作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 11月23日(2019年)

 沖縄旅行の話、その5【万座毛】

 一向に観光地の話題にならない本シリーズ。やっと観光地を表題にあげるに至った。

 沖縄旅行初日の旅程は、午後14:30頃に那覇空港着、午後15:00頃レンタカーを借りる、その後日没までに宿泊地へ向かう、というほぼ移動オンリーというものだった。

 そんな移動ばかりの初日の旅程の中で、唯一立ち寄ることにした観光地が、万座毛だ。「まんざもう」と読む。

 万座毛は写真のような断崖の景色が美しい場所。

 夕方前の時間帯の万座毛は、西日が強くなり始めていて、写真だと逆行になってしまったから、美しさが伝わらないかもしれない。しかし、沖縄上陸後最初に目にすることになった絶景は、私の中に強い印象を残した。実に綺麗だった。

 観光地としての万座毛は、目下整備中、というところのようだった。駐車場やら付随施設やらを建築している最中のようで、万座毛の付近には工事用の衝立が立ち並んでいた。そのあおりで駐車場も少々遠い場所にしかなく、やや不便な状態になってもいた。もう少し経てば、もっと観光しやすい場所になるのだろう。

 続く。

日記: 11月22日(2019年)

 沖縄旅行の話、その4【レンタカー】

 レンタカーは、外車レンタカーの店で、BMWミニの5ドアをレンタルした。

 愛車であるクラシックミニとの比較をしたかったし、価格や配車の事情面でも、大手で国産車を借りること比べて、あまり遜色がなさそうだったのが、決め手になった。ミニに関していえば、沖縄はレンタカー事情がすこぶるよかった。

 モデルに関しては、3ドアモデルだと中・長距離ドライブで後部座席の居住性が悪いし乗り降りも大変、かといってクラブマンやクロスオーバーだと、そもそも体験したいミニならではの乗り味がなさそう、ということで5ドアにした。

 で、乗ったわけだけど。

 なかなかに、普通だった。

 というかどうしても比較対象が自分のクラシックミニになってしまうから、「すごく違う」「今風」とかいう漠然とした隔絶感しか感じられないんだよな。今の国産車などと比べての評価が難しい。

 実家の現在の車はデミオ。それよりは加速がだいぶ良かった。静粛性もギリ上かな。振動はあまり変わらないかな。そんな感じだけど本当かはよくわからない。先代のアクセラと比べると、加速も変わらんかな。安全運転しかしてないからな。わからないな。ハンドリングは素直だったけど、いわゆるミニの「ゴーカートフィーリング」のようなものはなかった。

 いずれにしても走行性能は、日本で普通に走らせるぶんには十分なものだった。

 気になったいくつかの点として、まず乗り降りがしにくかった。ポジション調整をろくにしていないせいかもしれないけど、ハンドルが低くて乗り降りの時に足を通しにくい。

 純正ナビは優秀だったと思う。使い方がよくわからなかったけど、規制などの情報もリアルタイムに変わっているらしく、それに応じたルート取りをしてくれた。

 トランクは容量少な目。飛行機の機内持ち込み可のサイズのスーツケースを1ついれるとだいぶ埋まった感があった。2つは入りそうだったけど3つはどうかな、っていうレベル。

 後部座席はデミオと同じくらいかな。私は乗っていないのでよくわからない。

 視界は割とよかった。ミラーも見やすく、車線変更なんかにも不安を感じなかった。

 続く。

日記: 11月21日(2019年)

 沖縄旅行の話、その3【JAL国内線】

 前置きが長くなった。ここからは実際の体験に沿って述べていこう。

 まずは旅行の最初(と最後)の体験、そう飛行機での移動だ。

 国際線には毎年のように乗ってきたこの10年余りなんだけど、実は国内線には全然乗ったことがなかった。そういう意味で、なかなか新鮮な体験ができた。

 まず、航空券の購入。そこから新鮮。

 国際線だと、チケットは1年近く前から購入できていた気がするのだけど、今回の羽田発那覇行の航空券は、「2019年〇月〇日~2020年〇月〇日までのチケットは2019年〇月〇日から販売開始」というようなシステムになっていて、定期的に来るらしい「チケット販売日」を待たないと確保ができなかった。

