作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 1月13日(2022年)

 メガネのレンズを交換した。

 それがどうした。

 という感じではあるのだけど、今回はいろいろな紆余曲折がないでもなかったので記録しておく。

 【第1章:きっかけ】

 そもそものきっかけは、長いことレンズ交換をしなかったために、近眼の進行に今使っているメガネの度が追い付いていない、という当然の理由だった。

 どのくらい見えていないかというと、「運転中に前を走る車のナンバーの地域表示が読めない」くらいだ。うん、あぶない。

 【第2章:古いフレームの修繕を試みる】

 そこで新しいメガネを欲したわけなんだけど、ここで昔に気に入って使っていたフレームを、久しぶりにもう1度使いたいと思いついた。

 このフレーム、デザイン的には過去1、2を争うお気に入りだったんだけど、多用しすぎてツルの部分のメッキが一部剥げてしまっていた。ツルの部分なので、装着している分には見えないものの、外してよくよく見ると、少しボロくなってしまっていて、それで使っていなかった。

 このメッキを修復したうえで、レンズを交換できないかと模索した。

 【第3章:修繕をあきらめる】

 結論から言うと、ダメだった。

 街のメガネ屋さんに相談したところ、修繕自体はできなくはないものの、まったく同じ色になるかはわからず、刻印なども埋まってしまうかもしれないという話になった。そのため、現状の「わずかなメッキの剥がれ」程度のためにやるには、大げさな修繕になりすぎるかも、ということだった。

 なので、今回はまだ修繕しないでよいとした。もっと、もっとボロボロになったら、改めて考えよう。

 【第4章:レンズ交換はした】

 とはいえ、フレームのメッキ修繕とは別の問題として、度が進んでしまっているということはあったので、レンズ交換だけは行った。

 その際視力検査を行ったところ、「計測すると従来のメガネだと視力0.5程度しか見えていなかったはず」とのことだった。そら見えないわ。

 そこで数段度を上げたレンズに交換を依頼。ついでに少しだけ乱視もいれて、万全の構えだ。

 【第5章:明るい世界】

 そんなレンズ交換されたメガネで見る世界は、それはそれはくっきりはっきりしているというか、「人間の目はこんなにもモノが見えるのだ」ということを、久方ぶりに思い出させられることになった。

 街路の遠くの遠くまで見える。認知できる世界が違う。感動すら覚えた。

 もっと早く変えておくべきだったな。

 【おまけ】

 備考ながら今回入れたレンズの度数は球面で-6.75だかなんだか。以前は-4.5とかだった気がするんだけど・・・。近視の進行は恐ろしい。

日記: 1月11日(2022年)

 最近買ったバッグ紹介。

 5.11 TacticalのRUSH MOAB™ 6 (Black)

 購入の動機になったのは、去年から高い頻度でバイク旅(ドライブ旅)を実施している、ということだった。

 バイク旅をするのは良いんだけど、最近の私のバイク旅は、遠くを目指してバイクで走ってばかりというよりは、近場に行って、下車後にうろうろと行動する、という傾向が強くなってきている。そうなったときに、長く歩き回るためのそこそこ容量のあるバッグ、特にバイクウェアに合うアウトドアテイストのバッグを持っていない、ということに気が付いたのだ。

 元々、私はあまりカバンの類を持ち歩くのが好きではなくて、できればポケットに貴重品だけ入れて、手ぶらで歩きたいタイプの人間だ。今までのバイク旅でも、せいぜいシザーバッグのようなものを腰にぶら下げる程度で、基本的には手ぶらに近いスタイルで行動してきたし、それでなんら困らずにいた。

 でも最近のバイク旅では、前述のように運転よりも下車後の行動の比重が増してきていて、時にはハイキングに近い行動をとるようにもなってきた。そうなるとさすがに、今までの手ぶらスタイルでは軽装にすぎると感じるようになったのだ。自己責任の世界では、いざという時の備えは必要だし、最近は動画撮影にも娯楽を見出しているので、撮影機材を入れたりするスペースもあると便利だ。

 ってことで買ったのが、上記のバッグだ。

 ハイキングとか言いながらシングルショルダーかよ、って思うかもしれないけど、この辺は「バッグが必要というやむにやまれぬ事情」と、「やっぱりできるだけライトなスタイルでいたいという嗜好」とのせめぎあいの結果、つまり妥協点だ。目をつぶってほしい。

