カテゴリー別アーカイブ: EverQuest 2日本語版

EQ2JE: さらば白き名の戦士たち

 復帰以来所属していたギルド<White Label>を脱退し、このところレイドやグループでお世話になっていたギルド<Odyssey>に移籍した。

 おおよその理由は脱退したギルドの掲示板にも書いたけど、1)すでにギルドが機能していないこと、2)お世話になっているギルドの勧誘を断るのは義に欠けると思ったこと、の2点だ。

 私はギルドの加入とか脱退とか移籍とかを、がらにもなく真剣に考えてしまう性質で、なかなかギルドに入るということすらしないし、いざギルドに入ると、そのギルドは少なくとも自分にとっては最高のギルドだ、と思い込もうとする癖があって、自分のギルドに対する思い入れが非常に強くなる。だから「こっちのほうがアイテムウマーだから移籍」みたいな、俗っぽい理由での移籍はなかなか出来なくて、今回も「たまにしか来ない人でも、来たときに私が抜けてたらどう思うだろう」とか相当悩んだんだけど、結局はこういう結論に至った。理由は上記のとおり。

 なーんて堅いことを言いつつ、まぁもう移籍しちゃったし、移籍前にかなり真剣に悩んだぶんだけ、移籍後は気楽に行くぜー、と思っていたりする。新しい仲間の皆さん、見てないだろうけどよろしく!

 写真は、ギルド<White Label>の冒険者として最後の活動となった、MMISレイド出陣の様子。この黒地金縁翼付錫杖紋を羽織るのもこれが最後か。うーん、感慨深いな。

 じゃあ、ま、心機一転いきますか。

EQ2JE: 先週の活動報告

 先週一週間はレイドしたり、ソロクエしたり、グループ狩りしたりと、充実したEQ2生活が送れた。

 そのそれぞれが、1つのネタとして別個のエントリーを立てることが可能なほど、いろいろなことをやれたはずなんだけど、そんなたくさんのエントリーを立てるのはしんどい。起伏がないときに1つ変わったことをやれば、それについて書く気がわくけど、たくさん変わったことをやると、すべてを書くのがたいへんすぎて投げてしまう。なんと言う贅沢な悩みだ。うむうむ。

 とにかくそんなわけなので、ここで概要だけをざっと述べて記録としたい。

 【ソロ:RoK狩り】

 ソロではRoKのクエストをちまちま進めた。

 RoKは噂どおり、ソロクエストが恐ろしく充実している拡張パックだったようで、いくらこなしてもクエストがなくならない。ただ今は上記のように、ソロばっかりやらなければならないほど、グループやレイドに不自由している環境ではないので、今はソロクエが豊富であることの恩恵を、さほど受けていないというのが本音だ。でも、そうでなければ、だいぶ「やることがねー」という悩みからは開放されただろうと思う。

 ただ、ソロクエというものそのものが、私にとってはさほど面白いものでもなく、肝心のクエストの内容も、大量生産型の「~を~匹倒せ」式なので、悪く言えば単調な印象は否めない。そういう意味では、Lv70代の前半と言う今の時期を、RoKソロクエばかりにならずに過ごせているのはラッキーなのかもしれない。

 【グループ:セットアーマー】

 EoFのLv69セットアーマー集め。そんな楽しみを見出して、セットアーマーの出るダンジョンをいくつか楽しんだ。明確に目標が見える、しかも物欲的なわかりやすい目標が見える遊びかたは、純粋にモチベーション面で楽しいのだ。

 そんな物欲のために乗り込んだダンジョンのうち、2つは以前に紹介したオベリスク・オブ・ブライト(OoB)とミストムーア地下墓地(MM地下)で、他にカラディムとヴァルドゥーンの地下堂(CoV)という新しい場所にいってきた。

 結果的には、セットアーマーはOoBで1つゲットしただけで、2回のCoVと2回のカラディム、それに1回のMM地下では、いずれも成果を得られなかった。セットアーマーハンティングの実態は、予想していたよりだいぶしんどかった、というのが本音だ。セットアーマーは同種のものを最低3つそろえると特別な効果を発生するんだけど、もう正直3つまでですらそろえるのをあきらめつつある。

 物欲でモチベーションが上がる、という書き出しと矛盾することを言うようだけど、どうもLv80CAP下では、Lv80近い装備以外に執着できないんだよなー、私。ちょっと面倒くさいと、アイテムよりもレベルに走りがちなのである。

 【グループ:アンレスト】

 セットアーマーが出るもう1つの場所、それがアンレストの館だ。

 アンレストは、ネクトロポス城やデスフィスト城のような、各種ギミックあり、謎解きあり、進行順ありの、ようするに「面白いけど時間がかかって大変」なインスタンス。Lv70CAP時代に、単独グループ向けとしては最高位近い難易度のダンジョンとして用意されていたというだけあって、モンスターも強力で、歯ごたえのある場所だった。

