作成者別アーカイブ: Nez/蝿

TESO: UIをいじる

 今週末はTESOの最終βだ。次にプレイできるのは、本番のアーリーアクセスということになる(たぶん)。

 何度も言っているように、ワイプ前提のβでは余り本気で遊ぶ気にはなれないので、今回もビルド実験と、Add-Onのテストなんかをすることにした。

 ってことで、前回とは違うAdd-Onを入れてみたのが左上掲の画像になる。

 まだ前回使っていたものを含め、いくつかのAdd-Onは今回のβのクライアントの仕様に沿っていなくてエラーをはいたり、Add-On同士の組み合わせでエラーをはいたり、そもそも未完成でエラーをはいたりバグったりしたんだけども、まぁ、一応機能させることはできた。

 画像の状況で機能させているのは以下の4つ。

 前回と一番見た目上の差があるのが、Foundry Tactical Combat。前回導入していたUIのAdd-On同様に、常時自分のステータスバーと、Buffやターゲット情報を表示するものだけど、よりスタイリッシュな外観になっている。正直、前回の奴のほうが表示が大きくて遊びやすかったんだけど、こっちのほうがかっこいい。戦闘になると、大量のフライテキストもでてきて、ゲームのルックスが様変わりする。

 ZrMiniMapはその名のとおり、画面右下に出ているミニマップ。便利だけどこれはまだ未完成なようで、いろいろなバグがあってプレイには耐えなかったので、結局オフにしている。ミニマップは待望の機能の1つなので、より完成度が上がるか、よりよい別のAdd-Onの登場を期待したい。

 LootDropは拾ったものや経験値が、画面右下にポップアップするというAdd-On。前回導入した同様のものよりも、UI的に洗練されていて格好いい。

 Multi-Quest Trackerは前回から継続的に導入。

 あとは、Add-Onだけではなく、ゲーム設定で「常時ホットバーを出す」「敵味方の勢力アイコンを頭上に出す」「敵味方のHPバーを頭上に出す」というような設定変更もして、情報の受容度を向上させている。

 うーん、こうやって自分でいじっていくのも、面白いといえば面白いけど、「プレイヤーが勝手に使いやすくできる」なら、やっぱりデフォルトで使いやすい状態にしてほしい、というのが本音だなぁ。EQ2のときのProfit(だっけ?)のような、必要な機能がまるっとセットになったAdd-Onものが出るといいんだけども。

日記: 3月13日(2014年)

 暇つぶしの思考実験。

 私が長年見てきたところによると、MMORPGのプレイヤーは以下の2軸で分類するとしっくりくる。

  • メカニクス: ハンドスキルの上手さ、飲み込みの速さ、ゲームセンス、ゲームキャリア、などなど。知識的、技術的な優劣の要素。
  • ロールプレイ: 数値的なメリットと、数値に表れないキャラクター設定などへのこだわりとのバランスの取り方の要素。

 メカニクスに関しては、単純に上手いか下手かの問題だ。MMORPGの場合、極端なエンドコンテンツを除いては、メカニクスに優れていなくても、十分に楽しむ事ができるということが、広範な層にアピールできる要素になっている。MMORPGの場合、他のジャンルに比べれば要求されるメカニクスが低めなので、技量が多少低くてもメカニクス上位たりえる。

 ロールプレイというのは、要するに「戦士をする場合オーガが有利だけど、見た目はエルフが好き」という場合にどちらをとるか、というようなことだ。こういった部分をどこまで妥協して、どこまでは数値を取るか、というようなレベルの話。本当の意味でのロールプレイ(演技)までは要求しない。

