カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2013年06月

日記: 6月12日(2013年)

 Xperia Tablet Z(SONY製10インチ型タブレット)を衝動買いしてしまった。

 前々から旅行に行ったりする度に、旅先での情報収集や、事前に集めておいた資料の閲覧用に、タブレット型の端末を1つは欲しいと思っていたんだよね。今まではそれをネットブックかスマートフォンで行っていたんだけど、前者は重量が重すぎて気軽さが無かったし、後者は画面が小さくて作業効率が悪かった。その両方を解決してくれるのは、いまやタブレットしかあるまい、と考えていたわけだ。でも、なかなか欲しいと思える機種が発売されてはくれなかった。

 シェアトップのiPadは、iOSの縛りがある限り私の選考からは外れている。Appleの締め付け体制はやっぱり好きになれない。iPhoneからAndroidのスマートフォンに移行してそれがはっきりと分かった。ハードウェアはすばらしいんだけど、iOSの不自由さには耐えられない。脱獄とか面倒くさいし。

 一方で、Android登載のタブレットも、これまではいまひとつ魅力的なものがなかった。Androidの自由さがある、とはいっても、ハードウェア的な部分でどうしてもiPadと比べると見劣りしてしまって、購買意欲をそそらなかった。

 そこでやっと買ってもいいかな、と思えたのがXeperia Tablet Zだ。薄くて軽くて防水でバッテリーの持ちもそこそこ良さそうでデザインも悪くないし評判も上々。これは買うしかないな、ってことで買ってしまった。

 で、昨日はLoLがサーバーダウンだったこともあって、いろいろといじり倒した。いやー、いいおもちゃだわー。

 10インチ型なので、携帯性はそんなによくない。基本的には家の中での使用になるだろう。でも非常に薄くて軽いので、かばんに忍ばせて持ち運ぶのはそんなに苦ではなさそうだ。移動中はスマートフォン、腰を落ち着けられるならタブレット、とすみ分ければ問題はないだろう。逆に住み分け前提だったので、7インチ型の選択肢はなかった。

 動画の再生などは予想以上に画質も音質も綺麗。防水なので、風呂場で動画やWeb、電子書籍の閲覧をするにはもってこいだ。防水スマートフォンでの風呂場閲覧が比較対象になってしまうので、この画質、音質の向上は凄まじいものがある。

 不満点は今のところそんなにないんだけど、強いてあげれば充電かな。マニュアルを読んですらいないのでよくわからないんだけど、PCとUSB接続をすると、データの送受信はできるんだけど、充電はされないようだ。充電したい時には、USBをPCから外して、アダプターをつけて、コンセントに刺す、という手間が必要になっている。これがやや面倒くさい。

 とはいえ、トータル的にはかなり満足している。これで今まで長い間旅先用PCとして活躍してくれていたネットブックの名機、ASUS N10Jc君がお蔵入りになってしまうであろうことは残念だけど、これも時代の流れかな。ネットブック、とかいまや聞かなくなってきた単語だし。

日記: 6月9日(2013年)

 博多旅行2日目。

 【ホテルの朝食ビュッフェ】

 ホテルの朝食のビュッフェってテンションが上がる。そしてついつい食いすぎる。日本食が続いていたので、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、ポテト、といった洋食的なモノを中心に、焼き魚、明太子なども織り交ぜて食い漁った。

 【太宰府天満宮

 今日は太宰府天満宮にだけ行って東京に帰る日、と決めていたので、予定通り太宰府天満宮へ。

 なんか、先月訪れた善光寺に近い雰囲気だった。参道の左右にみやげ物屋が並んでいるところのにぎわい方なんかが特に。強いて言えば太宰府天満宮は駅から至近で交通の便がいいのがよかった。

 内部は、個人的には太鼓橋が目に新鮮でよかったかな。肝心要の歴史ある本殿も、もちろんいいのだろうけども、素人としてはどうしても変化球的な、もの珍しい部分に目がいってしまう。道真さんごめんなさい。

 【寺田屋の梅ヶ枝餅

 太宰府の参道のあちこちで売られている名物のお菓子。皮が薄めの大福を上下から押しつぶす形で焼いたもの、だとおもう。1個100円。てのひら大の円盤状。

 特にどの店がいいのかもわからなかったので、太宰府天満宮を出て一番近かった寺田屋で購入し、その場で早速食べてみた。

 うん、大福を焼いたものだな、という想像通りの味。表面はパリッとしていて、中にモチモチの層があり、さらにその中にあんこが入っている。普通の大福を水餃子とするならば、梅ヶ枝餅はさしずめ焼き餃子といった感じ。私は普通の大福よりこちらのほうが好きかも知れない。うん、悪くない。

