予告通り(?)Paragonメインの二刀流タンクビルドを作成して、推奨レベル33~37とされる初挑戦のインスタンスダンジョン、King’s Breachでタンク稼業をこなしてきた。
結果はほとんど予想通り。比較的耐えられるけど、範囲攻撃の乏しさがタンクとしては大きなネック、ということになった。一応こなせはするものの、タンクに向いているかというと、やっぱりお世辞にもそうはいえなかった。
ボス戦や、1撃の重い1体を相手にするなら相当耐えられる。防御系のフィニッシャーで12秒+5秒ほどは物理ダメージをほとんど食らわないでいられるし、Taunt1発とDPSとをジャグリングしていれば跳ねることもめったにない。まぁ、結局は盾を持てって話になるかもしれないけど、Paragonにこだわりたいなら対応できなくはないというレベルだ。
しかし、雑魚多数相手のシーンはつらかった。AE能力がほとんどないParagonでは、サブでお情けで入れていたリキャスト1分の3秒引き付け以外に、多対一でできることがなにもない。味方がAEを連発したら、あっという間にその味方に敵が押し寄せる。2、3匹までなら、交互にTauntを入れておけばいいんだけど、5匹以上だと完全にお手上げだ。Hateを稼ぐことを諦めて、速やかに殲滅することを考えたほうが早いくらいだ。
結論を言えば、Paragonは雑魚戦相手では最もタンクに向かないオフェンシブタンクで、ボス戦相手ではそこそこ向いているオフェンシブタンクということができそうだ。雑魚に向いてボスに向かなそうなのはChampion、中間がRiftbladeかな。
RIFTに限らずEQ2も(少なくともTSOあたりまでは)そうだったけど、CCや単体攻撃よりもAE攻撃の性能が、インスタンスダンジョン攻略での大きな部分を占める要素である、というのが昨今主流のデザインのようだ。ワーッときたのを、ワーッとまとめて焼く爽快感を求めた戦闘が主流で、在りし日の「CCしてから各個撃破」というような緻密な戦闘は流行らない。だからそういう意味では、そもそもAEの弱いクラスは、昨今のインスタンスダンジョンには向かないのかもしれない。時代に取り残された各個撃破思想を受け継いだ存在であって、EQ2でいえばブローラーのような立場のように思える。・・・とてもいいぞ、うくく。
え? 短所を補うようにミックスすればいいだろうって? それならはじめからこんな試みはしていないのだ。これは試す遊びなのだ。そしてそんな迷惑な試みに付き合ってくれた(付き合わされた)仲間には、感謝するほかない。
ってことで、EQ1以来の二刀流タンクは、ちょっと機能しにくかったけど、しかし私は大変楽しかった。
さて最後に、肝心の実験場となった初トライのインスタンスダンジョンKing’s Breachについてなんだけども・・・今までで一番苦労したインスタンスダンジョンだった。3番目のボスが強かったのだ。
ややネタバレだけど、以下のような構成だった。
・ボス1: 雑魚清掃でPop。途中Add少々するだけ。弱い
・ボス2: 虫。前後が危ないので横で。弱い
・ボス3: マンチ。離れると殺される。とわかるまで強かった
・ボス4: 詠唱の長い前方攻撃。ごり押せる。弱い
ボス3の「離れると死ぬ」がわかるまでに、我々は死体の山を築いたよ。それだけに倒した瞬間の達成感は大きかった。これだよなぁ。