作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 5月2日(2022年)

 GWのお出かけ記録:続・箱根ドライブ編。

 立ち寄りスポット回。

 というか、大涌谷回。

 なにを隠そう今回の箱根ドライブの最大の目的は、8年ぶりに大涌谷の黒たまごを食べて、さらに寿命を延ばす(?)ということだった。大涌谷こそが、箱根ドライブを実施するに至った、そもそもの動機だったのだ。なので、ことさらにこの大涌谷という部分だけを取り出して、記述しておきたい。

 大涌谷と言えば、真っ先に思い出されるのは、その駐車場の混雑ぶりだった。往時は休日に大涌谷に乗用車なんぞで行こうものなら、1時間待ちでは済まないレベルの駐車待ちの車列が、長く長く伸びていたものだ。

 しかし数年前の立ち入り規制時期で、おそらくある程度大涌谷に赴く客が減っていたであろうところへ、さらに畳みかけるように昨今のコロナ禍。さらにはこれが一番大きい要素だろうけど、この日は平日でもあった(休日の駐車場の混雑が嫌で、平日に行ったというのが正しい)。

 そんな種々の要素が絡み合い、この日は幸運にもと言おうか、狙い通りにと言おうか、1分たりとも駐車場の待ち時間はなく、すんなりと車を停めることができた。

 到着した大涌谷は、この世の終わりを思わせるような荒涼とした風景があるとともに、おなじみの腐った卵のような硫黄の香りでいっぱいだった。風景だけではなく、この香りを味わうことこそが、ここに来た目的の一つといえる。奇景を眺めながら、思いっきり硫黄臭を吸い込んで、文字通り「大涌谷の空気」を大いに楽しんだ。

 風景に関していうと、少し曇り空だったのが残念ではあった。遠くにかすかに富士山の頭が見えていたのが僥倖ではあったけど、全体的にはどんよりとした雰囲気。ただ、そのどんよりさは「大涌谷の地獄絵図」という情景を描き出すという観点からすれば、必ずしもマッチしないものでもなかった。大涌谷という観光地に限って言えば、曇天もそれほど悪いコンディションでもないのかもしれない。

 観光客の数はというと、駐車場の車の台数が控えめだった割には、大勢いたように思う。おそらくロープウェイやバスを使ってやってきている人も多かったのだろう。ロープウェイ駅周辺の施設には、日本国外勢と思しき人々や、修学旅行中の学生というような、自家用車では来ないであろう客層が、数多く見受けられた。

 そして黒たまごだ。

 土産物屋で購入し、許可を得て施設内の食堂で食べてきた。

 うん、普通のゆで卵の味だな。「黒たまごならではのおいしさ」というようなものは、特にない。交じりっけなしの、ただのゆで卵。それ以上でも以下でもなかった。

 でも、それでいいのだ。普通のゆで卵なのだから、普通のゆで卵と同じくらいには、当然おいしい。味に関してはそれで十分。あとはこの黒い見た目と、大涌谷というロケーション、そしてそれにこじつけられた「食べると寿命が延びる」というおまじないがあれば、もうそれで満点なのだ。

 ということで、黒たまごを食べる、という目的を達成した私は、すっかり満足して下山し、芦ノ湖方面へ向かったのでした。

 余談ながら、昔の黒たまごのパッケージには、はっきりと「1つ食べると〇年寿命が延びる」って書いてあったはずなんだけど、今回の黒たまごのパッケージからは、そういう文言がなくなっていた。「延命祈願」とぼかした表現があるばかり。なにか表示関係の法律に抵触したり、野暮なクレームがきたりしたんだろうか。

 うーん、なんだか味気ないな。

日記: 5月1日(2022年)

 GWのお出かけ記録:箱根ドライブ編。

 GW前の平日に有休をとって、箱根方面にドライブ旅行に出かけた。

 今回は事情があり、使用した乗り物が自分のバイクでもミニでもなかったので、「自分の乗り物を操る楽しさ」的なものはなかったものの、久しぶりの箱根だったので、なかなか楽しかった。

 そんな箱根ドライブの感想というか記録を、道、場所、食、に分けてお届けしたい。

 まずは、道、だ。

 【西湘バイパス】

 目下、メンテナンス工事中の西湘バイパス。

 でも、GWに合わせてなのか、4月中旬から5月初旬までは工事が中断しており、ちょうどこの日は通行することが可能だったので、箱根までの道のりとしては少し遠回りになるものの、コースに取り入れてみた。

