先日、人生で初めての人間ドックなるものに行ってきた。職場の規定で行かなければならなかったからだ。
ただそういう職場からの強制イベントなので、基本コース部分だけなら、費用は全負担してもらえる。追加でオプションをつけると、そこは自己負担になる(たぶん)。当然私は嫌々行ってきた立場なので、基本コースだけで受診してきた。
ドックをおこなったのは、大きな大学病院。病棟ビル内にはレストランあり、オープンカフェあり、コンビニありと、とてもきれいでデパートのようだった。これなら患者も心地よかろう、という思いと、儲けてやがるな、という思いがないまぜになる。
そのビルのはずれのほうにある、人間ドックのための一角で受診をしてきた。外来受付は大混雑だったけど、ここはそういう外界から隔絶されていて、完全予約制なこともあってガラガラ。落ち着いた雰囲気の中で受診することができた。
しかし検査内容は、オプションをつけなかったこともあって、通常の健康診断(職場に車両が来て年次で受けるやつ)と大差なかった。正直かなり拍子抜けだ。身体計測、レントゲン、心電図、視力聴力、聴診・・・いつものヤツやんけ。
健康診断になくて人間ドック(オプションなし)にあったのは、超音波ぐりぐり、肺活量みたいなやつ、眼底眼圧、くらいだっただろうか。超音波ぐりぐりの女医さんが、スーパードSな雰囲気のクールビューティーでゾクゾクしたことだけをよく覚えている。
で、全部検査が終わったら、健康食のお昼ごはん。健康食って不味いんだろう? と思っていたけど、思ったよりは美味しかった。
食後は最後のイベントとなる、お説教の時間だ。食事をしている間に、ざっくりとした診断結果が用意されていて、それをもとにした健康指導が行われた。というか、この診断結果を出すための時間稼ぎに、食事タイムが設けられているようだ。
そこで、怒られた。
コレステロール値が高い。日頃なに食ってんだボケェ。とのことだ。
どうも私の好物であるところの、玉子、魚卵、肉の脂身、揚げ物、がダメらしい。知ってた。それを控えろ。食うな。と言われた。代わりに魚を食え。納豆を食え。とのことだ。いや、魚も納豆も嫌いではないけど、全然代わりにはならないんだけどな・・・。
ともあれ、ちょっと食生活を見直す必要がありそうだ。
ってなわけで、人間ドック受診は終わった。午前9時30分スタートで、午後2時前に終了。なんてことはなかったな。ちょっと物足りないくらいだ。まだ何年後かに受診するときには、オプションをつけてみてもいいのかもしれない。

