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MWO: 開戦日の戦い

 オープンβ初日。GW2も遊びたいので数戦しただけだけども、お金が増えるのが楽しくて、もう1戦、もう1戦とついつい余計に遊んでしまった。ある程度機体が整うまでは、高いモチベを保てそうだ。

 昨日の戦績は3勝4敗くらい。ハイスコアは4Killで、これはラッキーに属するものだったけども、悪くない滑り出しだ。とりあえずMCで買ったカタパルトA1でスポッター狩りをメインに遊んでいるんだけど、スポッターがいない戦場だと少し悲しい。

 初日の感想としては、Founders勢が強いな、という事だ。当たり前なんだけど、Foundersのバッジをつけている人が多いチームは勝ちやすい。Foundersのバッジを持っているということは、クローズド時代にある程度戦闘経験がある可能性が高いということなので、バッジのない人よりも戦力として期待できることが多い。

 もう1つは、早くもPremadeがある程度いそう、ということかな。割と頻繁に、試合中にPremade募集のチャットを見た。それもFoundersアトラスを複数擁するPremadeがほとんどのように思われた。なので、上のようなバッジ所持者数のチーム間格差が、より発生しやすいようにも思えた。

 とりあえず今後の方針としては、お金を稼いで機体をチマチマ強化していくことかな。愛機は本番ではセンチュリオンにしようとも思っていたんだけど、どうもいい使い方を想定できなくて、今のところ結局カタパルトを使っている。そんなことを悩んでいくのも楽しそうだ。

MWO: オープンβ開幕

 10/30日未明(現地時間29日正午)、およそ2週間遅れでMechwarrior Onlineのオープンβが開幕した。

 オープンβとはいいつつも、今後はワイプなし、課金アイテム消費あり、ということで、実質上の本リリースといみなしていいと思う。長らく見守ってきた勢としては、まずは喜んでおきたい。

 ってことで、とりあえず今朝の出発前に、記念に一戦だけ遊んできた。「うおおおおお、お、おれが1番最初に遊んだと言い張るぞおおお!!」というつまらない矜持のために。

 結果はスクリーンショットの通り。乗機はフルノーマルのカタパルトC1。長距離からのLRMと、アトラスの背後に隠れてのML発射というチキンプレイに徹して、戦果も大過もなく生存。全体の戦況はイーブン以下だったけども、味方が敵基地を奪取したことで無事勝利した。

 久しぶりのMWOだったけど、大きなところは8月とあまり変わってないかな。ただ、被撃墜や敗北のリスクが当時よりも増えたことで、戦い方がみな慎重になっているようだ。このゲームは普通のFPSのような、勢いと反射神経とでどうにかするものではないから、こういうじわじわとした展開でいいと思われる。

 機能的には、フェロファイバー装甲やダブルヒートシンク、センサーなどのモジュール、と追加された装備が多いことが目に付いた。まだ全然軍資金が足りないので、これらを導入できる日は遠そうだけど、目標が多いのはいいことだ。難を言えば、ビルドのテストルームのようなものがなさそうなのがつらいかな。装備品は購入前に仮組みをして、全体のバランスを確認したいのに。

 もっとメジャーなゲームなら、ユーザーがFlashかなにかでカリキュレーターを作って公開するかもしれないけど、MWOじゃぁなぁ。

 ともあれ、やっと開戦だ。しばらくいろいろなものと平行してチマチマとプレイしてみようと思うよ。

GW2: 奪取

 また新シーズン開幕。今シーズンの組み合わせは、IoJ↓、BG↑となり、JQとSBIが残留となった。

 週1で組み合わせが変わることは賛否両論のようだけども、おおよその大勢が決するまでの「緊迫感のある前半3,4日」と、それを維持するための「多少落ち着ける後半3,4日」、というようにテンションに緩急がつくのは悪くないかな、と思いつつある。私程度のぬるま湯PvPerとしては、週7日間の毎日が緊迫感のある接戦というのも息が詰まってしまう。今くらいのペースがちょうどいい気もしているよ。

