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TC2: ラリークロス(RX)

 【愛機紹介】

 MINI Cooper S 2010

 【概要】

 ラリークロスはオフロードファミリーのカテゴリー。

 オフロードファミリーは、まずはラリーレイドから始まって、モトクロス、そしてラリークロスとキャリアが進んでいくんだけど、愛車といえる車種を入手できたのはラリークロスが最初だったので、紹介順としてはラリークロスからになった。

 ラリークロスは、オフロードとストリートを足して2で割ったようなカテゴリー。このゲーム屈指のおもしろカテゴリーかもしれない。市街地域と自然地域とをシームレスに爆走できて、オープンワールドの醍醐味を満喫できる。

 そんなラリークロス用の愛車は、MINI Cooper S 2010にした。リアル愛車の遠い子孫。モンテカルロを制した血統の力を今こそ見せるのだ。

 MINIはバージョン違いで5種、このゲームに登場しているけど、リリース前からMINIを使うこと、そして使うならやっぱりラリーだよな、ということは決めていた。予定通りのエントリーだ。

TC2: ストリートレース(SR)

 【愛機紹介】

 Mazda MX-5

 【概要】

 展開に起伏が少ないTC2の記録として、各カテゴリーごとに愛機を入手したら、その紹介をしつつ、カテゴリーの紹介もする、という方向で今後は更新していこうと思う。

 第一弾は、ストリートレースから。

 多くの人は、これから始めるんじゃないかな。私も例にもれず、ストリートレースからキャリアをスタートさせた。

 ストリートレースはその名の通り、公道レースのカテゴリーだ。普通の道でレースをするので、障害物が多かったり、なんなら歩行者がいたりする。危ない。ただ、この世界の歩行者は、恐るべき反射神経を備えているので、絶対にひき殺されない。安心して歩道を爆走できるぞ。ディオ様も大喜びだ。

 そんなストリートレース用の愛車は、初期に無料でもらえたMazda MX-5にした。日本で言うところのマツダ・ロードスター。このゲーム屈指の、リアルでも買えそうな車といえる。

 初期無料車両という、だれでも乗ってそうな車種を愛車にするのは、ちょっと抵抗があったんだけど、新型ロードスターは格好いいから仕方がないな!

 ライトウェイトスポーツの小型軽量高性能という設計思想が好きだ。そして国産となると、もはや零戦の魂までもを感じる(感じない)。似た雰囲気のものだと、Lotus Exigeなんかも好きなんだけども、やっぱ国産だよなぁ。

 中二病全開でリアウィングをつけて、いつも通り青く染め上げて、気持ちよくストリートを爆走中。

TC2: ファーストインプレッション

 The Crew 2の総プレイ時間が3、4時間という時点でのインプレッションを述べておきたい。

 【1とは別のゲーム】

 The Crew 2はThe Crewとはだいぶゲームの方程式が変わっている。というのが第一印象だ。

 オープンワールドのレース主体のゲーム、ということは同じだけど、世界の見せ方やシナリオの進め方がだいぶ変わっている。その辺をいくつか指摘していきたい。

 【マップ開拓要素がない】

 まず違和感を感じたのは、最初から遠くのミッションにもファストトラベルできる、ということだ。

 The Crewは、ニューヨークからゲームがスタートして、徐々に西海岸に向けて進んでいくという、プレイエリアがある程度制限されているタイプのオープンワールドゲームだった。用意されているミッション(レース)は西に行くほど難しかったし、未到達地点には1度は自走して到達しないと、ファストトラベルもできなかった。

 一方でThe Crew 2の場合、初期のうちから全米のあちこちに低レベルなミッションが点在していて、そのミッションまでは、1度もいったことがない場所であっても、ファストトラベルで一瞬でたどり着けるようになっている。例えばストリートレースから始めた場合、ゲームは西海岸のロサンゼルスにあるHQから始まるんだけど、すぐさま東海岸のニューヨークのレースに挑戦できたりする。

 The Crew 2のほうがオープンワールドの自由度という点では上だけど、乗り物にフューチャーしたゲームだけに、The Crewの「自分で到達してマップを開いていく」というマップ開拓作業も達成感があってよかったんだよなぁ。強制的に全米の広大な大地を疾走させられるのは、悪くないアイデアだと思っていた。

