板が温まるのでは」という懸念もあるので、吉と出るのか凶と出るのかは、熱力学の専門家ではない私には、いまだもって杳として知れない。せっかく黒色を忌避したのに、ヒートシンクが黒いというのもちょっと失敗感がある。でも、まぁ、物は試しで使ってみようと思っている。

 正直最初は、こんなありがちな問題点に対するソリューションなんて、わざわざ自作しなくても、既製品で売ってるんじゃないかと思ったんだけどね。でも探してみると、案外ちょうどいい品がない。市販のスマホ冷却用品は、脱着が面倒くさそうなスマホケース状のものだったり、半永久的に装着しっぱなしになるシール状のものだったりと、私の要求に完全一致するようなものが見当たらなかった。

 なので自作したわけなんだけども・・・実はこれで材料費が3000円にもなっている。高いわー。

 それだけの効果があるといいのだけど・・・。

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