台湾を代表する飲み物、珍珠奶茶ことタピオカミルクティー。
九份の人ごみで疲れ、のども渇いたので買い求めた。
初めて飲んだんだけど、まぁ、そのまんまタピオカの入ったミルクティー、という味だった。特別美味しいとも思えなかったかな。台湾的飲み物で比較すると、前日に飲んだ檸檬愛玉とかパパイヤミルクのほうがいいや。
なお、写真の色がおかしくて、イチゴミルクみたいに見えるけど、実際は普通の茶色いミルクティー色だったので勘違いなきように。
台北からの日帰り圏内にある観光地としては最もメジャーな九份。赤い提灯がぶら下がったレトロな町並みが、日本人の琴線に触れるということで、日本人にも人気な場所だ。
ジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルになった、というガセネタ(らしい)も広がっているらしい。
ってことで、そんな静かなレトロな雰囲気に期待して行ってきたんだけども・・・正直期待はずれだった。
とにかく人が多すぎた。確かに狭い路地には提灯がぶら下がっていたし、建物にもレトロ感があったんだけど、それを覆い隠すような大勢の人、人、人。明らかに収容可能人数を越える人々が、狭い路地にうごめいていて、とてもレトロ感を味わうどころではなかった。
自由に歩くこともままならず、人の流れに沿って、牛歩戦術のごとき歩みを余儀なくされた。楽しくもなんともない。この観光地が「発見」された当初はいざ知らず、今やすっかり観光地化されてしまっているので、ガイドブックなどで謳われるほどに美しくは感じられなかった。残念。
どちらかというと、九份の街そのものよりも、高台にある街から見た麓の町と海との風景のほうが印象深かった。
2日目の朝食は、本当はホテルから徒歩圏内にある、豆漿の店に行きたかった。でも、早起きをしてそこまで歩いていってみると、定休日だったらしく残念ながら閉っていた。日曜日だったし、仕方がないか。
ってことで、前回の訪台時と同じように、小さな屋台街の雙城街夜市(朝だけど夜市なのだろうか)で朝食をとることにした。
とはいえこちらも日曜ということもあり、総長から営業している屋台の数が少なかった。食べられる屋台は5軒かそこらだったと思う。あとは生肉とか鮮魚とか青果を売ってる屋台なんかがあった。
で、そんな限られた屋台のひとつで朝食。屋台の看板で指差し注文をして、屋台のそばにあるテーブルで食べた。
頼んだのは魯肉飯と燙青菜のおなじみコンビ。55元だった。30元+25元ってとこかな。魯肉飯の器は発泡スチロールだったし、実にチープな感じだったけど、でも安定のB級グルメらしいおいしさだったよ。
2日目の朝。朝食を求めて徘徊しているときに、早朝だというのにスーパーマーケットがもう開店していたので、そこで自分用にお土産を買っていくことにした。海外のスーパーマーケット探検は楽しくて好きだ。どの国でもやってしまう。
入ったのは、松青超市というチェーン店らしきところ。「超市」で、「スーパーマーケット」とは、そのまんまの訳語だ。そして「松青」の部分は、「まつせい」と読むらしい。完全に日本語。湯桶読み。日系企業なのかもしれない。
で、そこで買ったのは、台湾ビール、マンゴービール、魯肉飯缶詰、即席ラーメン。帰国してこれを書いている今現在、まだ食べてはいないけど、食べるのが楽しみだ。
ちなみに会計方式は日本のスーパーとほぼ同じだった。ビニール袋は有料。
日本時間早朝の出発からここまで、途中若干の昼寝をはさんだものの、ほぼ丸一日に及ぶ厳しい行軍が続いたので、ひきこもりゲーマーはすっかりへとへと。
ってことで1日目の締めに、ホテルそばのマッサージ屋で念入りに体をほぐしてもらうことにした。足湯、足つぼ、全身指圧で120分。普段からこういったものを受け慣れてはいないので、ちょっと翌日もみ返しのようなことにもなったけど、なんとなく体にいいことをした気がする、というようなプラシーボ効果で満足だ。
施術後にサービスで出るウーロン茶が、この日最後にのどを通ったものとなったのでした。・・・ってちがうわ。帰宅後に、持ち帰った豪大大雞排を貪り食ったんだった。