作成者別アーカイブ: Nez/蝿

日記: 2月10日(2007年)

 今のバイクを購入してから半年が過ぎたので、6ヶ月目の定期点検にバイクを出してきた。

 ・・・のだけど。半年たっても走行距離が2000km程度という短走行距離でしかなく、そんな「異常あるわけないっす!」な状態で、有料の点検に出すのがもったいなくってしょうがない。

 もともとの予定通りの頻度で乗っているので、短走行距離しか乗っていない事実そのものは、自分としては全く問題ない。だけど自分で問題ないからといって、周囲が私のペースに応じたプランを立ててくれるわけではもちろんなく、通常の使用ペースに沿った点検基準に従わなければならない。うーん、この辺に、新車購入&車検あり排気量の面倒くささを感じざるを得ない。

 とはいえ、定期点検を指示通り受けないことには、いざというときの保障対象外になってしまうので、おとなしくバイク屋へ出向き、バイクを半日間預けてきた。

 前回の1ヶ月目の定期点検のときは、点検中の代車が50ccのスクーターだった。私としては生まれてはじめて乗るものだったために、「600ccのバイクを預けて代車が50ccの原チャかよ!」というナメた第1印象とは裏腹に、新鮮な原チャライフを満喫した記憶がある。そんなわけで実は、「今回の代車はなんなのか」というのを、ずいぶんと期待していたりもした。

 で、今回の代車はなんだったかというと・・・。

 マジェスティ400だ。

 うひょー! 正直、今回もどうせ原チャだろうとタカをくくっていたら、こんな大物が出てきた! バカスクバカスクと揶揄されて久しいビッグスクーター。いやー、常々乗ってみたいと思ってたんだよなー。教習で1,2回乗ったけど、あんなんじゃ実際の乗り心地なんてわからないし、いや、これは楽しみだぞ。

 ってことで、軽い操作説明を受け、出発進行。

 ぶるるるるるるる。

 ・・・むう、楽だ。なにこの走る座椅子。バイクと言うよりも、車輪が2個しかないコンパーチブルという感じだ。椅子に座っている姿勢のまま、体が前に進んでいく。スイーっと。

 ただ、原チャと違って、車重が重く、排気量のわりに加速が鈍いせいか、率直に言って鈍重に感じた。バイクに乗ったあとに、自動車に乗ると感じる、妙なウェイト感に近い。シティコミューターとしての軽快感が少し薄いのだ。5km圏内で生活に使う、というよりは、のんびり50kmくらい先の目的地に向かう、というのが一番合ったシチュエーションのように思えた。

 そのかわり、さすがに運転は楽チン。車重があるものの重心が低いため、立ちゴケに対する危機感が薄く、さらに動き出せばもう本当に、何も考えなくても勝手に前に進んでくれる、という感じがした。それでいてそれなりにバイクの持つ開放感、走行の楽しさは、それなりに与えてくれる。うーむ、これは売れるわけだ。

 唯一の難点は、ちょっと私には足つきがきつくて、停車時には片足つま先でつんつんと立つ感じになってしまったことだけど、まぁ乗れない高さではないかな。でもこれがT-Maxになると少し大変そうだ。

 そんな風に、乗り味を確かめるようにしながら近郊を走り回り、偶然得た、天佑ともいうべきマジェスティライフを、満足がいくまで楽しんだ。

 そのあと家にいったん帰着し、ゲームなどをしていると、やがて点検終了を知らせるTELが入った。むぅ、なかなか仕事が早いな。速やかに点検が終わったようでよかったような、もう少しマジェスティを味わいたかったような、複雑な気分だ。

 ってことでバイク屋へ、乗るのも最後かもしれないマジェスティで向かい、そこで整備内容を聞いたり、整備代を支払ったしりといった、こまごまとした諸事を片付けると、手元に我が愛車が戻ってきた。

 さて、マジェスティのあとでFZ6に乗ってみると・・・軽い!軽いよ! 車重や取り回しが軽いと言うんじゃなくて、乗っていての軽快感が違いすぎる。加速、減速、旋回。各動作のキビキビ感が違うのだ。慣れの問題を別にしても、やはりスクーターとは違う乗り物なんだと痛感するとともに、自分の愛車がますます気に入ってしまった。

 レッツ、キビキビ!

