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TESO: VR2

 VR2になった。記念写真をとったはずなんだけど、どうしたっけな。

 ほぼVR1のVP0%でスタートしたAldmeri DominionのTier 1のゾーンのクエストを、9割ほど消化した段階での、VR2到達となった。ほぼほぼ、1つのVRゾーンにつき、1つVRが上がる計算かな? それで各勢力5つのVRゾーンで、最終的にVR10と考えれば計算はあうね。

 VRゾーンの感想は、「人がいない」に尽きる。進行度が平均よりは早い自覚はあるけど、それに加えてメインクエストに進行不能バグもあったらしいから、そういった要素で進行度の近しい人が少ないのだろう。偶然他人と共闘できるというようなシチュエーションが少なくて、寂しくもあり、また楽ができなくてつらくもあった。

 難易度はだいぶ上がったけど、まだなんとかなっている。Dual Wieldの「出血させてそのぶん回復」というスキルを戦術の軸にしているので、出血しないスケルトンなどが相手だと完全に詰むのが、目下最大の懸念点。そのときはRestoration Staffに持ちかえて、Dual Wieldの3倍の時間をかけて、回復しながらチマチマ削って切り抜けている。

 クエストの報告時には、こまめに武器を持ち変えて、使いもしない補欠スキルのランク上げにも余念がない。クラススキルは2つがランク50で、3つめもランク30を超えるところまできたし、武器も2つめのRestoration Staffがランク48にまであがって、CAPは目前と言ったところだ(ここからの経験値バーが固いんだけども)。

 今は気の早いことに、次の武器をなににしようか考えるのが楽しくなってきている。Dual WieldでDPS、Restoration Staffでヒーラーときたから、今度はOne Hand and ShieldでTankかな、というのが本命。対抗でDestraction Staff。穴でBow。

 楽しみ楽しみ。

TESO: AvA雑感

 【操作が簡単】

 語弊があるけど、これ。これが最大の特徴で、戦術に影響している。

 【腕の差が出にくい】

 操作が単純だから、操作で混乱しにくく、とっさの判断を誤りにくい。使えるスキルが少なく、かつノンターゲットだから、「とりあえず押したキー」が最適解になりやすい。20人規模の集団戦で、集団としての勝敗が、ハンドスキルの差によって決することが少ない。GW2も簡単だったけど、TESOはさらに簡単だ。

 だから、奇襲の効果が薄かったり(対応が簡単なので混乱に乗じにくい)、数の差を覆しにくかったり(数の差を覆す要素がない)、といった印象を持っている。この辺の印象は今後変わるかな、どうかな。

 【レベル差】

 ある。VR未満をVR0として、VR0~VR10までの実質11段階のヒエラルキー。VR1で強キャラになったと思ったのに、実は下から2番目の身分だったという事実。

 【ビルド差】

 ある。けどMMORPGのいいところは、みんなが強いビルドになるわけでもないし、それが正しいわけでもないというところ。強さより脳内イメージ優先の人も多いし、それはそれで正しい。わりと多様性はある。

 【もっと称えてくれ】

 個人やギルドをもっと目立たせてほしい。「門が破られた」「スクロールが奪われた」と同じように、「誰々が誰々に殺された」ってのも大々的に出せばいいのに。スパムになってもいいよ。功名心を煽ってほしい。

 「またあいつかよ!」とか言いたいし、言われたい。「ぺんたきーる」とかも聞きたい。

TESO: ストーリーを嗜む

 ESOはストーリーもいいよね!

 ・・・って知らんがな。クエストの文章なんてこれっぽっちも読んでないがな。結局メインクエストのストーリーすらよくわかってないがな。

 よし、メインクエストを終えた今こそ、Webの力を借りて、ストーリーを後追いしてみよう。ってなわけで、海外のTES Wikiでいくつかの用語を検索して、読んでみた。なるほど、こいつらはこういうやつだったのか・・・。

 (以下、ネタバレ多数。誤訳、意訳、超訳多数)

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 ■ Varen Aquilarios(Prophet)

