作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 10月28日(2008年)

 これはちょっとストライクど真ん中だなー。

 METALRAGE

 まあ、かの国のゲームにはかなりの高い確率でがっかりさせられているから、過剰な期待はしないけども、「私が好きなのに絶滅寸前のジャンル」のうちの1つである「PCのロボゲー」であるというだけでも、私はちょっと期待してしまう。ちなみにもう1つのジャンルは、「PCのスペースコンバットシム」だ。日本語の。

 プレイムービーを見ると、ちょっと大味な連射合戦になりそうな気もするけど、そして「長距離レーザー500円」みたいなアイテム課金だったらげんなりだけど、メカの造形には見所がある。ちょっとだけ心の隅に留めておく所存。

WAR: 続Rift

 Riftの強烈さについて、前回これでもかと述べてみたんだけども、その後野良パーティーでRiftを使いまくるも、結局勝率は5割程度になってしまった。前回勝ったのは、単なる運もあったようだ。

 Riftについては、強烈なのはやはりその通りなんだけど、バカとハサミのたとえに言うまでもなく、Riftもやはり使いようなのだ。Riftを生かすには、それなりの運用の仕方があって、Riftとてうまく使われなければ、単なる自爆テロにしかならない。

 でも、逆にそういう「吸っていればOK」ではないとなると、やりがいは出るね。他のRift使いを見ていても、うまくやる人と、そうでない人がいる。それらを大雑把に分けると、

 1)Riftの使用を宣言し、DPSも出る人
 2)Riftの使用を宣言し、DPSのでない人
 3)黙って使い、DPSは出る人
 4)黙って使い、DPSのでない人

 の4タイプだ。最高なのは無論1で、最低なのが4だろう。で、私はどんなんかというと、ズバリ4だ。うけけけ。いやー、Rift役はダメージださないでよいでしょう、とか勝手に思い込んでいたんだよね。いかんいかん。

 で、まぁいろいろと他のRift使いを観察して、やっと最近3に近いことができるようになってきた。使っていなかったスキルを見直して、いろいろ試した結果のたまものだ。初めて500-0で勝つことができたという点も、こっそりといやらしく自慢しておきたい。無論、運だけど。

 いや、しかし、こういうスキルの組み合わせをいろいろ考えて、結果を出す課程というのは実に面白いね。できればこういう要素がもっともっとあれば、WARも奥が深くなるんだろうけど・・・残念だ。

 あとは、宣言をして使えば、より周りの援護を期待できるんだろうけど・・・そこまではちょっと面倒くさいかなぁ、という私なのでした。

日記: 10月25日(2008年)

 週末。唐突だけど、暇だ。

 知人が海でボートに浮かんで釣りをするというので、それに参加する予定もあったんだけど、ワタクシの256ある弱点のうちの1つが「カナヅチ」なんですねー。そんなわけなので正直なところ、半日ものあいだ頼りない手漕ぎボートの上に浮かぶというのは、ライフジャケット有りといえどもイヤだ。せいぜいが公園の池くらいにして欲しい。ので、ドタキャンした。

 さて、ということで、丸1日があいてしまった。となればもう、ゲーム漬けにするしかないでしょう(そうか?)。さあ、PCの前に鎮座して、めくるめくゲームワールドの開演だ!

 ・・・と意気込んだのはいいんだけど、どうしよう。WARは丸一日ゲーム漬けにしたいような日に、一日中やれるような内容のゲームではないんだよね。うーん。

 よし、この週末は前の3連休にメックウォーリアを遊んだのに続いて、いろんなゲームを引っ張り出して遊ぶことにしよう。以下は私の奮闘の記録である。

 1)メックウォーリア4傭兵部隊

 まずは3連休の続きのMW4Mを起動。大いに楽しんだものの、あっさりとダヴィオンルートでクリアしてしまった。さすがに別ルートをやるほどの根性はない。く。

 2)ヘビーギア2

 そこで思い出したのがHG2。廉価版の完全日本語版を買ったはいいけど、クリアしてなかった気がするぞ。これを消化するのがベストに違いない。

 そう思ってインストール。意気揚々と起動したところ、起動しない。おかしいな、とおもってWebで調べてみれば、HG2はWindows XP未対応とのこと。むーん。試しに互換モードで起動すると、動くには動いたものの、ジョイスティックの認識はおかしいし、画面の表示もバグバグ。こりゃだめだ。直ちにアンインストール。