 東京方面から、東名で箱根まで直行せず、海老名JCTで圏央道に入り、茅ヶ崎海岸で降りる、というコース取りだ。

 海沿いの道は、走ればいつだって気持ちいい。

 ところどころ工事の跡があったり、西湘PAは閉鎖されていたりと、天候も曇りがちだったりと、残念な箇所があったものの、海が目に入れば残念な気持ちの大半は吹き飛んだ。

 【箱根駅伝の道】

 箱根湯本駅前から小涌園のあたりまでは、箱根駅伝でおなじみの山道を通った。くねくねくねくね。

 道幅が狭く、曲がりくねっていて、交通も低速なので、走行自体が面白いという区間ではないんだけど、これが箱根だよな、というような観光感があって嫌いじゃない。ここを通ると、ああ、箱根にきたな、という気持ちになれる。

 のだけど、この日は翌日に控えたGWに備えてか、道路工事を行っており、その区間が交互通行になっていた影響で、小さな渋滞が発生していたのが、気分的にはよくなかった。

 ここが今回のドライブで、唯一の渋滞区間となった。

 【大涌谷~芦ノ湖】

 大涌谷から芦ノ湖まで、観光地の道というような経路を通った。特筆すべきことはないけど、どこもしっかり整備されていた。少なくとも、最後の御殿場区間よりはよっぽど。

 さすがは箱根。首都圏郊外有数の観光地だ。

 【芦ノ湖スカイライン~箱根スカイライン】

 芦ノ湖畔で観光をした後は、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインを通って、御殿場方面へ向かった。

 有料道路にしては路面状況がいまいちだな、と思う個所もあったものの、全体的にはメンテもされており、有料道路なおかげか交通量も少なく、気持ちよく走ることができた。

 三国峠や芦ノ湖展望公園など、ところどころにあるビュースポットからの眺めは素晴らしく、ドライブの醍醐味を大いに味わえた。

 写真は芦ノ湖展望公園から望んだ芦ノ湖全景。ここからは芦ノ湖のみならず、大涌谷、駒ケ岳など、箱根の主要観光名所のほとんどが一望できて、それぞれの位置関係が一目でわかる。箱根のすべてを眼下に収めると、謎の征服感に浸ることができた。

 この日は富士山が見えなかったのが、唯一の残念ポイント。

 【御殿場の山道】

 箱根スカイラインの終点から、御殿場ICまでの山道。

 ここまでのすがすがしい有料道路から一転、急にさびれて、メンテも行き届いてない、うらぶれた雰囲気になる。

 道路には数多くのタイヤ痕があったりもして、夜な夜なここで走り屋たちが違法走行に勤しんでいるのだろうか、というようなアンダーグラウンドな暗い想像にも襲われる(知らんけど)。

 木くずや折れた枝きれのような落下物が、道路上に多く厚く堆積していて、車ならともかく、バイクだったらかなり危なそうだな、というような印象も受けた。いろいろと残念な道。

日記: 4月25日(2022年)

 セブンイレブンで、「セブンカフェスムージー」なるものを試してみた。

 私は先日初めてその存在を認識したので、目新しく感じたんだけど、商品としては去年の春夏シーズンあたりから売られ始めたものらしく、新商品というわけでは全然ないらしい。

 ただ、この商品は、スムージーを完成させるための設備の導入が店舗側に必要になるため、一部店舗でしか売られておらず、ある程度レアな商品なのだそうだ。この辺の情報は、試してみた後で、ウェブで調べて知った。

 それがどういう商品かというと、プラスチックのカップに、凍ったカットフルーツや野菜、甘味料などが封入されている、というような形状で、アイスクリームコーナーで売られているものになる。

 これをレジで購入した後、カップの蓋を開け、店内のスムージー用のマッシーンにぶち込むことで、カットフルーツその他がミキサーにかけられ、やがてスムージーとして完成されて供される、という仕組みだ。

 実際に購入、作成し、飲んでみたところ、製法が実際のスムージーを作る時に行われることとほぼ同じだけあって、出来上がりの味もまぁ、普通にスムージーだった。少なくとも、スムージーという名のペットボトル飲料などと比べると、ホンモノ感はかなり格上。

 それでいて価格は300円ほどと、そう高くもない。去年は230円くらいで売っていたそうなので、それに比べるとがっつり値上げされてはいるものの、それでも普通のカフェでスムージーを頼むよりは、だいぶお値打ちなはず。そこそこホンモノ感のあるスムージーを、日常の中で手ごろに味わいたい、という向きには十分おすすめできると感じられた。

 ネックはやっぱり普及度だろうか。今回購入した、出先で立ち寄った店舗では偶然売られていたものの、私の自宅から一番近い、最も頻繁に利用している店舗では、スムージーマシーンは導入されておらず、当然スムージーも売られていない。リピートしようにも、なかなかできない、というのが実情だ。たぶん、そうやって手に入らない環境にいる間に、存在も忘れてしまうことだろう。

 というわけで、セブンカフェスムージー。美味しかったのでおすすめしたいけど、みなさんが試せるかどうかは環境次第、なのでした。

日記: 4月24日(2022年)

