カテゴリー別アーカイブ: Tom Clancy’s The Division 2

TD2: ガンナーおしまい

 ガンナーのスペシャリゼーションポイントが、ついにカンストした。

 めでたい!

 ・・・と言いたいところなんだけど、この数値をあげることが、復帰して以来のコツコツのんびりプレイにおける、大きなモチベーションの1つだったので、それが終わってしまったことは、うれしさ半分さびしさ半分といった気持だ。

 そしてガンナーというスペシャリゼーションそのものに関しては、悲しいかな、ほとんど思い出がない。

 というのも、以前はスペシャリゼーションごとに得意な武器というものがあったから、それぞれのスペシャリゼーションの思い出は、それぞれの武器の使い勝手に絡んだ思い出になって、印象に残りやすかった。デモリッショニストならサブマシンガン、シャープシューターならライフル、といった具合に。

 でも現バージョンでは、スペシャリゼーションによる武器の縛りが無くなっているから、そういう思い出がまるでない。特に今は、安直なコロコロスキルマンが強くて簡単だから、ガンナーライフの大半を、物陰からひたすらコロコロを投げるだけのルーチンで終えてしまった。

 それでも一応ガンナーについて思い出しつつなにか言うことがないかと考えてみると・・・。

 まずミニガンは、やっぱり強くはないね、たぶん。以前も言ったけど、継続火力は高いけど、継続時間中ずっと体を敵の射線に晒す必要があるのは、ゲームデザイン的に大きなデメリットとしか思えない。物陰から隙を見て瞬間火力を広範囲に出せる他のスペシャリゼーション武器(つまりグレポン)のほうが圧倒的に優秀だ。もしかすると、うまく使えば何かできるのかもしれないけど、私にはいい使い方が見いだせなかった。

 ライオットフォームグレネードに至っては、ついに1度たりとも使うことがなかった。使えばそれなりに強そうだけど、使わなくても遠くからコロコロで終わってしまったもので・・・。

 同様にバンシーも1回すら使わず。面白そうなスキルではあるものの、ソロではコロコロやってればよかったので入れるという発想が出る余地がなかった。

 ということで、ガンナーについての私の体験をまとめると、「ミニガンをたまに使った以外は、専用グレネードも、専用スキルも、一切使わず、コロコロやっていただけなので、パークの恩恵も感じなかった」という、お前は本当にガンナーで遊んだのか、というようなものになってしまったのでしたとさ。

TD2: キャンプ・ホワイトオーク

 TU5の新コンテンツで遊んできた編その2。

 キャンプ・ホワイトオーク。

 現実世界のモデルは、おそらくアメリカ合衆国大統領の別荘キャンプ・デービッドだろう。

 こういう部分は、アメリカ人なら「D.C.」「大統領」「キャンプ」で、すぐにピンとくるのかもしれないけど、日本人的にはちょっと縁遠くてわかりにくい。日本人的には、キャンプと言われたら、そのままキャンプ場か、せいぜい軍事基地の居住区(座間キャンプみたいな)くらいに思ってしまう。洋ゲーに日本人への配慮を求めるのは難しいのだろうけど、こういう要素に対する異文化圏へのフォローを、もう少し自然と頭に入る形でしてもらえると、より世界観に没入しやすいんだけどな。

 とにかくそういう背景もあってか、このキャンプ・デービッドは本作内でも、アメリカ合衆国大統領であるエリスが身を寄せた場所、という設定になっている。

 ゲーム的な構造としては、ほぼ先日のマニング国立動物園と同じだ。ヘリコプターでファストトラベルして、このミッションだけのインスタンスで任務を遂行する。終わったらまたヘリコプターでD.C.に帰る。シームレス・レスなどこでもドアシステムのミッション。

 風景は、ただの森林のなかに、申し訳程度の池(川?運河?)、そして別荘の館がある、というシンプルな構成。モチーフがモチーフなだけに、さほど複雑にしようもなかったのだろう。複雑怪奇なダンジョン風大統領別荘なんてあるわけないしね。

 中身に関しては、マニング国立動物園に比べるとエリア構造が素直で、敵の出現パターンも素直。適度な難易度で、ストレスなく進んでいける。すっきりさわやかなミッションだった。マニング国立動物園に比べてだいぶ好感度が高い。これでいいんだよ。

 ミッション中には、エリスの真意に少しだけ踏み込むような携帯電話が点在していたりして、そういう部分も面白かった。「BTSUも一枚岩ってわけではないのか」とか、「エリスにBTSUの皆が皆、心酔してるわけでもなさそうだな」とか、この先のストーリー展開も気になる前振りになっている。