 これらの要素の大小の組み合わせで、以下のような分類ができる。

  • トップレイダー(メカニクス大、ロールプレイ小): 最難関コンテンツを最速でコンプリートするような層。種族はおろか性別の選択までも、数値上の有利不利を大きな判断基準にする。数値を追い求める事が第一で、他の要素は二の次。多くのギミックを、単なる障害で疎ましいものと感じる。他のクラスは別世界の住民だと思っていて、特に優越感を表明することもない。
  • コアゲーマー(メカニクス大、ロールプレイ中): 最難関コンテンツを2番手でコンプリートする層。トップレイダーに近しい価値観を持つが、トップレイダーほどには些事を捨てきれない。一般層が街で目にする上位陣は概ねこのクラス。トップレイダーへの劣等感や、他のクラスへの優越感を稀によく見る。
  • マニアック(メカニクス大、ロールプレイ大): マイノリティ嗜好をもち、しかもそのことを自慢気に思っている天邪鬼な層。メカニクスは悪くないが、最難関コンテンツに挑むための育成、準備、情報収集のような、誰もがするような地味な作業は苦手。ゲーム序盤、中盤では頼りになるが、最終盤になると失速していく。
  • ソルジャー(メカニクス中、ロールプレイ小): 攻略本を見ながらゲームをクリアするタイプ。基本的にはゲームクリア(またはそれに類する目標達成)のみを目的としていて、種族選択なども最適解を常に知りたがるが、自分ではそれを割り出せない。メカニクス不足はプレイスタイルでカバーできるので、それなりの実績は残す。上位レイドギルドで兵隊として活躍するのが夢。
  • トゥルーニュートラル(メカニクス中、ロールプレイ中): すべての階層にチェンジできる素質を持った中庸の徒。多くの「ゲーム好き」はここからMMORPGの門を叩き、他のクラスへと変貌していく。
  • ゲームファン(メカニクス中、ロールプレイ大): ゲームを大いに、かつ、気楽に楽しんでいる層。用意されたギミックの多くを義務ではなく権利として楽しむことができ、かつ、ロールプレイ的な楽しみ方も存分にしている。ある意味、大人の遊び方ができているタイプ。
  • フォロワー(メカニクス小、ロールプレイ小): なんとなく参加、友人に誘われて参加、相方がやっているから参加、というような主体性に欠ける層。やれといわれたことをしている、というような態度が見え隠れ。なにが楽しいのか自分でもよくわからないで遊んでいる。遊び始めたきっかけとなるものがなくなると、真っ先にやめるタイプ。
  • コミュニケーター(メカニクス小、ロールプレイ中): キャラクターを動かすこと、仲間とわいわいやることが楽しく、難しいコンテンツ攻略などには興味がないという層。が、報酬アイテムにはそれなりに興味がある。いわゆるひめちゃんはここ。仲良しギルド。レイドにいくよりハウジング。
  • ロールプレイヤー(メカニクス小、ロールプレイ大): コミュニケーターに近いが、そのなかでも極端に自分の架空のキャラクター像にこだわりを持っている層。何をしているのかよくわからない黙々タイプ、突き抜けたロールプレイをしているので面白いタイプ、などいろいろなタイプが生息しているが、いずれもレアで異彩を放っているという点で共通している。

 私は自己分析的には、もちろん遊ぶゲームによってアプローチの仕方は変わるんだけども、多くの場合「マニアック」かなと思っているよ。大体一緒に遊ぶ人たちは、「コアゲーマー」「マニアック」「ソルジャー」「ゲームファン」が多い感じ。

 「コミュニケーター」とはほとんど接点がないので、ひめちゃんとやらをみたことがない。ボクのひめちゃんはどこなのー?

LoL: チームビルダー、ほか

 この1週間でいろんな事が起きているLoL。

 まず明るい話題というか、目新しい話題が表題にもなっているチームビルダー。

 従来のLoLでは、ブラインドピックであれ、ドラフトピックであれ、「キューを入れてチームに分かれてからチーム内でレーンやロールを決める」という順番だった。これを、「レーンやロールを決めてから、キューを入れてチームに入る」という順番でマッチメイキングをするというのが、このチームビルダーだ。

 写真では私は、ShyvanaでTopでTankをする、と決め打ちしてから、キューを入れている。ま、要するにMMORPGのダンジョンファインダー方式ですな。

 ドラフトピックのあの独特のワクワク感はないけど、そのとき、そのときにやりたいチャンプやロールを確実に選べるというのは、練習などにはよさそうだ。なお、現在この機能はβテスト中で、明後日にはもう使えなくなるらしい。

 では続いて、暗い話題。

 まず、先週末にかけて、LoLで恐ろしい接続不良事件が発生した。日本居住者の大半の人は、普通の状態ではプレイできないという有様。接続不良の挙動をみるに、日本のIPからのアクセスが遮断されているとしか思えないほど、問答無用で拒否されていた。一説には、アジア系IPからのDDoS攻撃に対する対抗策のとばっちりを受けたとかいうまことしやかな話もあるけど、真偽は不明だ。

 結局、WTFastのようなトンネルツール(?)を使うなどしないことには解決はしなかった。でもこのツールを通すと、やっぱりいつもより重いし、早く安定し、再発しないでいてくれることを願うよ。