 VarenはTESOのストーリーの開始時点以前に戴冠された前帝国皇帝でした。彼は、Dragonbornのみが唯一正当にRuby Throneに座す資格があると信じていたので、Amulet of Kingsを見つけ、Akatoshへの儀式を行ってDragonbornになるために、Five Companionsを編成しました。しかし不運にも、彼はMannimarcoの裏切りにあってしまいます。この儀式によって、NirnとOblivionとの境界は薄らぎ、Molag Balの従者たちがDark Anchorを出現させることを可能にしてしまいました。

 ※Dargonborn: 竜神Akatoshに祝福された存在
 ※Ruby Throne: 帝国玉座
 ※Amulet of Kings: すごいアーティファクト
 ※Akatosh: 善い神様。竜神
 ※Molag Bal: 悪い神様。極悪系デイドラ
 ※帝国皇帝たる資格は、Amulet of Kings+Dargonborn
 ※Nirn: この世。現実世界でいうEarthに相当
 ※Oblivion: あの世。現実世界でいうHellに相当

 ■ Five Companions

 Five Companionsは、Amulet of Kingsを発見し、それを使った儀式によってVaren AquilariousをDragonbornにし、正当な皇帝としてRuby Throneに座しむるために、Varenによって編成された集団です。しかしその儀式は、Mannimarcoによって画策された、Molag Balのためのもとなってしまいます。

 Five Companionsは以下の5人で構成されます。

  • Varen Aquilarios
  • Lyris Titanborn
  • Abnur Tharn
  • Sai Sahan
  • Mannimarco

 ■ Lyris Titanborn

 Lyris TitanbornはNordと巨人との混血児で、Five Companionsのオリジナルメンバーの1人です。彼女は決して聡明ではありませんが(彼女はしばしばAbnur Tharnの言うことが理解できません)、The Prophet(Varen)やSouless One(プレイヤーキャラクター。The Vestigeともいう)に対して非常に忠実です。彼女は時々(故郷の)Skyrimを去らなければよかったと願い、そしてこれまでに出会ってきた人々について思い返します。彼女は、Mannimarcoの誘惑と、Abnur Tharnの侮辱のうち、どちらがより邪悪だろうかと考えています。

 ■ Abnur Tharn

 Abnur Tharnは現帝国女帝の摂政であるClivia Tharnの父であり、High Chancellorであり、Five Companionsのオリジナルメンバーの1人であり、Elder CouncilのImperial Battlemageです。

 彼は果断な人物で、そして秘密のデイドラ崇拝者の家系であり、そのことは各勢力(Ebonheart Pact、Aldmeri Dominion、Daggerfall Covenant)が彼を排斥したいもう1つの理由ともなっています。彼は各勢力の脅威に気づくと、ネクロマンサーのLord Mannimarcoとともに、NirnとMolag Balの世界であるColdharbourとを結合しようと働きかけました。

 Queen Ayrennが女王になる前、彼は個人的に彼女を苦しめたと知られており、このこともAldmeri Dominionの挙兵の理由の1つになっています。

 また彼は、第3紀のImperial Battlemage、Jagar Tharnの祖先でもあります。

 ※High Chancellor: Elder Councilの長
 ※Elder Council: 帝国の政庁
 ※皇帝付きの魔術師
 ※Queen Ayrenn: ハイエルフの女王。Aldmeri Dominionの指導者の1人
 ※Jagar Tharn: TES1:ARENAの悪役。帝位簒奪者

 ■ Sai Sahan

 Sai SahanはRedguardの貴族で、格闘技の使い手、剣術の達人、そしてImperial Dragonguardの指導者です。

 Varen AquilariousのFive Companionsのオリジナルメンバーの1人であるSai Sahanは、ブレイズの長でもあり、また皇帝の護衛部隊の長でもありました。

 かれはVarenがDragonbornになるための儀式で使うAmulet of Kingsの捜索を助けました。しかし、儀式はMannimarcoの裏切りによって、NirnとOblivionとの隔たりを薄くするためのものになってしまいます。儀式のあとの混乱の中、彼はAmulet of Kingsを拾い、逃走を図りました。

 ■ Mannimarco

 Lord MannimarcoはAltmer(ハイエルフ)のネクロマンサーで、TamrielにおけるMolag Balの有力な従者です。

 Artaeumの島で生まれたMannimarcoは、メイジギルド創設者Vanus Galerionと同世代の、向上心のある知的なAltmerのメイジで、神秘主義のサイジック会に入会しました。Vanusが善き心をもっていたのに対し、Mannimarcoは暗い心根をもっていたと記録されており、結局その事が彼をネクロマンサーの道へと堕としめることとなりました。

