チッピング・カムデンから車で10分程度のところにある、マナーハウスを改装した庭園がヒドコート・マナー・ガーデンだ。ガーデニングの本場に来たということで、本格的なイングリッシュガーデンのひとつも見て帰らないわけには行くまい、ということで訪問した。
なお、ここは行ってから知ったんだけども、イングリッシュガーデンといいつつ、作った人はアメリカ人の富豪らしい。だからどうということでもないんだけども、そういうことだ。
で、庭だ。
なんでも今はアジサイの季節らしく、はいどれんじゃー(Hydrangea:アジサイ)、はいどれんじゃーいっていた。確かにあちこちでアジサイが咲いていて綺麗だったんだけど、日本人が真っ先に思い浮かべるような、青や紫のアジサイではなくて、ピンクや白いアジサイが多かった。
そのほか、庭園内は生垣で数十ブロックに区切られていて、それぞれのブロックで、それぞれのテーマに沿った見事なガーデニングが施されていた。私には庭のことはよくわからないんだけども、これを維持するのは相当なコストがかかっているであろうことは、想像に難くなく、そういう感覚で恐れ入ってしまった。
ただ、なんだろうな。おもったよりもこじんまりというか、私のような素人にも、ガツンと衝撃を与えてくれるようなものではなかったかもしれない。私のような素人の場合、もっとデカさとか、過剰なまでの華美さとか、そういうものがないと感激できない。そういう点で、英国は趣味がいいというか、成金趣味に走らないので、玄人向けのように感じたよ。