 しかしアンレストでもっとも私を驚かせたのは、その構造がまるっきりEQ1のそれを踏襲していた、ということだ。

 EQ1ゆかりの場所は、EQ2にはたくさんあるんだけど、ケイノスやフリーポートの例を挙げるまでもなく、そのどれもが在りし日の姿を再現しているとは言いがたい。雰囲気だけ似た、名ばかりの別物といっていい場所ばかりだった(リバーベイルには感動もしたけど絶望もした)。

 そんなEQ2にあってアンレストは、入り口から庭、建物の内部の部屋割りにいたるまでの構造が、EQ1のそれに酷似しているのだ。制作側としては、EQ1から引き継いだゾーンの、全部が全部をこんな酷似させては、クリエイターとしてのオリジナリティを疑われてしまうと考えるんだろうけど、たまにこういう完全継承ゾーンがあると、元EQ1プレイヤーとしては非常にうれしいものだ。思わずにんまりしながら探検することができた。

 ただ、ここは前述のとおり、難しく、長い手順が必要なゾーンだったので、60%(推定)ほど進めたところで時間切れ解散と相成った。次にまた来るときに、ここまでの手順をもう1回やらされると思うと、ちょっと気が重いけど、ま、ここまででも十分楽しかったから、今はそれを喜ぶとしよう。

 【レイド】

 FTH: リベンジクリア!
 Lab: 2度目のクリア!
 HoS(晴眼の堂): 初挑戦。途中で時間切れ解散。
 MMIS: またしてもメイヨン様に敗北。

 というところ。私個人としては、邪悪に燃える両手剣をもらったのでホクホク。ライフタップProc付で、見た目といい効果といい、SHDっぽいな。

 あー、しかしメイヨン倒したいなー。

EQ2JE: ヴァンパイア・ロード

 フェイドワーの、いや、ノーラスの吸血鬼の中で最も名高い者は、そう、ミストムーア城城主、メイヨン・ミストムーアその人だ。

 今回はそのメイヨン様と対決できるレイドインスタンス、ミストムーアの内部聖所(MMIS)にいってきた。

 MMISは、普通のダンジョンであるミストムーア城の中から入ることが出来る、Lv70+向けのフルレイドインスタンス。ラスボスであるところのメイヨン様を除けば、途中で出る中ボスたちは、過去に行ったFTHと似たようなものだった。

 ただ、ここは巡回モンスターが頻繁にRepopして、しかもその巡回モンスターに見つかると、複数のガーゴイルを引き連れて襲い掛かってくるので、巡回の処理と進攻を、Repop速度に負けないように迅速に行わなければならないという緊張感があった。また、そのほかの雑魚も、やたら硬かったり、いやらしい小技が多かったりで、歯ごたえのある場所だった。

 そんな厳しい局面を、しかし順調にこなし、メイヨン様との対決に持ち込んだ一行なんだけど、メイヨン様は強かった。

 POWドレインのAE、Stun&HPドレイン(?)のAE、それに子分召還。これらを駆使するメイヨン様に、一向は三度挑むも、敗北。戦術はなんとなくわかるんだけど、ワンミスが致命傷になってしまうシビアな展開に、にんともかんとも。練度不足かなー? くそ!

 なんかレイドに参加させてもらうたびに、「いつかリベンジ」リストが分厚くなっていくよ。っきしょー!

EQ2JE: さらにレイド

 前回FTHのレイドに誘われたあとの数日間で、さらに続けざまに3度(うち1度は1度とカウントするものかわからないけど)、レイドに参加させてもらうことができた。私などを1度ならず誘うとは、実に愚k・・・もとい奇特な人々だが、黙っておこう。

 今回いってきたのは、エメラルド殿堂(EH)、甲殻類の洞窟(カニ)、そして写真のロード・ヴァイムの研究所(Lab)だ。基本的にはひたすら着いていって、わずかばかりのダメージソースになっただけなので、取り立てた役割は担わなかったんだけど、そんなコバンザメの私がしかし、各所の感想とかを記しておくのであった。勘違いしている部分は多々あろうが、しったことか!

 ・エメラルド殿堂

 レッサーフェイダーク(LFay)から入る、大自然ゆたかなレイドゾーン。Wikiに情報がなかったので、事前情報無しで参加。殿堂という割にはLFayと同じようなフィールドゾーンで、建物らしき影は見当たらなかった。マップの半分くらいを進んで解散してしまったけど、ひょっとしたら奥のほうに建築物があったのかな?

 難易度的には、前に行ったFTHや、この後にいったカニとかLabに比べても高かったように感じた。そのくせ、立ち寄った箇所に限って言えば、単なるフィールドゾーン風で、いまひとつ面白みに欠ける場所だった。ええい、殿堂はどこだ、殿堂は!