 どちらが上ということもないけど、The Crew 2のプレイ感は、The Crewでマップをすべて踏破したあとの、いわば「The Crewのエンドゲーム」に近い感覚だ。だから個人的には、楽しみを1つ奪われたような気がして、手放しでは褒められないな、と感じてしまった。

 おかげで今のところThe Crew 2の世界では、普通のドライブがあまりできていない。ファストトラベルとレースばかりの日々だ。なんか、もったいない。

 【自動車の着せ替えがない】

 The Crewでは、ストリートやダートというような、異なる自動車競技を、1台のマシンでこなすことができた。「スペック」というものを切り替えることで、ワンタッチで同じ車がオンロードカーになったり、オフロードカーになったりしたのだ。

 この魔法的仕様が、The Crew 2ではなくなっている。

 当たり前といえば当たり前なんだけど、それぞれの競技には、それぞれ異なるマシンを用意して、挑まなければいけない。

 この仕様は、「競技の数だけ愛機を持てる」という点で、数多くのマシンが登場し、それを愛でることがウリになるこのゲームには向いていると感じた。

 思い返せばThe Crewでは、なまじ1つの機体を便利に使いまわせてしまうせいで、結局最後まで370Zの1台だけにしか乗らずに、シナリオを終えてしまったなぁ。370Zは気に入った車両だったとはいえ、豊富な車種を要するゲームを、1種類だけで終えてしまうというのは、さすがにちょっと味気なかったので、強制的に複数の愛機を持つことになるThe Crew 2の仕様はいいんじゃないかな。

 【車両が安い】

 上記の、「着せ替えがない仕様」に合わせた仕様だと思うんだけど、車両価格が安くなり、複数の車両を所有することが格段に楽になった。

 The Crewではリアル通貨を投入しない限り、シナリオをコンプリートするまでに購入できる車両が、せいぜい1つや2つだったのに、The Crew 2ではほんの3、4時間のプレイでも、安い車両なら1、2台買えてしまう。

 登場機種の多いゲームの特性にマッチした、いい変更だと思う。

 【シナリオドリブンじゃない】

 上述したように、The Crewはシナリオに沿って全米を走破していくゲームだった。シナリオを進めるためにレースをし、レースで勝つためにレベルを上げる。そういうゲームだった。レースは手段であり、シナリオが目的だった。

 一方でThe Crew 2は、あまりそういうシナリオによる筋道がない。レースを進めるとストーリーは進むものの、ストーリーにはほとんど意味がなく、印象も薄い。レースをこなし、車両を強化し、それでさらに上のレースをこなす。レースのためにレースをする。つまりレースは手段であり目的でもある。そんな感じだ。

 The Crew 2は、レースを繰り返してマシンを強化しながら、全米に点在するレースをすべて網羅する、という、RPGでいえば「サブクエスト消化プレイ」が主体のゲームのようだ。

 シナリオの内容はThe Crewのほうがシリアスだったけど、ゲームプレイはThe Crew 2のほうがある意味ストイック。

 【ファミリーとカテゴリー】

 The Crew 2の競技カテゴリーは、4つのファミリーと、それに付随するいくつかのカテゴリーで分かれている。

 ファミリーごとにはざっくりとしたシナリオがあって、名声を上げていくことで、ファミリー内のカテゴリーをアンロックしたり、シナリオを進めていったりすることができる。

 例えばストリートファミリーの場合、ストリートレースを合法化する取り組みを手助けする、というシナリオになる。最初はストリートレースカテゴリーしかないものの、名声を上げていけば、ドリフトやドラッグレースといったカテゴリーもアンロックされていく。

 とはいえ、あまりシナリオは重要じゃない感じ。とってつけたような印象がある。ないよりはいいけど、もう少しこう、モチベーションにつながるなにかが欲しかったな。こういうナンパな要素こそが、ガチレースゲームとThe Crewシリーズとの差異なわけだからして。

 【キャラメイク】

 The Crewではシナリオの都合で用意された、さえない髭男がプレイヤーキャラクター(ドライバー)だった。正直、運転席を見たくなかった。

 The Crew 2ではマイキャラをいくつかのアバターから選択して、プレイヤー=キャラクターとして遊べる。そして服の着せ替え要素なんかもある。ファミリーのHQや、マイハウスの中では、人間としてのキャラクターを操作できたりもする。

