カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2006年07月

日記: 7月14日 (2006年)

 夏ツーの目処が立った。予定は8月5、6、7日の2泊3日で、宿泊地は諏訪湖&山中湖だ。

 両方、日帰りできない距離では全然ないんだけど、信州の高原でのんびりしたいから、泊まることにした。200km/日の体力リミッターを標準装備の私だしね。

 元々は諏訪湖1泊の予定だったんだけど、両親が6日に山中湖に泊まるというので、便乗しようかと悪巧み。便乗するかどうかに関わらず、休みはとりあえず入れた。

 細かいコースはまだ(というか、おそらく前日まで)全然決めてないけど、諏訪湖でうなぎを食うことだけは、決意している。諏訪湖は、実はうなぎの名産地らしく、諏訪湖畔の岡谷市などは、「うなぎのまち岡谷」を掲げて、町おこしを狙っているようだ。私の根性的には、浜名湖はちょっと遠すぎるから、ツーリングにちょうどいい距離の、諏訪湖が頑張ってくれると、うなぎ好きの私としては、大変嬉しい。この辺がアクセスも評判もよさそう。食事時には並ばされる気配アリなのがネックだけど。

 あとはバイク復帰時に目標としたビーナスラインを走れれば、諏訪湖作戦は成功かな。

 一方、山中湖は・・・完全にノープランだ。日帰り圏だから、逆に宿泊ツーでどうにかしようという気がわかない。ま、行動圏内だから、テキトーに焼きそばでも食って帰ろうかなぁ。

 たぶんゼルビス最後の泊まりツーになりそうだから、頑張ろう。あー楽しみ楽しみ。

 唯一の心配事は天気だな・・・。今年の空気の読めない雨野郎を思うと、ドライブツーに化けそうで怖い。ま、それもいいか。

日記: 7月13日 (2006年)

 7月の日記、7月13日時点でこのエントリー含めて14件。去年も7月は更新を頑張ったし、7月はなにか創作意欲(なんつーほど上等なものではないけど)を刺激される季節なのだろうか。目指せキャリアハイ。

 さて今日はゲームの話。

 最も気になる、発売が待ち遠しいゲームといえば、以前BBSでも少し話題になった、VanguardとかWarhammerとかHellgateとかが本命だったりするわけだけど、今回はもっとライトテイストで、かつ、発売が直近なゲームを、時系列に沿って羅列してみよう。

 ・eXtreme Soccer

 ストリートミニサッカー(?)ゲーム。4人 vs 4人で変則ルールのサッカーを行うオンラインゲーム。いわばFreeStyleのサッカー版。7/13登録開始の、7/27オープンβだ。

 見た目がかなりイッちゃってる気がするんだけど、ゲームとしてはFreeStyle初期のお手軽チーム戦の楽しさを味わえるのではと期待したい。仲間とチームを組めれば(で、そこそこ勝てれば)楽しそう。

 しかし競技の性格上ポジションごとのプレイ内容がFreeStyle以上に違いそうで、不人気なGKがモテモテになり、人気のFW、MFがウジャウジャ余る、という構図が目に浮かぶ。かくいう私も、MFかなー、FWかなー、とか妄想しつつ、GKかなー、とはほとんど思っていない。チラベルトプレイ・・・うーん、楽しいんだろうか?

 リリース時には基本無料のアイテム課金。この辺もFreeStyleと一緒。

 ・DDO日本語版

 本サイトでは説明不要と思われるコレ。7/27オープンβの、8/10本サービス開始。βデータはワイプされるので、8/10が正真正銘の開始日。

 参加するかどうか、実はまだ決めてない。5000円でシナリオ内容の答え合わせをするのが、高いか安いかという判断になりそう。英語版の手探りのドキドキ感が、初見じゃないことと、それ以上に野良パーティーのプレイスタイルの影響で、大幅に損なわれることが目に見えているのがネック。

 eXtreme Soccerの出来次第、友人次第、そのときのテンション次第、って雰囲気。とりあえず、やると表明している友人はいないけどな!

