作成者別アーカイブ: Nez/蝿

英国’14: 1.ストーンヘンジ

 今回の旅行の最初の観光スポットとして訪れたのは、かの有名な世界遺産、ストーンヘンジだ。

 ヒースロー空港近くのホテルから、レンタカーでドライブすること2時間弱。風景がすっかり田舎のそれになり、イギリスらしい平坦な畑と草原と林とが続く中に、その古代の巨石群は、突如出現した。目に飛び込んできたストーンヘンジは、想像していたよりも大きく、遠目に見ても立派なものだった。

 ・・・という感動はあったんだけども、これを間近で見物するまでには障壁も多かった。

 まず、レンタカーから最初に見えた地点から、ストーンヘンジ見物用の施設の駐車場にたどり着くまで、15分以上もかけてぐるっと迂回するルートを走らされた。さらに受付ではチケット購入の列に並び、さらにチケットを持ってストーンヘンジ至近まで観光客を輸送しているシャトルバスに乗る列に並ぶ。さっき目にしたときは「あと少し!」だと感じたストーンヘンジにまで、しかしなかなか肉薄できない。

 そんな迂遠なる道のりを経て、やっとストーンヘンジのそばにまで到着してみると、そこは観光客の洪水状態。人垣が邪魔で、なかなかきれいに眺めることができない。

 どうもイギリスも時まさに夏休みに入っていたらしく、人での多い時期だったようなのだ。しかもこの日はなかなかの好天。青空の下のストーンヘンジを観られたのは幸運だったけど、その幸運が同時に他の観光客も呼んでしまったというわけだ。

 さて、肉眼で見たストーンヘンジ。それ自体に強く感動したということは、残念ながたなかったけど、有名なストーンヘンジを見たことがある、というキャリアがついたことはなんだかうれしいし、行って見ないとわからない周囲の様子や、実際のサイズ感、質感、色合いなんかがわかったのは面白かったかな。

ストーンヘンジ遠距離

ストーンヘンジ近距離

受付建物

FF14: 復帰3日の感想

 実質月曜から復帰して、月、火、水、と3日間遊んだわけだけども、だいぶ状況が分かってきた。そんな私の今の感想を述べたい。

 【よいところ】

 やる事が多い。これにつきる。2バージョンまたいでいる分のコンテンツの蓄積量は多い。

 プレイ頻度にもよるけど、簡単なソロクエをある程度消化するだけでも、2、3週間はかかるんじゃないかな。なにしろ「ハウジングエリアを見にいけ」とかそういうクエストまで山ほどたまっているので。じっくり世界を見ながらソロクエをするボリュームだけでも、1ヶ月の支払い金額分の価値はあるはずだ。

 またこのゲームはある程度のところまでは、復帰者も追いつきやすくできているように思う。本人のやる気次第ということと、いわゆる週制限による制約はあるから、「完全に追いつく」のはすごく時間がかかるか、運が必要だと思うけど、ある程度のところまでは簡単に追いつけるように見える。これはよいところだ。

 好みの問題はあると思うけど、やっぱり見た目もいい。私はいわゆる洋ゲーグラフィックが好きだし、FF14の変に媚びてる一部の要素は好きじゃないけど、FF14の見た目は分かり易く、個人個人の個性を出し易くて、かつ、ギリギリのところで許せるアニメ調に留まっているから、全体としては好感が持てる。

 【わるいところ】

 今のところ特にないかな。FF14が昔から持っていた復帰時に織り込み済みの欠点は多々あって、TESO帰りなだけにそういう点が目に付きもするんだけども、そんなことをここで言っても仕方がないし。

 悪いところを強いて挙げれば、「自分」かな。当初の予定よりFF14をしすぎているような気がする。固定に入ってバハムート、というようなことをする気がないんだから、成長を急ぐ意味もないので、もう少し実生活におけるFF14比率を下げないとよくないかもしれない。

 ま、その辺は復帰直後数日のテンションが落ち着けば、自然に下がってくる、かな。

FF14: CFで5層クリア!

 なつかしのコンテンツ、大迷宮バハムート邂逅編の5層といえば、私のかつての現役時代にクリアせずに終わった最難関コンテンツだった。

 んがしかし。

 半年弱のブランクを経て戻ってみると、5層はCFで参加可能な凡百のコンテンツと同列にまでなっていて、しかも「超える力」なるお助け機能のおかげで、難易度もだだ下がり。グループ募集掲示板にならんでいる、いろいろな場所への募集の多くは、IL95~というような制限がついていて、いまだIL90の私には参加できない募集ばかり。だけどもこの5層のCFなら、戦術は十分(?)わかっているし、気楽に参加できそうだ。

 ってことで参加してみたところ、3回の15分解散ゲームを経ての4回目で、あっさりとクリアできてしまった!

