作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 10月12日(2018年)

 先日、人生で初めての人間ドックなるものに行ってきた。職場の規定で行かなければならなかったからだ。

 ただそういう職場からの強制イベントなので、基本コース部分だけなら、費用は全負担してもらえる。追加でオプションをつけると、そこは自己負担になる(たぶん)。当然私は嫌々行ってきた立場なので、基本コースだけで受診してきた。

 ドックをおこなったのは、大きな大学病院。病棟ビル内にはレストランあり、オープンカフェあり、コンビニありと、とてもきれいでデパートのようだった。これなら患者も心地よかろう、という思いと、儲けてやがるな、という思いがないまぜになる。

 そのビルのはずれのほうにある、人間ドックのための一角で受診をしてきた。外来受付は大混雑だったけど、ここはそういう外界から隔絶されていて、完全予約制なこともあってガラガラ。落ち着いた雰囲気の中で受診することができた。

 しかし検査内容は、オプションをつけなかったこともあって、通常の健康診断(職場に車両が来て年次で受けるやつ)と大差なかった。正直かなり拍子抜けだ。身体計測、レントゲン、心電図、視力聴力、聴診・・・いつものヤツやんけ。

 健康診断になくて人間ドック(オプションなし)にあったのは、超音波ぐりぐり、肺活量みたいなやつ、眼底眼圧、くらいだっただろうか。超音波ぐりぐりの女医さんが、スーパードSな雰囲気のクールビューティーでゾクゾクしたことだけをよく覚えている。

 で、全部検査が終わったら、健康食のお昼ごはん。健康食って不味いんだろう? と思っていたけど、思ったよりは美味しかった。

 食後は最後のイベントとなる、お説教の時間だ。食事をしている間に、ざっくりとした診断結果が用意されていて、それをもとにした健康指導が行われた。というか、この診断結果を出すための時間稼ぎに、食事タイムが設けられているようだ。

 そこで、怒られた。

 コレステロール値が高い。日頃なに食ってんだボケェ。とのことだ。

 どうも私の好物であるところの、玉子、魚卵、肉の脂身、揚げ物、がダメらしい。知ってた。それを控えろ。食うな。と言われた。代わりに魚を食え。納豆を食え。とのことだ。いや、魚も納豆も嫌いではないけど、全然代わりにはならないんだけどな・・・。

 ともあれ、ちょっと食生活を見直す必要がありそうだ。

 ってなわけで、人間ドック受診は終わった。午前9時30分スタートで、午後2時前に終了。なんてことはなかったな。ちょっと物足りないくらいだ。まだ何年後かに受診するときには、オプションをつけてみてもいいのかもしれない。

日記: 10月8日(2018年)

 テレビのコマーシャルで気になっていたパスタソースを購入し、試してみた。

 かねふく本格パスタソースたらこ/明太子

 だ。

 氷川きよしが、(おそらく狙い通りに)ダサく踊り、歌う姿がインパクトのあるコマーシャルに、まんまと吸い寄せられた形だ。

 早速たらこと明太子の2種類を作り、食べてみたので感想を述べると・・・なかなかうまかった。

 家庭用のたらこ/明太子パスタソースというと、ほかにはエスビーの安いものしか食べた経験がないので、競合製品との比較はあまりできないんだけど、かねふくのものは少なくとも値段相応以上の美味しいものだった。

 エスビーのものを食べた時と比べると、まずたらこ/明太子そのものの量が違う。値段が違うから当然といえば当然だけど、たらこ/明太子の粒のついたパスタ(エスビー)、と、たらこ/明太子の和えられたパスタ(かねふく)、くらいの印象の差は感じられた。

 そしてエスビーのほうは、おそらくすべて「焼き」たらこ/明太子だったのに比べて、かねふくのものは「焼き」に加え、「生」たらこ/明太子が含まれているのが大きな違いだった。そのため、かねふくのパスタソースは要冷蔵で日持ちもしないんだけど、そのことが逆にクオリティの高さに感じられて好印象だった。

 ただ、じゃぁ自分でたらこ/明太子を買ってきて作ったり、店で食べたりするのと比べるとどうかというと、それはやっぱりちょっと劣るかな。「お店の味」とまではちょっと言えないかもしれない。もう少しボリュームがあればあるいは・・・とは思うけどね。そうなると日持ちがしない分、「常備できない」というのが、ほかのパスタソースに比べてネックになりえる。帯に短したすきに長し感がある。

 ともあれ、かねふく本格パスタソースたらこ/明太子。家でたらこ/明太子パスタを手軽に食いたいときには、まぁ悪くないかな。

LoL: 世界との間にはまだまだ壁があると思い知った日

 前回のエントリーで記したように、記念すべき世界への第一歩を踏み出した日本代表。

 しかし、その日本代表も、その次の試合であっさりと敗退を喫してしまった。

 試合内容はというと、ボコられた、という表現でも問題のないようなものだった。全試合通じてミクロもマクロも及んでいなかったので、まぁ普通に地力の差がありすぎですな。日本がLoL界で世界レベルに到達するには、まだしばらく時間が必要なようだ。