 ・PSU

 ファンタシースターユニバース。直訳すれば幻想星世界。PSOの続編。8/31発売予定。

 前作PSOはそこそこ程度に面白かったので、今作もそこそこ程度に期待している。きっと買うだろう。

 この手の「ストーリー追跡型面クリゲーム」は、仲間と一緒に始める→ログイン時間のずれで進度が変わる→進度のずれでテンションに温度差が発生→チーム自然消滅、という流れになると相場が決まっている(我々だけか?)。PSOも中盤までは固定チームで進めたけど、最後までコンプしたときには、私は野良チームにもぐりこんでいたし、私以外はコンプすらしなかった。

 なので、今回も参加する知人と緩やかに遊びつつ、基本は野良という二足のワラジ式プレイになると見ている。ま、それもいいでしょう。

 ・NWN HoU(価格改定版)

 ネヴァーウィンター・ナイツの拡張パック、ホード・オブ・ジ・アンダーダーク。9/21に価格が改定され、従来より安く買えるらしい。

 このニュースで、かつてのNWN仲間やらなにやらと、微量に「またNWNセッションすっか!」と盛り上がったけど、これはたぶん実現しないだろう、と後ろ向きに推測中。でも、せっかく安くなるし、お気に入りのシリーズは制覇しておきたいという気もあるので、買いに行く機会があれば、買ってクリアしとこうかなー、と思ってる。その辺に売ってなさそうな匂いがぷんぷんするけど。

 まぁ、私のNWNシングルプレイの評価は非常に低いから、ゲームの寿命はたぶん2週間。

 ・・・とまあ、今年の夏は、こんなラインナップでお届け予定。みんな一緒に遊ぼうぜ!

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日記: 7月12日 (2006年)その2

 一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編>(沢木耕太郎、講談社文庫)を読んだ影響で、微量に親ベトナム的になった私。

 ってなわけで昼飯に、ベトナムの代表的な麺料理「フォー」なるものを食ってみた。まぁ、ファミレスで食ったものなんで、本物といえるかは甚だ不安だけど、いいとしよう。

 ウィキペディアによれば、フォーとは

 「ベトナムの代表的な麺料理である。鶏や牛から出汁を取った透明なあっさりしたスープにコシのない米麺を入れ、鶏肉や牛の薄切り肉、肉団子などが典型的な具材としてのる。そこにライムの絞り汁や、たっぷりのバジル、コリアンダー、青唐辛子などのハーブや生のモヤシ、チリソース、ニョクマムなどを好みで加える」

 というものらしい。

 私は案外、食に関しては保守的で、なにかのきっかけがない限り、新しい文化圏の食には、あまり手を出さないで生きてきた。特に東南アジア系の料理は、殆ど未知の領域で、パクチーもニョクマムも食べたことがない。エスニック料理の超初心者。なので、勢いで頼んでしまったものの、いったいどんな味なのか全く見当もつかず、かなり不安に思いながら、料理の完成を待った。

 待つこと15分前後。案外のんびりとやってきたフォーは、あっさり系ラーメンのような、なかなか良い香りを立てていた。丼の中をのぞきこむと、パクチーと思しき香草、海老、鶏肉が見え、その下でスープの中に白い稲庭うどんのような麺が泳いでいた。結構うまそうだぞ。

 丼の脇には、ドレッシング皿のようなものの中に、醤油のような液体が入っている。おそらくこれが、「ニョクマム」なる調味料なのだろう。外見上は、薄口醤油にしか見えない。容器を持ち上げ、匂いをかいでみる。

 く、く、く、くさっ!!!