 結果的には、私の希望していた「旅行日」のチケットの「販売開始日」は、旅行を計画しはじめた日よりも先にあったから、「販売開始日」を待つことで「旅行日」のチケットを確保できたんだけど、もし「旅行日」のチケットの「販売開始日」が、計画時点でとうに過ぎていたとしたら、いい時間と席のチケットを確保するのは難しかったのではないだろうか。

 個人的には「出発日の1年前から購入可能」というようなシステムのほうが、わかりやすくていいのになぁ、と思ったよ。

 そんな風にややこしいチケットの購入システムには若干不満を感じたものの、空の旅そのものはいたって快適だった。

 まずチェックインが簡単。事前にEチケットのバーコードを用意さえしておけば、バーコードを2度機械にかざすだけで、飛行機に乗れてしまう。電車に乗る時にSuicaをかざすのと同等程度の労力だ。国際線の税関周りの面倒な手続きからすると、本当にこれでいいのか不安になってしまうレベル。あれ?これだけでいいの?って感じだった。

 機内でちょうど正午を回る旅程だったので、空港で空弁なるものを購入し、空の上で弁当を食べたのも、初体験の身としては印象深かった。それ弁そのもののクオリティやボリューム感はそこそこくらいだったけども。

 あとは飛行機で印象に残ったのは、Wifiが使えたことかな。機内に無線LANのアクセスポイントがあって、空の上からウェブにアクセスしたりすることができた。飛行機内というものは、無線機器は完全にアウト、という時代は終わってたんだな、と感慨深かった。

 あ、あともう1つ。帰路の機内には、「那覇から羽田に帰る関東の修学旅行生」と「那覇から羽田に行く沖縄の修学旅行生」とが同乗していた。前者は私服(ただしちょっとダサめなので東京ではない感じ)で、後者は制服だったあたりに、ちょっとした文化の違いを感じないでもなかったけど、とりあえずやかましかった。先生仕事しろ。

 続く。

日記: 11月20日(2019年)

 沖縄旅行の話、その2【スタイル】

 基本的には、文物を観る、というスタイルだ。老夫婦連れだからね。

 沖縄といえばやはり真っ先に、「マリンスポーツを楽しむ」というようなイメージがあるものと思われる。でも、我が家の老夫婦慰安旅行の場合は、当然ながらそんなものは眼中にはない。

 大部分は「ただただなにかを眺める」というパッシブな楽しみ方になるのだ。

 なのでガイドたる私としては、元々のきっかけとなった目的地の首里城はもとより、その他の立ち寄り予定地も、眺めて楽しいもの、というような発想で選択した。

 「海が綺麗に見える」「自然が綺麗に見える」「歴史を体感できる」そんなやつだ。

 そんな諸事情を勘案した結果、沖縄旅行の中心地は北部方面とすることにした。

 南部にある首里城は行くこととしても、あとは北部の美ら海水族館、今帰仁城、古宇利島、などをめぐり、ザ・沖縄、ザ・南の島、というような景色を見るのが主目的だ。

 それにともなって訪問する時期も、マリンスポーツの盛んな混雑しそうなシーズンを避け、降水も少なく、それでいてまだ温暖な気候を味わえそうな、11月を選定した。

 続く。

日記: 11月19日(2019年)

 2019年11月15日から18日まで、3泊4日で沖縄旅行に行ってきた。

 ので、これから数日間は、その記録や気になったこととかを、テキトーに述べていきたい。

 旅行期間は上記の通りだけど、記録日を日記の日付にしているので、日記の構成上で何日がかりになるかは今のところ未定だ。

 沖縄旅行の話、その1【発端】

 そもそも、なぜ沖縄に行くことになったかというと、母が沖縄の本か何かを読んだ影響で、「首里城が観たい」と言い出したからだった。

 そこでここ10年以上してきたように、今年も私が旅行の計画をあれやこれやと立て、老人夫妻をガイドして旅行を実施してきた次第だ。沖縄には私も両親も行ったことがなかったので、主目的の首里城だけではなく、その未知の自然環境などもそれはそれは楽しみにしていた。

 ・・・のだが。

 そう、首里城だ。

 ご存知のように、首里城は2019年10月31日未明、計画していた旅行の2週間前に、正殿をはじめとする多くの部分の建屋が、火災のため消失してしまった。

 そんな中での旅行となった。

 続く。