 【スターバックス太宰府天満宮表参道店

 奇抜な内装で人目を引いていたスタバ。多くの人が店内を外から撮影していた。これでは中で飲んでるお客さんは、さぞ落ち着かなかったことだろう。

 そういう意味では、デザイン的に失敗なんじゃないかね、これ。格好いいのかもしれないけどさ。

 【清風堂のチーズカステラ

 太宰府天満宮の参道沿いのみやげ物屋を冷やかしているなかで、試食をしたら美味かったのが、このチーズカステラ。
 
 ついついお土産に買ってしまったんだけど、後で調べてみたら、ここって長崎の企業だったんだな。太宰府の店じゃないんだったら、あんまりここで買う意味がなかったじゃないか。まぁ、いいけども。

 【もつ鍋おおやま

 予定していた4つの博多食い倒れフラグの、最後のフラグを立てるべく、モツ鍋屋に。

 博多駅の駅ビル内にあるこの店は、昼時にいったら行列ができていた。めんどくさいなぁ、とは思ったものの、フラグ立ての義務感もあったし、どうせもう飛行機が出るまでやることもなかったし、なによりも行列ができているということが美味しさの証拠のような気もしたので、おとなしく行列に並び、30分ほど待って入店した。

 そんなにしてまで食べたモツ鍋なんだけども、まぁ、予想の範疇を出ない、よくある外食の鍋だった。どうしても外食で食う鍋って、肉:その他、の比率が1:4とか1:5なんだよなぁ。肉以外でカサを稼ぎすぎて、メインの印象が薄い。

 違うんだよ!私が食べたいのは、肉:その他が4:1くらいの鍋なんだよ!モツ鍋なんだからモツばっか食わせてくれよ!

 ってことで、結局気分としては「モツ風味のにら白菜鍋」を食ったというところに留まり、勝手に抱いていた「もしや本場なら東京と違ってモツてんこ盛りの鍋が食えるのでは・・・」という淡い期待は、あっさりと打ち砕かれたのであった。

 【ふくやの明太子

 博多駅の駅ビル内の「みやげもん市場」で、いろいろな店の明太子を試食したんだけど、結局有名なふくやが一番美味しいと判断して、こちらでお土産を買い求めた。椒房庵の柚子明太子も捨てがたかったんだけど、ふくやのぷちぷち感とか、奥に潜む王道の味とかに軍配を上げた形だ。

 ま、正直インターネット通販でも同じものを同じ値段で買えるから、この機会に買う必要はまったくないんだけどね。でもこういうタイミングで買わないと、なかなか大枚をはたくテンションにならないのも事実。勢いに乗る形で、自宅と実家とに明太子を購入した。

 【ボーイング787ドリームライナー】

 帰りの飛行機は、事故続きの787。多少縁起が悪いというか不吉というかそんな気分もあったけど、事故が起こることもなく、無事に帰ってこれた。

 さすがに787は新しいだけあって機内は綺麗だったし、ANAの名物コンソメスープを飲むこともできたし、787は見た目は格好いいし、快適な空の旅だったんじゃないかな。

 787唯一の不満点は、トイレのふたが開いた状態にならないのかな、ということだ。センサーで自動的に閉じるような仕組みになってるようなんだけど、それが意図せずに勝手に起動してしまうために、立位での用便(小)に適さないようなのだ。ふたを開く、立位で小用をし始める、ふたが勝手に閉じ始める、あわやふたに尿が降りかかる大惨事、という事態に陥りそうになった。

 「男性の方も座って小用をしてください」とか書いたほうがいいんじゃないかなぁ、あれ。

 【帰宅】

 で、帰宅。夕飯はご飯を炊いて、早速ふくやの明太子でご飯。自分で空輸したという苦労も相まって死ぬほど美味かった。

 しかし、食に期待して行った今回の旅行だけど、トータル的には率直にいって期待ほどではなかったかなぁ。クオリティは東京と同じ程度だった。不味いもの、ってのがまったく無かったので、レベルは高いんだろうけど、食べるために交通費を出す、というほどでもなかった、それなら東京で間に合ってしまう。やっぱ東京すげえ、ってことなのかもしれない。

 今回一番よかったのは、金印かなぁ。金印を見たというだけで、個人的には価値がある旅行になったよ。

 ふぅ。おつかれさまでした。

日記: 6月8日(2013年)

 この週末は1泊2日の福岡旅行に行ってきた。用事で仕方なく行った部分が大きいので、基本的には食い倒れ以外の観光はほとんど何もしていないんだけど、その辺を記録していきたい。

 【元祖博多めんたい重

 明太子、博多ラーメン、モツ鍋、水炊き、をすべて喰らうことをマストとして旅立ったこの旅行最初の食事は、めんたい重なるものにした。明太子が一番外食で達成しにくい品種であるような気がしたので、逃さないように真っ先に調べて行くことにした・・・というのは建前で、単純に歩く経路上の先頭に店舗があったからだったりする。