 3)ファンタジーアースゼロ

 WARをやっていると思い出すのはDAoCとFEZ。ってことで、久々にFEZを起動して遊ぼうと考え、パッチのダウンロードを開始した。・・・のはいいんだけど、パッチのダウンロードが終わる頃には、「あれ?どうせRvRキャラ育てるならWARじゃね?」と思い直し、テンションダウン。ゲーム本体起動せず。

 4)ドリームカップ

 2年ぶりくらいに起動、パッチを当てる。が、あまりの過疎ップリに涙。上級っぽいサーバーにしか人がおらず、帰還兵の私には遊ぶ場所がない。そのままシャットダウン。

 5)フリースタイル

 1年ぶりくらいに起動、パッチを当てる。が、低レベルサーバーの募集が全部「するぱ」。要するに「課金アイテム必須」。ふらっと訪れて、軽く遊んで去るようなまねができる世界では、すでになかった。そのままシャットダウン。

 6)モンスターハンターP2G

 1ヶ月ぶりくらいに起動。G級トトスにボコされてなげる。

 7)エバークエスト2

 1ヶ月ぶりくらいに起動。パッチを当てながら、次の拡張TSOの情報を軽く収集。11月に導入か、近いな。ログインすると、ハロウィンイベントが始まっている。おお、これはとりあえず記念品をもらいがてらやるか・・・と思ったところで時間切れ。

 ってことで、パッチをあてまくっただけで、ろくにゲーム自体は遊ばずに終わった半日でしたとさ。残り半日は、結局WARをやってすごし、この週末はなんだか消化不良のまま、幕を閉じたのでした。

 今週の目標:
  ・WARのメインキャラをランク31にする
  ・ハロウィン過ぎる前に食っとく

WAR: Rift

 ランク29になって、マスタリーポイントを消費することで覚えられる、いわば特化型スキルのなかでは最上級のアクションが使えるようになった。この話の中では、このアクションを最終特化アクションと仮に呼称する。

(ついでにいえば、「アクション」は「使用可能通常スキル」、「スキル」は「アクション、タクティクス、モラル等の総称」という意味で、ここでは使用している。本来の意味との齟齬は無視だ)

 さて、この最終特化アクションは、各キャリアごとにある3つのマスタリーそれぞれに1つずつあるので、ランク29の段階で、Magusの最終特化アクションは、当然3種類あることになる。そのうちの遠距離系統のものは、あいにくまだ試していなくて、T2進出以来選択していた中距離系統のものと、ランク29以降の定番である近距離系統の2種類だけを、いまのところ試してみたことがある。それについて今日は話したい。

 まず中距離型の最終特化アクション。これはギルドチャットでは「オナラ」と呼んでいたけど、要するに毒ガスを撒くというAEDoTだ。毒ガスを撒く箇所は任意の地点を選択でき、選択地点からかなり広い範囲にわたって、しばらくの間、毒ガスが設置される。そして、その毒ガスエリア内にいる全ての敵に対して、2秒に1回ダメージを与える、というスキルだ。つまりクラウドキルだ。即死はないけど。

 使ってみると、まぁそれなりに役に立つように思えた。すごく大きなダメージを与えられるというわけではないけど、その地点に留まることを敵は当然嫌がるので、敵の移動を促したり、敵の移動パスを制限したりという、ダメージ以外の部分での、心理的・戦術的な効果が期待できる。前述したように、現在のところMagusの定番の最終特化アクションは近距離系統のものなので、「あまり見かけない」というのも、これを使っていて楽しいポイントの1つだ。

