作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 9月5日(2025年)

 新しいオーブンレンジを購入した。

 機種はNE-BS5C(白)。

 パナソニックのオーブンレンジのフラッグシップ系統「ビストロ」の名をギリギリ冠している、ビストロ界の最下級モデル。

 パナソニックにおける電子レンジのヒエラルキーでは、この下にさらに「ビストロではないオーブンレンジ」や「単機能電子レンジ」があるので、パナソニックの最下級なわけではない。ミドルクラスに相当するモデルだ。

 購入に至った経緯や機種選定の理由は2つある。

 1つは、上で説明した「ビストロではないオーブンレンジ」に相当する、同じパナソニックのオーブンレンジが実家にあったので、性能を推測しやすかったということだ。

 実家にあったのは、NE-BS5Cの1つ下のモデルにあたるNE-MS4Cというやつ。つい数か月前に買われたものだった。これが見た目もサイズも基本機能もほとんどNE-BS5Cと変わらず、ただ少しだけ細かく仕様や付属品が異なり、使いやすさに違いがある、というものらしい。ウェブ上でも比較ネタが良く見られる。

 なので、NE-BS5Cの基本機能を測ることは、NE-MS4Cを使えば近いところまで正確に行えたので、購入前の不安感がかなり払拭できた。実際に実家に材料を持ち込んでパンまで焼いたので完璧だ。そしてそこに概ね問題はなかった。というかこんなもんでしょう。なんならNE-MS4Cでもいいのでは、と思った。NE-BS5Cにしたのはただちょっと色気を出しただけだった。

 もう2つは、タイミングだ。

 9月はオーブンレンジの新モデル発売の時期らしく、NE-BS5Cにおいても、8月末より後継モデルのNE-BS5Dが発売されている。そのおかげでNE-BS5Cの市場価格は下がっている。ただ、ということはおそらく、それ以前から工場出荷は止まっていて市場在庫しか残っていないものと推測されるし、実際にすでに売り切れている店も出てきている。だから安く買えるうちに旧モデルを買おう、買うなら今だ、と急かすように背中を押されてしまった、というわけだ。

 実際にいつまで安い旧モデルが市場に残るものなのかはわからない。もっと安くなるのかもしれないし、すぐに在庫がなくなるのかもしれない。でも、どうせいつか買うつもりだったのだから、少しでも安ければお得だ、くらいの気持ちで駆け込み購入してしまった。

 そんなわけで購入されたNE-BS5Cは、今、先代のオーブンレンジRO-S5C-W(三菱電機)に代わって、キッチンに鎮座している。

 まだ使用歴が浅いので、まだあまりレビューはできない。

 サイズが大きくなったが、それはまあ許容範囲かな。

 戸の開きが横開きではなく下開きなのは、少し慣れない。内部にアクセスするときに扉を邪魔に感じる。

 内部に凹凸が少ないので、清掃は簡単そう。この辺には時代の進化や、ロークラス機とミドルクラス機の違いを感じる。

 電子レンジは普通に電子レンジ。先代は500Wしかなかったが、今回は600Wも選べるので、加熱時間指定が600W記載の食品をネイティブに加熱できるのは気楽そうだ。

 オーブン機能はまだ使っていない。早くパンを焼きたいのだけど、仕事や飲み会の都合とカロリー計算との兼ね合いで、今はパンを焼けない。そのうち使うだろう。

 ともかく、新しいオーブンレンジは今キッチンできらきらと輝いている。少なくとも10年は生活を共にするだろうから、少しずつ使い方を理解して、付き合っていこう。

GD: 続・帰ってきたグリムドーン

 レベルキャップになってしまった。

 前回記事にした段階でエリート難易度の中盤だったわけだけど、そこから3日が経過した今となっては、アルティメット難易度の中盤にまで差し掛かっている。

 ・・・というところで、レベルがキャップである85になってしまった。

 もうレベルが上がらないのかー。うーむ、レベルが上がらないとなると、途端にやる気が70%ほど失われてしまったな。

 レベルが上がりもしない中、すでにノーマル、エリートで見たストーリ展開、マップ展開をもう1度体験することに意味があるのだろうか。ってな気持ち。正直、マンネリなんだよな(周回ハクスラに向かない精神性)。キャラの成長だけが生きがいだったのに。

 DLCを導入すればレベルキャップは100になるらしいんだけど、そこまでしたもんかな。正直、ここらが潮時って感じがしてしまっている。

 てなわけで、9年ぶりに帰ってきたGrim Dawnは、今、しめやかに終息に向かっているのだった。

GD: 帰ってきたグリムドーン

 Grim Dawn再び。

 ってことで、ここ数日というもの、Grim Dawnを突如プレイしなおしている。最後にプレイしたのは9年前だ。

 急にローグライクやハクスラのような、コツコツ積み立てる系のクリックゲームが遊びたくなった。それで最初は「PoE2でも買おうかな」と思ったんだけども、よくよく考えたらSteamライブラリに、消化不良気味に終わったGrim Dawnがあるということを思い出したので、遊びなおすことにした、という次第だ。