 もちろん今こう思えるのは、大勢が決するまでに、最低でも数日単位を要する程度には、そこそこ均衡の取れた組み合わせに、ここしばらく恵まれているからだ。大勢が1日足らずで決してしまって、残り6日は消化試合だったほんの3週間前までは、もう少し考え方も違っていたかもしれない。

 さて、そんな均衡の取れている新シーズンなんだけども、今回は新興のBGが強い。数も多いし、機動力にも富んでいる。総数にそんなに差があるとは思えないし、同数同士の野戦ならば負けるとも思わないんだけども、効果的に戦力を投入することに長けていて、多くの局地戦でこちらの数的不利を作られて負けてしまう。用兵がうまい。

 そんなわけなので、今週末はそういった不利を克服するために、普段しないようなことをいくつか行った。

 1つは自然発生的に行われた、他の日本のギルドとの大規模な共闘だ。

 はじめはいつもどおり、基本的にはバラバラに動いていた、いくつかの日本のギルド。しかしBG軍の強力な守備体制に手を焼き始めると、日本のギルドが意識的/無意識的に息を合わせはじめ、最終的には4つも5つも集まって、1つの砦の攻略に取り組むという、なかなか胸が熱くなるようなシーンを現出させることになった。GW2発売前に、「日本人が集まるのであればこういう展開が発生したら熱かろうなぁ」と妄想したような場面に、ついに遭遇できたわけだ。これは興奮した。

 残念なのは結果で、結局砦攻略はならず、撃退されてしまった。うーん、悔いが残る。それでも各ギルドが死力を尽くして1つの敵に立ち向かう光景はいいものだったし、ギルド名物になりつつあるゴーレム隊も一定の活躍をしたし、いい戦場経験だったと思う。

 そしてもう1つは、ギルドでオーブの奪取をしたことだ。

 上記の挙国一致大同盟戦争の翌日。依然としてスタートダッシュを成功させたBGの防衛体制は強固で、なかなか巻き返しが図れない。そんな戦場で、我らがDeath Chainsawの3個小隊は、敵の警備が薄くなった一瞬の隙を突いて敵の村のオーブを急襲。一目散に自軍砦まで駆け戻り、オーブを自軍のものにすることに成功したのだ。

 この成功までには、ステルス戦術のシミュレーションや、ポータル位置の確認、そして何度かの急襲失敗を繰り返したという下地があったので、ついに成功したときの達成感は大きかった。

 成功するときというのはあっけないもので、大きな戦闘もなく、忍び込んでパクって逃げただけなんだけどね。でもオーブを奪ってから、小規模ながらも敵の迎撃隊を退け、そして砦に入るまでの数分間は、とても緊張間があって、非常に面白かったよ。

 初日は散々だけど、2日目は多少持ち直す。この展開は先週のスタートと同じだ。最後に笑える捲土重来プレイは楽しいので、今回もそうあって欲しいものだ。

 「やっぱり均衡したWvWvWはおもしれー。負けん気の強さと・・・タフな精神力と・・・ゲーム内随一の戦闘力をもっている。そして・・・最後にJQが勝つからだ。勝つから楽しーんだ」

GW2: PvEをしないギルド

 「PvEのプレイ頻度は、かなり低いです」

 これは今お世話になっているギルドDeath Chainsaw入隊前にみた、ギルドのサイト(?)にあったフレーズ。正直PvE好きな私としては、この部分がやや不安であったものの、GW2に関して言えばPvEでやることはほとんどないし、気にしてはいなかった。

 実際に入隊してみると、その言にたがわず、本当にコアタイムはWvWvWばっかりのギルドだった。私はそのつもりで、それを期待して入ったので良かったんだけども、今までのMMORPGでは「いつもはPvPに何人か行っていて、PvEにも何人か行っていて、特定日にみんなでレイド」というような環境が多かったので、こんなに全員が毎日PvPにしか行かない集団というのには驚いた。

 そんなDeath Chainsawなんだけども、先日入隊以来はじめて、ギルドで徒党を組んでPvEを行うことができた。今まではせいぜいWvWvW解散後に、クールダウンをかねたダンジョンランをしたくらいなので、新鮮な体験だった。

