新しいバイクギア購入の話。
ちょっと前にどこかで「電熱装備は毎冬検討はするけど、結局買わないんだよなぁ」とか言った舌の根も乾かぬうちに、電熱グローブを買ってしまったので、そのレビューをしたい。
買ったのは写真のようなグローブ。Hompres製のJRJCSTBN01Dという型番だ。
このグローブは類似品がAmazonにいっぱいある。おそらく、いろんな販売元にOME供給されているのだろう。似たような品が、複数のブランド、複数の型番でリリースされているようで、どれを選べばいいのかさっぱりわからない。テキトーに選んで購入した。ともあれ、どれも中身は同じようなもんなんじゃないかと思われる。
概要としては、おそらくは「中華メーカー製の中堅クラスの電熱グローブ」という位置づけかな。バッテリーや充電器、車体接続用のケーブルなどの備品コミコミで、購入時10000円そこそこだった(セール価格。今は12000円程するようだ)。結構高いけど、コミネやタイチの品を買えば、備品込みでもう1万円近く上乗せになるので、高すぎるというわけでもない。そこそこクラスの品だ。
ということで、そんな中華電熱グローブを、後日報告予定のショートツーリングで使用してみたので、感想を述べたい。
なお、長時間乗るのであれば車体からの電力供給が望ましいのだろうけど、私は大体長くとも4時間までしかツーリングをしない生活なので、バッテリー運用しか考えていない。バッテリー運用でのレビューになる。
第一印象は、「操作しにくい」だった。
買いたての冬グローブだから、生地がこなれていなくて仕方がない部分もあるけど、それを差し引いても、グローブ自体がかなりゴワゴワ、かつ、微妙なサイズ感(これは私のチョイスミスかもしれないが)で、操作のしにくさを強く感じた。
レバー操作、ウィンカー操作などが本当にしにくい。誤って何度かクラクションを鳴らしてしまうなどの、実際の操作ミスさえ発生した。
グローブ自体に慣れることと、グローブが馴染んでくることとで解消される問題であればいいけど、そうでなければ安全上の理由でお蔵入りかな、と思っている。
次に感じたのは、「袖どうしたらええねん」問題だった。
いわゆるガントレットタイプの、手首を大きく覆う長さのグローブなんだけども、グローブ側の開口部も、ジャケット側の開口部も、大きくも小さくもない微妙な寸法なせいで、どちらをどちらに入れ込むこともできず、ガッツリかち合ってしまった。袖周りがぐしゃぐしゃして気分が悪い。どうするのが正解なんだ、これ。
で、最後に肝心の温かさなんだけど、これはよかった。
片手だけをスイッチオンにして走行してみると、走行開始10秒程度で、もう明確な温度差を感じた。温まるのが早いし、温度そのものも高い。その後2、3時間程度運用した限りでは、バッテリーが切れるようなことももちろんなかった。
この日は、そもそも電熱装備が必要なほど寒くはなかったから、本格的に寒い日だとどうなってしまうのかは、まだまだ未知数だけど、なにもないよりは確実にいいだろうな、という手ごたえは得られたよ。
ってなわけで、電熱グローブ。
温度面ではまずまずだったけども、装着感全般の悪さがどうしても気になってしまうな。もう少し使い続けてみて、慣れるといいのだけど。
どうなることか。