 なんじゃこりゃ。この匂いはアレだ、クサヤだ。クサヤの匂い成分を抽出し、液体化すればこんな感じのものになるのではなかろうか。そんな、かなり不快な匂いが立ち上っていた。こんなもんかけていいのか? 本当なのか?

 あらかじめニョクマムがかけられていなかったのは、この匂いが苛烈に人を選ぶからに違いない。嫌ならかけないでも食えますよ、っていう良心の現われとみた。

 とはいえ、毒食らわば皿まで。ここでニョクマムをかけないで、画竜点睛を欠くフォーを食らって帰るほど、私は落ちぶれてはいないのだ(?)。容器を取り上げ、そのすべてを丼の中にぶちまける。ふっふっふ、これで後戻りはきかない。

 そして、いざ食う。

 ん、ん、ん。うん。普通にうまいかな? 拍子抜けするほどに普通だ。

 まずニョクマム。かける前の味を試さなかったので、かけた後の味しかわからず、このフォーの全体を構成する味の、一体どの部分がニョクマムによるものなのか、まるで分析できなかった。けど、匂いにはすぐに慣れてしまったし、少なくともニョクマムのせいでまずい、と感じるような箇所には遭遇しなかった。ニョクマム攻略完了。余裕だ。

 続いてパクチー。こっちのがちょっときつかったな。思いのほか味が強かった。ちゃんと配分を考えて、「薬味」になる程度をフォーと一緒に食えば、こういう香草もありかな、と思えるんだけど、最初に食ったときに「具」として、一気に大量のパクチーを口に入れて失敗してしまった。もう、口の中はパクチー。フォーの味なし。料理名パクチー。でも、「薬味」としてのパクチーは全然アリですね、私的には。で、パクチーも攻略。他愛ないな。

 麺。なんだろ。私の食ったことのあるもので無理やりたとえれば、細長く切ったワンタン、というかんじだ。麺の形状をしてはいるものの、麺にコシが全くなく、その食感を擬音で表現するならば、「ドロドロ」というのが最も近しい。カップヌードルを10分くらい煮込むとこうなるのかもしれない。まずくはないけど、なんか食としての手ごたえが鈍いので、満足感に欠ける気がする。残念。

 スープ。安っぽいファミレスラーメンスープ・エスニック風、って感じだった。初物尽くしのメニューの中では、それほど初物感がなく、安心できる味。レベルとしてはインスタントラーメン以上、中華飯店未満。でも、ジャンクフーダーな私としては、うまいか、まずいか、といえば、うまかった。

 つーことで、先に言ったように私の感想としては、トータルでは案外うまい部類だったよ。

 ただ、値段と、味と、カロリーを含めて考えると、うーん、もう頼まないかな、という印象。もう少し安くて、ヘルシーならば、このレベルの味でもいいんだけどね。だけど、わがままな私としては、値段が高かったり、カロリーが高かったりする料理には、どうしてもその代償として、相当な美味さを求めたくなるのだ。

 50点。

日記: 7月12日 (2006年)

 昨晩、いまさら痴漢男を読んだ。しかも入口はマンガ版

 電車男も読んだことがない私としては、この手のネタに別段興味がなかった。だからこれも「痴漢男」というネタに惹かれて読み始めたんじゃなくて、「マンガ」だったから暇つぶしにいいかな、と思って読み始めたんだよね。で、そんな感じで、正直全く期待もせずにマンガ版を読み出したんだけど・・・あー、止まらん止まらん。続きが気になる気になる。

 まんまと痴漢男ワールドに浸かってしまった私は、結局そのままノンストップでマンガ版をすべて読みきり、さらにマンガ版の続きをまとめサイトで読破してしまった。おかげで読み終えた頃には、すっかり深夜になっていたよ。

 いやぁ、いい話だ。特に実話(たぶん)だけにいいなー。・・・とは思うんだけど、あれ、なんだかむなしいな! 状況をまるで自分に投影できねえ! あー、若かりし10代の頃に帰りたいものだ。うらやまし・・・あ、私は永遠の14歳だった。危ない危ない。

