作成者別アーカイブ: Nez/蝿

GW2: Legendaryの夢遠く

 GW2では、今までこれといって「稼ぐ」という行為をしたことがなかった。

 お金稼ぎ然り。カルマ稼ぎ然り。経験値稼ぎ然り。強いて言えばダンジョンのトークンを稼いだかな、っていうくらいだ。基本的には、ストーリを追うとか、マップを埋めるついでの産物でしかなくて、稼ぐための行動は取ってこなかった。

 のだけど、RIFTで一緒に遊んだこともあるWhellieさんのブログのエントリーを見て、「ほほう、こういう遊び方もあるのか。やってみようそうしよう」と思って、カルマやらアイテムやらを目当てに、ダイナミックイベント(DE)を立て続けにまわしてみた。

 方法などは前掲のリンク参照なんだけども、要するにDEの発生ポイントが近しく、頻度の高い場所に行って、ひたすらDEをこなしまくるだけと言うものだ。ほぼ前掲のリンクの記載どおりにことは運んで、1時間弱やって、数千のカルマと、1g弱のお金になったって感じかな。

 なるほど、こういったことを続けて、Legendaryを狙うのもありなわけだな・・・。と思ってLegendaryの入手条件を調べてみたんだけども。

 必要なもの:100万カルマ!数百g相当の物品!等々!

 ・・・全然無理だった。

MWO: オープンβ延期

 数日遅れの話題だけれども、MWOは10/16に予定していたベータをひとまず延期することになった。

 理由として、マッチメイク、Founder’s特典、ゲームバランス、ゲームの導入部分、コミュニティといった機能に対する、オープンベータへ移行することへのテスターからの不安が挙げられている。ユーザーの声を重視した結果なので、悪いことではなさそうだ。

 今後の取り組みについては、以下のようなことが言われている(単純なバグフィックスや安定性の向上については取り組むに決まっているので省略)。

 【マッチメイキング】

 ・マッチメイキングはできるだけ平等になるようにしたい
 ・具体的には以下の3段階に分けて導入する
 ・フェーズ1:
  -Premadeの人数は4人まで
  -Premadeは他のPremadeかPUGと混ざって8人になる
 ・フェーズ2:
  -Premadeの4人グループを8人グループに格上げすることを許可する
  -MMORPGでレイドを組む要領と同じ
  -8人グループは、8人きっかりいないとダメ
  -5,6,7人のグループは組めない
  -8人グループは他の8人グループのみとマッチされる
 ・フェーズ3:
  -トーナメントやランキングシステムの導入をしたい

 【Founder’s特典】

 ・Founder’s特典の報酬Buffはオープンβ開始日から正式にスタート可能
 ・開始日以降のいつからはじめるかは任意
 ・メニュー画面にあるスタートボタンをクリックでスタート
 ・一旦スタートしたら効果期間を一時停止はできない
 ・スタート時間を任意で決められるのはFounder’s特典のみ
 ・今後導入される課金Buff効果は課金と同時にスタートの予定

 ※つまり、オープンβ開始以降のワイプはないですね、これは

 【ゲームバランス】

 ・かなり開発側の意図するバランスになってきている
 ・残る追加要素はダブルヒートシンクやフェロファイバーのようなもの
 ・これらを加えての最終バランス調整が残件

 【導入】

 ・新規プレイヤー向けのチュートリアルの用意

 【コミュニティ】

 ・コミュニティ関係は重要な柱なので再強調しておくよ
  (要するにMMO的要素は導入していくよ)

 ということのようだ。現状ボッチメック戦士的には、マッチメイキングの項目はある意味関係ないかな。Founder’s特典の項目は、オープンβが事実上の本リリースになるということの裏書。バランスはこちらとしても大きな問題は感じていないのでいいと思う。導入は大事。コミュニティの部分(傭兵部隊結成とか勢力に所属とか)は1番大事だと思っているのではよ。

 ってところか。

 そういえば、こんな数字が公表されていたので引用しておこう。


 【Foundersプログラムの数値結果】
 Legendary(120ドルコース):26,470アカウント。合計3,176,400ドル
 Elite(60ドルコース):26,400アカウント。合計1,584,000ドル
 Veteran(30ドルコース):14,840アカウント。合計445,200ドル

 総収支:5,205,600ドル

 有料βで5億ドル。時価にして4億1千万円ほどを確保できたようだ。6万7千アカウントという数は、昨今のオンラインゲームとしては寂しいところだけども、有料ベータにお金を突っ込んだ人数だと思えば、まあまあかな?

