カテゴリー別アーカイブ: メンテとカスタム

日記: 5月19日(2021年)

 骨折中のバイクちょっとだけいじりシリーズ第2弾。

 今回はバイクのシートのあんこ抜きを実施した。

 14年目のバイクで今更? って気もするけど、今更だからこそというか、もう次のバイクに行ってもいい気分ではあるからこそ、実施に踏み切れた。どうなってもいい、なるようになれという、失うものがない強みによる、思い切りの良さを発揮した次第だ。

 とはいえ、外形を削って行う通常のあんこ抜きは、作業難度が高そうだし、粉末状のごみの扱いも面倒くさそう。

 なので、今回はYoutubeで見つけた「ウラヌキ」という方法を試すことにした。

 大まかな方法は写真で図解している通りではあるんだけど、シートの表皮を剥き、スポンジを外し、スポンジの裏側からスポンジの密度を下げるようにスポンジを摘み取り、元に戻す、というようなもの。こうすることで、スポンジの外形を変えずに、スポンジの収縮量を増やし、足つきを改善するというのが狙いになる。

 ってことでやってみた。

 作業の感想としては、思ったより簡単だったかな。シートのあんこ抜き作業は初めてで、シートをはがすことから、タッカーで打ち付けなおすことまで、すべてが初体験だったけど、できるできないでいえば、どれも難なくこなせる作業だった。

 難点というほどではない難点を挙げると、まずもともとついていたタッカーの針。これがもうさびてボロボロになっているものもあり、刺さっているのを抜く前に砕けたりした。そうなったのをペンチで引っこ抜いたりするのが、多少面倒ではあった。

 あとはスポンジをペンチで引っこ抜くという作業が、なかなか難しく、力のいる仕事だった。どのくらい抜いたらいいのか、という塩梅もよくわからなかったので、その辺が不安。今回は、作業をしてみたかった、という側面が強いので、控えめに抜き取っておいた。足つきが1 cmでも改善すれば僥倖。くらいの気持ちで。

 そして最後のタッカーの打ち付け作業。使ったことのない道具だったので、慣れるまでは少しだけ手間取った。タッカー、針、針抜きの3点セットで1800円、というような格安セットをAmazonで購入したんだけど、説明書も何もなかったので手探りで使用することになった。勘頼りで使えはしたけど、思ったより握力のいるツールだったので、シートの全周を打ち付け終わることには、だいぶ手が疲れた。

 そんなわけで完了したあんこ抜き(ウラ)。

 このところ天候が悪いし、足の状況が状況なので、まだバイクに着けて、またがっての結果は確認できていないんだけど、個人的にはもう作業を無事終えられたという、仕事の満足感でいっぱいだ。

 成果が薄くても、別にいいや。

日記: 5月18日(2021年)

 バイクのクラッチレバーの位置調整をした。

 以前もクラッチレバーについては触れたけど、骨折の原因になった立ちゴケ時の衝撃で、ハンドルバーを軸に、地面方向に45度ほど回転してしまっていたのだ(わかりにくいけど写真上の状態)。

 不幸中の幸いというか、ハンドルを握った状態で、かろうじてクラッチレバーまで指が届きはする、という程度の回転具合だったので、骨折当日はこのクラッチレバーでも、なんとか自走させることはできた。とはいえ、もちろんこのままでいいわけではない。いつの日か直さないとな、と思っていたのだけど、私自身の故障のほうが深刻だったので、これまでそれを修理できずに今まで過ごしてきた。

 が、ようやくかなり動ける体になってきた。そこで、満を持してこれを直してみることにしたというわけ。

 とにかく、目の前にあるマシンが壊れていて、それは簡単に直せるようなものなのに、でも直すことができない、という状態は、痒いところがあるのに掻けないような、そういうウズウズした気分を与え続けるものだ。掻痒感が半端ない。もう我慢の限界だ、掻くぞ! もとい、直すぞ!

 修理方法そのものは簡単だ。

 クラッチレバーをハンドルにとどめているクランプのボルト(写真左下)を、適当なレンチで緩め(写真右下)、適正な位置にクランプごとクラッチレバーを回転させて、締めなおすだけ。片松葉杖を駆使しながら、工具を準備して、それを野外に運び、バイクカバーを外す、という前段階がかなり重労働だったものの、本体である位置調整作業部分だけでいえば、ものの1分で終わる軽作業だった。

 ともあれ、これですっきりしたぞ。

 ついでにあんこ抜き作業を梅雨の間の休日にするかもしれないので、シートだけ外して屋内に運んでおいた。きれいに拭いて作業に備えておこう。

日記: 6月7日(2020年)

 バイクの車検の時期が近付いてきた。

 ということでバイクをほぼ2年ぶりに見てみることにしたんだけど、完全なる盆栽・・・どころか枯れ木になっていた私のバイクのバッテリーは、案の定ぱったりと死んでおり、充電器で充電を施してもエンジンはかかりもしなかった。

