カテゴリー別アーカイブ: Tom Clancy’s The Division 2

TD2: ハクスラことはじめ

 さて、ストーリーも終わったことだし、めくるめく装備集めに入ろう。

 ここで考慮しないといけないのは、今作のいいところでもあり、だめなところでもある、以下の仕様だ。

 「高難易度ほどドロップの質がいい」

 今まではこういう傾向があるとされたこともあったけど、実際の肌感覚では、難易度によるドロップ品質に、そんなに差を感じないことのほうが多かった。だからソロメインはソロメインに見合った、ハードやチャレンジという難易度に甘んじていられた。無理に難しいことに挑戦する必要はなかったのだ。

 でも今作では、ちょっと試してみたけど、難易度によるドロップ品質にかなり大きな差が出るようだ。ノーマルでも運が良ければいい装備も出のかもしれないけど、ヒロイックのほうが格段に打率が高い。ノーマルやハードで10体倒す間に、ヒロイックで1体しか倒せなくても、なおヒロイックのほうがいいアイテムを手にできる期待値が高い、という印象だ。

 ということでハクスラをするなら、できるだけヒロイックで頑張らねばならないようだ。

 ってことで、いろいろなコンテンツをヒロイックで遊んでみたけど、ミッションなどは論外だった。これはちょっとソロでは難しすぎる。

 で、たどり着いたのは、「グローバル難易度をヒロイックにしたうえでのコントロールポイント(CP4)制圧」だった。これはイケル。レベル40になりたてでも、ソロで挑んで十分な成功が見込めた。

 これは「グローバル難易度」の使用によるところが大きい。前バージョンまでは、CPのランクを4すると、敵の強さは上がるのに、味方の増援部隊は弱いままで頼りにならない、という仕様だった。だからCP4をこなすには、自力のみで何とかしないといけなく、高い戦闘力が求められるコンテンツだった。

 でも今バージョンから導入された「グローバル難易度」で世界全体の難易度設定をヒロイックに上げると、敵がヒロイック相当になるだけではなく、味方の増援部隊までヒロイック相当になってくれるのだ。

 これを利用して、味方の増援部隊を弾除けにして、自分はできるだけ狙われないようにして、コソコソと敵を倒すプレイに徹する。こうするとレベル40なり立てのヘナチョコ装備でも、なんとかCP4をこなせるのだ。

 結構時間はかかってしまうけど、ドロップの品質はいいし、報酬には設計図も含まれる。エキゾチックまでドロップする。制圧さえできれば、報酬はおいしい。

 しばらくはこのヒロイックCP4解放を軸に遊んで、装備とライブラリの拡充を図っていこう。

TD2: アーロン・キーナー撃破!

 因縁のアーロン・キーナーをついに撃破した。

 はじめて姿を見たのはニューヨーク、警察学校のECHOだっただろうか。あれからヤツを追跡すること4年。やっと決着をつけることができた。

 でも、ストーリーに関しては、結局よくわからなかったな。こいつは一体何がしたかったんだろう。ただただ無能(だと思っている)なディビジョンや社会への反逆なのだろうか。市民を殺し、仲間を使い捨てる凶行に至った動機が、いまいち理解できずじまいだったのが残念だ。

 そしてネタバレは避けるけど、その後の展開もいまいち理解不能。

 どうしても「あいつ」が重大な決断に至った動機が見えてこない。こちらに関しては、ゲーム内の登場人物も「なぜ」って思っている描写だから、今はわかっていないのが正しいのかもしれないけどね。でも、キーナーの扱いを見ると、この先、この点に関しても説明不十分で進められそうな予感はあるんだよな。ストーリテリングの力を磨くんだまっしぶ。

 そしてゲーム的な話として、ボスキャラとしてのキーナーは、強かった。

 WoNY導入後、はじめて自キャラを行動不能にさせられたんじゃないかな。初見でやられたときは「それはズルくない?」っていうくらいの強さを感じた。

 幸いなことに、AIの行動パターンが「一定の距離を取る」系で「常時リジェネはない」だったから、遠くから延々とタレットと追尾マインをぶん投げて、安全圏からチマチマと削っていくチキン戦法で勝利したけど、初戦で写真のように銃器押しをしに行ったら、見事にやられてしまったよ。

 ともあれ、これでキーナーを撃破し、レベルも40になり、SHDレベルも解放されて、エンドゲームという名のハクスラフェーズに突入だ。

 ここまででちょうど24時間くらいかな。WoNY系シナリオ単体のボリュームは、はっきり言って値段に比して少ない。その点はちょっと残念だ。でも、WoNYの導入は、ここからの長い長いハクスラモードを開始するためには必須だし、シリーズのファンとしては見逃せないストーリーの分岐点でもあったから、トータル的には満足だ。