GW2: マッチング

 WvWvWのマッチング。

 小規模にWvWvWをやっていた時には、相手が少しでもいさえすれば、それで戦闘になったので(味方3人くらいで動いているなら、敵が3人くらいいれば成り立ってしまう)、圧勝マッチングだろうが惨敗マッチングだろうがさして気にしていなかった。全方位圧勝なら、ジャンピングパズルに全部いけるぜ、ヒャッハー!くらいにしか思ってなかった。

 だけど、今のようにそこそこ大きい規模で動けるギルドに入ってみると、マッチング方式に関する話題が頻繁に出るし、そんなことには無関心だった私でさえも、おぼろげに問題を感じている始末だ。環境は人の考え方を変えるという好例。

 さて、ここからはどうしたらいいのかという妄想。格好良く言うと思考実験。本当のところは「ぼくのかんがえたさきょうのまっちんぐ」。

 まず現状を整理しよう。

 ・マッチングは前シーズンの成績を元に組まれる
 ・なので最も拮抗した組み合わせになるはず
 ・しかし実際は戦力に大差がつく
 ・なぜ?

 この「なぜ?」に対する解答は、本当のところは誰にもわからないものの、多くの場合こう説明される。

 ・自由にサーバー移動が出来てしまう
 ・なので前シーズンと現シーズンのサーバー戦力が異なる
 ・なので前シーズン結果を基にしたマッチングが上手くいかない

 これは一定の説得力のある話で、是としたい。でも、この解決に当たって、こういう提案が単純になされるのは早計だと思う。

 ・サーバー移動を禁止しよう
 ・サーバー移動を課金しよう

 うーん。現段階でこれに飛びつくのは考え物じゃないかなぁ。現在サーバー移動が自由に行えるのは、「プレイヤーの意思による勢力均衡化」という自浄作用を狙ってのことに違いない。そしてそのためには「サーバー移動が容易」なままにしておかなければならない。現在その意図に反して、まったく正反対の作用を生んでしまっているのは皮肉というほかないけども、それは「サーバー移動が容易であること」そのもののせいではないと思う。

 「サーバー移動が容易」であることを、本来の意図通りに「プレイヤーの意思による勢力均衡化」に向かわせるためにはどうすればいいのか、という方向で考えるのが、現状に即するという意味では無理がないように思う。

 そういう方向で考えられる解決の1つはこういうものだ。

 ・サーバー移動は強→弱に限る

 これは簡単な話だ。勢力を均衡化するために必要なサーバー移動というのは、基本的に「強から弱へ」という方向に限られる。プレイヤーの移動によって勢力の均衡化がなされるとすれば、このべクトル以外にありえない。であれば、そうでない移動、要するに「勝ち馬乗り」と呼ばれる「弱から強へ」という移動を制限すればいい。

 こうすれば、サーバー移動をするのは、やる気のある、能動的に動くギルドや団体に限られる。そういう団体が多いのであれば、そのうち均衡の方向に向かうだろうし、多くなければ、そもそも均衡するニーズがないということになって、これも全体としては大きな問題がないということになる。いずれにしてもプレイヤーの総意に近い状況は、形成されるのではないだろうか。

 もう1つ解決したいのはモチベーションの問題だ。

 現状の自由なサーバー移動が許可されている中で、戦力が一極集中になりがちなのは、そのほうがプレイヤーに利するところが多いからに違いない。プレイヤーの中には、「勝ち負けや報酬よりも、戦闘そのものの熱さが大事」というコアな層もいるけど、大半は「楽しく、楽に、勝って、稼ぎたい」という嗜好のはずで、そういうプレイヤーにとっては、強いサーバーを選択するのは至極当然だ。

 現状、負けているサーバーに居残るインセンティブはほとんどない。よほどのドMでない限り、これで残って頑張れというのは無理な話だ。これは同じ話が、上記の「強から弱へ」の移動でも言えて、ごくごく一部の好戦的かつ戦力の自負のある団体を除けば、この移動をするインセンティブも薄い。

 であれば、サーバーに留まること、サーバーの順位を上げること、そういうことにメリットを付与するのは、モチベーションコントロールという観点から言えばありだと思う。どんなメリットを付与すべきか、というのは難しいけどね。個人的にはレジェンダリーに近づきやすいとか、そういう戦力の外のメリットがいいと思うけども。

 ・・・とかなんとか妄想する今日この頃だ。なんにせよ、WvWvWの停滞感は、そうそうに払拭したいものだ。

 あ、そうそう。全然関係ないけど、上掲の写真は昨日のWvWvWのハイライトシーン。こっそりと3グループ規模くらいで、EBの敵Overlookの沿岸門をこっそりと急襲した場面だ。EBのSM城は取ったものの、OverlookからのTreb砲撃に苛まれていたので、そこをなんとか出来まいかと、決死の突撃作戦を実施。

 結果は…ドア20%ほどで敵本隊に見つかり阻止されてしまった。惜しかったんだけどなぁ。

GW2: Stonemist城攻防戦

 WvWvWマッチングの更新がなされたこの週末。最上位リーグではJQ、HoDサーバーが残留し、ETサーバーが脱落。かわりにSIサーバーが再び浮上してきて、2シーズン前と同じ構成となった。