 なかなかおしゃれな店内の、カウンター席に案内され、そこで基本の「めんたい重」を注文した。出てきたのは、重箱型の磁器の器に盛られた白米と、その上に鎮座する一本の明太子、といったもの。白米の上にはもみ海苔とゴマが敷き詰められていて、全体に甘めの醤油だれがかけられていた。

 味は、普通にたれと海苔とゴマのかかった明太子ごはん、という予想通りのもので意外性はなかった。当然不味いわけはないんだけど、是非この店で食いたい、っていうほどのスペシャルななにかはなかったかなぁ。高い明太子を買ってきて、自宅で白米で食うので十分と言えなくもない。現地で食える、というのが売りといえば売り。

 【博多だるま

 博多ラーメン第1弾。

 博多ラーメンのいろんな店のレビューを調べてみると、とんこつラーメンだからこってりしているのかと思いきや、案外「ニオイのわりにあっさり」とか「すっきりクリーミー」というようなレビューが多かった。きっとそういうものなのだろう。けど、若さあふれる私としては、ガツンとインパクトが強そうなやつが食いたい。

 ってことで、こってりめっぽいレビューが目立ったこちらの店を訪問した。

 ラーメン、カタ。いろんなものを食わねばならないので、替え玉はしないし、チャーハンセットやらにもしないし、餃子もつけない。断腸の思いでラーメンのみをいただく。

 食べた。うむ、美味い。けど、東京で食えないほどハイレベルかっつーと、食えるなぁ。わりかし好きなタイプの味ではあったけど、今までに食べたことのある範疇の味だった。東京で食べたら「いいラーメン屋見つけたわ」になったかもしれないけど、「本場で食う博多ラーメン」に過度に期待していたぶん、既視感のある味で拍子抜け。

 【住吉神社櫛田神社東長寺

 立て続けに2食を食べたので、腹ごなしに散歩をかねて神社仏閣めぐり。

 住吉神社は鳥居から本殿まで続く緑に囲まれた道がいい雰囲気でよかった。人気も少なく、神秘的な感じ。

 櫛田神社は逆に人がいっぱいいてにぎやかだった。地元民らしき人も多かったし、観光客も多かった。特に外国人の客が多く、日本人:アジア人:西洋人が推定5:3:2くらいの勢いで目にはいった。

 東長寺は日本最大の木彫りの大仏があるらしく、それ目当てに訪問。確かにでかかった。けど、なんかこっそり展示しているようでもったいなかった。もう少し派手に売り出しても良いのに。

 中洲のホテルからここまで歩き通しでGoogle Map曰く3.5kmほど歩いたようだ。いい加減疲れたので、地下鉄で次の目的地へ移動することにした。

 【福岡市博物館

 この旅行で1番観たかったもの。それはズバリ、ここに収蔵されている

 金印
 
 だ。「漢ノ委ノ奴ノ国王」って書かれている、教科書でおなじみの、あの金印。その本物があるとなると、是非見たいぜ! ってなわけで行って観てきた。

 いやー、テンションあがるわー。実物は思ったよりも小さくて、そして金メッキのようにキラキラしていた。大きなガラスケースの中央に、ちょこんと小さな金印が鎮座していたものだから、遠くて細部が観にくかったのが残念だった。でも懸命にじろじろと食い入るように観てしまった。

 しかしこの博物館、こんなにも重要で貴重な歴史的遺物を展示している割には、実に小規模でこじんまりとしたところだった。入場料はたったの100円。頑張って時間をかけても30分くらいで常設展示物は見終えてしまう規模。立地も悪くて(地下鉄駅から1.6km、徒歩15分)、観覧客も少なかった。

 正直、こんなところにこんなものがあっていいのかな、と不安にすらなってしまったよ。あんまり不安だったから、立っていた学芸員の人に「これ、本物ですよね?」とか失礼な質問をしてしまった。うへへ。

 【元祖長浜屋

 博物館の近くからバスに乗って、本日2杯目のラーメン屋へ。

 長浜ラーメンと博多ラーメンってちがうのかな? よくわからないけど、長浜ラーメンを体験する上でベースとなりそうなところはどこかな、と見繕って選んだのが元祖長浜屋。

 店の周囲には、似たような名前のラーメン屋がひしめき合っていて、長浜ラーメンの聖地のような様相を呈していた。ちょっと便乗商法というか、剽窃というか、起源の主張というか、そんな争いも見られるようで、苦笑してしまう。

