PAX: 1か月が経過した

 発売からおよそ1か月が経過した。

 前回の更新から今日までの2週間弱ほどは、実はほとんど遊んでいない。総プレイ時間は55時間弱で、前回からは2時間ほどしか、プレイしていなかったりする。

 この2時間の間でしたことは、負けたら引退の覚悟で持ちうる資材を総動員し、2度目のブレストプレートの製作にトライする、ということだった。

 結果としては、16/21(76%)の確率で成功する状況だったので、分の良い博打だったはずなのだが、見事に敗北。資材の大半をロストしたところで、一旦このゲームは卒業とすることにした次第だ。

 ってことで、最後にこのゲームの感想なんだけど、基本は良いゲームだったと思う。

 まだ粗削りで説明不足だったり、不便だったりする部分はあるものの、大半の部分はシンプルでわかりやすい。リアル寄りに描かれた世界は、特に光の表現が綺麗で、自然のあちこちが輝きを放っていたし、建築物や製作物のビジュアルも、現実味があって美しい。クラフトの仕様も、そこそこリアル、そこそこディフォルメという具合に調整されていて、ちょうどいい具合だった。

 トータル的に、そこで暮らし、成長する楽しさがあった。

 サバイバルクラフトが好きで、かつ、MMO好き、という私のような層にはうってつけのゲームだった。

 ただ、私個人のプレイスタイルに合わないこととして、ソロに厳しい設計、ということがあり、そこがやる気を損ねる、唯一にして最大のポイントだった。

 「人を集めたほうが成長速度が速い」という設計ならいい。マルチプレイヤーゲームでソロをするのだから、多少の不利は甘んじて受けよう。

 でも、「人を集めないと成長の上限が低い」という設計はキツイ。ソロではいくら頑張っても、最高級の素材を使ったクラフトができない、スキルを最大値まで成長させられない、とわかっていて、なお下積み時代を頑張るのは難しい。私はそれで心がかなり折られてしまった。

 それと、もちろん最初から織り込み済みだった要素として、今はキャラワイプ前提のアーリーアクセスである、ということも、私のプレイが1か月そこそこで終わった要因ではある。進めば進むほど終了時の喪失感が大きくなるのであれば、ほどほどで止めておこう、というのが人情だ。

 ってなわけで、1か月めの一旦プレイ終了、となった次第だ。

 ともあれ、遊んでいる間のゲーム体験には大きな楽しみや興奮があり、真剣に没頭できるものだった。支払った金額分のもとは十分にもう取れている。けなすようなゲームではまったくない。現時点では、今年一番面白かったゲームのひとつ、とすら言える・・・かもしれない。

 あとは正式リリース時に参加するかどうか、というところだけど・・・「ソロで最後まで行けない」という設計が変わらない限りはないかもなぁ。

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