 勢力図は相変わらずJQの1強かな。この2日間をみると、前シーズンよりも敵の抵抗が激しく、戦争を楽しめる状況にはなったものの、やはり基本的には横綱相撲を取っているという感じだった。局地的に負けることはあっても、大局的には勝っている。

 そんな今シーズンにおけるWvWvW活動初日は、主にEternal Battlegroundでのものとなった。

 その中でも私の印象に残っているのは、Stonemist城の攻略戦と、その防衛戦だ。私はそもそも今までは、WvWvWはほとんどボーダーランドでしか遊んでこなかったので、EBというだけでも新鮮だったんだけども、さらにその中心にそびえたつStonemist城の攻防戦を楽しめたのは、かなり刺激的だった。

 攻略戦では開門後、ロード部屋をスルーして上階に陣取る攻略軍と、階下のロード部屋でロードとシージを軸に防衛をする防衛軍、という構図が形成された。そんな構図の形成後、城内での膠着状態が数十分~数十分も続いたすえに、じわじわと戦線を押していった攻略軍が、最後には一気に押し切り、ついに決着。いやー、つかれた、もとい、熱い戦いだった。

 その後の防衛戦では、ギルドで城をクレームし、へんてこなエンブレム(たこ?)を掲げ、士気を高めて(?)参戦した。押し寄せるSI軍とHoD軍の2勢力を相手に、二正面作戦を強いられながらも、ギルドメンバーを始めとするJQ軍は上手く進退を合わせ、進行軍を幾度となく撃退。私がログインしている間は、なんとか防衛しきることができた。

 ずーっと同じところを攻略し、それを防衛し続けるプレイは、さすがに終盤になると停滞感も感じたものの、私個人としては新鮮なStonemist戦だったこともあって、とても楽しむことができたよ。うむうむ。

GW2: 新規入隊

 前回のGW2のエントリーで、「大きな規模でWvWvWをしているギルドにでも入れてもらうべきかなぁ」と述べたところ、神速の反応でお誘いコメントが飛んできた。

 個人的には「誘ってくれるギルドはないかなぁ(ちらっ、ちらっ)」な態度をとるのはダサい、と思っているので、結果的にそうなってしまったことは、なんかバツの悪い気分だ。でも誘ってくれたこと自体は、もちろん超ありがたいことだったので、是非それに報いたかった。

 ということで早速そのギルドに入れてもらってみた。

 入ったのはDeath Chainsawというところ。入隊決心の決め手は、「WvWvWメインぽい」ことと「掛け持ちできる」ことかな。

 その他多くのGW2の日本人ギルドの例に漏れず、こちらのギルドも検索してもあまり情報が得られず、正直よくわからんギルドだった(失礼)。というか、大して調べてないせいかも知れないけども。で、加入後にゲーム内で聞いたところによると、どうやらいくつかのMMORPGをPvP主体で渡り歩いてきた、古参ギルドと言ってよいギルドだったようだ。

 経てきたゲーム名を詳細に聞いたわけではないけども、いくつかは私のMMORPGキャリアとも、かぶっているようだった。ただ、そうではあるようなんだけども・・・うむ、記憶にない。ゴメンナサイ。おぼろげにWARで見たような見ないような・・・。どうも私はすぐに人名やギルド名を忘れてしまう。とほほ。

 参加してみるとVCを常用しているギルドで、会話はほぼ100%、VCを利用してのものだった。すでに確立されたコミュニティにおけるにぎやかな雑談を前に、私の心理状態は完全なる転校生のそれ。おどおどと優等生を演じながら、いじめられっこポジションに定着しない立ち回りを心がけ、控えめに発言したりしなかったり。これはどこの古参ギルドに入ってもそうだろうけど、私のシャイな性向のせいか、序盤の壁は厚い。気疲れする。慣れるまでは大変そうだな。ぜーはー。

 さて、肝心の「大きな規模でWvWvWをしているギルド」でのWvWvWなんだけども・・・この日はダメでした。いや、ギルドがダメなんじゃなくて、今のWvWvWの状況がダメ。WvWvWの勢力図が1強2弱になりすぎていて、1強に位置する我がサーバー、JQ軍のプレイは基本的に単なる数の暴力によるZergにしかならず、ギルドにいても、野良でZergに混じっていても、プレイ内容に大差がなかった。

 とはいえ、それでも大勢がVCでギャーギャー言いながら(聞きながら)プレイするのは楽しかったし、少なくとも20人近くが、VCを通じて意思疎通をして、進退を合わせているという状況は、私には新鮮だった。ギルドの人は、「初日がこんなんでがっかりでしょう」というような気の遣い方をしてくれていたけど、私の初日としては十分だったよ。むしろ初日から、針の穴を通すような連携精度を求められるシチュエーションじゃなくて良かった気がしているくらいだ。

 ってことで、WvWvW用ギルドに入れてもらったワタクシ。ここでの一兵卒としてのプレイが、はたしてGW2における余生になるのか、青春時代になるのか。それはもう、やってみないとわかりませんな。うむうむ。