作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 8月15日(2019年)

 盆休みに、実家の庭で1人バーベキューを実施した。

 というのも、父親が以前こんなことを言っていたのだ。

 「倉庫の中に、昔買った大量の炭が余っていて、使い道がない。もったいない」と。

 よろしい、ならば私が使ってやろう。

 ということで、かつて頻繁にソロキャンプツーリングしていたころのことを思い出し、ひっさしぶりに炭火で焼いた肉を食らってやることにしたのだった。

 ソロキャンツーでは、積載量の問題からコンパクトな炭火焼きグリルを使っていたのだけど、今回は空間に大きな余裕がある。ということで、わざわざ今回のために昔ながらの七輪を用意した。大量の炭があるというから、めったに使わなそうだとはいえ、七輪を買っても、そのうち元は取れるだろう。

 いや、まぁ、手持ちの金属製のバーベキューグリルを使ってもよかったんだけどね。ただ「七輪」という道具を自分で所有したことがなかったので、つねづね興味があったし、七輪のほうが、庭バーベキューの絵面として、金属製のグリルよりもレトロ感が出ていいかな、と思ったので、衝動的にポチっと注文してしまったのだ。

 強いて他のより合理的な理由を挙げるなら、暑い夏にバーベキューなんぞをのんびりするなら、断熱性の高い素材であるほうが、熱が横方面に伝播しにくくていいかと思った、ということもある。まぁこちらは取ってつけたような理由でしかない。

 まあいい。

 ってことで、いざバーベキュー開始・・・

 ・・・のはずだったんだけどさああああああ。

 おい。

 おい、オヤジ。

 倉庫のどこを探しても、大量どころかひとかけらの木炭もないじゃぁないか。

 七輪まで買ってその気になったのにどういうことだ。

 「あれ? じゃぁ、もう捨てたんだな」とかケロッと言ってる場合じゃないぞ。

 おいいいいい。

 ふぅ・・・。

 仕方ない、それじゃ自前の炭を使うか。

 いやー、ついでに処分してしまおうと、かつてのソロキャンツーの頃に余らせていた炭も、自宅からもってきておいて、本当に良かった。

 しかしなんというか「実家の炭を消費するため」にいろいろと用意をしたのに、その目的が達成できないとなると、いきなりテンション下がるな。なんのために七輪まで買ったんだか。かといって「炭を消費するための七輪を消費するために炭を買う」のもアホっぽいしなぁ。・・・まぁいいか。

 実家の縁側にどっかと座り、縁側から手の届く距離の庭側に七輪を置いた。自分は家側、七輪は庭側というフォーメーション。これで1人バーベキューを開始だ。

 なお諸悪の根源である父親は、当然のようにこんな酔狂な行事には不参加。クーラーの効いた部屋で、のんきにそうめんを食っていた。ぺっ。

 別段、凝ったことはするつもりもないので、焼き物は業務スーパーで仕入れた大量の冷凍やきとり一本勝負だ。半解凍くらいになったのを、順次七輪上の網に乗せては焼いていく。

 セミの声に青い空。灼ける日差しと縁側の日陰。七輪からはじゅうじゅうと肉の焼ける音。ビールの入ったグラスの表面は、結露した水玉が陽光を反射して輝いている。扇風機が暑い体の汗を蒸発させ、蚊やり豚から立ち上る蚊取り線香の煙をかき乱していく。

 火が通ればいいのでは、というはやる気持ちを抑え、食い気を我慢し、焦げる寸前の最高の状態になるまで待ちに待ったやきとりを、ついにつかみ上げ、頬張る。炭火でしか出せない香ばしさと、噛むごとに飛び出してくる肉汁とが、瞬時に口内に広がる。安い冷凍やきとりであることを差し引いても、極上の体験と言わざるを得ない。そしてその極上を、冷えたビールで流し込み、次なる極上に備える。

 最高の夏の昼だった。

 ・・・まぁ火おこしとか、片付けとかが面倒くさいし、そもそももう木炭がないので、そうそうはやらんけどね。
 
 たまには、いいかな。

日記: 8月3日(2019年)

 AmazonのFire TV Stickを購入した。

 購入したのは、先月の15~16日に開催されていたAmazonのプライムデーのセールの時。セールタイムの終了間際5分前くらいに駆け込みで購入したのだけど、どうやらその時点で大量に発注されていたらしく、最終盤に注文した私のFire TV Stickは、品薄のため半月遅れの、いまごろになっての到着となった次第だ。

