なにをどう検索していたのか覚えてないんだけども、テキトーにWebを見ていたら、2chの「チャンピオンの正しい読みを考察しよう」みたいなスレッドに行き着いた。
この試み自体は、日本で支配的な読みを定めることに一定の意味はあるかもしれないとは思うものの、個人的にはどうでもいいや、という気持ちのほうが強い。正しい、の定義がそもそも曖昧で、正しい英語読み、なのか、正しい公式読み、なのかがよくわからないし、そもそも固有名詞の読みの「正しさ」自体が、文化的背景によって異なるから、意味がないと思ってしまうのだ。
もちろん例外もあるけど大体の場合、日本人は遠い西洋の固有名詞は「その国の読み方」で読むし、近い漢字圏の固有名詞は「日本語の読み方」で読む。逆に西洋人は西洋の固有名詞を「自国の読み方」で読むし、遠い漢字圏の固有名詞は「その国の読み方で読む」。
つまり日本人は、ロンドン、チューリッヒ、トウキョウ、セイト、イギリス人はおそらく、ロンドン、ズーリック、トウキョウ、チョンドゥというだろう。どれが正しいともいえない。
また、公式が正しい、と言うのもあまり納得がいかない。例えば戦争ゲームで「パリ侵攻」というシナリオがあったとして、公式インタビューで英語の開発者が「パリス・アサルト」などとと言っていたからといって、日本語版で「パリス侵攻」とは訳さないだろう。
なので、ぶらどみあ、だろうが、うらじみる、だろうがどっちでもいいんじゃないの、と思ってしまって、正しさの定義をする作業に興味がわかないのだ。
というわけで読みは伝わればいいや、と思うんだけども、その一方でVCで会話をしていると、各々が口にするチャンピオンの読み方が人によって異なっていて、その多様性自体には面白味を感じていたりもする。
ってことで、最後に私の脳内読み方を披露して、結局何が言いたいのかよくわからなくなったこのエントリーの締めとしたい。さすがに羅列すると長すぎるので、続きは追記で。