 しかし返す返すも、マンガ版は優秀だな。ツカミのマンガ版の好印象が、私の痴漢男の印象の大半を占めているといっても過言ではないね。これって一般ピープルが書いているのかな? すごくうまく雰囲気を伝えていて、しかも情報に過不足がない。しかもフリー。偉い。

 もう話の先を知ってしまったから、マンガ版の続きが進んでいっても、私が読むことがあるかは微妙だけど、頑張って完成させてほしいものだ。

日記: 7月11日 (2006年)

 2002年、日韓ワールドカップ終了直後に、Online Strikerという名の、サッカー選手22人を別々のプレイヤーが操作するというシステムを持つ、新しいオンラインゲームのαテストが始まった。

 αテストの目的は、このゲームの可能性を世に示し、企画そのものの買い手を捜すという、なかなか豪快なものだった。

 開発会社のこの自信ありげな売り込み方法にたがわず、Online Strikerのオンラインゲームとしての出来は、プレイヤーを選ぶという面こそあったものの、なかなか優れたもので、一部のコアなオンラインゲーマーの間で、その人気はたちまち上がっていった。日韓ワールドカップの余熱と、当時では斬新なコンセプト、加えてαテストゆえの無料サービスという点がうけ、サービス開始から数週間は、用意されたサーバーの絶対数(=試合会場)が少なかったこともあって、ゲームに参加するだけでも困難、という盛況っぷりを示した。

 開始直後の混乱期が去り、さすがに参加不良が発生するほどの盛況さはなくなっていったものの、依然として試合が夜半過ぎまで行われる日々が続き、やがてプレイヤー主催の大会やリーグ戦も、催されていくようになっていった。プレイヤーコミュニティの形成、プレイヤーチームの結成など、ゲームの外殻を形成する諸事も、みるみる発展していったのである。

 かくいう私も、このゲームにどっぷりはまり込み、おそらくその年の年末まで、プレイしなかった日は数日しかなかったんじゃないか、というほどにプレイを重ねていった。

 その後このゲームは、開発会社の売込みが功を奏し、スクエア・エニックスに買収されるという成功を収めるに至った。プレイヤーたちも、プレイヤーにかなり近いスタンスを取っていた、いわば親愛なる開発会社の成功を喜び、スクエア・エニックスという大会社の支援によって、Online Strikerが更なる発展を遂げるであろうことに期待した。

 しかし、それから3年。Online Strikerはスクエア・エニックスに買収され、αテストが終了してからというもの、世間に露出することが次第に少なくなっていき、いまやその存在自体が忘れ去られてしまうまでになってしまった。

 業を煮やしたOnline Strikerを愛したプレイヤーたちは今、同コンセプトのフリーなオンラインゲームであるDream Cupへとその活動拠点を移し、Online Striker亡きあとの欲求を解消している。

 Online Striker好きが、Online Strikerの代替物として作ったDream Cupは、リリース以来改善に改善を重ねていった。そして今や、Online Strikerを超えているかもしれない域に、個人製作のフリーウェアとしては最高レベルの域にまで達している。いや、ある部分では実際に、Online Strikerを超えているといっていいだろう。だから、もういまさらOnline Strikerが復活したところで、あまり歓迎されないかもしれない。企業ベースのリリースとなり、プレイが有料となれば、その可能性はより顕著なことだろう。

 でも・・・。でも、だ。

 日韓ワールドカップから4年。あの時と同じワールドカップの余熱を感じる時期になり、妙にOnline Strikerのことが思い出されてならない。鈴木に、中田に、稲本に、宮本に自分を見立て、なかなかつながらないサーバーと、おかしなボールの挙動を眼前にしてなお、擬似空間でサッカーボールを追いかけた、あの頃の熱い想いが懐かしくてたまらない。そんな今日この頃なのであった。