10th Aniv.: Online Striker

 早く完成させないと11周年になってしまう。10周年記念企画の9つめはOnline Striker(OS)だ。

 日韓ワールドカップが開催された2002年6月。日本代表の活躍で国民総にわかサッカーファンとなったこの時期に、タイムリーに投入されたのがこのオンライン・サッカーゲーム、Online Strikerだ。

 名も知らぬ小会社ディンゴがαテストと銘打って開始したこのゲームは、サッカー選手22人全員を、インターネットでつながったプレイヤー(操作者)のキャラクターにして競技を行わせるという、誰でも思いつくけど誰もやらなかった、斬新なゲームだった。そして当時の多くの日本国民と同様に、にわかサッカーファンになっていた私は、このゲームにまんまと飛びつき、そしてすっかりはまってしまったのだった。

 αテスト開始初期。22人対戦サーバーが2、3個くらいだったかな?たったそれだけとはいえ、44~66人が遊べる環境が用意されていたんだけど、毎晩サーバーは満員御礼の賑わいを見せていた。あまりに込み合っていたため、なかなか参加することが出来ず、ましてや遊びたいポジションで遊ぶことは大変難しかった。

 開始から数日間の盛況ぶりは、ワールドカップ効果による一時的な活況だったと思うけど、最初の数日を過ぎてもなお、その盛況振りが衰えなかったのは、もともとの出来が良かったからに違いない。かく言う私も、「なかなか参加できない」「なかなか好きなポジションを選べない」「なかなかサッカーにならない」という三重苦だったにもかかわらず、性懲りもなくログインを試み、しがみつくようにプレイし続けた。いろいろと理不尽な要素もあったけど、ボールとフィールドだけを与えて好きにプレイさせるというシンプルさと、プレイしていて鬱陶しさを感じさせない挙動の軽快さが大当たりだったのだと思う。

 また、OSはゲームそのものとともに、プレイヤーやそのコミュニティも成長していくゲーム、という点で、非常に稀有な体験を与えてくれた。

 αテスト開始当初は小学生のような、本当に情けない団子サッカーばかりだった。それが、ポジショニングの重要性が多くのプレイヤーに浸透していくことで、徐々にサッカーらしいプレイができるようになっていったことには、妙な嬉しさがあった。自分だけでなくプレイヤー全員が、日に日に進歩していくことに、あたかも革命の時代を生きているような、周囲のダイナミックな変化の体感があって、実に興奮したのだ。

 そうやってプレイヤー全体の戦術やテクニックが向上していくたびに、私もそれに対応していかなければならなくなって、そのあたりの試行錯誤もまた楽しかった。FPSでAIM(狙いの精度)を上げるような、プレイヤーの物理的な鍛錬ではなくて、場面場面でどういったポジショニングをとるかというような、戦術的な点で工夫をする余地が多くあり、かつ、それがかなりダイレクトに結果として現れるというところに、OSの真価があったように思われる。もちろんAIMが必要でないわけではない。ただ、「なくてもなんとかなる」のだ。パスを通す程度の大雑把な狙いさえつけられれば、瞬間的にゴール隅を狙わなければならない攻撃的ポジションをするときを除けば、全く問題がないのである。いや、問題がないと言うよりも、そんな技術よりも重要な知識や思考力がいくらでもあった、というほうが正しいかもしれない。

 多くのゲームはプレイするにつれ簡単になっていくものだけど、OSは遊べば遊ぶほど難しさが見えてくるという、難儀な、しかし最高な遊び道具だった。ただ毎晩サッカーゲームをやっているだけなのに、不思議なほど飽きが来ない日々だったように思い出される。

 逆にFPSのAIMのような、物理的・操作精度な能力に欠けていた私は、早々にそういった能力が必要となるFWのポジションをあきらめ、守備的なポジション、とりわけ3-5-2の5番や6番といったボランチと呼ばれるポジションに的を絞って遊んでいくようになった。これはにわかサッカーファン、というか、にわか日本代表ファンとなっていた当時の私にとって、正しいフォーメーションとはトルシエジャパンの3-5-2であり、ヒーローは日韓ワールドカップで目立っていた稲本や戸田だったから、といえなくもない。

 開始当初のOSでは、守備的MFに絞ってプレイする人などはほとんどおらず、いても私のように変態的にどう動くべきかをネチネチ考えているような人もいなかったので、OS初期の極々限られた時期には、名ボランチ、のような地位にまで、ほんの、ほんの一時とはいえ、立ちさえした(私がうまかったというよりも、他が未熟だったのだ)。そんな地位でプレイすることが楽しくないわけがなく、ますます私はOSにハマっていったのだった。

