カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2007年01月

日記: 1月18日 (2007年)

 マックで最近、メガマックという期間限定メニューを売り出している。ビッグマックの肉を2枚から4枚に倍増させたメニューだ。

 私はマヨネーズ味というものがあまり好きではないので、ビッグマックが好きではなく、当然その上位型であるところのメガマックにも興味はない。だけど味覚とはまるで関係ないところで、このメガマックというメニューそのものに、非常な懐かしさを感じていたりする。

 昔・・・1990年代後半~2000年台前半だったと思うけど、パワートダイ(POWERTODAY)というサイトがあった。

 このサイトはBBSと、管理者の書いた日記や読み物が、メインコンテンツとなっていたサイトで、私が今日のように定期的に文章を公開するようになる上で、最も影響を受けたサイトの1つだ。

 そのパワートダイの企画モノの読み物に、「MAGA MACの誘惑」と題されたものがあったのだ。

 当時、日本では発売されていなかったメガマックを、筆者が日本で再現するべく格闘するお話で、全編を通じて、筆者のユーモアに満ち満ちた、センスあふれる、最高に面白い読み物だった。これを読んだとき、声を出して笑ったことを今でも覚えている。

 今では、画像の出ないGoogleのキャッシュでしか読めない「MAGA MACの誘惑」だけど、画像がないにもかかわらず、今読んでもみても色あせない面白さがあって、舌を巻く。

 そんなわけで、日本では新メニューであるはずのメガマックに、新鮮味よりも懐かしさを覚えてならない私なのでした。

日記: 1月14日 (2007年)

 VGβの動作が重かったので、スペックを向上させるべく秋葉原へ。

 秋葉原の電気街なんて、もう2年ぶりくらいな気がする。通販で間違えて買ったメモリの交換に行って以来だな。

 久しぶりに秋葉原についてみると、やっぱりこの街はおかしな場所だよなってことが確認できた。なんか、全力疾走でティッシュを渡してくるにーちゃんとか、この寒い中メイド服でなにかを配ってるおねーさんとか、奇妙な生命体がいてほほえましい。全力で避けたけど。

 で、なんとなく大昔の記憶を頼りに、立ち並ぶわけのわからん店々の中から、なんとかPCパーツショップを見つけ出し、散財してきた。

 進化した内容は以下のとおり。

 CPU:Athlon 64 3000+ → Athlon 64X2 4200+
 グラボ:6600GT → 7900GS

 はい、電力不足でした。一応動いているけど、「電力不足なのでパフォーマンス落としてます」とかいう注意書きが出てしまう。困ったもんだ。

 で、これでVGをプレイしてみると、さすがにかなり動作が向上していた。

 今までは、Highest Performance(一番軽い設定)でも、頻繁にカクカクしていたんだけど、新しいマシンでは、Balancedでも以前より軽い。なんとなく描画の重さ以上に、PC、NPC、オブジェクト等のデータの読み込みが増えると重かったようなので、CPUのアップグレードの影響が大きいような気がする。素人の体感だけどね。

 これでまた、2年くらいはもつといいんだけどなぁ。

日記: 1月9日 (2007年)

 Vanguardが噂によると1月末に発売予定らしい。

 え、もう? って感じだ。予想より早い気がするのは、情報をまるで集めていなかったからかもしれない。逆に1月末と知ってしまうと、この半月余りが長かったりするんだよなー。

 ってことで、軽く情報を収集してみた。

 ・概観

 進化したEQ1、らしい。EQ2よりも、EQチック・・・なのかなぁ。

 ・世界

 世界はシームレスでゾーンによる区分けがなく、家だろうがダンジョンだろうが、ローディング画面無しで入れるとか。馬で1時間かかる大陸が3つもあって、1ゾーン。うーん、数十秒で抜けられるゾーンが大量に並んでいたMeridian 59の時代から考えると、技術の進歩には驚くばかりだな。まぁ、それが面白さにつながるかは不明だけど。

 その広い世界を移動する手段は、「騎乗動物」がメインで、「瞬間移動系の魔法」はほとんどないらしい。この「騎乗動物」には、馬だけではなく「飛行動物」も含まれていて、ドラゴンで山脈越え、とかもできるかもしれない。

 他に、「船」とかもあるそうな。「船」は、「定期船(操作できず)」もあれば、所有できる「船(操作できる)」もあり、操作できる船は、買ったり造ったりできて、種類・大小も様々だとか。さらに帆船の航行速度は天候に左右されるとか、細かいところにまで凝っている。

 馬や船で世界を駆け回る、というイメージはワクワクするものがあるなぁ。

 ・クラス

 クラスは「スフィア」という分野ごとに別れていて、「冒険スフィア」のクラス、「生産スフィア」のクラスをそれぞれ選ぶらしい。他に、「交渉スフィア」と「採集スフィア」があるようだけど、これはクラス分けとかはないみたいだ。

 冒険クラスは、EQと似たり寄ったりのおなじみクラスが15~17種類(一部未実装)。ほぼEQ。

 他に、生産クラスはEQ2と似たり寄ったりの数種類の様子。興味薄なので調べてない。

 ・種族

 西洋、中近東、東洋の3文化圏をモチーフにした大陸に、あわせて20種類弱の種族が用意されているようだ。

 日本大好き日本人の私としては、東洋風の大陸であるKojanを故郷としたい気がする。だけど、愛すべきミニ種族であるハーフリングやノームは、Thestra(西洋風)やQalia(中近東)のキャラに設定されていて、Kojanの種族には、ミニ種族がない。うーん、悩ましい。