 一旦、Five Companionsのオリジナルメンバーの1人となったMannimarcoは、彼らを裏切ってAmulet of Kingsを用い、Soulburstを起こそうとします。Soulburstが起こせれば、Molag Balの従者たちがDark Anchorを使い、NirnとColdharbourを1つにする、Planemeldと呼ばれる現象を起こせるほどに、NirnとOblivionとの境界を薄くすることができるはずでした。彼は、Elder CouncilのChancellorであるAbnur Tharnとともにこの偉業を目指しました。

 しかし実際には、Mannimarcoは、他のMolag Balの従者(Abnur Tharn)のように、Molag Balのために働くつもりはありませんでした。彼の意図するところは、Amulet of Kingsの力を使ってデイドラの王子(Molag Bal)を捕らえ、その力を吸収し、残酷と支配の神として、実質的に彼にとって代わることだったのです。儀式のあと、彼はAmulet of Kingsを必要としました。

 しかしSoulburstの儀式が終わったあと、Sai SahanはAmuletとともにImperial Cityから姿を消し、Sancre Torの墳墓に潜んでしまいました。その後、Saiはすぐに捕らえられ、ColdharbourのHalls of Tormentに送られ、そこで彼は何年間にも渡って、Duchess of Anguishに精神的にも肉体的にも苦しめられることとなります。MannimarcoはSoulburstの儀式の際に、Saiにある魔法をかけていましたが(そのために彼は捕らえられたのでしょうが)、逆にProphetたちにそのことを利用されて、Saiは救出されることとなります。

 そしてMannimarcoは、結局Abnur Tharnとも袂を分かちます。(Mannimarcoに捕らえられていた)Abnur Tharnは、Castle of the WormからThe VestigeとLyris Titanbornとによって救出されます。MannimarcoとAbnur Tharn、2人のメイジは対決しました。Soulless OneがMannimarcoを攻撃したことで集中が途切れ、Mannimarcoは敗れてしまいますが、逃走することには成功しました。

 Saiへの拷問によってMannimarcoは、Amuletを隠し場所から取り出すためにはRing of Stendarr’s Mercyが必要になることを突き止めました。King of Worms(Mannimarcoの異名)は、Ring of Stendarr’s Mercyの安置されているハンマーフェルのブレイズ寺院にDaedric Titanを派遣します。The Vestige、Lyris Titanborn、Abnur Tharn、そしてSai Sahanは少し遅れて寺院にたどり着き、その怪物を退けましたが、寺院は破壊され、多くの徒弟たちは殺されてしまいました。寺院の長であるKasuraは、Saiの先祖が眠っている地下墓所に、Ring of Stendarr’s Mercyを隠していました。The VestigeたちがRing of Stendarr’s Mercyを取り戻すのを阻止しようと、Mannimarcoは地下墓所に現れ、死者を蘇らせて挑みますが、敗れ去ります。

 MannimarcoはSaiにかけた魔法を通して、彼の動きを監視し続けました。最終的にFive Companionsは、Sancre TorにAmuletを取り戻しにいきます。King of Wormsもまたそこへ向かい、そこでMolag Balに対する彼の計画を打ち明けました。曰く、SaiがAmuletを隠した部屋にかけたStendarrの加護は、Mannimarcoの攻撃準備が整うまで、彼をMolag Balから隠してくれたのだと。そしてMannimarcoは死者を蘇らせ、Five Companionsに攻撃を開始しました。The Vestigeはこれに打ち勝ち、Mannimarcoを殺しましたが、Mannimarcoの魂は依然として生きており、この死が自分の計画をそう遅延させはしないだろうと告げます。

 次の瞬間、Sancre TorにMolag Balが現れ、Mannimarcoの魂を捕縛しました。Molag BalはMannimarcoの裏切りに気が付いたのです。Mannimarcoの魂は鋭い音を立ててColdharbourに引きずりこまれてしまいました。Mannimarcoは、ColdharbourにおけるMolag Balの力の座であるHeart’s Griefにおいて、死者たちに無残に苦しめられることになります。

 Five CompanionsがAmulet of Kingsによる儀式を行うためにHeart’s Griefに到着した時、石の台の上に魔力の枷で捕われているMannimarcoを発見します。The Vestigeは彼を解き放つか、その醜い運命を終わらせるかの選択を迫られます。

 もし彼を逃がした場合、Mannimarcoはその決定によってThe Vestigeが後の時代に呪われるように訴えながら、Coldharbourから消滅してしまいます。

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 長ぇ!

