ゲームネタは日記で書かん、と言っておきながら結局書く。寝れないので更新シリーズ後編。
ロードス島戦記がオンラインゲームになるらしい。
聞いた瞬間「おっ!」となって、1秒後に「いや…」となって、さらに2秒後に「ないな」となった。
1990年代にこのニュースが流れていたらもっと期待していたと思うんだけどね。でもいかんせん、この手の有名作品(漫画、小説、ゲーム問わず)のオンラインゲーム化は、成功したためしがないわけで。どうせこれも、原作への思い入れを台無しにする量産型MMORPGか何かになって、すぐ憤死するのだろうなと諦観してしまい、そんな醜態をさらすくらいならはじめからやらないでくれ、と思ってしまった。
とはいえ、まぁ、原作にそれほど思い入れがあるかというと、あんまりないんだけどね。一応最初から最後まで通して読んだはずなんだけど、終盤をあんまり覚えてない。オルソンがウリィィィィィとなるあたりが私の中ではクライマックスで、その先がどうにも思い出せないんだよな。そのあと、短編みたいなのがきて、若者の話になっていったような気がするんだけど、その辺からは興味をそんなにもっていなかったようで、全然思い出せない。
そんなことを思い返しながら考えるわけだけども、そもそもロードス島戦記の世界って、そんなにMMORPGに向いてないと思うんだよな。まずロードス島という島は、オーストラリアみたいなカタチだった気がするんだけど、その時点ですでにかなり地味なカタチだし、しかも、そんなに広くないイメージが勝手にある。マップ的な魅力がとても薄い。で、原作つきだからそんなにトンデモ展開にも出来ないだろうし、さらに、南にあるちっこい島(名前なんだっけ)以外の国は比較的仲良し・・・あれ?ちがう?・・・だとするとストーリーも地味そうだ。まぁ、いずれにしても、なんか全体的にスケールが小さいことしかできないような気がしてならないよ。
これはソードワールドオンラインにしたところで同じことで、この一連の世界の世界観というか世界法則って、なんつーか、「常軌を逸することが出来ない」イメージがあるんだよね。「小さな生活の厄介事」とか、「日常の背後に潜む悪意」のようなものを描くのに向いているけど、世界を滅ぼしかねない巨悪が都合よく何度も何度も出現しては、都合よく何度も何度も現れる不世出の英雄に倒されて、それでいて世界が破綻しない、というような破天荒でご都合主義的なスケールの大きさがない。だから、MMORPG化しても、相当うまくやるか世界観を壊すかしないと、拡張性が乏しそうだ。
とはいえ、別にMMORPGになるとは書いてないんだよね。MORPGとか、ブラウザゲームとかならまた話は別だな、うん。だからまぁ、完全に余計な妄想なんだけども、こういう妄想が楽しいってことで・・・あぁ、眠くなってきた。のに、もう夜明けだ・・・むーん。