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旅飯ハワイ18: HI Steaks

 ハワイのB級グルメといえば、プレートランチといってよいかと思う。

 ステーキ、シュリンプ、ロコモコといったメニューを、紙皿や箱型容器に盛り、テイクアウトあるいはその場での飲食に供する、軽食のスタイル。いわば「弁当」だ。ランチといっても、もちろん夜食べても構わない。

 時差ぼけや、チェックイン待ちで疲れ、昼食を十分にとってしまった我々は、この日はもう大々的なディナーを取る元気も食欲もなかった。

 そこで、コンドミニアムから歩いて行ける場所にあるスーパー「フードパントリー(Food Pantry)」で、今後の滞在で消費するものを買い出しに行くついでに、プレートランチを購入して部屋で食べ、夕食とすることにした。

 プレートランチの購入先は、フードパントリー内の「HI Steaks」だ。事前の調査で、なかなか評判が良い人気店だったので選択した。

 HI Steaksはカウンターで注文し、その場で受け取る形式の店だ。先客の見様見真似でこなした注文は、以下のような要領だった。

  • 店員Aに注文を告げる。「ステーキ&バーベキューチキンプレート」
  • ライスの種類を聞かれる。ホワイト(白米)orブラウン(玄米)。「ホワイト」
  • 店員A、サラダがあらかじめ盛られてある弁当箱に、白米を盛る
  • ドレッシングの種類を聞かれる。「ブルーチーズ」
  • 店員A、サラダにドレッシングをかける
  • 私の名前を聞かれる。苗字を伝える
  • 店員A、弁当箱に私の苗字を書き、弁当箱を次の店員Bに渡す
  • 私は店員Bの前にスライド移動する
  • 店員B、弁当箱のライスの上に、ステーキとチキンを盛る
  • ソースの種類を聞かれる。テリヤキソースにする。「てーりやーきー」
  • 店員B、ステーキにテリヤキソースをかけ、弁当箱を会計役の店員Cに渡す
  • 会計順がくると弁当箱に書かれた私の名前が呼ばれる
  • レジの前の店員Cに支払いをして、終了

 プロセスは長めだったけど、まぁ、そんなに難しいことはなかった。

 驚いたのは名前を聞かれたことくらいかな。私の訪問時は比較的空いていて、ほとんど注文と支払いとの間にタイムラグがなかったから、別に名前を聞かなくても処理できるだろうに、と思った。でも、混雑していると、処理が遅延して、名前を聞くというプロセスが大事になるのかもしれないな。

 で、これとロコモコとを買って、部屋で食べた。

 うーん、まぁまぁ、かなぁ。

 事前調査で割と称賛されていたHI Steaksのステーキプレートなんだけど、個人的には正直「そんなでもないな」と思った。たぶん、というか、確実に日本の「ほっともっと」のほうが安くてうまい。決して不味くはないんだけどね。ソースをテリヤキにしたのが、異国感がなくて失敗だったのかもしれない。

 むしろロコモコのほうが私にとってはおいしかったな。ハンバーグがアメリカ特有の肉肉しい赤身のうまみを感じられるもので、こういうのは日本じゃ食べられないな、いいな、と思った。

 そして量だ。

 肉はともかく、ライスが多い。プレートランチ2つ(とスーパーで買った果物やらなにやら)を、両親と3人でシェアしたんだけど、それでも食いきれずに、一部は私の翌朝のメニューになってしまった。

 まぁ、残り物を翌朝に回すとか、レンジで温めなおすとか、そういうことができるのが、コンドミニアム滞在の醍醐味でもあるから、むしろ面白かったともいえるかな。

ロコモコプレート

ステーキ&バーベキューチキンプレート

翌朝の朝食。チーズケーキ添え

日記: 3月29日(2018年)

 FarCry 5を購入し、プレイしたので、ファーストインプレッションなどを。

 一言で言えば、「旧作と同じ」だ。これに尽きる。

 システムも、雰囲気も、大まかな進め方も、同じ。FarCry 4からグラフィックとシナリオが変わっただけ、と言っても過言ではない。そんな印象だった。いきなり騒動に巻き込まれ、死にかけ、車両で脱出し、そしてゲーム本編スタート、という流れも同じ。様式美といえば様式美。プロローグが長くてダルイ、と言えばダルイ。

 そんな変わり映えのない本作の中で、数少ない「おお、これは変わったな!」というところはまず、「主人公=プレイヤー」になったことかな。

 旧作ではエイジェイ・ゲールという主人公を演じていたわけなんだけど、今作では名もなき保安官になった。主人公は一切しゃべらず、完全な一人称キャラとしてふるまう。

 貧弱ながらキャラメイクもあり、服装や髪型もカスタマイズできる。ただし、ゲーム内では常に一人称視点なので、カスタマイズした自分を見る機会はほとんどない。キャラカスタマイズは、今作で導入されたマルチプレイ用の機能なのだろう。

 マルチプレイが追加されると同時に、シングルプレイ時には仲間(ガンフォーハイヤー/ファングフォーハイヤー)を連れていけるようになった、という点も新しい。システムとしては、GRWの隊員や、Fallout 4のコンパニオンのようなものだ。

