日記: 1月26日(2013年)

 この週末は、寒いやら年末やら雪やらなにやらで、このところちっとも乗っていなかったバイクに、久しぶりに乗ってきた。しかも夜間の移動に。一応、今年初走行だ。

 いやー・・・当たり前なんだけど、寒かったわ! もう寒いというか、痛いの領域。

 こうなってくると「走りを楽しむ」とか呑気なことは言ってられなくなり、とにかく寒いのが早く終わって欲しい、目的地に早く着いて欲しい、というマインドになってしまう。だから急ぐ。速度を上げる。体に当たる風力が増す。余計寒い。長く寒いか、短く超寒いか、という究極の選択を強いられる。

 無間地獄だった。おー、さぶさぶ。

 さて、また今回は、以前軽く触れたインナープロテクター、「アーマードトップインナーウェア(コミネ)」の初使用も行った。

 感想なんだけども、まず機能性は問題なかった。生地は伸縮性に富んでいるし、体にプロテクターが密着するので、肩や腕の動きを阻害しない。バイクの運転や取り回しには何の支障もなかった。強いて言えば、少し重いな、っていうくらいだ。

 ただし、このプロテクターは当然ながら通常の服の比ではない、ある程度以上の厚みがあるので、組み合わせるアウターによっては、肩や肘が突っ張ってしまって動きに支障が出る、という可能性が大いにあるように思われた。今回の私の場合は、上から羽織ったものが大き目のセーターに、ふわっとしたダウンジャケットだったので、特に窮屈な感じもなかった。でもこれが、ぴっちりしたレザージャケットだったりすると、動きに支障が出るかどうか、などという話以前に、袖が通るかどうか、というレベルの問題が発生することだろう。

 この商品を買う人の多くは、「すでに持っている服装を活かしたい」という動機があるとおもうので、すでに持っている服装に、容積のゆとりがあるかどうかは、よくよく考える必要がありそうだ。

 窮屈なく着ることができて、プロテクターのラインが見えにくい、という条件だと、ほとんどダウンジャケット専用という気さえする。最近の服はアウターもタイトなものが多いし。購入時にはそのあたりの熟慮が必要だろう。

 それともう1つ、冬の着用時に期待した効能に「防寒性」ってのがあったんだけども、これはほとんどおまけ程度だった。プロテクターに防寒性を期待するくらいだったら、当然ながら保温性の高いロンTを1枚増やしたほうが温かい。しかもこれを着ると、その厚みに阻まれて、それ以上インナーを増やすのが難しくなってしまうから、相対的にむしろ寒くなってしまうまである。

 とはいえトータル的には、冬装備の安心感は増したから、十分満足はしている。でも、そもそもやっぱり、冬に乗るのは寒い! だから、冬は乗らない! が一番安全安心かもしれない。

 でも、バッテリー切れだけは勘弁な。

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