コンビニやスーパー、キオスクなどで「味付けゆで卵」ってのが売っているのは、食ったことがなくとも見たことくらいはあるかと思う。このゆで卵、たかだかゆで卵の分際で、1個数十円という値段なので、買ったことはないって人も多いかと思われるんだけど、私はこのゆで卵が好きなのだ。
だけど、私としても「たかだかゆで卵」感を強く感じてしまうので、食いたくなることはあっても、なかなか購入に踏み切れないことが多いのが実情。ええい、ゆで卵ごときのために、そうそう大枚はたけるか! ゆで卵くらい20円もかければ作れるぜ! って思っちゃうんだよね。
というわけで。
実際に作ってみた。
Webで「味付けゆで卵」の作成方法を調べてみると、塩水でゆでたあと殻のまま塩水につけ込んで時を待つ、または、塩水につけ込んだ生卵をゆでる、とかなんとかいう説が有力なんだけども、私は無類の面倒くさがりで、一晩以上待つ気がないので、速効性のみを重視する方法を開発、実施した。
以下、今回行った手順を記す。
1)ゆで卵をゆでる
2)殻をむく
3)塩水に殻をむいたゆで卵を投入
4)そのまま再び沸騰しない程度に過熱
5)ゆで卵をコップにいれ、塩水をそそぎ、冷蔵庫へ
6)翌朝食う
要するに、塩水に殻をむいたゆで卵をつけただけ。これならば塩分浸透力は殻のままのそれの10倍(想像値)だ。なお塩水に投入した塩分量は、当然のごとく完全に目分量。
4)で再加熱をしたのは、最初にあっためたほうが、毛穴が開いて塩水が染み込みやすいんじゃないかという、昨晩シャワーを浴びながら思いついた素人考えによるもの。はい、たまごに毛穴はありません。知ってます。感覚的な問題なのです。
で、そんな感じで昨晩仕込んでおいたたまごを、今朝食った。
うーん、うまいっちゃうまいけど、どうも市販のものとは違うなぁ。一番の違いは、味が均等じゃないことだな。外周部に近いほど塩辛く、中央ほど塩気が薄い。速効性を重視したからかな? でも、うん、まぁ、うまいよ。ただ、手間暇(ってほどのものでもないけど)をかけたわりに、ただのゆで卵に塩をかけて食うのと比べて、ちっともウマさという点で上回ってない気もする。労力―味レシオが低い。
結論:ゆで卵は塩かけて食え