 ブランドやモデルのチョイスには、最近のAmazonプライムビデオでの視聴経験が、かなり影響している。この1、2年でアメリカの刑事ものや特殊部隊物のドラマを観すぎた結果、有名ミリタリーブランドのアイテムが欲しくなったのだ。5.11 Tacticalは、私の愛してやまないゲームであるDivisionシリーズでもおなじみのブランドなので、そういう点でもチョイスすることに迷いはなかった。世間的にダサいとかそういうことは、この際どうでもいいのだ。

 で、実際にしばらくこのバッグを使ってみての印象だけど、まずまずかな。

 しっかりしたブランドの、それなりの値段のするものだけあって、作りはしっかりしていて不安がない。縫製の粗いような個所もなくて、安心感がある。

 装着感は、シングルショルダーだし、やっぱりちょっとルーズかな。とはいえ、しっかりスリングを絞ると、かなり体に密着するので、シングルショルダーにしてはだいぶタイトにもできる。けど、そうすると背負ったり下ろしたりするのが大変なので、普段はスリングを緩めにして運用している。街歩きや、私がする程度の軽い旅行では、そのことで疲労感が増して困る、というようなシビアこともないから、問題はないだろう。

 容量は見た目よりない気がするし、でも無理矢理荷物を押し込もうと思うと案外押し込めたりもする。見た目より容量がない感じがするのは、内部の仕切りが多くて、広い空間がないせいだろう。生地が固く、広がりにくいので、一見すると本当に空間がないように見える。

 ただ、あくまでも広がり「にくい」だけなので、力で押し広げると、見た目通り程度には物は入るようだ。私はこういうパワー系バッグを使った経験があまりないので、そういう力業にまだ慣れていない。だから、いまいちまだこのバッグの容量感が自分で飲みこめてなくて、「この用事にはこのバッグで事足りるだろうか」という勘所がわかっていない。おいおい慣れていくと、そういうところもわかり、より適材適所的に、このバッグを使えることだろう。

 あとは見た目の印象だけど、これは思ったよりも良かった。背負った姿がなかなかシュッとしていて、シルエットがいい・・・気がする。私はどうも、自分のバックパック姿が好きじゃなくて、それはランドセルを背負った小学生感が出ている気が、どうしてもしてしまうせいなんだけど、これはそういうこととは無縁でよかった。

 ってなわけで新しいバッグを手に入れた私。なんだかんだで気に入っていて、このバッグを使うためだけに、ちょっと出かけたくなるような、そういう新鮮な感覚を楽しんでいる時期だ。

日記: 1月5日(2022年)

 バイク用冬グローブを買い換えた。

 というのも写真(右下ワイプ)のように、長年使い続けた冬グローブが、ついに破けてしまったからだ。

 いや、よく使ったなコレ、この破れたグローブ。

 いつ買ったのかも覚えてないくらい、冬はずーっとこのグローブだった。冬はバイクに乗る機会が少ないから、使用頻度が低くて、長持ちしてしまうんだろうな。この前のさらに先代の冬グローブについては、もはやまったく記憶がないから、下手すると15年以上前のゼルビス時代のものかもしれない。我ながら物持ちがいいというか、引き伸ばしすぎというか。

 そんな長い付き合いとなった今までのグローブは、ゴールドウィンの冬グローブ。タグを見るとGSM6655と書いてある。ググってもヤフオクのログがでてくるくらいで、今となってはウェブ上にすらその記録がないような骨とう品だ。

 昔はバイクギアにろくなデザインがなかった、という話は何度かしたかと思うんだけど、そんな中ではゴールドウィンのものは飾り気がなく地味で、無難なものが多かったので、一時期は好んで買っていたんだよなぁ、ということを思い出した。今でも使っている、これまた年代物のメッシュジャケットはゴールドウィンだし、先々代のメッシュグローブもゴールドウィンだった。
 
 最近のゴールドウィンは、バイクギアメーカーとしてはなんだか存在感がないというか、高級志向に寄り過ぎて大衆向けではなくなってしまっているような、遠い存在になった気がするけど、元愛用者としてはもう少し身近なメーカーに戻ってきてほしいものだ。

 で、新しく買ったのは、コミネのグローブだ。型番はGK-801。

 コミネはもう本当に元気なメーカーというか、ゴールドウィンとはうってかわって、身近も身近な、大衆寄りのメーカーだ。コスパのいいバイクギアを探せば、必ず選択肢に入ってしまうような優良メーカー。今年は、メッシュグローブも買い替え、冬グローブも買い替えたわけだけど、どちらもコミネになってしまった。さらに冬ジャケットもコミネだし、もう私も立派なコミネマンだな。