 なお各種族の外見は、スクリーンショットを見る限りでは、EQ1の後継者を名乗るにふさわしいバタ臭さで、そういった意味ではEQ2など足元にも及ばないといっていい。一般的な日本人の美的感覚からすれば「醜い」ということになる。カスタマイズすれば萌えテイストを出せるとも聞くけど、おのずと限界がありそうだ。

 ・戦闘

 オート殴りでスキルポチポチ押し、というおなじみのパターンみたいだ。それプラス、敵の行動を先読みしてカウンタースキルを当てる、みたいなスパイスがあるそうな。どうなのかな、これは。私のようなぐうたら人間からすると、TV見れなくてめんどくせーぜ!っていう気もする。

 TV見れないヒーラーに謝れ>私。

 ・クエスト

 いっぱいあるみたい。

 J氏のBBS書き込み情報によれば、「『なにやっていいかわからなかったら、とりあえずクエストをやっていれば、だんだんいろんなところに行くことになるよ』という、ツアーコンダクター型クエスト式MMORPG」だとか(超意訳)。

 やってればいい、という楽さと、やらなくちゃいけない、という辛さがあるシステムですな。悪くはないと思うけど。

 ざっとWikiを読んで吸収できた内容はこんなところかなぁ。久々に手ごたえのありそうな本格MMORPGっぽいけど、同時にこのヘビーでハードコアな内容に、すっかりライト志向になった私がついていけるのかなぁ、という不安感もあるね。

 なんだかんだ言ったところで、どうせ英語版からプレイすることは、ほぼ間違いないんだけど、本格的なプレイは日本語版(あるの?)になってから、とかになるかもしれないなぁ。

 ああ、でもなんか、やっぱ楽しみだああああ! Fileplanetでβゲットしちまえ病に罹りそうだよママン!

日記: 1月6日 (2007年)

 昔、実家の近くに、いたくお気に入りのラーメン屋があって、数年前までは月に1回以上の割合で通っては、塩トンコツラーメンをそこで食っていた。

 あれから数年の歳月が過ぎた去年、突然その店は閉店してしまった。もう往時ほど頻繁に、その店に食いには行けなくなっていたものの、たまーに実家に帰ったときにそのラーメン屋へ行き、塩トンコツラーメンを食うことに、小さな幸せを見出していた私にとって、その閉店はショックだった。もうあの味は二度と食うことができない。その事実は、思いのほか私を打ちのめしたといっていい。

 ところが! ふとそのラーメン屋を思い出して、ネットでなんとはなしにその店について検索してみると、同系列の、似たような味のラーメンを出す店が、ほかにもあるらしいとの情報を発見できたではないか。

 あの味に再び合えるかもしれない!

 冬晴れにめぐまれた今日、私はそんな思いを胸に、バイクにまたがって、一路噂のラーメン屋を目指したのであった。

 実家からバイクで15分くらいかな。少し混雑していた国道を、すり抜けたり抜けなかったりという気まぐれ走行で進んでいくと、迷わず件のラーメン屋にたどり着くことができた。

 店は、トラックの運ちゃん御用達、という感じの、国道沿いのラーメンショップ風たたずまい。一言で言えば野暮ったく、ダサい。いまどきの洒落たラーメン屋とは一線を画す、昭和の気配色濃い、仮設住宅のような店構えだった。

 だが、それがいい。私の通っていた、今はなきラーメン屋も、そんな時代遅れの店だったからだ。逆に安心しさえした。

 しかし、入店すると、早速残念な結果が待ち受けていた。

 私が愛してやまなかったのは、塩トンコツラーメン。しかし、その店のメニューには、塩トンコツラーメンがなかったのだ。あるのは醤油か味噌のみ。嗚呼、なんてこった!

 やむなく醤油トンコツラーメンを注文することにした。

 そして待つことしばし。やってきたラーメンの味は、確かに、間違いなく今は亡きあの店と同じ・・・とまではいかないまでも、極めて酷似した味だった。残念ながら醤油味だったわけだけど、これが塩味だったら、あの懐かしの味になるであろうことは、想像に難くない。そんな味だ。

 ただ、当然塩味と醤油味は、全くの別物なわけで、想像はできても、それ自体は全く懐かしくもなんともない味であった。「あの味」を求めてきた当初の目的からすれば、失敗、といっていい。ただし、肝心の美味いか不味いかということを言えば、十二分にうまかった。醤油味だった、ということで、それほど「懐かしの味」感はなかったんだけど、そういう点懐古趣味を度外視してみても、十分にうまいといえる味だった。

 結局「あの味」でないことに、そして「塩トンコツがメニューにない」ことに、内心で不満を漏らしつつも、それはそれとして美味かったラーメンの魅力に負け、替え玉まで頼んでしまい、満腹。体も暖まったところで、帰路についた。

 懐かしの味との遭遇は、ニアミスに留まったという不満感と、美味いラーメンに出会えたという満足感で、複雑な気分を味わいながら、ラーメンで暖まった体で帰路15分間のツーリングを楽しんだ私なのであった。