 本編のこれまでのストーリーを補強する、良い続編って感じだ。

 これで最終的なストーリーの完結がレイドだったら怒るからな。

TD2: マニング国立動物園

 TU5導入から1週間が経過し、追加コンテンツが非ズンパス勢にも開放された。

 ということで今回は、追加コンテンツの1つである「マニング国立動物園」で遊んでみたよ。

 マニング国立動物園は通常のワシントンD.C.のマップからは独立した、このミッション専用のインスタンスゾーンだ。D.C.からはヘリコプターでゾーニングすることになる。要するにファストトラベル移動でしか到達できないというわけだ。

 ヘリ移動は、コンフリクト導入以降多用されているやや強引な手法だけど、コンテンツをコスト効率よく追加するには、妥当な手法なのだろう。「シームレスオープンワールドでD.C.再現」がウリのDivision 2として、飛び地のゾーン構成はどうなんだ? って気もするけどね。

 ともあれ「ストーリー」難易度でミッションを実施してみた。

 まず感じたことは、広い、ということだ。

 いままでのほかのミッションと同じように、細かく区切られたエリアを、順々に進んでいく構造ではあるんだけど、そのエリアの1つ1つが、これまでにないほどいちいち広い。じっくり隅々まで探索して進めていたら、ミッションを終えるのに1時間くらいかかってしまった。

 ただ広いだけではなくて、その広いエリアのあちこちには、コンテナが適度に配置されていたりもするから、探索する意欲も惹起してくれる。コンテナの種類も多彩で、1周すると潤沢に装備や物資が得られそうだ。

 ただその広さは、2回、3回と繰り返し遊ぶうちに、どちらかというと億劫さや面倒くささといったマイナスの性質を強く帯びていきそうだ。初見はよくとも、時間がたつにつれ、どんどん印象が悪くなっていく、非業の逆スルメコンテンツかもしれない。

 次に感じたことは、敵の配置がずるい、だ。

 強制的に挟撃されるような、そういうシチュエーションが多いように感じられた。初見だから立ち位置がわかっていない、ということも要因かもしれないけど、それにしてもやりすぎだろう、というくらい「カバーしてられない」シーンが多かった。カバーに適さない地形が多いことも、それに拍車をかけている。

 個人的にはDivision 2では、カバーシュートを主軸に遊びたい。だから、たまにアクセントとして、カバーから外す動きがあるのはいいけど、そればっかりではちょっとゲーム性に疑問を感じてしまう。甘い考えなのだろうか。

 またフィールドの作りこみの良さも、大きな特徴だ。

 おそらく現実のスミソニアン動物園を模してるんだとおもうけど、「海外の動物園っぽさ」を非常によく表現できている。動物はどこに行ってしまったんだろう、という疑問に答えるようななにか(死体とか、骨とか、エコーとか)がもっとあれば、世界観に厚みが出てなおよかったけど、それがなくとも、よくぞ無料追加コンテンツでここまでやったと評価されていいと思う。偉いぞまっしぶ。

 あとは、3つの噛ませ組織のなかで、唯一対決の機会がなかったエミリーン・ショーとの対決が、やっとここでできたということも、高評価の対象だろう。これでようやくすっきりした。

 ただ、この人は「基本的には普通のおばさんで戦闘能力はないから、本編のアウトキャスト編のラストでも出陣しなかった」・・・のだと私は思ってたんだけど、違ったんだな。普通にバリバリ戦闘してきて驚いた。どこで戦闘訓練したんだアンタ。
 
 また、エミリーンとケリをつけさせてくれたことはいいんだけど、いまいちそのストーリーラインには、のめりこめなかったかな。彼女は属性としては、前作のジョー・フェロと同じような、「悲劇の被害者」転じて「狂気の殺戮者」というヤツなんだけど、語られたストーリーだけでは、彼女が凶行に至る部分には、共感するだけの説得力が感じられなかった。

 その関連として、打倒エミリーン後のケルソの同情的な通信もいまいち理解不能で、その辺の叙情面の説明不足が、全体的にわずかな消化不良感をもたらしているのは、惜しい話だ。

 ともあれ、無料とは思えないクオリティではあったので、総合的にはもちろん高評価だ。周回したいか?と聞かれるとそうでもないけど、ただの1回だけのプレイであっても、無料で追加されたものとしては破格だといえる。

 このぶんだとほかの他の追加コンテンツも期待できそうかな? 今度試してみることにしよう。

TD2: シールドの変化

 はい、スキル強化のお試し第2段。

 今度はシールドスキルを試してみたよ。

 結論から先に言うと、これまたかなり強化されていた。まぁ、パッチノート通りではあるんだけど、その辺を記録していこう。

 まずは、クールダウン。

 これまでシールドスキルのネックの1つはこれだった。壊れやすいくせに、一回壊れると次にシールドを出すまでに4分もかかるという仕様だった。クールダウン短縮を盛りに盛れば10秒にもできたけど、それをやってしまうとシールドそのものの性能が低くなって実用的ではなかった。