 この参戦で一番感じたことは、とりあえずAEがめちゃくちゃ痛いということだ。装備について、攻撃力と守備力しか見ない傾向のある私をして、SV装備の重要性を実感さしめるのだから、ただごとではない。解散後、私らしくないことに、SV用の生産品指輪&耳輪を3種(魔法系、エレメンタル系、毒病気系)を速攻で買い揃えたよ。このゲームはずばり極論すれば、「AEをどうするかというゲームなのでは」とさえ思えた。

 ん? また参加できる気なのかって? 備えあれば憂いなしなのだ!

 ・甲殻類の洞窟

 フォールンダイナスティのシンの村そばにあるレイドインスタンス。とはいっても、中に入るといきなりボスがいて、それを倒したら終わりという、1戦するためだけのゾーンだ。

 ボスは略称(私がここで便宜上つけただけ)を見てもわかるように、巨大なカニだ。ダメージを与えるペースが一定水準以上になると、雑魚カニを呼び出すという困った仕様なので、ろくに魔法やアーツも使わずに、ひたすらゆっくり殴って倒した。ゆっくりやっても持つだけの耐久力さえあればよいという、ある意味わかりやすく、そして面倒くさいボスだ。

 ・ロード・ヴァイムの研究所

 ロードだって、ロード! EQでロードといえば、Lord Nagafenがまず思いつくわけで、思いつかない人はもぐりなわけで、つまりLordといわれればドラゴンを連想するしかないわけで、そしてやっぱりLabのボスもドラゴンでしたー! ヤホウ!

 つーことで、Lab。ダンジョン進行型のレイドゾーンで、FTHやEHと比べても、だいぶ楽勝な感じの場所だった。人数が多かったせいか、あまり苦戦を感じずに、隅から隅まで敵を倒しつくすことが出来たよ。ドラゴンがボスだとテンションが上がるし、ぽこぽこよさげなアイテムも出ていたので、なんか好印象だった。

 でも、出るアイテム出るアイテムよさげだった割りに、でると他の人が「はずれだ」とかゴミを見るような目で言ってて(妄想)、非常に価値観の乖離を感じたな。くそ、ブルジョワどもめ!

 ってことで、この数日間は、私にしては珍しく、よくレイドなるものをこなす日々になった。うーん、新鮮なぶん楽しくはある。でも、がんばりすぎるとやはり疲れるな。「ほどほど」を忘れずにいくとしよう。

EQ2JE: レイド素人のチビがゆく

 「今晩21時からFTHのレイドに行きませんか?」

 私はレイドというもの、特にハイレベル帯のコアプレイヤー用のコンテンツとして用意されているレイドというものを遊ぶことは、初めから諦めている部分が少なからずあって、自分とは関係のないコンテンツだと思っていた。それは、自分で戦力を用意するつもりがなかったこともあるし、一般応募されているいわゆる野良レイドの募集では、我がシャドウナイトを含む「ファイター職」が、非常に歓迎されていないということを知っていたということもある。

 だから、上記のようなことを言われたときに、真っ先に思ったのは、「この人正気か?」ということだった。

 で、「SHDは不要では?」「迷惑じゃない?」「人あまってない?」「邪魔者なのでは?」というような、被害妄想の権化になったかのごとく質問を浴びせかけてみた。それで結果として、「どうやら参加してもかまわないようだ」ということを確認できたので、恐る恐る、「レイド」というものに参加をしてきた。

 行ってきたのは、無神論者の隠れ家、通称FTH(Freethinkers Hideout)だ。

 できるだけ迷惑にならないように、というか「このSHDうぜぇ」とか思われないように、EQ2JEwikiでしっかりと予習。なんとなく敵の戦術を理解して、最低でもレイドリーダーの指示を、疎漏なく理解できるであろう状態で乗り込んできた。

 んが、結果から言うと、レイドは2匹目くらいのボスで敗退。私は論外にしても、まだ若いレイドチームだったらしく、また、私ごときでも参加できたように、人員も若干名不足気味で、経験、戦力ともにやや不足だったと言うことのようだ。

 とはいえ、全然勝てそうになかったと言うよりは、大人のチームという性格が強くて、時間がきたからどんどん人がいなくなって打ち切った、といえなくもない展開。しっかり人がそろえば、きっといける、という絶望感の薄い敗北だったように思う。

 私としては、金輪際体験できるとは思っていなかった、EQ2JEの・・・というか近年のMMORPGの、「スクリプト攻略型レイド」に軽くでも触れることが出来て、非常に面白かった。この場を借りて、参加枠を設けてくれたレイドチームの皆さんに感謝をするとともに、ここで晒してしまっていることに、ちょっとだけ謝罪する所存。ばれないことを祈ろう、うへうへ。

 しかし、やはり敗北は悔しいな。次はあのおばさんを倒したいものだ。