以前もクラッチレバーについては触れたけど、骨折の原因になった立ちゴケ時の衝撃で、ハンドルバーを軸に、地面方向に45度ほど回転してしまっていたのだ(わかりにくいけど写真上の状態)。
不幸中の幸いというか、ハンドルを握った状態で、かろうじてクラッチレバーまで指が届きはする、という程度の回転具合だったので、骨折当日はこのクラッチレバーでも、なんとか自走させることはできた。とはいえ、もちろんこのままでいいわけではない。いつの日か直さないとな、と思っていたのだけど、私自身の故障のほうが深刻だったので、これまでそれを修理できずに今まで過ごしてきた。
が、ようやくかなり動ける体になってきた。そこで、満を持してこれを直してみることにしたというわけ。
とにかく、目の前にあるマシンが壊れていて、それは簡単に直せるようなものなのに、でも直すことができない、という状態は、痒いところがあるのに掻けないような、そういうウズウズした気分を与え続けるものだ。掻痒感が半端ない。もう我慢の限界だ、掻くぞ! もとい、直すぞ!
修理方法そのものは簡単だ。
クラッチレバーをハンドルにとどめているクランプのボルト(写真左下)を、適当なレンチで緩め(写真右下)、適正な位置にクランプごとクラッチレバーを回転させて、締めなおすだけ。片松葉杖を駆使しながら、工具を準備して、それを野外に運び、バイクカバーを外す、という前段階がかなり重労働だったものの、本体である位置調整作業部分だけでいえば、ものの1分で終わる軽作業だった。
ともあれ、これですっきりしたぞ。
ついでにあんこ抜き作業を梅雨の間の休日にするかもしれないので、シートだけ外して屋内に運んでおいた。きれいに拭いて作業に備えておこう。