 Fire TV Stickは、家庭のテレビなどにWi-fiで映像データを飛ばし、Amazon Prime Videoの視聴をはじめ、YouTubeやTwitchの視聴、はてはゲームアプリなどで遊ぶことなどもできる、マルチメディア再生デバイスだ。

 類似品として、私は数年前からChrome Castを所持して、日々使用してもいるので、その辺との比較もしつつ、簡単なレビューもどきを書いておきたい。

 Chrome Castは、「Androidで観ている映像をテレビに飛ばす」というのが基本となるデバイスだった。スマホ操作が前提であり、スマホがないと動かせない。つまり、「Androidスマホの拡張ツール」というイメージだった(少なくとも私にとっては)。

 Androidアプリのプライムビデオは、Chrome Castにネイティブでは対応していない(たぶん)ので、「Androidスマホの拡張ツール」であるChrome Castでは正攻法ではプライムビデオは見ることができなかった。「PCのChromeブラウザ上で再生したものを飛ばす」ということはできるので、どうしてもテレビでプライムビデオを観たければ、PC経由で観るという、やや面倒くさい方法を取っていた。そしてこの方法は、しばしば音声が遅延したり途切れたりと、不具合も多かった。

 一方でFire TV Stickは、専用のリモコンやホーム画面が付属しており、スティック単体で完結するようになっている。スマホの介在する余地はない。プライムビデオは当然ネイティブに対応しているし、YouTubeやTwitch用のアプリも用意されているので、ちょちょいとインストールするだけで、問題なく利用できる。

 よって、使い方にもよるとは思うけど、私のような「プライムビデオ、YouTube、Twitchを観る」という用途に限られる場合、ほぼFire TV StickはChrome Castに優っていると考えてよさそうだ。

 その最大の理由はプライムビデオとの親和性にあるけど、それを除いて考えてみても、スマホと連携させて操作するというやや複雑なChromecastよりも、オールインワンのFire TV Stickには挙動全般への安心感がある、というのがことのほか大きい。

 Chrome Castは、キャストに関する理解が浅い層からすると、例えばキャスト中のスマホの取り扱い周り、つまり視聴中に電源を切っていいのかとか、切ってしまった後にキャスト画面の操作に戻るにはどうしたらいいのかとか、そういう1つ1つの挙動に関する「よくわからない」感がぬぐえないのだ。

 Fire TV StickのChrome Castに劣るところは文字入力だろうか。YouTubeなどで動画を検索したい、なんてときにはスマホのフリック入力で検索してキャストできるChrome Castは楽だった。Fire TV Stickの場合、ドラクエの「ふっかつのじゅもん」のような50音入力を強いられてつらい。この辺は、音声入力に慣れてくると、ひょっとしたら改善するのかもしれないけど。

 ってことでやっと届いたFire Stick TV。今のところ、まずまず好印象でいい感じだ。そもそもあまり映像による娯楽に親しまない私だけども、使える範囲で大いに使っていこう。

 (8/3に書いたはずなのに投稿されていなかった。8/19記)

TD2: 武器Modコンプリート

 復帰以来のメインコンテンツは、前回言及した「ガンナーポイント稼ぎ」ともう一つあった。

 それが「設計図集め」だ。

 設計図が報酬に出るデイリーをこなし、ウィークリーをこなし、そして難易度3以上のコントロールポイントを制圧する。そんな地道な、設計図収集活動を1か月ほど続けた結果・・・。

 設計図が報酬に出なくなってしまった。

 まだ見つけていない設計図はたくさんあるのに、だ。

 あっれー? なぜだ。

 うーん、このゲームのいまいち仕様がわからない。まだ武器Modは1つ発見できていないし、装備関係にいたっては相当数未発見のままという、こんな中途半端な段階で、唐突に設計図が出なくなるとは。いかにも釈然としない。こういうところの説明が足りないんだよなぁ。

 とにかく弱ったな。この先どうやったら設計図が増えるのかわからないぞ。ドロップか何かなのだろうか。うーん。

 などと思っていたら、残り1つだった武器Modに関してだけは、あっさりと解決した。

 普通に敵がドロップしたのだ。どうも先日のTU5のアップデートで追加された「フラッシュライト」が、地下の敵を倒すことで、ランダムに入手できる設定になっていたらしく、それを偶然手に入れたようなのだ。

 これで一応武器Modだけはコンプリートしたぞ。めでたい。

 でも、依然として武器やアーマーの設計図はまだそろってないんだよなぁ。これらはどこで手に入るのだろうか。これが意識的に集められる類のものだったら、それをモチベーションにしてもう少し遊べそうなんだけどな。

 どうなることやら。

TD2: ガンナーおしまい

 ガンナーのスペシャリゼーションポイントが、ついにカンストした。

 めでたい!