 それが今回のパッチでデフォルトで40秒になった。ちょっとクールダウンを盛るだけで20秒くらいには軽くなる。だいぶ使い勝手がよくなった。

 次に、シールドのHP回復。

 今回のパッチの最大の強化ポイントはこれかもしれない。今まで固定数値で毎秒HPを回復していたシールドが、最大HPの割合で回復するように変わった。これによって最大HPを上げれば上げるほど回復するようになり、工夫次第ではかなりの継戦能力をえられるかもしれない、という期待感が出てきた。

 最後に、HPそのものの数値。

 シールドの最大HPが、クルセイダーシールドこそ変化がなかったものの、ディフレクターシールドは微増し、そしてブルワークシールドはなんと3割も増えた。上述したようにシールドの最大HPは、シールドの毎秒回復量に大きく寄与するので、元々最大HPの多かったブルワークの、さらなる最大HPの増加は、防御性能の大幅強化となった。

 今まではシールドの回復値が固定値だったので、最大HPの価値が小さく、シールドビルドでは別の付加価値のあるディフレクターシールドを優先して使っていた。だけど最大HPの価値が激増した今、これからはブルワークシールドの時代ですな。modもクールダウンや反射ダメージアップを外して、HPとアクティブ回復を盛った。

 これで実戦で試してみよう。

 ということで挑んだのは、グランドワシントンホテルのハード。ハードごときで試してもテストにはならない気もしたんだけど、この日のデイリーがハードだったので仕方がない。

 戦いっぷりは動画の通り。

 腕前にはツッコミを入れないとして、どうですかこのシールドの性能は。結局ハードでは1度もシールドを割られることがない、という頑強さを見せてくれたよ。少しくらい削られても、すぐに回復する。驚きの自己回復能力。どんな金属を使ってるんだ。

 聖者のガトリングだけは正面から耐え続けるというわけにはいかなかったけど、それ以外のシーンでは物陰に隠れる必要すらほとんどなかった。これはD3感ある。これ、こういうのが欲しかった。

 あとはアクション性能がDivision 1仕様になってくれれば完璧なんだけどな。走ったり登ったりするたびにシールドを手動で解除するのはめんどくさすぎる。頼むよまっしぶ。

 あと、試しに同時に使ってみたフィクサードローンがなにげに高性能だった。10分近く消えないので、シールドのない面から撃たれたダメージを、自然と治し続けてくれた。シールドと組み合わせるなら、ディフェンダーもありかな? シールドとほかのスキルの組み合わせ、もいろいろ試したら面白そうだ。

TD2: スキル強化らしい

 TU5がきた。

 いろいろとコンテンツが追加されたようなんだけど、ミッションのようなメインのコンテンツは、現時点ではシーズンパス購入者限定の公開になっていて、私のようなノーマルアカウント勢は、来週までお預けだそうだ。

 なので今はコンテンツではなく、ゲームバランスの変更というようなシステムの部分で、目新しさを楽しむしかない。

 そこで今回は、いろいろとゲームバランスの変わった部分のうち、「スキルが強化された」という部分を重点的に体感してきた。

 幸いなことに、(へなちょこソロレベルの範囲で)そこそこ形になっているスキル特化装備を、TU2以前から持っていたので、それを装備してチャレンジミッションを回してみることにした。写真の通り、スキルパワー3000くらいで、クールダウンもふんだんに盛ってある。最強には程遠いだろうけど、スキルの強化を体感する装備としては悪くはないはずだ。

 コロコロ。どーん。タレットかしゃ。バリバリバリバリバリ。コロコロ。コロコロ・・・

 ・・・なるほど。

 確かに、スキルの威力は上がったし、クールダウンもちょっと早くなっているな。 

 例えば今の装備におけるスキルのクールダウンは、TU4の段階ではクラスターマインが10秒で、タレットが20秒くらいだったはず。それがTU5の今では前者が10秒、後者も10秒になっていた。

 スキルの威力のほうは、さすがに数値を覚えていないので体感でしか話せないけど、敵の掃討ペースは、心なしか早くなっている気がした。チャレンジミッションを、スキルだけを使ってクリアしてみたけど、それなりにサクサクと進めることができた。

 このくらいのサクサク具合なら、すごく早いペースなわけではないけど、十分許容範囲だし、安全かつ気楽に戦えるので、疲れないのがいいな。楽な分飽きも早そうだけど、「スキルで戦う」というのが、遊び方としてより無理のない選択肢になったから、ゲームに幅が出てよかったんじゃないかな。

 まだシールドスキルなんかも試してみたいし、アイテムの厳選・・・は面倒くさいけど、多少はビルドをいじる楽しみもありそうだし、TU5でしばらくDivision 2の寿命が延びそうだ。