日記: 11月17日(2011年)

 3年くらい使っていたバイクカバーが裂けてしまったので、新しいバイクカバーを購入した。

 思えば私のバイクカバーの歴史も、バイク暦とともに長くなってきた。私のバイク暦におけるバイク保管状況は、すべて露天置き+バイクカバーという組み合わせだったので、つまりバイク暦=バイクカバー暦になる。今回の新しいバイクカバーで、かれこれもう4代目だ。

 はじめに購入したのは、ヤマハのバイクカバーだった。「ヤマハ製」で「青いラインが入っていた」こと以外覚えていないんだけど、たぶん以上の条件に合致する、ヤマハバイクカバー・タイプEだったんだと思う。このときはまだバイクのこともバイクカバーのこともなにもわかっていなくて、ただ単にバイク用品店で中くらいの値段帯のものにしようと思って買ったものがこれだった。

 そんな風に選んだこのバイクカバーなんだけども、今にして思えばなかなかいいバイクカバーだった。バイクカバーの表面処理が優れていて、砂埃や水滴が留まり難くく、汚れにくかった。また、このときはあまり美点に思えなかったんだけど、バイクカバーの吹き飛ばされ防止のための機構が、よくあるバイク下部にベルトを通すタイプではなくて、バイクカバーのすそを巾着状に絞るタイプだったのがよかった。着脱時の手間が、ベルトタイプに比べて格段に少なく、よりバイクが気軽に使用できた。

 初代バイクカバーの寿命はたぶん2、3年くらいだったと思う。なぜ使えなくなったのかをよく覚えていないんだけど、たぶん耐水性が落ちてしまったせいだろう。おぼろげに、雨の後にバイクカバーをめくったら、バイクのシートやタンクがしっとりしていた情景を思い出せる。

 その次に買った2代目は、記憶すらしていないマイナーブランドの安物バイクカバー。バイク生活に慣れてきた私は、「バイクカバーなんて消耗品だし、安いのでいいだろう」と、初代よりも1、2ランク落としたものを購入したんだけども、これは正直大失敗だった。

 いやー、実にひどかった。表面処理が甘いせいか、すぐに表面に砂埃をくわえこんでしまって、常に表面はざらざら。バイクカバーをかけるときには、手は汚れる、服は汚れる、ざらざらしているのでバイクが傷つきそうで気になる、といいとこなし。また、バイクカバーの固定もベルト方式だったんだけど、そのベルトもすぐにカバー本体との接合部から破けて、どこかに消えてしまった。

 このバイクカバーを使ったのが、たぶん1、2年。途中で事故でバイク自体が長期入院をしたりもしていたから、実質は1年あるかないかだった。

 そして、3代目。3代目は安物買いの銭失いだった2代目の反動から、一気に高級志向に転向した。買ったのは究極のバイクカバーという、名前からして豪華なものだ。

 これはさすがに高性能だった。バイクの上部部分が透湿防水性の布素材でできていて、雨は防ぐが、雨天時の地面からの湿気は逃がす、という優れた仕組み。その触れ込みどおり、雨上がりの朝でも、バイク本体が湿気を帯びていることはほとんどなく、パーツが錆びるペースも抑えられていたように思えた。

 全体にしっかりしたつくりで、素材の色合い、質感からして、ぺらぺらの銀カバーとは違い、高級感があった。しっかりとガードされている感があって、バイクを離れても安心することができた。大満足だ。

 (高級品をまとっていると「ということはカバーの中は高級バイクかな」と犯罪者に思われるかも、というリスクがないでもないけど、組織化されたプロの窃盗団は中身くらいわかって盗みにくるとおもうので、心配するだけ無駄、というのが正解だろう)

 しかし、そんな大満足のカバーにも唯一にして最大の欠点があった。それは、「バイク下部ベルト式」の固定方法だったということだ。

 この方法は、バイク下部にかがみこんで、ベルトを結ばなければならないという面倒くささがまずある。バイク下部にベルトを通す作業は、案外ストレスになるものだ。加えて、バイク下部はエンジンやエキパイなどの高熱部品が鎮座しているので、走行後すぐにはそもそもベルトを通すことができない。冷却待ちをする必要がある。これは非常に面倒くさい。さりとてあわててベルトを装着すれば、ベルトが熱でやられてしまう。

 かくいう我が3代目のバイクカバーも、あせってカバーをした際に、ベルトがエキパイの熱で焼ききれてしまい、かなり早い段階でベルトが使えなくなってしまった。多くの高級カバーと同様に、このバイクカバーも耐熱を謳っていたんだけど、ベルトだけは耐熱素材ではなかったのだ。

 機能面、ルックス面では文句のなかったバイクカバーなだけに、この1点だけが惜しかった。

 で、今回購入した4代目の話に戻るわけだけども、結局4代目は初代と同じヤマハのバイクカバーに戻すことにした。

 トータルで考えて、「着脱の容易さ」というのが、もっとも私が重視したい点だと思えたからだ。なにはなくとも、巾着式の固定方式、だ。願わくば3代目か、それに比肩する性能のもので、固定方式が巾着式のものがあれば最高だったんだけど、それはないものねだりというものだった。今後の登場に期待したい。

 ってことで、今駐車場には、キラキラ銀色に輝く懐かしいバイクカバーをまとった愛車が鎮座している。すぐに輝きは色あせるだろうけど、できるだけ長持ちしてくれることを祈るとしよう。

日記: 11月17日(2011年)」への3件のフィードバック

  1. Awayuki

    タイプEとかジャガーかよ!
    っと思ってしまった車マニアな私。
    私は今の車のボディーが結構錆びてしまってもう限界に来ているので今どうするか思案中。
    やっぱり車のカバーとかしっかり錆対策もした方がいいのかな。

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  2. Nez/蝿

    タイプといえばニュータイプだろ!
    っと思ってしまったガンダム好きの私(アムロがいるやつに限る)。

    車欲しいんだけど、駐車場がないんだよねー。
    たまに入用なときには実家ので事足りてしまうし。

    車のことは詳しくないけど、シティーハンターにあこがれる子だった私としては、
    ミニに乗ってみたいなー。実用にはいろいろ難がありそうだけど。
    昔のもBMWのもどっちも好き。

    返信
  3. ピンバック: 日記: 8月26日(2021年) | Fly!

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