 なので、格安バッテリーを買い、交換し、そしてそのバイクで試運転に近場の山道にプチツーリングに行ってきた・・・という話なんだけど、これまったく同じことを2年前もしていた。我ながら成長がない。

 2年前と違うことといえば、バッテリーのチョイスくらいだ。

 前回はもともとつけてあったユアサのGT12B-4(時価13,000円強)から、台湾ユアサのYT12B-BS(時価6,000円強)にダウングレードした。

 今回は、これをさらにダウングレードし、謎の中華バッテリーMT12B-4(時価4,000円)にした。もうどうせ次の車検でもバッテリーは死んでるんだろ、の使い捨て精神だ。

 そんなバッテリーでも、交換後はエンジン一発始動。交換作業においては、バッテリー端子の長さとねじの長さの関係で、ねじがねじ受けに届かないというトラブルもあったものの、「タイラップを巻いて底上げする」というインターネットの知恵ですぐ解決。今のところは問題なく使ていて文句なしだ。

 そしてバイクでその辺をぐるっと一回り。バッテリーだけではなくて、オイルも劣化していれば、ガソリンも劣化してそうな気がしたけど、とりあえず走れたからいいでしょう。思ったよりも、運転にもブランクをあまり感じることはなく、すいすいと走ることができた。

 あとは車検に出すのみだ。車検に出す予約日当日の来週土曜日が雨天にならないことを祈ろう。

 なお、現在のところの天気予報では「曇のち雨。降水確率80%」だ。おーい。

日記: 6月24日(2018年)

 またしてもホリデーバイク車検でバイクの車検を通してきた(2年ぶり2度目)。

 流れも感想も前回と同じだ。安い早いうまい(?)で文句なし。

 オイルは自分で変えたし、走ってないから灯火類やブレーキも損耗してない。懸念点は、先日メンテしたチェーンの劣化だったけど、これも先日のメンテでだいぶ持ち直したから、今回もホリデー車検で十分だろう、と判断した。

 結果、実際十分だった。

 車検整備後に結果を説明してもらった時も、各チェック項目、特に問題なしとの由。あんまりきれいなせいか、もう11年目のバイクなのに「まだバイクも新しいですので・・・」とか時空を捻じ曲げる説明ワードまで、作業員の方から導き出した。実質新車。

 また前回の記録では「入店してから1時間半ほどで、あっさりと車検の更新作業は完了した」と書いてあるけど、今回は入店後わずか40分で、全工程が完了してしまった。それでお値段36,000円ほど。まさに、早い安い。

 ってことで、これで全然乗られないマイバイクの寿命は、少なくとも2年延長された。次の2年があるのかどうか。それはまだわからない。

日記: 6月16日(2018年)

 先週末、2年ぶりに封印を解かれた我がバイク。

 まずボロボロだったチェーンへのメンテナンスを施し、外見上はマシになったものの、内部のエンジンがかかりはしなかった。セルが回らなかったのだ。

 そこでまず試みたのはバッテリーへの充電だったが、36時間も充電機に繋ぎ続けた後ですら、セルはほとんど回らず、バッテリーの寿命が尽きていると断ぜざるを得なかった。

 ということで、今週はバッテリー交換だ。これで直ると信じたい。

 現行で積まれているバッテリーは、GSユアサ純正のGT12B-4。Amazonで14000円くらい。なかなか高価だ。しかし互換バッテリーなら半額くらいのものが売られている。で、今回は互換バッテリーの台湾ユアサ製、YT12B-BSにすることにした。

 理由は、1)あまり乗らないものに投資してもなぁ、2)純正の信頼性といっても互換バッテリーに具体的な低品質報告がない、3)縦積みなので液漏れの心配も少ない、4)液注入タイプなのにAmazonは注入してから発送してくれるから面倒がない、ってなところ。まぁ、ほとんどの理由は1の値段かな。

 で、さっくりと交換した。

 サイドカウルを外して、ガソリンタンクを持ち上げる。ガソリンタンクは完全に外さなくても作業はできるけど、持ち上げた状態を維持するのに何かの補助がいる。ウェブだとつっかえ棒を挟む事例が多いけど、私はヒモでシーシーバーと結ぶ方法を使った。このほうが邪魔なものがなくていい感じ。

 で、お約束通り、マイナスプラスと外して、バッテリーを入れ替え、プラスマイナスとつなげた。

 ガソリンタンクを戻して、試しにセルを回してみる。

 キュルル、ドォン! ドドドドドドドドドドドドドド。

 1発で元気にエンジンが回り始めた!

 アイドリングに不安はなく、規則正しい鼓動を奏でている。ガソリンが腐ってるとか、そういう面の心配もあったけど、どうやら大丈夫そうだ。見えない部分が実はやばいのかもしれないけど、表面上は問題なさそう。

 これでとりあえず、車検をお願いする工場まで自走させることはできそうだ。よかったよかった。