 Grim Dawnはリンク先のように比較的早くに挫折して終えてしまったゲーム。それだけに正直記憶が浅く、当時のことはほとんど覚えてない。なので再プレイとはいえ、ほぼ新作かのような新鮮な気持ちでプレイできている。

 いやー、このゲーム、いまさらながらいい出来だ。

 調べてみると、当時から何度かDLCで拡張が施されていて、今年もさらにDLCが出るとかでないとか。脈々とアプデが繰り返されている様子からして、相応の支持を得ている名作なのだろう。

 プレイ感は、PoEやDiablo 3、4あたりに比べると若干地味め(ビルドにもよるのだろうけど)なオールドスクール・ハクスラという感じ。

 でも地味ながらも、レベル上げ、アイテム掘り、多様なビルドからなるキャラ育成の楽しさや、押し寄せる敵の大群を一掃するプレイの爽快感といった、ハクスラで肝心な部分はちゃんと抑えられた「こういうのでいいんだよ」な作りになっていて好感度が高い。ハクスラ欲に飢えていた私が、今求めている要素がふんだんに詰まっている。楽しい。

 ネガティブな点を挙げれば・・・なんだろうな。

 マップが自動生成じゃなく固定・・・だけど別にいい。

 ああ、キャラの見た目かな。地味なおっさん一択。これはいただけない。どうせ鎧に身を包まれて中身は見えないし、自キャラも操作中は小さくて見えやしないから、容姿を気にする必要はない、という声もあろうけど、でも地味なおっさんなのは若干テンションを下げる。

 あとはわかりにくいシステムがところどころあるかな。コンポーネントがなんなのか、とかはエリート難易度入りするまでわからなかった(調べなかった)。クラフトもいまいち有効性が不明だし、レリックスロットがなんのためにあるのかも、エリート難易度入りまでわからなかった。

 でも、トータル的にはポジティブ評価なので、枝葉の問題ですな。

 写真はレベルの低い時のものだけど、現時点でレベルは60を超え、エリート難易度の中盤まで進んでいる。前世では挫折したポイントの「エリート難易度のAct 1ボス」も無事乗り越え、まだまだ挫折せずに遊べそうな雰囲気だ。

 さて、今回はどこまで続くやら。

日記: 8月20日(2025年)

 最近似たような方向性のゲームのニュースを2つみて気になったので紹介というかメモ。

 前者はドローンの、後者はRCカーのシミュレーター/ゲームだ。

 いずれも「実際に所有しようと思えば所有できるオモチャ」をPCでシミュレートするというジャンルなのが興味深い。実際に所有する踏ん切りがつかなかったり、所有しても活用できそうにないようなものを、気軽にお試しできるのが楽しそう、と思った次第だ。

 ドローン。正直少し興味ある。ドライブ先やツーリング先で、空撮などをしてみたい気持ちがないわけではない。でも、実際に調べてみると、航空法やらなにやらでなかなかにハードルは高く、調べていくうちに面倒になってしまい、意欲が萎えていく。そういう経緯をこれまでに数度繰り返している。

 それを試せるというのは、次にドローンへの興味が高まった時には役立つかもしれない。記事にあるように、「実機の練習になる」というのは、かなり魅力的なフレーズだ。
 
 RCカー。記事にもあるRCカーグランプリや、コロコロコミックのドラゴンシリーズ世代だった自分としては、タミヤの高性能なRCカーは、あこがれのオモチャだった。しかし子供時代の自分にとって、タミヤのRCカーはかなり高価だったので、容易には手が出せないシロモノだった。そして小遣いやお年玉をやりくりして、ついに手に入れても、住宅街ではろくに走らせることができず、結局部屋のオブジェになってしまった。RCカーを所有して、思う存分走りまわさせるのは、子供時代の「かなえられなかった夢」のひとつだった。

 その夢の世界が、記事のゲームにはあるのかもしれない。まだ未完成らしいけど、目指す地点には共感できるものがあるかもしれない。気になるところだ。

 こういうコンセプトのゲームは、「実際の機種」を持ってきてくれると、本当はさらにうれしい。ドローンのほうは実在機種なのかな? RCカーもタミヤと提携したりしてくれると熱いんだけどな。

 同じようなコンセプトのゲームで思い出すのは、ミニ四駆のゲームだろうか。ファミコンで遊んだ記憶がある(謎のすごろくゲーみたいな感じだったが)。ゲーム内容そのもの以上に、リアルのミニ四駆と体験がクロスする点が面白かった。