 いやー、うれしいけど、あの頃の苦労は一体、という気分にもなるな。

 クリア後にアチーブメントがでていたのが私だけだったようだから、パーティー運がよかったというのもあるんだろう。初クリアのご祝儀でMIPももらってしまったし、箱から出たアラガンバグナウもGREEDでゲットしてしまったよ。いろいろとよかったよかった。

 なお、写真は最後の最後の5連ヘルリキッドで死んでしまい、蘇った直後だったりする(衰弱がついている!)。あやうく床ペロクリアするところだったよ!

日記: 7月29日(2014年)

 Twitterで「全国のワタナベさん。どうか漢字は「渡辺」に統一してもらえませんかね…」というようなことを言ったんだけども、これに関するTwitterでは述べきれない持論を述べたい。

 なお、最初に全国のワタナベさんの気分をできるだけ害さないよう、あらかじめ述べておくんだけども、私は仕事で人名を慎重に扱うべき場面が少なからずあって、私の職場のPCには、たとえば「渡辺」の「辺」の印字用の異体字が65種類インストールされている。これは人名にはやはり重大な愛着というものがあって、そこを尊重すべきだと理解しているからだ。

 そこを分かっている上で、でもちょっとドライな妄想話を展開したいと思う。

 そもそもなぜ「辺」の異体字は多くあるのか。

 これは単純に、「国が統一され、統一的な教育が施される以前は、全国各地でいろいろな文字にいろいろな字形があった」というだけのことが発端に相違ない。歴史的に見れば、字形が多いのは「辺」だけに限った話ではなく、どの文字も多かれ少なかれ多様性を持って変化してきたはずなのだ。

 でも、それらの文字の多くは、日本が1つにまとまるにつれて自然に集約されていったり、教育や制度でトップダウンで潰されてきた。そんななかで、いくつかの文字だけが、例外的に複数の字形を現在進行形で併用することを許されていて、その最有力が「辺」である、というだけの話だろうかと思われる。異体字が多いことは決して「当然」ではないのだ。

 ではなぜ「辺」など一部の異体字だけが、こんなにも数多く生き残っているのだろうか。これはおそらく元の文字が複雑で多様性がありすぎたことと、人名として使用している人口が多いこと(渡辺姓だけでも日本で3番目かなんか)が影響しているのだと思う。間違え易いのに利用者が多かった、と言い換えてもいい。

 簡単に言えば「文句を言う人が多いから抹殺できなかった」ということだ。全く不公平な話ではあるけど、そんな気がしてならない。ハシゴダカやタツサキの問題も、結局利用者が多く、影響する人が多いから残っている、という性格のものだろうと思っている。

 つまり逆の視点でみれば、少なくない数の「潰されてきた字形を持つ漢字」によって成り立っていた名前は、「先祖から受け継いできた歴史ある字形」を、ある段階で捨てさせられて、今に至っていると考えるのが自然だ。そんな立場からすれば「辺」のような、数の暴力を背景にした特例の存在は、どんなに理屈を捏ねても承服しがたいようにすら思えてくる。

 ・・・ともあれ、だから強制的に変えろ、とか言いたいわけじゃないよ!。元々は単なる冗談としてのツイートからね! ただ仕事をしながら65種類の中から正しい変換候補を探すという面倒くさいことをしていると、ふと上記のような妄想の理屈と、愛着を尊重する気持ちとで、アンビバレントな感じになったりもするわけよ! あしからず!、

英国’14: 目次

 英国旅行2014の記録目次。

【見】
 ├1.ストーンヘンジ
 ├2.ソールズベリー大聖堂
 ├3.ストラトフォード・アポン・エイボン
 ├4.ウォリック城へ
 ├5.グロスター大聖堂
 ├6.バイブリー
 ├7.ボートン・オン・ザ・ウォーター
 ├8.ブロードウェイタワー
 ├9.チッピングカムデン
 ├10.ヒドコートマナーガーデン
 ├11.ブロードウェイ
 ├12.スノーズヒルラベンダー
 ├13.スタンウェイハウス
 ├14.スタントン
 ├15.オックスフォード大学クライストチャーチ
 └16.ウィンザー城
 
【食】
 ├17.Brasserie Centrale
 ├18.Heathrow/Windsor Marriott Hotelの朝食
 ├19.ソールズベリー大聖堂のカフェ
 ├20.The Bell(Bell Inn)
 ├21.Lowerfield Farmの朝食
 ├22.Hathaway Tea Rooms
 ├23.The Swan(Swan Hotel)
 ├24.Bibury Trout Farmのカフェ
 ├25.Prego
 ├26.Horse and Groom
 ├27.The Terrace Restaurant
 ├28.The Oakley Courtの朝食
 ├29.The Crown Rivers
 └30.機内食
 
【寝】
 ├31.Heathrow/Windsor Marriott Hotel
 ├32.Lowerfield Farm
 └33.The Oakley Court
 
【他】
 ├34.プレミアムエコノミー
 └35.レンタカードライブ