 ・・・と言いたいところなんだけど、この数値をあげることが、復帰して以来のコツコツのんびりプレイにおける、大きなモチベーションの1つだったので、それが終わってしまったことは、うれしさ半分さびしさ半分といった気持だ。

 そしてガンナーというスペシャリゼーションそのものに関しては、悲しいかな、ほとんど思い出がない。

 というのも、以前はスペシャリゼーションごとに得意な武器というものがあったから、それぞれのスペシャリゼーションの思い出は、それぞれの武器の使い勝手に絡んだ思い出になって、印象に残りやすかった。デモリッショニストならサブマシンガン、シャープシューターならライフル、といった具合に。

 でも現バージョンでは、スペシャリゼーションによる武器の縛りが無くなっているから、そういう思い出がまるでない。特に今は、安直なコロコロスキルマンが強くて簡単だから、ガンナーライフの大半を、物陰からひたすらコロコロを投げるだけのルーチンで終えてしまった。

 それでも一応ガンナーについて思い出しつつなにか言うことがないかと考えてみると・・・。

 まずミニガンは、やっぱり強くはないね、たぶん。以前も言ったけど、継続火力は高いけど、継続時間中ずっと体を敵の射線に晒す必要があるのは、ゲームデザイン的に大きなデメリットとしか思えない。物陰から隙を見て瞬間火力を広範囲に出せる他のスペシャリゼーション武器(つまりグレポン)のほうが圧倒的に優秀だ。もしかすると、うまく使えば何かできるのかもしれないけど、私にはいい使い方が見いだせなかった。

 ライオットフォームグレネードに至っては、ついに1度たりとも使うことがなかった。使えばそれなりに強そうだけど、使わなくても遠くからコロコロで終わってしまったもので・・・。

 同様にバンシーも1回すら使わず。面白そうなスキルではあるものの、ソロではコロコロやってればよかったので入れるという発想が出る余地がなかった。

 ということで、ガンナーについての私の体験をまとめると、「ミニガンをたまに使った以外は、専用グレネードも、専用スキルも、一切使わず、コロコロやっていただけなので、パークの恩恵も感じなかった」という、お前は本当にガンナーで遊んだのか、というようなものになってしまったのでしたとさ。

TD2: キャンプ・ホワイトオーク

 TU5の新コンテンツで遊んできた編その2。

 キャンプ・ホワイトオーク。

 現実世界のモデルは、おそらくアメリカ合衆国大統領の別荘キャンプ・デービッドだろう。

 こういう部分は、アメリカ人なら「D.C.」「大統領」「キャンプ」で、すぐにピンとくるのかもしれないけど、日本人的にはちょっと縁遠くてわかりにくい。日本人的には、キャンプと言われたら、そのままキャンプ場か、せいぜい軍事基地の居住区(座間キャンプみたいな)くらいに思ってしまう。洋ゲーに日本人への配慮を求めるのは難しいのだろうけど、こういう要素に対する異文化圏へのフォローを、もう少し自然と頭に入る形でしてもらえると、より世界観に没入しやすいんだけどな。

 とにかくそういう背景もあってか、このキャンプ・デービッドは本作内でも、アメリカ合衆国大統領であるエリスが身を寄せた場所、という設定になっている。

 ゲーム的な構造としては、ほぼ先日のマニング国立動物園と同じだ。ヘリコプターでファストトラベルして、このミッションだけのインスタンスで任務を遂行する。終わったらまたヘリコプターでD.C.に帰る。シームレス・レスなどこでもドアシステムのミッション。

 風景は、ただの森林のなかに、申し訳程度の池(川?運河?)、そして別荘の館がある、というシンプルな構成。モチーフがモチーフなだけに、さほど複雑にしようもなかったのだろう。複雑怪奇なダンジョン風大統領別荘なんてあるわけないしね。

 中身に関しては、マニング国立動物園に比べるとエリア構造が素直で、敵の出現パターンも素直。適度な難易度で、ストレスなく進んでいける。すっきりさわやかなミッションだった。マニング国立動物園に比べてだいぶ好感度が高い。これでいいんだよ。

 ミッション中には、エリスの真意に少しだけ踏み込むような携帯電話が点在していたりして、そういう部分も面白かった。「BTSUも一枚岩ってわけではないのか」とか、「エリスにBTSUの皆が皆、心酔してるわけでもなさそうだな」とか、この先のストーリー展開も気になる前振りになっている。

 本編のこれまでのストーリーを補強する、良い続編って感じだ。

 これで最終的なストーリーの完結がレイドだったら怒るからな。