 で、食べた。薄っ!っていうのが最初の印象。いわゆる普通に想像される「とんこつラーメン」とはだいぶ違うものだった。さらさらっとしていて、変な表現になるけど、とんこつで作った鶏がらスープのようなそんな感じ。味はとんこつだけど、食感は鶏がら。全体的に味が薄くて、印象も薄い。そこに粉っぽい細麺と、塩っ辛い肉、それに葱が乗っていた。

 トータル的にいうと、うーん、微妙かなぁ。あと3回くらい食べるとクセになりそうな気もするけど、観光客が期待に胸を膨らませて食べるものとしては、あまりにも平坦な食べ物だった。味覚的なインパクトがまるでない。お茶漬けみたいなラーメンだ。だから逆に、お酒を飲んだあとなんかにはいいのかもしれない。

 【モーリス・ブラックシープ

 食ったぶんは歩かねば、ってことで長浜屋からホテルまでの2駅ぶんを歩いていたんだけど、途中で目に入った美味そうなビールのサインの誘惑に打ち勝てず、入店。

 Old Speckled Henなるエールをパイントで飲みながら休憩。16時というランチでもディナーでもない微妙な時間帯だったので、他の客も少なく、がらがらの店内で、のんびりと休憩した。昔スコットランドで飲んで好きになったAbbot Aleと同社提供らしいOld Speckled Henは、やっぱり好みの味で大満足。こんなめったに飲めないエールに偶然遭遇できるとは運がいい。

 しかし、カロリーを消費しようという徒歩行(3kmほど)でカロリーを摂取してしまい、まるで無意味に。とほほ。

 【宴会】

 およばれした宴会で、ふぐやら水炊きやらをいただいた。自分プランではないのでどうでもいいな。とりあえず、「水炊きを食う」というフラグはたてることができた。美味かった。

 【屋台】

 博多名物の屋台。なんだけども、もうこの日は飯を食いすぎてギブアップ。中州の屋台街を冷やかすだけで終わった。

 そういえば1軒の屋台で、TVで観たことのある有名人らしき人を見かけた。興味ないのでそのまま通り過ぎたけども。

 で、ホテルに帰って就寝。インドア勢としてはかれこれ10km弱も歩き回って疲れたよ。泥のように眠るのであった。

日記: 6月1日(2013年)

 Gametelなるものを買ってみた。

 リンク先を見てもらえれば一目瞭然なんだけど、スマートフォン用のゲームコントローラーだ。コントローラーにはスマートフォンを固定するためのクリップがついていて、それでコントローラーとスマートフォンを一体化することで、ひとつの携帯ゲーム機のようにすることができるという代物だ。

 同じコンセプトのものでスマコンというものも有名で、こちらは日本製(?)らしく、サポートページが日本語だったりと安心感があったんだけども、今回はGametelのほうにした。決め手は私の持っているスマートフォンがスマコンの非対応機種に指定されていた、というどうしようもない理由だった。私においては選択の余地がなかったわけだ。

 で、使ってみた。

 まずスマートフォンのほうにGametelの専用アプリをインストールし、起動しておく。続いて、コントローラーのほうの電源を入れる。するとBluetoothでコントローラーとスマートフォンが簡単にペアリングされた。あとは適当にキー設定をして遊ぶだけ。拍子抜けするほどすぐに使えた。

 うん、わるくないね。なかなか快適。少なくともタッチパネルで操作するのとは、雲泥の差だ。これまでスマートフォンでゲームなんて、タッチパネルの操作性が低すぎて遊ぶ気も起きなかったんだけど、これなら遊べる状況でなら遊ぼうかな、という気にはなりそうだ。

 難を言えば、コンセプト的に仕方がないとはいえ、少し指が窮屈で、十字キーやL/Rキーの操作がしにくい。十字キーが安っぽい円盤タイプで、やや誤入力を誘発しやすいのも残念なところだ。

 とはいえ、とりあえず十分に遊ぶことはできるし、携帯性もなかなか優れている。例えば気楽に出先でエミュレーターでごにょごにょできるようにもなったわけだ。とりあえず今は、懐かしのダンジョンマスターをちまちまやっているけど、往時の操作感覚のまま遊べて、懐かしくも面白い。いいぞいいぞ。

 ただ、予想はしていたけど、長時間遊んでいると、コントローラー側はともかく、スマートフォン側の電池がすぐ切れちゃいますな。特にバッテリー消費に難がある私の機種(ISW11F)では、外出先で遊ぶのは相当ためらわれるレベルだ。せっかく携帯性はあっても、結局バッテリーコードの確保できる環境でしか遊べない。とほほのほ。

 もっとバッテリーの余裕のある機種に乗り換えて、はじめてこの「スマートフォンの携帯ゲーム機化計画」は完遂するのかもしれないな。

 SHL22はよ。