 あとは「サバゲーのFPS」なんかも面白いんじゃないかと思うんだよなー。これも実在のエアガンメーカー、実在のサバゲフィールドと提携して、実在のエアガンをシミュレートして、カスタマイズとかアパレルとかをいじるのが楽しくて・・・みたいな(妄想)。エアガンは好きだけどサバゲに行くのは嫌だ、エアガン欲しいけど置く場所がない、撃つ機会もない、みたいな層の所有欲や射撃欲を満たしてくれる気がしなくもない。ま、そんなニッチなゲームは、よほどのことがない限り対戦環境がすぐ廃れてしまいそうだから難しいだろうけどね。

 てなわけで、ドローンやらRCカーやらのゲーム。買うかと言われるとそこまではまだ気持ちが届いてはいないけど、とりあえず興味深く観察しているのだった。

日記: 8月18日(2025年)

 最近、おもむろに人生初のパン焼きに挑戦している。

 理由は少し変わっているんだけど、「オーブンレンジの買い替えの是非を検討するため」だ。

 我が家にあるオーブンレンジは、20年以上使っている年代物になる。とはいえ、使用年数だけで買い替えを決意できるかというと、そんな単純な話でもない。

 ただ単に「古い」というだけの話であり、機能的になにか故障しているわけではないので、まだまだ全然使えはする。それに、そもそも私はフライパンや鍋で調理することが多いので、オーブンや電子レンジのキッチン内での立ち位置は、あくまでもサブ的な調理器具に過ぎない。だから別に今は買い替えなくても、問題はないと言えばない。

 とはいえ、さすがに20年も使った電子レンジは小汚く、所有の喜びはもはや微塵も感じられない。キッチンの外観を損ねる汚点にすらなりつつある。だからそれを新しく綺麗なものにしたい。そんなシンプルな欲求がある。

 実用から離れた浅い欲求ではあるものの、それは年を追うごとに無視できなくなってきている。

 そこでそこに、より論理的な根拠を肉付けしてみよう、と考えた次第だ。

 今のオーブンレンジで弱い部分だと思われるのは、電子レンジ機能よりも、オーブン機能のほうだと思われる。そこでオーブン機能のほうを使った料理を、しばらく意図的に数多く作ってみて、不便さを実感することで、新しいオーブンレンジへの欲求を醸成してみよう、浅い欲求を深くしてみよう、というわけ。

 そしてそのオーブン機能を使う料理として白羽の矢を立てられたものが、「パン」だった。

 ってなわけで強力粉やドライイーストを買ってきて、YouTubeで作れそうな簡単なレシピ動画を探して、パン作りをいくつか試してみた。

 やってみると思ったより普通に作れた。あっけない。

 パンを作ってみる、なんてことは1カ月前には考えたこともなかったけど、そんなド素人の私でも、適切に温度と時間の管理をすれば、意外に簡単にできてしまうものだった。パン作り、恐るるに足らない。

 工程で難しいと思えたのは、成型くらいのものだった。これはさすがに手慣れる必要があるようで、今の私の能力ではどうしても写真のように、素人の手作り感あふれる、ダサい見た目にはなってしまう。

 ただ、見た目に目をつぶって食べてみれば、ちゃんとおいしいと思える範疇には収まるパンが作れた。

 もちろん自分で作ったパンは、やっぱりどこか素朴な出来にしかならず、パン屋のパンのおいしさを再確認することにはなる。だけど決してまずいわけではないし、自分が作ったということと、焼き立てということとが、抜群の調味料になって悪くないのだ。

 で、そうしてパン作りをしてみて、今のオーブンレンジに不満が出たかというと・・・まあ・・・少しは出たかな。

 焼成する機能のそのものについては、実は不満はあまりなかった。今までの経験でわかってはいたことではあるけど、要するに、ちゃんと焼けた。少し火力が低いのか、レシピ通りの温度設定で焼いても、時間を多くかける必要があったりはするけど、それはまあそういうもんだろうと思える。

 不満に思えた点は、焼くことのできるパン生地の量だった。

 今のオーブンレンジは、庫内で回転皿が回転するタイプのものなんだけど、このタイプのオーブンはどうしても、生地を置くスペースが狭い。四角い庫内に内接する円の面積までしか天板として使えないので、庫内の底面積全体を十分に活かせない。

 YouTube上のほとんどのパンのレシピは、四角い庫内に四角い天板を差し入れるタイプのオーブンを想定して作られているので、既定の分量通りに作ってしまうと、我が家のオーブンレンジでは1回で焼ききることができない。2回に分けて作るか、分量を半分に計算しなおさないといけない。そこに煩わしさや物足りなさを感じる。

 そういう意味で、回転皿タイプではない、ミドルクラス以上のオーブンレンジに買い替えたら、パン焼きQOLは上がるな、と思えている。

 ただそもそもの問題として、今後も長い習慣としてパンを焼くように私がなるかというと・・・どうかなぁ。

 オーブンレンジ買い替え検討会は、まだまだ続くのだった。