 新しいグローブの使用感は、実はまだ試走していないのでわからない。ゴールドウィンのグローブは、もうボロボロだったこともあって、だいぶ寒いものだったから、その辺が少しでも改善されていることを期待しているよ。

日記: 1月4日(2022年)

 実家のタブレットが壊れた。というか、壊した。

 ・・・ので買い替えたという話。

 以前、実家の両親に買い与えたHuaweiの中華タブレット。これが、さすがに購入後5年も経過すると、スペックに大幅な不足をきたすようになり、なにをするにも動作が重く、私の感覚からすると「もはや使えたもんじゃない」というレベルになっていた。

 というのがコトの始まり。

 それを年末休みに確認した私は、「少しでも動作を快適にしてやろう」という親切心から、不要なデータやアプリを消したり、通知を切ったりと、いろいろ弄っていた。

 しかし、そもそもあまりAndroidデバイスに詳しいわけでもない私は、その過程で余計なことをし過ぎたらしく、見事にこのタブレットを、起動不可状態にしてしまったのだった。要するにぶっ壊した。ダサい。

 で、そこからさらにデータの復旧を試みたり、セーフモードにしたり、出荷状態に戻すことを試みたりと、一通りのことを試したものの、敢えなく頓挫。手の施しようはない、という状態を確認するに至った。

 もう無理無理無理無理カタツムリ! 元々データは大したものがなかったし、どうあがいても快適動作はしない過去のデバイスだったし、このタブレットのことはすっぱりとあきらめよう!

 ってことで、新しいタブレットを買うことにした次第だ。

 今回壊してしまったタブレットはHuaweiのMediaTab T2 10.0 Proというもの。

 購入時のブログを見ると、評判がよかったように書いてあるけど、私の感想ではいまいちだった。というかかなりダメだった。すぐにスペックが周回遅れ気味になって、動作が重くなってしまったし、削除できないメーカーアプリも多くて、なんだか目障りだった。気分の悪いデバイスだった。

 そういう経験からHuaweiの印象が良くなかった私は、今回はメーカーからHuaweiを排除して、タブレットを選考した。

 本命は第9世代iPad。でも、あいにくネット通販上では品切ればかりで、すぐには手に入りそうになかった。そもそもアップルの自由のない世界は好きではないので、すぐにiPadは諦めて、Androidタブレットから選択することに切り替えた。

 で、選んだのは、Xiaomi Pad 5なる中華タブレット。

 Xiaomiなんてメーカーは聞いたこともなかったけど、レビュー記事の評判もまずまずだし、自分のじゃないし(おい)、まぁこれでいいでしょう。

 実売4万円くらいとなかなかの高級品。だけど先代の安タブレットの印象が最悪だったので、多少値が張っても、安かろう悪かろうではない、スペックの良いものを買うことにした。ウェブ検索くらいにしか使いそうにない両親には、やや豚に真珠な気もするけど、壊してしまったことへの贖罪の意味も込めて、これでいこう。

 そう決めた私は速やかに通販でポチ。翌日には実家に届いた。

 届いたタブレットの初期セットアップをし、使い方を学んだうえで、両親にレクチャーして贈呈。

 両親はなにが起きたのかよくわからないが、新しい機種で快適になったからいいや、というような、そんな風情だった。

 で、セットアップで私が使ってみた範囲の感想だけど、これがなかなかに好印象だった。

 さすがに最新機種だけあって動作はサクサク快適。アプリもHuaweiのものと違って、押しつけがましい特殊なプリインストールアプリが少なく感じた(目に見えないだけかもしれないけど)。

 そして特によかったのは、動画再生やそのサウンドだ。

 YouTubeでムービーを再生したところ、今までのタブレットのものとは、映像の綺麗さやサウンドの豪華さに、大きな差を感じた。正直私はこういう部分は、普段は評価においてあまり考慮しないし、なんなら細かい差には気が付きもしないほうなんだけど、その私をして良いと感じさせるだけのものがあったのだから、だいぶ向上したのだろう。

 そんなわけで、自分で壊して、その責任を取るべく代替品を購入、という一連の業務は完了した。

 結果的には、「そうすべき時期にちょうどよくデバイスの代替わりができた」とみることもでき、いくらかの比較的重要ではないデータが損なわれたことを除いては、いい方向に話は転がったんじゃないかと思うよ。

 まぁ、それでも、自分のミスでデバイスを破壊したことは、心に小さなトゲとなってしばらく刺さっているんだけどね・・・。くそう。

日記: 1月3日(2022年)

