はい、前回の記事のふりかけ編を前振りとして、今回が湖池屋のり塩回の本編です。
「今金男しゃくポテトチップス(湖池屋)」
こいつが我が家に届いた。
前回、ふりかけの記事で書いたように、私は「湖池屋のり塩」を愛してやまない。そんな愛が高じた結果、今期はこの時期この通販限定(たぶん)の高級ポテトチップス、「今金男しゃく」に手を出したという次第だ。
購入したのは、うすしおとのり塩の味比べセット。1袋70g×12袋セットで2812円。1袋あたり234円、1g当たり3.3円という単価になる。
ちなみに普通の湖池屋のり塩は、同じ湖池屋の通販サイトでは1袋60g×12袋セットで1119円。1袋あたり93円、1g当たり1.6円。
つまり、今金男しゃくは普通ののり塩のおよそ倍の値段ということだ。実食を前に気が引き締まるな。
ってことで、さっそく食べてみたわけだけど・・・。
なるほど。
まずね、値段が倍だから、美味しさが倍かっていうと、そんなことは全然ないね。
じゃぁ普通のポテチとまったく同じかというと、それも違う。ちゃんと美味しい。
なんというか、最高点は少ししか変わらないけど、平均点が格段に高い、っていうのがおそらく私の感想に最も近い表現かな。
ポテチって、同じ商品でも包装によって当たり外れがあるし、同じ包装の中でも美味しい1枚といまいちな1枚がある。スナック菓子の中でも個体差が大きい。そういう特性があると思う。
そういう観点で言うと、普通ののり塩の一番美味しい1枚と、今金男しゃくの一番美味しい1枚とは、つまり最高点同士の比較では、値段ほどの差はないと思う。どっちも美味しい。
でも、今金男しゃくは下の方へのブレが全然ない。どの包装、どの1枚も、外れなく美味しい。常に最高点近辺をキープしている。そういうイメージだった。
結果的に、驚くほどおいしいというような、未体験ゾーンは得られないかもしれないけど、食後の満足度は普通ののり塩よりも大きかった。
ただねー。
やっぱり「値段が倍」っていう点があまりにも大きなデメリットかな。
周囲に配って話のタネにしたり、パーティー的なところに持っていくものとしては最高だけど、自分の日常の消費用にするには、ちょっと無視できないコスパの悪さがある。購入単位が6袋から、というのもそれに拍車をかける。気軽には買いにくい。
そもそも、普通ののり塩が十分以上に美味しいのも、良いことだけど、今金男しゃくの魅力を際立たせにくいという点で、問題なんだよな。もともと100点のお菓子を、倍の値段で110点にするような、そういう投資なので、リターンの評価が難しくなる。
ということで湖池屋今金男しゃくポテトチップス。ちゃんと美味しかったものの、私としては1度体験したら、それでひとまず満足かな。リピートするとしても数年後かもしれない。