 やがてプレイヤーチームが次々と興り、有志による大会の開催、オールスター戦の実施、リーグ戦の開幕と、OSとそれを取り巻く環境は次々と進化していき、その前途は洋々としているかに思えた。

 しかし、その破局はあっけなく訪れた。

 OSの開発元であるディンゴは、もともと「OSというゲームのアイデア、企画にお金を出してくれる販売元」を探すために、大々的な公開αテストを行っていた。そして、公開より1年たった2003年8月、無事発売元がスクエア・エニックスに決定したことを受けて、αテストはその目的を、およそ想像しうる最高の形で達成し、終了したのだ。

 このこと自体は、いわば「我々が育てたOSの成功」であるとして、多くのOSプレイヤーから祝福され、「しばらくOSを遊べなくなる」という事実は甘んじて耐えるべきだと、穏やかに受け入れられた。

 しかし、このとき「しばらく」だと思っていた期間が、1年、2年と続き、5年が経過しようという今なお、OSの復活の気配はない。そう、OSはスクエア・エニックスに事実上「握りつぶされた」のだ。

 なぜOSのアイデアが製品化しなかったのか、その理由は技術的にも、経営的にも想像するしかない。私にわかることは、そして重要なのは、「OSはどうやら消滅した」という、受け入れがたい事実だけなのだ。

 今、元OSプレイヤーのうちで、OSの面影を忘れられない人たちの多くは、元OSプレイヤーの有志の1人が作り上げた、同コンセプトのオンラインゲーム「Dream Cup(DC)」で、かつてOSに求めていたものを、追い続けている。DCの出来は1個人の作品とは思えないほど良く、ポイントポイントではOSよりもサッカーらしい部分さえ少なからずある。だからOSは今となってはさほど必要とされていないのかもしれない。

 でも、それでも、私はあの頃の興奮を思い出しては、OSの復活を期待してしまうのだ。今でも、「あのOnline Strikerが、新しいモデル!コミュニケーションツール!チームシステム!その他さまざまな新機能を搭載して復活!」というニュースを期待してしまうのだ。

 この記念企画で語ってきたすべてのゲームは、現在プレイはしていないものばかりなんだけど、その現在プレイしていない理由といえば、「私から飽きて止めた」というものばかりだ。しかし、このOSに限ってだけは、私が飽きる前に、ゲームそのものがなくなってしまったのである。だから、私の中でこのゲームに対する情熱は、宙ぶらりんになってしまっている。情熱にピリオドを打つことが、おそらく永遠に出来ないのかもしれないのだ。

 キックオフは終わらない。

EQ2JE: カマキリと竜人

 今回はオーバーレルム(KoSで導入された天空のゾーン群)のなかで最もレベルの高いフィールド、ボーンマイアへ行って、そこにあるインスタンスを二つほどはしごしてきた。

 とはいっても、最初はどこにいくかよくわからずに、こんな会話で誘われたんだけど・・・

 「Den行きませんか?」

 ―(Den?しらないな)それってどこのことですか?

 「なんだっけな・・・グレートエッグの巣だっけ?」

 ―それはNESTというやつでは?

 「あ、そうか、とにかくEoFのインスタンスです」

 ―(NESTはそもそもKoSやん!)なるほど、EoFはアカデキズムしか行ったことないけど平気かな?

 「平気ですよ。ボーンマイアにあるんですが、どうします?いきます?」

 ―(え!?やっぱりKoS!?)え、あ・・・う、いきます。

 ・・・という謎のやり取りを経て、とにかく参加してきた(一応言っておくけど誘ってくれた人は知人。知らない人を影でおちょくってるわけではありません。うへうへ)。

 行ってきたのは、「デバウアラーの穴ぐら(Den)」と「黒鱗のセパルカ(セパルカ)」の2種類。Denはカマキリ人間の巣で、セパルカはアンデッドドローグの棲家という感じのゾーン。どちらも内装は似たような古代神殿風で、レベルも66~69というあたりの、RoK以前の時代では最高峰に近そうな、なかなかハイレベルな狩場だった。そんなハイレベルな場所にいる自分を、我ながら場違いに感じつつ遊んできた。

 Denのほうは、これと行ってなんの変哲もない殺すだけのインスタンスゾーン。1箇所だけぬるいリングイベントの部屋があった以外は、キャラ性能があれば勝てるし、なければ勝てないという、特別な作戦の必要のない、シンプルなところだった。

 一方セパルカのほうは、ラスボス出現のルールが決まっていて、それをこなすのに少し工夫が必要だった。とはいっても、今回は同行メンバーがLv72のMTをはじめ強力な面々だったので、まぁ危なげなくといっていい進行で終えることが出来たと思う。惜しむらくは、どれがラスボスなのか認識せぬまま倒してしまい、ラスボスまで温存していたアンデッドタイドを使えずじまいだったこと。温存していた切り札を切る瞬間のカタルシスを得られず、残念だ。

 そしてNECはLv67にあがった。うーん、いよいよRoKも視野に入ってきたなー。

日記: 1月23日(2008年)

 やぁやぁやぁやぁ、全国のジャンクフーダーのみんな! 今日も元気にジャンクってるかい!?