 大晦日のドラマ特番「孤独のグルメ」でミニがクローズアップされていた、ということについての話。

 私はこの番組をリアルタイムでは観てなくて、というかそもそもミニが出ることも知らなくて、だから完全にノーマークだったんだけど、実家で親父がこの番組を録画していて、それを元日だか2日だかに観て「お前の車が出てるぞ」って言ってきたのを受けて、そこではじめて視聴した次第だ。

 孤独のグルメのドラマを観るのは久しぶりだった。最初の1、2シーズンは観てたんだよな、確か。懐かしいこのノリ。腹が、減った。

 さて、まずミニが登場したことについての感想なんだけど、まぁ嬉しかったよ。割と物語のコアの部分の役割を担っていたしね。

 ただ、ミニという概念についての扱いは割と悪かったというか、「ボロ車」のアイコンとして利用されていたので、正直なところ「愛車の仲間が出てきた」ということへの嬉しさは、まるまる100%ではなかったかなぁ。

 特に事実とは思えないレベルでボロさが誇張されている部分には、ほんのちょっっっとだけイラっときた。キャビンは確かに狭いけど、高速に乗れないほど遅いなんてことは全然ないし、冬の道路でオーバーヒートもしない。そんなに悪く言わんでくれよ、そんなことないよ、と喧伝したい気持ちになった。

 ともあれ、最終的にはよく描かれていたし、大いに楽しめたので、その辺の不満は些細なことだ。こういう場合に登場させやすい車種である、ということ自体が誇らしいし、つまり結局嬉しい。ありがとう、制作班。

 さて、あとは今回のミニについて、まったく詳しくはない私が気づいた範囲の、改造ポイント的なことを、つらつら述べていこう。間違っている部分や、気づいてない部分もあると思うので、非ミニ乗りに向けた、部分的な話として軽く見てほしい。プロは帰れ。

 まず全体のテイスト。最初にミニが発売されたころの、最もクラシカルなモデル、いわゆるマーク1仕様に改造されていた。純粋なマーク1車両ではなく、改造されたものだろうと思ったのは、ところどころマーク3的な部分があったからだ。なので、改造されているだけの車両ではないかと思う。

 マーク1と3との最も分かりやすい違いは、グリルの部分だ。マーク3のグリルが角ばった六角形になっているのに対し、マーク1のグリルは角のないヒゲつきの弧を描いた形状になっている。この弧を描くグリルは、まさにマーク1、まさにクラシカル、という印象を与えてくれる、最大の特徴となっている。継ぎ目がなくて格好いい。

 バンパーの部分も分かりやすい。バンパーにオーバーライダー(垂直方向のバンパー部品)が付き、さらにそのオーバーライダーにベランダの手すりのような部分、コーナーパイプまでついている。実に豪華だ。

 このグリルが丸く、バンパーが派手、というわかりやすい特徴を持つミニをみたら、こだわりのマーク1仕様だな、と思ってまず間違いない。人気のカスタムなので、結構な数が生息している。

 また物語途中でボンネットを開くシーンがあるんだけど、その際にグリルの大きく穴が開いた部分に手を突っ込んで開けていたのも、マーク1らしい挙動だ。かつてはあのようにして、外部からのアクションだけで、ボンネットを開けていたようだ。私のマーク3の場合、車内からレバーを引くことで、ボンネットを開けるようになっている。

 他にも、ミラーがドアミラーではなくボンネットミラー、テールランプ(書いたけど実は未確認。きっと2灯だったのでは)、ナンバー等の形状、バッジ類、センターマフラー、などなどがマーク1仕様っぽいポイントのように見て取れた。

 逆にマーク1っぽくなかったのは、ドアヒンジがない部分かな。詳しくは知らないけど、マーク1といえばドアヒンジというようなイメージなんだけど・・・違うかな。タイヤが太くてオーバーフェンダーがついていた部分とか、ドアに雨除けのバイザーがついていた部分なんかも気になった。バイザーは実にダサかったな(個人の感想です)。

 あとは内装も綺麗で、特にセンターメーター化されていた点が目立っていた。ミニといえばセンターメーターみたいなところがある。けど、これまた新しめのミニはセンターメーターではなくなっている。センターメーターはおしゃれだけど数値を読み取りにくいし、小さなダッシュボードの面積を有効利用する意味でも、センターメーターは不利だからだろう。それをセンターメーターに戻しているというのは、こだわりが深い。

 と、まぁ、そんなわけで久々の孤独のグルメ。ミニについて考察をしつつ、ドラマそのものも楽しみつつ、なかなかに楽しい視聴体験ができたのでした。