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蘇英09: ケンジントン・ガーデンズ

 ケンジントン・ガーデンズは、有名な公園ハイドパークの西に広がる公園だ。ハイドパークとの区分けがわかりにくくて、ハイドパーク内をひたすら西進すると、気が付いたらケンジントン・ガーデンズにいる、というような配置になっている。故ダイアナ皇太子妃が住んでいたケンジントン宮殿があることでも有名だ。

 今回のロンドン訪問ではここでやっと、「初めての場所」を観光することになった。

 ロンドンの公園は、ハイドパーク、セントジェームスパーク、リージェントパークと歩いたけども、ケンジントン・ガーデンズはそれらに勝るとも劣らない、気持ちのいい公園だった。

 ロンドンは(というか、欧州はみんなこうなのだろうか?)公園が多くて、そのどれもが実に贅沢で広々とした敷地を持っている。これは素直に羨ましい環境だ。公園内は都会の喧騒とは無縁で、一歩足を踏み入れれば、今自分が世界都市ロンドンのど真ん中にいることを、完全に忘れさせてくれる。今いる場所が、かつて7つの海を支配した大帝国の中心部だとは、なかなか信じがたいほどだ。

 敷地内にあるラウンド・ポンドという、いかにも英国らしいそのまんま過ぎる名前の丸い池には、無数の水鳥がひしめき合っていた。人間慣れしているその水鳥たちは、恐れることなくこちらの足元まで来てくれる。うろうろと水辺を歩き、跳ね、飛び回る様子を、至近で目にすることができるのは心躍るものだ。

 おしりふりふり歩き回るガチョウやハクチョウの姿に、心癒されるのは万国共通らしく、白人も、黒人も、インド人も、日本人も、にんまりとその姿を見つめて、午後のひと時を静かに過ごしていた。

 写真は↓

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日記: 12月7日(2009年)

 Oblivion動画も、もうすっかりプレイに追いつかなくなってきた。今回の動画はもう2週間くらい前のものかな?

 Mage Guildに続いて、Fighter Guidにも所属してみた回。でもFighter GuildはMage Guild以上に加入するメリットが薄かった。強いて言えば、武器防具を拾えるのと、その武器類を売りさばけるのがメリットだけど、加入するのが遅すぎて、いまさらSteel装備を売っても大金には感じられず、しかも自分で使うにも微妙という有様。

 下水から出た直後に入ればよかった。

 

日記: 12月6日(2009年)

 休日、やや体調が悪く、家でだらだらとしていると、ベルが鳴った。

 いつもなら平穏な休日を満喫するために居留守を使うところだけど、つい魔が差して出てしまったのが失敗だった。

 「NTTですが、XXさんはADSLをお使いですね? そこで光回線にしませんか、云々・・・」

 ―(セールスか・・・)あー、今ちょっと体調悪くて考えられないんで、結構です

 「あ、それではまた来ますのでいつ頃ならよろしいでしょうか?」

 ―いや、興味が出たら自分からアクセスしますから、来なくていいです

 「いえ、いくつか質問にお答えいただければ、すぐにでも光回線にできますから」

 ―あの、ホント体調キツいんで、ドア閉めてもらえます?

 「ええ、ですからすぐ手続きはできますから」

 ―いや、だから自分で調べますんで。マジで体調キツいんで閉めてください

 「じゃぁ、手続きはこちらで行いますから、番号だけおし・・・」

 ―閉めろっつーの(ドアをつかんで、がちゃん)

 あまりにしつこいので、私ははっきりと拒絶の意志を示して、ドアを閉めた。少々面倒くさい問答だったけども、これで終わるかに思われた。しかし・・・。

 「(ドアの向こうから)閉めろじゃねーよ・・・ブツブツブツ」

 なんと、ドアの向こうでぶつぶつとセールス員が悪態をついているではないか。

 ゴゴゴゴゴ。私は切れた。

 ―(ドアを再度開いて)おい、今何つった? ちょっと名前教えてもらえる? あんたじゃ埒あかねーから本部に連絡するわ

 「え、あ、う・・・もういいよ!(逃走)」

 うおおおおおおおおおおおおおおおお!! 後味悪いぜ!!

 腹の虫が納まらない私は、NTTのサポセンに間髪いれずに抗議の電話を発射。セールス代行業者への教育内容、実態把握状況の説明、今回の件がマニュアルにのっとった態度ではないことの確認(当たり前だ)、適切ではない個人情報流出の危険性の確認、等々をし、下手人を割り出して調査することを約束させて、やっと溜飲が下った。

 実際これは結構怖いことだ。結果的にトラブった両者間で、一方は一方の住所氏名年齢電話番号あたりを概ね把握していて、もう一方はまるで何も知らない。状況が不利すぎて、笑えてくる。相手が変質者だったら私の命運が尽きるところだ。あーこわ、こわ。

 あー、もう。歩合制のセールス代行は、すぐこういう風に質が落ちるのが困るな。

蘇英09: 大英博物館

 大英博物館。入場無料。

 ご存知、ロンドンが誇る世界最大級の盗賊ギルド本部。おかげで世界中のものを、無料で1箇所で見ることができるので、盗賊ギルドも捨てたものではない。しかも無料。盗られたほうはたまったもんじゃないだろうけど。でも無料。イエア。

 広くて1日では見きれないとか、いつまででもいられるとか、色々とその豊富な収蔵品について言われる大英博物館なんだけど、残念ながら弾丸日程の今回は滞在3時間ほどの、短い見学となった。

 とはいえ、正直なところいくら広くて色々とあっても、自分の興味がそのバリエーションの広さに対応しきれるかというとそうでもないんだよね。1度目ならまだしも、2度目でもなお見たいものとなると、やはり自分の興味が深い分野に限られるので、そういう見方をすれば3時間でもまぁまぁ大丈夫だったように思う。

 私にとっての大英博物館は、エジプト、メソポタミア関連が最も興味深く、次いでケルト関連が面白い。お馴染みのロゼッタストーンのお出迎えを経て、エジプトの石像、アッシリアのレリーフ群などは、往時に思いを馳せているだけで胸が踊る。ロゼッタストーンは残念ながらガラスケースに入ってしまったけど、その他の多くのエジプト、メソポタミアの収蔵品は、その展示の仕方が「その場においてある」というありがたみのない方式。なので、収蔵品との距離が近く、当時の空気をも感じられるのではないかと思えるのが、とてもいい。

 ひとしきり収蔵物を楽しみ、ギャラリーカフェで昼食を取って、大英博物館をあとにした。

 写真は↓

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蘇英09: HMSベルファスト号

 HMSベルファスト号はテムズ川に浮かぶ軍艦だ。横浜で言うところの氷川丸のように、係留された船体は一般公開された博物館と化していて、中を見学することができる。

 ここは前回行かず、今回は行きたいと思っていたんだけど、今回もやっぱりいけなかった。残念。子供だましの施設かと思いきや、結構面白いとのうわさなんだけど、まぁ、しかたがないな。

 なので、タワーブリッジを撮影したポイントから、対岸に浮かぶベルファスト号を一緒に撮影しておしまい。

 ちなみにHMSはHer Majesty’s Shipの略。女王陛下の船。英国らしい接頭語だ。

 写真は↓

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