 グルメ回。

 1年前にちょこっと紹介した、モランボンのスンドゥブの素。このシリーズの新商品がでていたので、さっそく購入して試してみた、というテーマの話だ。

 新商品は、その名も「スンドゥブチゲ用スープ:濃厚牛テール」。

 名称からして、いかにもおいしそうで、俄然期待が高まる。のだけど・・・。

 結論から言うと、ダメでした。

 うーん、率直に言って、あまりにも薄味だった。スープ単体で飲むとあっさりおいしいんだけど、豆腐を入れて食べると、豆腐によって味がかなり希釈されてしまい、あっさりを通り越して湯豆腐の域に達してしまう。他の調味料でなんらかの味を補わないと食べられない。名称は「濃厚」なんだけど、実際の感覚では「淡泊」。そういわざるをえなかった。

 モランボンは私の中ではかなり信頼を置いているメーカーだけに、今回の失敗は珍しい。この1件をもって私の信頼が失われることはないけども、この商品だけは納得できないな。

 残念!

日記: 4月19日(2022年)

 はい、工作のお時間です。

 【用意するもの】
 ・縦15㎝×横15㎝×厚さ5mmの銅板
 ・PC用ヒートシンク×8個

 【作り方】
 ・銅板にテキトーに、ヒートシンクを張り付ける

 カチャカチャ。ぺたぺた。ぺたぺた。カチャカチャ。ぺたぺた。ぺたぺた・・・。

 はい、完成~。

 出来上がったものは・・・。

 「銅板に伝わる熱を放出してくれそうな物体」 a.k.a 「汎用スマホスタンド用スマホ冷却装置」だ。

 なぜこんなものを作ったかというと、「自動車でナビ代わりにスマホを使う際のスマホの熱暴走を防止したいから」に他ならない。

 私の愛車のClassic Miniには、もちろんビルトインのカーナビなどはついていない。だから、当然の帰結として、スマホをカーナビ代わりに運用しているんだけども、これがまた非常に熱に弱い。ナビの稼働時間が1時間も超えてくると、熱のためにスマホのディスプレイの光量が下がってしまったり、最悪の場合スマホ自体の動作が停止したりしてしまう。ナビが欲しい時は、大体長距離を走る時なので、困るシチュエーションが多い。特に夏場の日中などにナビを付けながら運転をした日には、たちまち熱暴走だ。

 今使っているスマホも、購入当初はそんなに熱で困るようなことはなかった(※注:写真のスマホは撮影イメージ用の大昔のiPhone 4Sです)。が、購入してから年月が経ち、だんだんとスマホのスペックが時代遅れになってくるにつれ、熱を多く発するようになってきた・・・ような気がしている。

 ということで、それに対抗するためのお手製の冷却パーツを自作してみた次第だ。

 主眼に置いたのは、熱伝導による冷却になる。

 スマホの背面全体を銅板に接触させ、銅板にスマホの熱を移し、その銅板が引き受けた熱を、ヒートシンクで放熱する。そんな青写真。これがどの程度実際に機能するのかは、もっと気温が上がった時期に、スマホナビを稼働させてドライブにでも出てみるまでわからないけど、少なくともないよりはマシ、だと信じている。銅の持つ熱伝導パワーに期待だ。

 またもう一つ期待しているのは、直射日光およびダッシュボードからの輻射熱の遮断効果だ。

 スマホナビをダッシュボード近辺に置くと、日光がスマホに直撃する。私のスマホは黒い色だし、ダッシュボードも黒いし、スマホスタンドも黒いし、となっているため、それはもう効率よく日光を熱に変換してくれる。そこで、そんな大熱源地帯とスマホとの間に、このメタリックな銅板を挟み込んでやれば、熱の影響を多少は軽減できるのではないか、という算段だ。

 ただこれは逆に「日光で銅板が温まるのでは」という懸念もあるので、吉と出るのか凶と出るのかは、熱力学の専門家ではない私には、いまだもって杳として知れない。せっかく黒色を忌避したのに、ヒートシンクが黒いというのもちょっと失敗感がある。でも、まぁ、物は試しで使ってみようと思っている。

 正直最初は、こんなありがちな問題点に対するソリューションなんて、わざわざ自作しなくても、既製品で売ってるんじゃないかと思ったんだけどね。でも探してみると、案外ちょうどいい品がない。市販のスマホ冷却用品は、脱着が面倒くさそうなスマホケース状のものだったり、半永久的に装着しっぱなしになるシール状のものだったりと、私の要求に完全一致するようなものが見当たらなかった。

 なので自作したわけなんだけども・・・実はこれで材料費が3000円にもなっている。高いわー。

 それだけの効果があるといいのだけど・・・。