TCM: プレイリストをこなしてミニを買う

 プレイリストをどんどんこなす。

 ・・・というのがこのゲームの序盤の基本的な遊び方のようなので、それを忠実に実践している。

 私がまず最初にプレイしたのは、Hawaii Scenic Tourというプレイリストだった。

 「のんびりドライブをしながら、ハワイの観光名所を紹介してあげよう」というような趣旨の、ハワイ州観光局の手先のようなプレイリストだ。

 そういうゆるい趣旨のプレイリストなので、クリアのためのタイムリミットや順位のノルマはほとんどなく、どのイベントも、ただ完走しさえすればクリアできるものばかりだった。

 というか、このHawaii Scenic Tourに限らず、このゲームの多くのプレイリストは、どうやらそういうものらしい。ドラテクが原因でプレイリストがこなせず、詰む、投げる、というレースゲームでありがちな展開を、極力生まないように配慮されている。

 極限までエンジョイ勢向け。ストイックなプレイは好きな人だけエンドゲームでやればいい。という割り切った態度は、いっそすがすがしい。

 Hawaii Scenic Tourの話に戻ると、観光ドライブはまあまあ楽しくはあった。ただ、レース中にいろいろと、観光名所についての情報を教えてくれるのはうれしいんだけど、英語音声+日本語字幕という形式だと、レース中に字幕を読むのは相当難しく、なかなか情報を吸収できない、というのが残念だった。

 ちなみにこの現象は、ほかのプレイリストでも起こり続ける、このゲームの大きな問題点だったりする。プレイリストでテーマとなっている車についての面白そうなウンチクや、レースの攻略上のヒントのような、是非とも聞きたい情報が、しかしなかなか読み取れない。惜しい。

 Hawaii Scenic Tourの次にプレイしたのは、Made in Japanというプレイリストだ。

 まだまだ海外のモーターシーンでは、JDMの90年代風カーカルチャーが根強い人気なのだろうか。親日色の強いハワイがテーマということもあって、日本車や日本のカーカルチャーにフォーカスしたプレイリストが、目立つポジションに堂々と置かれている。

 こちらは「3位以内に入れ」というような競争をさせるレースがまだしも多くて、そこそこに遊びごたえがあった。レース自体は簡単ではあったし、いつも通りのネオンギラギラな勘違い日本風ではあったけど、日本車がフォーカスされているのは、日本人として気分が悪いものではなかったし、日本のカーカルチャーについての興味深いウンチクも多々あって(あまり読めなかったけど)、面白かった。

 で、こうしてプレイリストをこなしたところ、お金がかなりたまったので、そのお金で念願のクラシックミニを購入した。

 クラシックミニを購入すると、HOLLYWOOD ACTIONというプレイリストを遊べるようにもなったので、それもサクッとコンプリートしておいた。

 英国車のクラシックミニを買ったのに、なんでHOLLYWOOD ACTIONやねん、アメリカやんけ、と思ったけど、映画「ミニミニ大作戦」をインスパイアしているから、ということのようだった。「ミニミニ大作戦」はアメリカのパラマウント映画の配給・・・なら、まぁ、しゃーなしか。勘弁したるわ。

 このプレイリストでは「カーアクション映画を撮ろう」というテーマで、クラシックミニをはじめ、数々の「絵になる車」を乗り継ぎながら、基本的には「完走すればいい」系のドライブレースをこなすことになった。テーマが違うだけで、Hawaii Scenic Tourと同系統のプレイリストだったな。

 ってことで、なかなかにハワイでのドライブライフを楽しんでいるよ。

 前回のエントリーでも述べたけど、いまだに「用意された車でのレース」ばかりなので、愛車への愛着とかが薄いのが不満点。レース会場までは愛車でいくが、会場では用意された他人の車、というカーライフ。

 これがずっと続くのだろうか。む。

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