とりあえず帰国報告。思いつくままにだらだら記述。
4泊6日とちょっと欧州行きにしては短い期間だったけど、パリ旅行を終えた。今回はパリだけで、モンサンミッシェルやロアールなどへの遠出はしなかった。唯一ベルサイユまで半日かけて行ってきたくらいだ。
今回心配していたのは、主にフランスの言語と友好度だったんだけど、私の今回の経験の範囲では両方完全に杞憂だった。
言葉は英語の通用度が高かったし、少なくとも「通じる世界を選択」することが出来た。たとえば、カルテ(メニュー)に英仏両言語で料理が記載されている店に入る、とかね。そもそも英語もろくに話せないで、英語圏でやっていけていたので、根性で何とかなるだけの経験値は積んでいた。
また人々の友好度は想像より遥かに高かった。正直ロンドンよりよほどみんな愛想がよかったな。ただコレは偏見ではなくて単なる今回の統計だけを述べるんだけど、女性は愛想が良くて、男性は無愛想、白人は親切で、黒人は不親切だった。最も親切だったのは、白人女性、最も不親切だったのは黒人男性だ。金髪のかわいい女の子の店員が軒並み親切とか、惚れてまうやろ。
あともう一つ不安だった点は治安。これはまぁ、油断すると危ないかも知れんなぁ、という感じだったかな。危険なところにいかない、注意を払う、を厳守すれば概ね大丈夫だと思う。物乞いがいたり、メトロの電車内でアコーディオンを演奏しながらコインをねだるオッサンがいたりするけど、そういう世界なだけだ。
交通機関はわかりやすい。パリ市内なら、カルネ(回数券)を買っておけば、バスでもメトロでも好きに乗って移動が出来たし、ベルサイユ行きの電車に乗るのもさほど困るポイントはなかった。英語モードのある自動券売機で切符の購入ができるので、言語的な障壁も少ない。
で、最後に肝心の感想なんだけど・・・まぁ、こんなもんかな、という乾いた感想だ。
西欧の教会や美術には、もう新鮮味がなくなってきているので、直接的には感激しにくかった。どちらかというと、「パリでの移動の仕方を学べた」「どこどこに行ったことがあるというステータスを得た」というような、フラグ立て作業のような気分での旅行になってしまった。いかんなぁ。
個人的によかったのは、ノートルダムのななめ後ろからの見た目、ルーブルのサモトラケのニケ、ベルサイユの鏡の間、ベルサイユ宮殿の戦いの間、フォアグラ、ってとこかな。とりあえず疲れたので休もう。Zzz。