 もう1つは個人の環境の問題だと思うんだけど、LoLのプレイ中にクライアントのクラッシュが頻発するようになってしまった。完全に自分のせいではあるんだけど、原因が特定できてないのでお手上げ。クラッシュすれば、再起動をして復帰するまでの間に、味方は4v5の戦いを強いられるわけで、多大なる迷惑をかけてしまうし、自分も面白くないしで、かなり重大な問題だ。このまま改善しないようなら、もうLoLをプレイできないなぁ、というような末期的な状態。どうしたものやら。

LoL: ブロンズ2に落ちたんゴ

 ギリギリでブロンズ1に配置された蝿さん! しかしギリギリだっただけに、初期ポイントがほとんどなく、放置していればすぐにブロンズ2に落とされてしまう! 早々に試合をしてポイントの貯金を作らねば! よし、いくぜ! ウェルカム・トゥー・サモナーズリフト!

 →負けてブロンズ2落ち

 ノォォォォッ!

 ・・・という話だったのさ。

 ま、もともとプレイスメントで3勝7敗のクセして、5勝5敗だった某氏と同じブロンズ1だったというのが変な話なので、この苦杯は仕方あるまいよ。とはいえ、落ちっぱなしも腹立たしいので、即座に3連戦して、ブロンズ1に返り咲くためにポイントを100まで溜めておいた。この先の3戦で2勝すれば、晴れてブロンズ1復帰になるそうだ。這い上がるで!

 さて、話変わって。

 現行のPatch 4.3におけるSolo Queue Tier Listなるものが記事になっていた。1ファンサイトの評価だから、完全ではないだろうけども、ある程度の目安になりそうで興味深い。

 これをみると、私のチャンピオンプール的には。

 God: Jungle Amumu、Mid Lulu
 Tier 1: TOP Kennen、Jungle Nocturne、Jungle Rammus、Mid Ahri、ADC Tristana、Sup Annie、Sup Blitzcrank、Sup Lulu

 あたりを優先的に出すのがいいということになる。

 うーん、この中で実際に実戦に出せそうなのは、Jungle Rammus、AC Tristana、Sup Luluってのがせいぜいかなぁ。あとはメタ的に出しにくかったり、持っているだけで使えなかったりして、戦力としてカウントするのは厳しい。

 TankyなTop、Pokeとミニオン処理に優れたMid、ADC、が足りないようだから、次にIPが貯まったときの購入候補は、本命:Ziggs、対抗:Ezreal、大穴:Singed、Corkiというあたりを考えておくとしよう。うむうむ。

日記: 3月6日(2014年)

 近年のオンラインゲームの躍進はめざましい。世界の、日本のオンラインゲームシーンは日々着実に進歩を遂げている。

 一部の人による一部の人のためのマイナーな趣味だったオンラインゲームは、スポンサードされるプロ選手を輩出し、億単位の賞金が与えられる大会を開催し、万単位の視聴者が観戦するような、そんなショービジネスにすらなっている。日本が少し世界の後塵を拝しているのが残念ではあるけど、些細な問題だ。

 かつてオンラインゲーム界の閉塞感に関する記事を書いてから、8年が経った。

 ―「ハード、ソフト、ネットワークインフラ、そしてオンラインゲームを取り巻くコミュニティの在り方には、まだまだかなりの発展の余地があるはずだ

 そう書いた当時の私が想像していた、いくつかの「実現して欲しい未来」は、すでに現実のものとなっている。

 ―「「私の目をつけた」オンラインゲームというものが、遠い将来、きっとエンターテインメントシーンの主要なものになってくれると信じている

 まだ主要なものとはなっていないけど、シーンを作るところまでは、十二分に達している。

 本当にこれ以上ないほど、期待通りに事が運んでいる。すばらしいことだ。

 惜しむらくは、本当に惜しむらくは、自分がすでにこれからのオンラインゲーム文化を背負って立つ世代ではない、ということだ。そこにちょっと悔しさを感じてしまう。

 自分がオンラインゲーム黎明期を支えた(支えちゃいないけど)世代である、ということは、私のみならず、同じ時代を戦った仲間達に共通する誇りだと思う。でも同時に、オンラインゲームシーンが成熟期を迎えつつある今、当時よりはるかに恵まれた環境の中で、アクティブにオンラインゲームを楽しめる若い世代には、やはりどこかで羨ましさを感じてしまうのだ。

 うーん、やっぱり、歳食ったって事かなぁ。

 仕方がないな。人には与えられた舞台がある。完全にジーサンになったとき、オンラインゲームシーンはどこまで進んでいるのか。そんなことを楽しみに、今後も自分のオンラインゲーム道に邁進するとしよう。