 んが、そんな細かな特徴は全て、近距離系統の最終特化アクションを使った瞬間に吹き飛んでしまった。

 現役WARプレイヤーの皆さんは、もう先刻ご承知のこととはおもうけど、Magusの近距離系統の最終特化アクションは、通称Riftと呼ばれるスキルで、その効果は「半径65ft以内の敵を自分のいる位置に強制移動させる」というものだ。この効果は、あまりにもひどすぎる。

 敵との距離をとる。地形を利用する。良好な視界を確保する。味方との適切な距離を保つ。およそスキルを使用するためにホットキーを叩く以外の、全てのRvRにおけるプレイヤーの行動、つまり「腕の差」があらわれる部分は、「移動」に他ならない。このアクションは、それを全く無視して「なかったこと」にしてしまうのだ。それは、プレイヤーの操作技術を無視することと、限りなく近い意味で同義になる。上手い位置取り、上手い撤収、上手い突入・・・これらの妙は、このアクションの前では何の意味も持たないのだ。

 このアクションを覚えて以来、6、7戦ほどシナリオを戦ったけど、あまりにも簡単に敵の戦線を崩壊させることができた。突っ込んできたタンクを引き戻すことも、下がったキャスターを引き寄せることも思いのままだ。当然私の勝率は格段に向上して、上記6、7戦にしても、ほぼ全てに勝利しているんだけど、うーん。Exp効率が向上して嬉しいような、ゲームがつまらなくなりそうで怖いような、複雑な心境だ。

 かといって、「つまらないから封印」というのは、私としてはちょっと違うんだよね。個人的にはそんな、いわば手加減を人に強要するのもされるのも嫌いで、だから有効な戦術である以上、思い切り多用していこうとは思っている。それでつまらなくなるとすれば、それは多用するプレイヤーのせいではなくて、ゲームデザインのせいだから仕方がない、というのが私のスタンスだ。

 でも、本心をいえば、このアクションはWARには不要だと思うなぁ。正直なところ、このアクションどころか、あらゆる「敵を強制的に移動するスキル」は、存在しないか、あるいは極々限られているべきだとさえ思う。それは前述したように、「どこに移動するか」「いつ移動するか」がこのゲームで必要とされるプレイヤースキルの大部分を占めているからだ。そこにランダム要素は必要なく、存在しても納得のいく程度の低頻度でなければならない。残念ながら今のWARは、その許される頻度のラインを、はるかに超えてしまっているようだ。

 そんなわけで、ランク29になってからというもの、Riftの力によって、突然勝率は上がった。私自身がRift使いなので、「常にRift使いがいる」という条件で遊べるのも大きいのだとおもう。Rift、Riftと世間で騒がれているのも納得だ。

 ・・・だけど、そのぶんRiftに少し縛られているような感もある。できれば遠距離系統の最終特化アクションも試してみたいんだけど・・・なんか、Riftのないランク29以上のMagusの存在を、世間が許してくれそうにないんだよなぁ。使う前はそんな空気は無視できたけど、その強烈さを身をもって知ると抗いにくいし、自分としても、Riftがもたらしてくれる勝利の快感を捨てがたい。

 Riftを体感する前にオナラを試せたのは幸運だったよ。むーん。

日記: 10月21日(2008年)

 私は、懐かしい物事をふと思い出したかと思うと、突然インターネットで検索しだすという病気を持っている。インターネット依存症なうえに、調べ物が好きで、比較的懐古主義という性向がそうさせるのだろう。

 で、今日も今日とて、突然、昔何度か立ち寄ったことのあるラーメン屋のことを思い出して、一心不乱に検索してしまった。

 そのラーメン屋は、福生にある「一番」というラーメン屋で、初めて立ち寄ったのは、秩父方面へのプチツーリングにいった帰り道だったと思う。当時はゼルビスに乗りたての頃で、半ばおどおどしながら、テキトーに田舎っぽいほうに走っては、すぐに引き返すような、意味のわからないぶらり旅を楽しんでいた。秩父方面といえば聞こえはいいけど、要するに「なんとなく北西に進むツーリング」の帰路だ。