 ただそれでも、ここまで頑張ってくれた選手には感謝したい。たった一歩でも、前に進んだ姿に感動したよ。ありがとう。

LoL: 日本が世界に1歩近づいた日

 うれしい。
 うれしい。
 うれしい。

 現在開催中のLoLの世界大会Worlds 2018で、日本代表のDFMが最初の予選を突破した。

 これはサッカーで言うとアジア2次予選通過、くらいのものでしかなくて、このあと最終予選を勝たないと、本戦には出ることができない。そのくらいのことでしかないんだけど、それが日本にとっては初の快挙なのだ。

 Worldsは今年で8回目。LJLは5年目。LoL日本サーバー設置はベータ含めて3年目。自国サーバーができて3年目で、やっと1歩進んだという状況だ。

 LJLが始まる前から、JCGで定期的に開催されていた大会(JCGプレミア)を含めて、足掛け6年の間ちょぼちょぼと観戦勢を続けてきた身としては、本当にうれしい。うれしいしか言えない。正直2018ワールドカップロシアの日本の躍進よりうれしい。

 今週末には最終予選に相当する試合がある。下馬評的には勝つのは難しいとされているけど、応援したい。頑張ってほしい。

日記: 10月1日(2018年)

ググるだけでは欲しい情報にたどり着かない? 「最近のネット検索、欲しい情報手に入らなくなってる説」に反響

 どうだろう。個人的にはあまりそうは思わないかな。

 確かにまとめサイトや、アフィリエイト目的の内容が薄いサイトが増えた結果、情報のノイズは増えたと思う。だけど、そもそも情報の母数が昔と今とでは全然違う。だから欲しい情報は、昔よりも格段に容易に手に入るようになった、という印象のほうが強い。

 例示したらきりがないけど、例えば災害情報や交通情報。昔はそんなものは、そもそもリアルタイムにインターネットで手に入りはしなかった。スマホをはじめとするデバイスやインフラそのものの進化も大きい。

 レビュー関係。今は商品に飲食店、国内外のホテルや観光地まで、ありとあらゆるものがオープンにレビューされている。インターネットでレビューされる、ということが、あらゆる商取引で当然の文化になっている。「昔の濃い個人サイトの単一的なレビュー」よりも、「薄いが大量のレビューの集合」のほうが私は信用できる(鵜呑みにするというわけではなくて、自分の判断の材料になる)。

 そんなわけでトータル的に言えば、15年前より今のほうがずっといい、と私は思う。

 ただ共感できる部分もある。それは古き良き個人サイトが壊滅している、それが寂しい、ということだ。

 個人の自己満足100%で運営されているウェブサイト、なんの意味もない趣味100%のウェブサイト、「取るに足らない一個人」が透けてみえるウェブサイト、つまり「ここ」のようなウェブサイトが、ほとんど存在しなくなっている。

 ただ、これは仕方がないかな、という気もする。私だって、今現在からインターネットをスタートしていたら、ウェブサイト開設などという、面倒くさく、かつ非効率な情報発信はしていない。もうインターネットインフラは完全に、「私的発信用のSNS」と「公的発信用のウェブサイト」という住み分けになっている。その流れに抗う必要はどこにもないのだ。

 いや、でも、まぁ、本心を言えば、寂しい。ウェブサイト仲間が欲しい。長文で知り合いの日記や意見を読みたい。そういう文化を残したい。

 でも、これもレビュー記事なんかと同じで、濃いものは減ったけど、薄いものの集合で総数は増えた、と思って自分を納得させている。プラスマイナスで言えば、プラスだと思うことはできている。

 ずらずらとブログで長文の意見を述べてくれる知り合いは、ほとんど壊滅した。ゲーム日記を書いてくれる知り合いも、もうほとんどいない。

 でも、そのかわりに毎日のように誰かがTwitterでつぶやいている。考えや近況の断片を垣間見れる。

 この人たちが、Twitterがなかったら、ブログで記事を書いていたかというと、書いていなかっただろう。つまり少数のウェブサイトを失ったが、多数のTwitterを得た、というのが私の周囲で起こったことなのだ。

 これはインターネット全体でも当てはまる。濃厚難解なメディアのユーザーが減った代わりに、簡潔簡単なメディアのユーザーが、それを補って余りあるほど増えた。適者生存の法則に則り、よりアクセスしやすいメディアが、多くのユーザーのアウトプット場として選択された。それはレビューインフラであったり、SNSであったりした。そしてその結果、情報の総量も激増した。

 この15年で起こったことは、そういうことのような気がするな。