 途中で面倒くさくなって、逐語訳からどんどん超訳になっているし、細かい部分に間違いがあるとは思うけど、まぁ、大まかにはつかめたかな。なるほど、こんな事情だったのか。

 Lyrisがちょっと(頭が)かわいそうな子だったとか、ハゲのオッサンがなかなかイケメンな存在だったとか、AbnurがTES1ラスボスの先祖だったとか、全然知らなかったわ。Mannimarco君はTES4:Oblivionにも登場する愛されキャラ(弱い)らしいけどもね。

TESO: Elder Scroll争奪戦


 争奪戦というか、いじめっ子に頑張って歯向かった、という構図なんだけども。

 この先週末の土曜夜のCyrodiilにおける青対黄戦線では、熾烈なElder Scroll争奪戦が繰り広げられた。いつも通り数を生かして大軍で押し寄せる黄軍に対して、地の利(復活ポイントが近い)を生かした寡兵の青軍が、必死の抵抗を行う、という構図だ。

 そんななか、私の所属するギルドはいつものように遊軍を編成して、時に主力と合力し、時に独自に遊撃し、いろいろなシチュエーションでのAvAを堪能した。

 一度は奪われたElder Scrollを、追撃戦で奪い返してTempleに安置。これでようやく落ち着けるか、と思ったら黄軍の超大群が押し寄せてきて、数の暴力の前に敗退。一応、我々が展開している間には、再度奪われることはなかったものの、結局は夜も更けてきて、我々がCyrodiilを去ったあとで、Elder Scrollは奪われてしまったらしい。

 ともあれ、この夜は本当に楽しいAvAだった。数に踏み潰されることもあったけど、中規模部隊の利を生かして、補給線を断ち、戦線を分断し、鑢で削るように敵兵力を削いでいくのは痛快だった。

 そんな週末のひとコマを録画しておいたので、こっそりと公開。もっと会心のシーンはあったはずなんだけど、そういうシーンに限って録画していないものなんだよね。公開シーンは普通のゴチャゴチャ戦であります。

TESO: 新天地へ

 新天地に到着した。

 TESOではVeteran Rank 1(レベル50)になり、メインクエストを終えると、他勢力の土地を舞台にしたPvEを開始できるようになっている。シナリオやクエストは、他勢力で1から始めた時と同じだけども、登場するモンスターや報酬は、Veteran Rank 1以上という、より難易度の高いパラレルワールドでの冒険がはじまるのだ。

 つまり、例えばDaggerfall Covenantで開始した場合

  • Daggerfall Covenant領のクエスト: ノーマルモード
  • Aldmeri Dominion領のクエスト: ハードモード
  • Ebonheart Pact領のクエスト: ベリーハードモード

 というようなわけ。

 このシステムは、すごく優れていると思う。DAoCの系譜として最も革新を遂げた部分は、ここなんじゃないかっていうくらい。

 残念ながら、私の英語力ではこのシステムの魅力を堪能しきれないんだけども、もしこれが日本語版だったとしたら、このシステムがあるかないかでは、相当ゲームを楽しめる度合いが変わってくる。3キャラ作らないとシナリオを味わいきれないのと、メインキャラを育てつつ、そのすべてを味わえるのとでは、全然意味が違う。世界観やシナリオに魅力がある(たぶん)TESシリーズならなおさらだ。よく考えたな、と正直感心したよ。

 ってなわけで、私のキャラクターは、第2の世界、Aldmeri Dominionの地に降り立った。

 少し遊んでみただけでも、相当敵が強くて、歯ごたえのある冒険になりそうだということは分かった。Veteran Rankに入ったとはいえ、進行度でいえばまだたったの1/3。残りの2/3に向けて、じわじわと頑張っていくとしよう。