TD2: ヴィヴィアン・コンリー撃破

 マンハント最後の1人は、紅一点のヴィヴィアン・コンリー。

 4人のローグ・エージェントの中では、1番魅力的な相手だった。

 いや女子だからとかそういうことじゃなくて、背景的にね。

 有能な元ディビジョンエージェントが、ジョー・フェロの思想に共感してクリーナーズ入り、というのが面白い。キーナーの介入なくローグ化してるっぽいのがいい。その後クリーナーズ内部でも認められ、今では亡きフェロの遺志を継ぎ、クリーナーズを率いるまでになったヴィヴィアン嬢。キーナーとは組織の利益上の付き合いでしかない。

 いかにもDivisionって感じの設定だ。

 しかしフェロといいヴィヴィアンといい、そしてD.C.におけるクリーナーズであるところのアウトキャスト首領エミリーンといい、炎系の能力者は面白いやつが多いな。やってることは鬼畜のくせに妙に感情移入させる。

 なお、このミッションは、マンハント4人の中でも最も簡単だった。

 とにかく一本道。回り込まれない。正面にいる敵をひたすら狙撃で簡単安心。火炎放射器の怖いクリーナーズのくせに、近寄ってくるすべが少なく、遠距離で始末できてしまう設計だから、ただの射的大会だ。

 ボスも面倒くさいことはほとんどしてこなくて、ただちょっと固いだけの黄色モブって感じ。弱い。

 ◆ ◆ ◆

 ってことでWoNYのキーナー前の4人のマンハントはすべて完了した。ここまでかかった時間は、実時間で4日。プレイ時間で15時間くらいだろうか。あっさりだったなー。

 倒してみれば、プレイしたのは「難しい順」だった気がするな。自分の装備やレベル、仕様の理解度の影響もあるだろうけど、対決時の印象的には、

 ドラゴフ>=カジカ>パーネル>ヴィヴィアン

 だったよ。

 さて、あとはキーナーとの対決を残すのみだ。Division 1から4年越しの因縁が、やっと終わる・・・のか?

TD2: テオ・パーネル撃破

 マンハントの3人目。テオ・パーネル。

 居場所は「墓場」。墓場って・・・って思うんだけど、英語のミッション名も「The Tombs」らしいのでどうしようもないな。いっそ「ザ・トゥーム」とかにしたほうがマシだった気もするけど。

 パーネル君は今回の敵の中では頭脳戦ポジションのハッカー。ドローンとかデコイとかそういうものを駆使してくる戦術スタイル。エージェントで言えば黄色盛り系。性格的にはのび太。優位なうちは威勢がいいけど、危機が迫ると日和るタイプ。

 WoNYでの最初の出会いではメチャクチャ嫌なやつになっていたローズが、このミッションではやけに協力的だったのが印象深い。同じ技術畑のパーネルに対抗意識を燃やしていたようだけど、実はただのツンデレおじさん説が濃厚。

 ミッションとしては、ここは簡単だった。回り込まれたり、回り込まないといけなかったりといった面倒が少ない。せいぜいタレットを止めるところでそういうことがあったくらいだけど、それも破壊すべき箇所が面倒ではない角度だったり、破壊を急がなくてよかったりと、実に親切設計だった。

 ボス戦もデコイがたくさん出るだけで、実質は「生きた敵の数が少ないだけのボス戦」という感じ。デコイの見定めはちょっとかったるいけどで、生命の危機を感じることなく撃破できた。間違ってデコイを撃つことに、なんのデメリットもないしな。

 黄色系ガン盛りしたくせに、タレットや追尾マインではなく、デコイを選択したのがヤツの敗因。

TD2: ハビエル・カジカ撃破

 2人目のマンハントは、ハビエル・カジカだ。

 米国特殊部隊出身のローグ・エージェント。いろんな出自のいるディビジョンエージェントの中では、それらしさのある兵士としての経歴の持ち主。ただ創作物においては主人公以外の特殊部隊出身者は血に飢えた変質者の役回りを負わされることが多く、彼もその例に漏れない感じだった。たぶん。

 出現ミッションは、パスウェイ・パーク。

 ここ、なんだったんだろうな。パークっていう名前の割には公園っぽくはなくて、どちらかというと建物の雰囲気。そして主戦場はその地下のトンネル。クリーナーズが掘り進めていたようだけど、よくわからない場所だった。水を溜めたり流したり。何度か通えば会話も飲み込めるんだろうけど、初プレイだとどうしても攻略のほうに脳みそを割いてしまって、背景の理解ができないな。

 そんな地下トンネルの深くで相対したのがカジカ君。

 基本的にはスナイパーなんだけど、広範囲にビリビリの罠を仕掛けてくるのが厄介。少しやられるといったん退場して、次のウェーブとともに回復して襲ってくる、ということを数度繰り返すのも面倒だった。

 ただ、めんどくさいだけで強くはなかったかな。丁寧に増援を倒し、丁寧に罠をよけていれば、そのうち倒せる。ラッシュできないのがかったるいだけの敵だった。ずーっと遠くから罠と弓とを撃ってたカジカ君が、最後の最後に接近してきて、マチェットで殴ってきたのは笑ったけど。