 ってことで今日は久々に食い物、ジャンクフードの話題。

 TVのCMを見たときから、食おう食おうと思っていたんだけど、なかなか機会がなくて食えなかったブツを、やっと食ってきたから、それを報告したい。そのブツとは一体なにかというと・・・

 シャカシャカチキン(マクドナルド)

 だ。TVのCMを見る限りでは、なかなかのボリュームな一枚肉の唐揚げが、わずか100円という魅力的な内容。シーズニングで味を変えられるというのも、チープな楽しみでよい。マクドナルドといえば、ファストフード界最高峰のチキンナゲットを提供するグループであることも、期待を膨らませてくれる。

 っつーわけで、かなり期待をしながら食ったんだけけども・・・だめだな、これは。

 チキンナゲットで見せた独特のうまみ、ジューシー感は片鱗もなく、パサパサの肉に薄っぺらな味が付いているだけの駄作だった。シーズニングの味もひねりのないもので、その点に関していえばKFCのフリフリポテトの圧勝というところだと思う。これを買うくらいならもっとお金を出してでもチキンナゲットを食うし、さもなくばファミリーマートでファミチキを買って食う。

 というわけでFly Dukedomでは、チープなフライドチキンとしてはファミチキを最高峰として、強く勧めたいと思います。

 ファミチキうめえええええ!

EQ2JE: キンチョウしなかった

 今回はアカデチズムというグループ向けインスタンスに初挑戦してきた。

 アカデチズム・・・あんまり聞かない名詞だな。英語で書くとAcadechism。ジーニアスでも、電子辞書でも、Goo辞書でも引っかからない謎の単語だ。これはEQ語なのかな? 英語圏人ならわかる造語なのかな? はたまた実在するマニアックな成語なのかな? ・・・まあそんな由来はともかくとして、アカデチズムはクラッシュボーン砦の屋上に入り口がある、Lv60台のグループ向けインスタンスだ。

 私はここに来るのは完全に初めてでしかもMT枠、という先日NESTで大緊張を強いられたのと似たようなシチュエーションだった。だけど今回は前回とは違って、正直あんまり緊張はしなかった。それはなぜかというと今回は、知人とその仲間のグループに混ぜてもらった、という気安さがあって、「1回や2回や5回の全滅は大目に見てくれるに違いない(思い込み)」という公算があったからだ。

 そんなわけで、比較的のびのびとアカデチズムを進んだ。遊んでみた感触からすると、アカデチズムはNESTより若干雑魚が弱いという印象で、かつ、NESTよりも倒さねばならない敵は若干多いようだ。くだいて言えば、NESTよりもやや面倒くさいといえる。

 ただNESTよりも間違いなく熱かったのは、ラスボス戦だ。

 アカデチズムのラスボスは、かつてCCB遠征時に取り逃がしたAnbassador DV’inn、もとい、Emperor DV’innその人なのだ!

 (・・・と勝手に同一人物だと思ってしまっているけど、A-DV’innとE-DV’innは別人? 「外交官のDV’inn(固有名詞)」が「皇帝DV’inn」になったと今まで思い込んでいたんだけど、「DV’inn族の外交官」と「DV’inn族の皇帝」という可能性もあるのかな? 教えてえらい人!)

 この「ボスがDV’inn」というシチュエーション的な興奮に加えて、戦闘そのものも、初見の私にとっては苦戦を強いられるギミックが満載の、実にエキサイティングなものだった。単純な力押しが強かったNESTのボスにくらべて、「ひねりのある強さ」とでもいうべきものを持つDV’inn戦は、苦しくも熱い戦いだったのだ。

 かくして結構長時間にわたるDV’innとの死闘の末、何とか勝利を収めた我々は、なんだか微妙な報酬を手に、アカデチズムをあとにしたのでありました。

 祝DV’innの呪縛卒業。かな?