 プレイヤー=キャラクターなゲームが好きな自分としては、RPG要素が強化されて気分がいい。

 【海と空】

 ああ、言い忘れてたけど、船や飛行機の追加ももちろん変更点としてはある。でも、このゲームは陸のゲームだと思うよ。海や空はあくまでもオマケ。

 【総じて】

 The Crewよりも、シナリオがけん引してくれない、マップ開拓しなくていい、という部分ではモチベーションを維持しにくくなった。

 しかしその一方で、マイマシンを育てる、という部分では複数のマシンを愛機にできて、モチベーションも数倍されている。マイキャラをいじれるし、マイハウスもあるしで、生活感が増している。

 総合すると、・・・うーん、トントンくらいかなぁ。エンドゲームまではThe Crewのほうが好きだけど、ゲーム寿命が長いのは、最初からエンドゲーム以降のライフスタイルを意識しているThe Crew 2かもしれない。

TC2: モーターネイションへようこそ

 The Crew 2開始!

 前作The Crewを、Ubisoft設立30周年で無料でダウンロードして遊んだのが、はや2年前のこと。レースゲームにまったく興味がなかった私なんだけども、レースゲームにオープンワールドRPGの要素を追加したThe Crewのゲーム性は、私の好みにかなり合致して、予想以上に楽しむことができた。

 そんなわけで、その続編であるThe Crew 2には大きな期待をして、発売を今や遅しと待っていた。それを、いよいよ遊べるというわけだ。

 今作は「モーターネイション(発動機付き乗り物の国)」、という造語をキャッチフレーズにして、扱える車両が自動車だけだった前作から、さらにスケールを広げて、ボートや航空機といった海や空の乗り物までも、扱えるようになっているらしい。エンジンで動くものはなんでもカバーしよう、という意欲作だ。

 とりあえず、チュートリアルで「陸」「海」「空」のそれぞれの乗り物を操り、初期車両を無料で受け取った。

 初期車両は、「Mazda MX-5」「Ford Mustand GT Fastback」「Audi TT RS Coupé」のどれかから選択できる。こういうゲームでは、現実世界では手が届かない高級な車両にしたほうが面白い、という向きもあろうけども、私はどちらかというと、現実世界で身近だったり親近感を感じられたりするものを選ぶほうが、ゲームの没入感を強めることができて楽しみやすいので、MX-5にした。国産車バンザイ。

 さて、こいつを運転して、モーターネイションの世界を楽しんでいくとしよう。

日記: 6月29日(2018年)

 久々に蝿’sキッチンの時間です。

 今日のおすすめ食材は写真のこれ。

 マスコットの花椒塩

 花椒塩というのは、おおざっぱに言うと中国の山椒である花椒と塩の混合調味料だ。高級めな中華料理屋で、鶏の唐揚げにつけるためのつけ塩として出てくるものが、一般的には目にする機会となるだろう。

 無類のから揚げ好きである私は、唐揚げにつける調味料のなかでも、特に花椒塩が大好き。だから家庭で唐揚げを食うときにも、ぜひ花椒塩をつけたいと思っているんだけども・・・実はこれがなかなか難しい。

 花椒塩はいくつかのメーカーから販売されているものの、どれも中華料理屋で出てくるものとは、ちょっと違うのだ。香りが立ってないというか、角が立っているというか、とにかく中華料理屋のものとは別物の、あまりおいしいとは言えないものばかり。

 そんな実情に業を煮やした私は、ホールの花椒を買ってきて、自分でゴマすりで粉末にし、炒った塩と混合するなどという、中世の薬剤師のような真似までしてみた。しかし、それでも中華料理屋の味は再現できなかった。

 そんな紆余曲折を経て、ついに私がたどり着いたのが、このマスコットの花椒塩だ。

 これはいまひとつな市販の花椒塩のなかで唯一の、「うまい」といえる商品だった。格段にうまい。中華料理屋のとはやっぱりちょっと違うかな、という部分はあるんだけど、違うジャンルの調味料として、非常にうまい。唐揚げによく合う。

 材料に砂糖が少量入っている、というのがたぶんキモなのではないかと踏んでいる。市販の花椒塩は、調合してから時間がたつから、花椒の香りが立たない。それを補うために花椒を増やすと、味に角が立つ。そういう部分を、うまく砂糖が和らげているのではなかろうか。そんな感じがする。よくできてる。

 ってなわけで、Fly!は全国の唐揚げ好き諸兄に、マスコットの花椒塩をオススメします。カルディのスパイスコーナーにすらおいてないことが多いので、なにかのついでにAmazonで買いましょう。