 おこなったのは、ハロウィンイベントの背中装備がもらえるクエストだ。要するに、知っている人にみんなでついていっただけなんだけども、ゾロゾロとレイド規模でPvEゾーンを歩くのは、ギルド入隊以来初めてのことだったので、これしきのことでも遠足のようで楽しかった。

 ところがギルドの古参メンバーとしては、こういう催しの新鮮さの度合いが、私の感じていた程度ではなかったらしく、こんな発言が飛び出ていた。

 「PvEゾーンをこんなに集まって歩くのなんてなに以来だ?初めてか?」

 いやいやいやいや。ほんと?

日記: 10月25日(2012年)

 Amazon日本サイトで、ついにKindleストアがオープンした。

 私は常々、国内の電子書籍の隆盛を待ち望んでいたんだけども、なかなか進歩してこなかったこの業界。いくつかの企業が、先行するかたちで電子書籍プラットフォームを立ち上げては、書籍数やサービス内容、先行きの安定感のなさなどから、消費者がついてこないという、空回りな状況が続いていた(ように見える)。

 消費者が国内の新興プラットフォームついていかなかった理由には、上記のようなものに加えて、「いずれAmazonがくるんでしょ。そこで終わりじゃん。そんなところで本を買ってもなぁ」という「黒船Amazon脅威論」があったように思う。少なくともしばらくは、プラットフォームによる囲い込みが指向されるに決まっていて、クロスプラットフォーム(どのプラットフォームで買った本であっても、あらゆる端末のあらゆるアプリで見ることができる)などは夢のまた夢なのだから、消費者に長いものに巻かれろ的な心理が働くのも当然だ。

 そしてその待ち望んでいたAmazonという名の黒船がついにやってきた。

 早速私も、書籍(北方水滸伝3)とコミック(ジョジョリオン1)を買って、Androidアプリで読んでみた。

 まずは購入。今回は購入はPCサイトで行ったので、これはAmazonで日ごろ通販するのとまったく同じだ。ブラウザを使って、見慣れたAmazonのインターフェースで本を検索し、購入ボタンを押す。この時、すでに読むための端末を登録してあれば、購入と同時に、その端末への転送も行われるし、登録していなくても、あとから「My Kindle」ページで転送できる。

 続いて端末への書籍データのダウンロードを行う必要がある。Androidアプリを起動すると、初回起動時にはアカウントの登録が促される。ここで登録を行うと、アカウントにアプリの情報が紐付けられるようだ。紐付けた後には、上述したように、PCサイト上のメニューに「Androidへ転送」などのメニューが出るようになる。複数の端末を登録しておけば、おそらく複数の選択肢が出るのだろう。

 PCサイトで本を購入した場合、購入後に書籍データをAndroid端末にダウンロードする必要がある。1)ストアから書籍を端末に転送し、2)端末側で転送された書籍のリストを同期して、3)ダウンロードする。この辺のステップが若干冗長に感じられて、買ったら自動で転送でいいように思ってしまうけども、購入書籍数が増えてくると印象はまた変わるのかもしれない。ちなみにPCでは読むことができないので、なんらかの携帯端末への転送は必須となる。

 そして読む。読書感は一般的な電子書籍アプリと大差ないが、しっかりよく出来ている。フォントは読みやすく、背景色やサイズ、行間、余白などを調整することができる。辞書機能が標準装備されていて、タップで単語を選択すると、その意味を辞書で調べてくれたりもする。もちろん日本語対応だ。

 まだ読書体験そのものはほとんどしていないけど、第一印象はかなりいい感じだ。水準を満たしたアプリと、水準を大きく上回るプラットフォームの規模感。申し分ない。今後、Amazonというビッグネームに私が期待しているとおりに、順調に掲載書籍数が伸びていってくれれば、そう遠くない将来に、私の読書の大半はKindle経由になるかもしれない。

 大げさではなく、今日はひょっとしたら「日本の読書スタイルを大きく変えた日」となるのではないか。そんな気さえする私なのでした。