 その店「一番」は、この世のものとは思えない小汚い店で、明日閉店になっても疑わないほどに、死兆星がキラキラと眩しい店だった。なぜそんな店に入ったのかは、今となっては定かではないんだけど、一種の冒険心だったのだろう。若気の至りと言ってもいい。

 ところが、そこで食った豚骨ラーメンは、これまたこの世のものとは思えないうまさだった。

 当時の私は今ほどラーメンが好きでもなくて、ラーメンのジャンルなども、「醤油」「みそ」「塩」程度の認識。豚骨ラーメンといえば、昔横浜に出没していた頃に食った家系(などという認識も当時はなかったけど)の、太麺の豚骨醤油を食べたことがあるくらいで、それさえも「ラーメンのような食べ物」のような認識だった。どちらかといえば豚骨=「スーパーカップ1.5倍」というレベルかもしれない。

 そんな私がここで受けた衝撃は筆舌に尽くしがたい。多少、ツーリング疲れや空腹がプラスに働いたんだろうけど、それを補って余りある、クリーミーな豚骨スープのうまさだった。

 帰宅した当時の私は、早速そのラーメン屋について検索するも、あまり情報が多くは得られなかった。まぁ福生という、言っちゃ悪いけど僻地の一ラーメン店について、そうそう詳らかには情報は乗っていなかったのだ。それでもその検索のさなか、同名の同系列店が八王子市内にもあることを突き止め、この八王子店は、以後の甲州方面、富士山方面へのツーリングの帰り道には、決まって立ち寄る店として、私の生活に深く根づく店となった。私が各地でラーメンを食うようになったのも、この頃からのように思うから、ある意味、我が健康の宿敵といえるのかもしれない。

 しかし、それからもうかなりの年月が過ぎた。

 福生店、八王子店ともに、風の噂で潰れたと聞いたのももう数年前だ。今、ツーリングの帰り道の定番ラーメン屋は、同じ八王子市の「NAGAHAMAラーメン」になっている。これはこれで大好きだけど、でもちょっと「一番」とは違うんだよね。思い出に美化された部分もあって、未だに東京都最強の豚骨ラーメンは、私の中では「一番」のままだ。

 で、やっと冒頭に戻るんだけど、検索。この「一番」について、かつて検索しても、ろくに情報の得られなかった「一番」について、より情報の充実した現在になって、再検索をしてみたのだ。

 すると驚くべきことに、色々な情報が引っかかった。ラーメンという大衆食が、むやみにもてはやされだしてから久しいけど、そのおかげでラーメンに関する情報も、加速度的にオンライン上に蓄積されているようだ。

 そのなかでも、私を一番驚かせたことは、「福生一番系」とでもいうべき、懐かしの「一番」の味を受け継いだ店が、まだまだ東京西部~埼玉西部にかけて、多数現存しているという情報だ。「一番」は営業力・経営力が底抜けに不足していたようだけど(店の汚さだってそうだ)、味のほうはやはりそれなりにファンがいて、弟子もいたに違いない。オリジナルが失われているとはいえ、クローンがまだ存在しているというのは、非常に有益な情報だ。

 もう忘れつつあるあの味を、もう一度味わえるかもしれない。食べてみたら、「あ・・れ・・? そんなでもないな」ってなる可能性もなきにしもあらずだけど、でもやはり相当興味をそそられる。

 ってことで、今週末。予報によれば土曜は雨のようだけど、晴れていたら系列店のどこかへ食いに行くかもしれないし、行かないかもしれない。なんだか、古い友人の消息をオンラインで見かけたような、妙なむずがゆさと、興奮を覚えるよ。ふふ。