 今のところ多くの仲間は発見していないんだけど、初期に連れていけるようになる犬、ドッグミートならぬブーマーの索敵能力がかなり強力で、早くもバランス崩壊の危機を感じている。大丈夫か、こいつ。

 ともあれ久しぶりのFarCryだ。狂気の世界で、拠点開放や、狩りなどをちまちましていって、マップを埋めていくという、独特のネクラな楽しみは健在。しばらくは余暇の楽しみとして、大いに活躍してくれることだろう。

 惜しむらくは、もう少しGRW的な武器へのこだわりや、Division的なハクスラ要素といった、抜本的な進歩がなにもなかったことだ。UBI系のゲームは、豊富なタイトルを保持しているのに、タイトル横断的な化学反応は、どうも鈍いな。もったいないことだ。

旅飯ハワイ18: Cheese Burger in Paradise

 ダニエル・K・イノウエ空港に到着後、チャーリーズタクシーでワイキキの宿となるコンドミニアムまで移動した。

 その時点でまだ昼の11:30。

 チェックイン時間を14:00にまで早めてもらったものの、それでもチェックインまではまだ時間がかなりあった。そこで荷物をフロントに預けて、近くのレストランでのんびり昼食を取ることにした。

 訪れたのは、Cheese Burger in Paradiseというお店。店名がまずそそられる。

 そして店名だけではなく、いかにも南の島らしい開放的な店構えが素敵だった。昼飯時にはまだ少しだけ早かったので、運よく窓(?)際の席に着くことができた。ラッキー。

 窓際の席に座っていると、そよそよと風が吹き込んでくる。ハワイ最初の食事としては、申し分のない体験となった。

 まずはビールを注文する。ここまで来てバドワイザーもないでしょ、ということでローカルビールからAloha Spirit Blonde Aleを選択した。元来ラガーやピルスナーより、エールやスタウトが好きなので、とてもおいしく飲むことができた。

 頼んだフードは店名と同じCheese Burger in Paradise。オプションでいろいろな具材をAddすることもできたけど、胃袋に自信がないので基本形でお願いした。

 基本形とはいえ、なかなか巨大なハンバーガーがやってきた。見た目は写真の通りで、ガッツリおいしそうだ。特にチーズがまだら模様の面白いもので、興味深かった。コルビージャックチーズ、というらしい。日本ではあまり見ない。

 上下に分割されて出てきたバーガーを、まずはドッキングさせてかぶりついてみた。うほぅ! パティが肉肉しくて美味い! チーズもコクがある! 美味い!

 ・・・ただ美味いは美味いんだけど、この食べ方だと、手が汚れるは、かみつくのが大変だわ、ビールを飲む余裕がないわで、味以外の面で困ってしまった。なのですぐにナイフとフォークで刻みながら食べる方向に転換することにした。ダイナミックさがないけど、日本人は繊細な生き物なのだ。いいのだ。

 切っては食べ、食べては飲む。至福だ。Cheese Burger in Paradise。ちょっと大げさだけど、まぁ、その名の通りの体験となった・・・かな。

外観

内観

Aloha Spirit Blonde Ale

Cheese Burger in Paradise

旅飯ハワイ18: 往路機内食

 旅行の最初のごはんは、はい、機内食です。

 登場したのは成田21:15発のJL784便。

 この便の機内食は、驚くべきことに結構おいしかった。「資生堂パーラー」が監修しているとかなんとか書いてあり、(機内食にしては)おしゃれめな容器に盛られていた。

 ラインナップは、

  • ビーフシチュー・ターメリックライス添え
  • チキンのガランティーヌ&ポテトサラダ
  • フレッシュサラダ&パッションフルーツドレッシング
  • リリコイフレーバーのチーズケーキ

 といったところ。それに飲み物とパンだっただろうか。一般的な機内食の期待値は十分上回っていて、退屈な機内でいくらか豊かな時間を過ごすことができた。

 ちなみに往路の機内で観た映画は、ジャスティス・リーグとシェイプ・オブ・ウォーター。前者みたいな単純なアクションのほうが私には面白く、後者は奇妙な世界観で正直いまいちのれなかった。

 そして機体は定刻通り、現地時間の9:35に到着した。

資生堂パーラー監修機内食

旅飯ハワイ18: 序文

 2018年3月20~26日にハワイ旅行へ行ってきた。

 個人的には3回目になるハワイ旅行。今回も、すっかり年老いた両親を連れてのハワイ旅行なので、マリンスポーツ関連をする予定は全くなし。

 海にもプールにも入らず、ただただ南の島でのんびりと過ごす日々、というぜいたくな時間を過ごすために訪れた。

 とはいえ、私としてはそれだけでは面白くない。

 そうだ、せめて飯くらいは、色々食べてこよう! それなら老夫婦連れでも達成できる、旅のマイルストーンになるはずだ。

 ということで、今回の旅行記録は、旅先で食べたものを軸にして、少しずつ書いていこうと思う。

 今回だけは飯でないものの写真にしておく。

 アローハ。

ワイキキビーチ。だいたい曇りな旅行だった

たまに夕焼けがきれいだったりもした

その名も偉大なカメハメハ